TKMデジカメ山歩き 2011/4/24(日)
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大栂山・高塚山
スタート:小谷林道 →
ルート :
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良
【山地系】大峯山地
 
大栂山
 Ⅲ△1076.89m (大栂)
高塚山 足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1363.67m (高塚)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
460m  07:56   ① 小谷林道車止め 0:34 - 0:34   出発時間 05:40 15:45
   08:30   ② 林道登山口 到着時間 07:45 18:05
1:12 - 1:46  
1076m  09:42   大栂山 △1076.9 片道距離 93 ㎞ 89 ㎞
0:58 - 2:44  
1289m  10:40   三本栂 P1289 往復距離 182 ㎞/avg. -
0:28 - 3:12  
1418m  11:08   ⑤ 一ノ垰分岐 P1418  
0:29 - 3:41  
1363m  11:37~11:42 0:05 高塚山 △1363.7  
0:32 - 4:13 0:32
   12:14~12:58 0:44 ⑦ 一ノ垰分岐  
1:24 - 5:37 1:56
   14:22   ⑧ 尾根分岐 西山観音下り口 ASC(総上昇)プロトレック 1220 m
0:32 - 6:09 2:28
   14:54   ⑨ 西山観音 DSC(総下降) 〃 1200 m
0:41 - 6:50 3:09
   15:35   ⑩ 小谷林道車止め 総上昇量(GPS) 1200 m
  7:39 0:49   6:50 -     移動距離( 〃 ) 17.8 ㎞
 
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  アプローチ
  奈良 ⇔ 《R24》 → 《R169》 → 《小谷林道》  
復路は、談山神社の上部を通る 県37・県14経由した(こちらの方が5㎞ほど短かい)
  駐車場
  小谷林道の車止めゲート手前
  ルート
  P → 林道登山口 → 大栂山 → 三本栂 → 一ノ垰分岐 → 高塚山 → 三本栂 → 西山観音 → P
  記録
  昨日の土曜日(4/23)は、結構シッカリとした雨が降った。一転して今日の日曜日は天候が回復して晴れとの予報。

今週は、昨日のみでなく天候の良くない日が多く、雨の日も幾日かあった。震災にあった地方では雪(氷雨)も降った模様で、避難所に避難されている方々にとっては骨身にしみる寒さであろう。今受けている苦難と併せ耐え難い苦労ではなかろうか?

そんな事を思うと、山歩きに出かけるには、後ろめたいような気持ちもあるが、何時までも自粛モードでは、被災地を含め日本全体にとって、マイナスになってしまうとの事なので、普段どおり出かける。
その分と言っては何だが、当分の間山歩きする度に、一定金額を義援金として寄付することにしている。

さて、今回の行き先は以前に大峯奥駈を歩いたときに、分岐の表示を見て気になっていた小谷からのルートだ。その小谷林道から大栂山へ登り、高塚山へ往復するルートを選んだ。
この山は大峯奥駈道の一ノ垰近くから派生している支尾根にある山で、余り有名ではないが昭文社の地図にルートが破線で描かれている。ネットで検索すると、何件かこのルートのレポがヒットした。

レポによると余りメジャーなルートでないせいか登山口・登山道が分かりにくいらしい。
登山ルートは、国土地理院の地図に登山道が破線であるルートと、西山観音からのルートの、2ヶ所ある模様だ。それによると西山観音からのルート (国土地理院の地図には登山道として載っていない) の方が分かりやすそうだ。従って、分かりやすそうな西山観音からのルートを下りに使い、登りは地図に破線表示のある登山道とした。
なお、このところバテる事が多いので、予定通り目的地までいけるか心配ではあるが、余り無理せずに途中撤退も視野に入れ出かけた。

R169から小谷林道に入ると、昨日の雨のせいか舗装された林道には小さな落石が多く転がっていた。幸いお腹をするような大きな落石はなかったので、なるべく落石を踏まないように慎重に走った。林道入り口から 2㎞弱で車止めゲートがあり、ゲート手前の空地には車が1台駐車していた、先行者がいる模様だ。その空地に停めるとUターンスペースが取れないので、100mくらい戻った空地に駐車した。

林道を歩き、下山予定の西山観音への林道分岐を左に見て、車止めゲートから 30分強歩くと、登山口がある場所だ。
その登山口は、モノレールの少し先にテープがあったが、踏み後はほとんどない。位置的には間違いないのでテープを目安に登り始める、しかしそのテープは全く繋がっていない。
適当に登りやすいところを登って行くと右の谷のほうへ向かってしまった。左の尾根方面に方向修正し登るが、テープ・踏み後がないためどうしても歩きやすいところを歩くため方向違いに向かってしまう。
何度か軌道修正しながら急登を 息も絶え絶えガムシャラに登って行くと、明白な登山道に出会った。ネットのレポでは中腹から尾根まで丸太階段のある登山道がある、とあったがその道に出会ったようだ。

