WEB地図にGPSルート（歩いた足跡）を重ね合わせ、ホームページへアップするまで

経緯
2009年6月 GPSを購入後、自分のホームページに、山歩きした足跡を地図で表示するに当たり、その方法として。
まず最初に、カシミール３Dというソフトを利用して、山歩きして取り込んだGPSログを同ソフト付属の地図に落とし、その画像をコピーし自分のホームページに貼り付けていた。

その後、色んな山歩きのホームページを見ていると、Google や Yahoo の地図にGPSルートを重ね合わせて公開しているホームページを散見するようになった。
その方法であればWEB上の地図にGPSルートを重ね合わせる為、スクロール・ドラッグで拡大・縮小や移動が高速で出来る。
ネットをググって、試行錯誤の上なんとか Googleマップに GPSルートを重ね合わせホームページにアップすることができた。（2011年3月）

但し、上記Googleの地図は汎用地図のため、現地へのアプローチ・ルートや、歩いた大まかな地域を見るには便利であるが、山歩きする様な一般道から外れた場所は白地図状態で、どのような地点を歩いたのか詳細なことは見ることが出来ない。

そこで、
国土地理院が提供している電子国土ポータルであれば、全地域に亘って10ｍの等高線があり、山道も破線で表示されているので、その地図にGPSルートを重ね合わせることが出来れば、山深い地点でも、どの様な所を歩いたのが表示することが可能だ。またWEB上の地図の為 Google 同様に拡大・縮小・移動も可能だ。

しかし、重ね合わせしてホームページにアップする方法が分からない。国土地理院のホームページには詳細に解説はあるが、当方には専門的過ぎてサッパリ分からない。

｢あにねこ｣さんのＨＰ ｢あにねこ電脳覚書｣ だ。国土地理院の解説と違い、具体的にGPSルートの重ね合わせ方法が丁寧に記入されている。
しかも電子国土で読み込めるフォーマット.xml 形式（注①）への変換ソフトもフリーで提供してくれている。その変換ソフトは優れものでGoogleの .klm ・ .kmz 形式にも変換できる大変ありがたいソフト （ GPX2JSGI 　Ver.1.5 ） だ。
（追記） 電子国土も仕様変更になり .klm 形式でも読み込めるようになった。


解説に従い、WEB地図を表示できるオープンソースの OpenLayers により、国土地理院の地形図を表示することができた。で 早速自分のホームページにアップした（2011年4月）
その後、2014年4月に国土地理院の地形図は名称が、電子国土から地理院地図に変更となり、仕様も変更されたため、地図表示ができなくなったが、再び前回参考させてもらったホームページを見ると、変更に対応した作成方法がアップされていたので、参考にさせてもらい何とか修正できた。

そのWEB地図を、自分のホームページに載せていたが、それとは別に、一般のWEB地図（グーグルマップ）にも歩いた足跡のGPS軌跡も載せていた。
その、グーグルマップは仕様変更があったり有料化（2018年10月）になったりで、その都度苦労して修正や、ヤフーマップへの乗り換えを強いられた。
そのヤフーマップも、何れ有料化されると覚悟はしていたが、2年たった 2020年9月に、遂にヤフーマップも地図APの提供が中止されてしまった。

そこで、「Googleマップ」から「ヤフーマップ」へと変更していた一般地図に載せる我が足跡は、今度は無料の地図のオープン・ストリート・マップ（OMS）に重ね合わせることにした。
その作成方法を
以前から参考にさせてもらっているホームページを覗くと、地形図に我が足跡を重ね合わせている OpenLayers にオープン・ストリート・マップも載せることができることを知った。

しかし、オープンソースのWEB地図は、現在採用させてもらっている OpenLayers のほかに Leaflet というWEB地図ライブラリもあることが分かった。
いろいろと見比べていると、当方には Leaflet の方が扱いやすいように思われ。また、扱っている記事も Leaflet のほうが多く感じられた。

そんなことで、WEB地図に表す我が足跡は Leaflet 上に、地形図とオープン・ストリート・マップ（OMS）を載せ、GPS軌跡を重ね合わせることにして、これも試行錯誤しながら何とかホームページに表示できるまでたどり着くことができた。

　加筆・訂正　　2017-10-20
　　　〃　　　　2020-12-