TKMデジカメ山歩き 2011/7/2(土)
別ウインドウで拡大表示
弥山八経ヶ岳
スタート:熊渡 →
ルート :時計回り
八経ヶ岳=日本100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
八経ヶ岳
 Ⅱ△1915.2m (弥仙山)
  足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
670m  05:28   ① 熊渡 2:25 - 2:25   出発時間 03:25 15:30
   07:53   ② カナビキ尾根分岐 到着時間 04:55 17:50
1:01 - 3:26  
   08:54   ③ 高崎横手 片道距離 72 ㎞ 71 ㎞
0:15 - 3:41  
   09:09~09:44 0:35 ④ 狼平 往復距離 143 ㎞/avg. -
0:58 1:00 4:39  
1895m  10:42~10:51 0:09 弥山 P1895  
0:28 0:30 5:07  
1915m  11:19~11:47 0:28 八経ヶ岳 △1915.2  
0:11 0:20 5:18 0:11
   11:58   ⑦ 弥山辻  
0:49 - 6:07 1:00
   12:47   ⑧ 高崎横手 ASC(総上昇)プロトレック - m
0:42 - 6:49 1:42
   13:29   ⑨ カナビキ尾根分岐 DSC(総下降) 〃 - m
1:48 - 8:37 3:30
   15:17   ⑩ 熊渡 総上昇量(GPS) 1310 m
  9:49 1:12   8:37 -     移動距離( 〃 ) 21.9 ㎞
 
⇒写真リストへ
 
アプローチ
  奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《R169》 ⇔ 《R309》 ⇔ 川合 ⇔ 現地(熊渡)
駐車場
  熊渡 林道入口前に路駐
ルート
  熊渡→ 《カナビキ尾根》 → 高崎横手 → 狼平 → 弥山 → 八経ヶ岳 → 弥山辻 → 《レンゲ道》 → 高崎横手 →
記録
  6月29日 大阪では 35.3℃の猛暑日を観測したとの報道。6月に猛暑日となったのは、観測史上 1883年(明治16年)以来128年間で初めてとの事。

今年(2011年)は 5月には梅雨入り・6月には猛暑日の発生、と季節の変動の時期が何時になく早い。昨年の凶暴な猛暑・季節外れの台風、そして今年3月11日の東日本大震災。また気候とは関係ないが震災対応に対する政治のテイタラク、何だか日本列島がおかしくなってきていないか?

そんな異常気象・ダメ政治のなか、今日も元気に ( ←気だけで、体はヨタヨタ ) 山歩きに出かける。

梅雨の真っ只中ではあるが、明日 日曜日の午前中までは天気は持ちそうで、今日は曇りとの予報だ。
先週の週末も天気は芳しくなく、どこにも出かけなかったため、今週も又何もしないと益々体が老化してしまう。天気はイマイチであるが、なんとか雨は持ちそうなので体にムチを打ち無理やり出かける。

今回のルートは熊渡からカナビキ尾根経由で、高崎横手から弥山・八経を周回する予定だ。
自分にとっては長距離となるため、このところの体力不足から完遂の自信はないが、体力・時間等の状況により、狼平もしくは弥山から引き返しても良いとの思いで出かける。

長距離となるためと、駐車地の確保のため朝早く出かける予定で、前日に用意はしておいた。
当日予定通り 3時に目が覚め、朝食抜きで出発。こんなに朝早く、又朝食抜きで出かけるのは初めての経験だ。
途中 24hスーパーで朝食・昼食を仕入れ、現地には 5時前に到着した。自宅から 1時間半で来ることが出来た。

自宅出発時には雨は降っていなかったがR309に入ると霧雨、現地近くまで来ると小雨模様になっていた。
朝早いせいか天気のせいか、林道入口前の駐車地には一番乗りだ。この場所は駐車可能台数が少なく満杯なことが多く、この季節はオオヤマレンゲを目指す人が多いため駐車場所の確保の為にも朝早く出かけて来たが、少し拍子抜けだ。
到着時に車が2台通り過ぎていった、オオヤマレンゲを目指しトンネル西口より登られるのであろうか?

朝食と雨の用意をしていたら、スタートは 5時半近くになってしまった。それでも随分早い、時間はたっぷりある。あとは体力(根性?)のみだ。

砂利道の林道を小雨に打たれながら歩くき始める。
周りの景色は殆ど霞の中で、もちろん展望はない。途中双門コースへの分岐を左に見て林道を詰めていくと、金引橋の少し先で林道終点となる。標識は何もないが山道はそのまま真っ直ぐ続いている。
植林地の中の良く踏み固められた九十九折の山道だ。テープも多くあるので迷うようなこともなく、両手を使うような場所もないが傾斜は結構急だ。上半身は雨具を着けていたので蒸れて直ぐに汗びっしょりになった。
何度か立ち止まり汗を拭き息を整えながら登った。途中雨は上がり、雨具を脱いだがそれでも湿気で蒸し暑い。熱中症にならないよう水分を補給しながら登って行く。

カナビキ尾根ルートは国土地理院の地図には載っていないが、全般的に道は明確であった。
ただし尾根手前の川合からの道に合流する最後の登り 1350m位付近からは踏み跡が薄く、テープも少ないため注意を要する、登りは上を目指せば問題ないが、下りでは要注意の場所だ。シッカリ頭に入れて進んだ。
この川合からの合流点(カナビキ尾根分岐)まで、駐車地点から 2時間半もかかってしまった。ネットで見ると皆さん 2時間程度で登っておられるようなのに・・。体力と健脚がほし~い。

昨年11月にも坪内林道からここに来ている。その時は時間が少し遅く(9:23通過)初めての道のため明星ヶ岳までの往復となったが、今日は時間に余裕はあるので(7:53)、なんとか念願の高崎横手からの周回が出来そうだ。
雨上がりの霞の煙る森閑とした森の中を気持ちよく歩き、頂仙岳の巻き道では今日始めて人と出会う、学生から年配までの不思議な 年齢構成の男女 10人程度のパーティーだった。

高崎横手の分岐からは狼平に向かう。周回ルート中で この間だけが始めての道だ。短い距離を下りきると見覚えのある橋と避難小屋が見えてきた、誰もいない。早速冷たい水をがぶ飲みし、顔を洗い、ペットボトル 1本に水を補給した。
小屋の中でパン1個を食べゆっくり休憩したら、体力が回復してきた。

ここから弥山への登り高度差300m程度あるが、名物の木製階段と比較的緩やかな傾斜のため然程きつくは感じない。途中単独の若者とすれ違う、今日 2組目の遭遇者だ。
また木製階段途中では、まだ蕾のオオヤマレンゲが何本か咲いていた。1時間程度で弥山神社に到着。ここでは山歩きの無事を祈り、いつもどおり神式に法り参拝。

八経への登り返しは疲れた体にはきつかったが、雨露にぬれたオオヤマレンゲがまだ蕾ではあったものの一服の清涼感を与えてくれた。弥山から此処まで何人かと出合ったが八経山頂には誰もいなく無人であった。ここには何度か来ているが何時もは人で賑わっているのに、オオヤマレンゲのこの時期にしては人が少ない、朝方の雨模様の天候のせいか?

少し早いが、近畿最高峰のここで昼食。小蝿と蚊がまとわりつく、先日購入し初めて使う「どこでもベープ未来」のスイッチを入れるが何とそれにも止まって来る、エー!効き目があるの と疑ってしまう? → 翌日大変なことになっていた。手と足が虫刺されでひどくかゆく何箇所も腫れていた。足はスパッツをはめていたのにナゼ刺されたのか分からない??
昼食中数組の登山者が登ってこられた、うち 2組はそのまま明星ヶ岳の方へ行かれた。

展望もなく虫がうるさいので食事後は早々に帰路(下山)に向かう。後は殆ど下りなので気が楽だ。
ルンルン気分でスタコラ歩いて先ほどの 2組を追い抜き、弥山辻からレンゲ道(弥山辻~高崎横手)に入ると日本庭園のような場所だ。この辺りの雰囲気は良い。お勧めのエリアだ。
八経からちょうど 1時間で高崎横手まで戻ってきた、休憩を除いた周回時間は 2時間41分だった。

頂仙岳の巻き道からカナビキ尾根分岐まで、単独さん2人と出合った。昼もとっくに過ぎているのにこれからどこまで登るのだろうか?
カナビキ尾根分岐まで戻って来ると、年配の団体さんが休憩しておられ大きな荷物を持って入れ違いに登っていかれた、弥山小屋で泊まりか?

分岐からカナビキ尾根への下りは、初めのうちは踏み後が薄くテープも少ないので注意しながら慎重に進んだ。80mほど下ると後は明確な山道となり、一気に林道終点まで降りてきた。

林道途中の金引橋で川に下りてドロドロになった靴を洗おうとしたが、簡単には降りられそうもなかったので、あきらめ、そのまま歩いていたら前方から中年の単独さんが来られ、山歩きの状況を色々聞かれた。下見に来られたとの事。
昨年11月にも坪内林道から明星ヶ岳に登ったとき、坪内林道まで下山してきたら同じように下見に来られた方がいて、色々情報を聞かれた。皆さん十分な下見をして山歩きをされているようだ。

今日の全行程は 9時間49分  21.9㎞ で過去の山歩きでは最長となった。

追記
虫刺されのその後について
3日ほどしたら何箇所か刺された跡が赤くなり、まるで日の丸が幾つもくっついているようになっている。デリケートな肌だ。
 
⇒ページ・トップへ
 

熊渡 駐車地
雨模様の為か、時間が早いせいか、一番乗りだった。
5時前に到着していたが、朝食や準備に30分かかってしまった

双門コース分岐
カナビキ尾根コースは直進。左に下りていくと弥山川へ。
(案内表示板はなかった)

自然林の森

カナビキ尾根分岐
川合からのルートに合流
ここまで 2時間半もかかってしまった。高度差 800m弱 メチャしんどい登りだった

森閑とした森の中
登り始めてから誰とも出会っていない

高崎横手
左に行くと狼平、右は弥山辻(明星ヶ岳)へ

シダが露を含んで青々としている

狼平

狼平避難小屋
ペットボトル 1本を補充、疲労はピークに達していたが、冷たい水をがぶ飲みし休憩を取ると回復

名物の長い木製階段へ取り付く
雨で滑りやすいが登りはしっかり足を踏めば問題ない、下りは滑るだろナ。

シカ避け?の格子プレートが設置されていた。大台ヶ原でも見たことがある

大黒岩の手前では立ち枯れの場所も

薄らとではあるが八経ヶ岳が見える

弥山神社
いつも通り山歩きの無事を祈願

八経ヶ岳
今日は展望が望めず

シカ避けネットを越え八経へ

八経ヶ岳山頂
何人かすれ違ったが、山頂は無人だった

三角点

食事中、数組の登山者が来た
うち 2組は明星ヶ岳方面へ行かれた

バイケイソウの群生
緑が映えて美しい

弥山辻
八経で昼食中、先に行かれたグループがいた、もう 1組は途中追い抜いた。

レンゲ道(高崎横手~弥山辻)
日本庭園のような、森の中

この辺りも立ち枯れ地帯がある

日裏山の南肩展望地より
八経・明星ヶ岳はガスの中に入ってしまった

高崎横手
休憩を除く周回時間は 2時間41分だった。

ナベの耳
昭文社の地図では、このあたりであるが、どこにも表示はない、なにがナベの耳?

カナビキ尾根分岐
団体さんが休憩されていた。大きな荷物を持って登られて行った

蜂蜜のような・木の樹脂のようなものが垂れていた

林道終点に到着

金引橋
下の川でドロドロになった靴を洗おうとしたが、簡単に下りられそうもなかったのでパスした

無事帰還
全行程 9時間49分。過去の山歩きで最長。

林道で、このルートを下見に来ていた人に情報を聞かれる。
昨年(11月末)にも坪内林道で下見に来られた人にも会っている。
皆さんキッチリ下見をして情報を仕入れて山歩きをしているようだ 
 
⇒ページ・トップへ
 
山で出会った 花・生き物


さらさどうだん(更紗灯台)
がまだ残っていた

花は左のさらさどうだんに似ているが・

白い花が目立ったので

望遠で撮ると、光の反射の感じ
 
狼平らから、木の階段の登り途中で見かけたオオヤマレンゲ。
まだ蕾で開いている花はなかった
   

弥山・八経の鞍部にあるオオヤマレンゲ

ほとんどがまだ蕾であったが、中には開いている花もあった
 
山道をトウセンボしている倒木に絡んで咲いている花
 
⇒ページ・トップへ
 ⇒ 「 山歩き 」 編トップページ ⇒ 「 ウォーキング・名所見学 」 編トップページ ⇒ TKMのホーム・ページ
 
 ご意見・ご感想は こちら へ 【メール宛先の (アットマーク) は、半角 (@) に変更してください】