尾根に上がると尾根上を林道が通っていた、すぐ左には太い幹の栂の木があり、その少し先に下山予定の西山観音・R169の表示があった。

反対の右には。これから登る予定の大栂山がある、林道は大栂山の左(西)を巻いているが、山頂目指して登った。あまり登る人がいないようで、短い距離ではあるが山頂まで藪漕ぎ状態であった。山頂の展望は全くなかった。そのまま反対方向に下ったがこちらは歩きやすく林道に近い、この山はこちら(北側)から登るのが正解のようだ。

再び林道を歩き、一ノ垰への表示のある分岐で林道から別れ、山道に入る。
表示はピークをを巻いているように見えるが踏み後がハッキリしないので、ピーク越えで行くことにした。帰りにそれらしき道を進んだが、道といった道はないので、ピーク越えをした方が正解だと思う。
次の三本栂のピークを越えて、落ち葉のふかふか絨毯の上を歩き、一ノ垰への分岐まで来るとまだ時間は十分なので、予定通り高塚山に向かう。
そこからの下りでは、帰りの登り返しが厳しいなと思いつつ100mくらい下り、下りきった鞍部から少し登ると、今日の目的地の高塚山頂上だ。一ノ垰への分岐からここまで、明白な尾根歩きであるがテープも多くあり、大岩を巻くところでは分かりやすくテープを打ってあった。ここは奥駈け方面から来る人が多いのだろうか?

帰りは一ノ垰分岐へ100mの登り返しがあるので、昼食は今日の最高地点の一ノ垰分岐ですることにして、早々に引き返す。
あとは戻るのみとの安心感からか、登り返しも苦にならず、じきに昼食予定地の一ノ垰分岐に到着した。
定番のラーメンと、食後にはコーヒーを味わい、ゆっくり休憩した。
帰途は十分に休憩したせいか、元気が戻ってきた。そのため、往きに歩いた林道を行かず、還りはかすかな踏み後のある尾根伝いに歩いた。

朝登ってきた、栂の大木手前の登山道を左に見て (といってもよく見ないと分からない)、林道を暫く進むと、西山観音・R169への表示があった、ここから林道を離れ山道に下りるのかと下を見るが、明確な下り口がなくすぐ先は、倒れた桧で塞がれている。
どうも違うように思われたので、そのまま林道を進みながら下を見ると、先程の表示の方から山道が続いているように見える。暫くそのまま林道を進んだが何もなかった。やはり先程の所が下り口のようだ。

引き返して、崩れた下り口から、封鎖している最初の桧は乗り越え、次の桧は下を這いつくばってもぐり、どうにか越えると、後は明確な山道が続いていた。崩れた下り口と、倒れている桧は、あたかもこの道を人工的に封鎖しているかのように見えた。
ネットのレポでは、登山口が不明確らしかったので、レポにあったGPSのルートをコピーしてきたのが、正解であった、もしそれがなかったら、どう見ても下り口と確信できず、林道をウロウロしたに違いない。

その山道を下る途中、一箇所分岐があり、そこに西山観音への表示があった。その表示は中途半端でどちらを示しているのか分かりにくい。進むべき方向は尾根を下る方であるが、表示は山腹の方に見える。暫く考え、方向違いに見えるが山腹の方に行てみることにした、少し行くと鋭角に戻って尾根を下る方に向かった、どちらの道を行っても良かったようだ。
じきに西山観音への林道に下りた。その林道の登山口にも表示があったが道は崩れかけていた。

朝登ったルートも、下りてきた西山観音のルートも、登山口・下り口から暫くの間の部分が分かりにくので、注意が必要だ。

西山観音は登山口からすぐ とあったので反対方向の林道を歩いたが表示は見当たらなかった。引き返すと先程下りてきた所のすぐ上に表示のない分岐があり、そこを少し登ると西山観音があった。

小谷林道入り口ほか各所にあった「河合発祥の地・西山観音」の表示の割には、こじんまりとしていた。

今日は車から降り、歩き始めてから戻るまで誰とも出会わず、人を見かけることもなかった。ゲート前に停めていた車の持ち主にも会う事はなく、全く孤独な一日であった。
 
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駐車場所
車止めゲートの手前100m位の所に駐車した

車止めゲート
先行車がいた。空き地の真ん中に置かれていたので、Uターンスペースをとると、駐車できず

林道歩きで、
左奥方面が今日の目的地の高塚山、大分奥でもちろん見えない

正面遠方は台高山地

西山観音への林道分岐
往きはこのまま林道を進み、還りに左上の林道より下りてくる予定

モノレール
この辺りに登山口がある筈なのでテープを探す

モノレールの2~30m先にテープがあった。ここから登るがテープが続いてなく、迷い迷い登る

山道に出会う
ひょっとして、登って来た登山口が間違っていたのか?

尾根が見えてきた
白っぽいので、雪(霜)が残っているかと思ったが、尾根を走っている林道の砂利が光っていた

栂の大木
尾根に飛び出した所、尾根上には林道が走っており、すぐ左には栂の大木がある。

林道は大栂山の左(西)を巻いているが、ここから大栂山目指して登る、ただし踏み跡がなく、藪こぎ状態だ。

大栂山
山頂からの展望はない

大栂山の三等三角点

山頂横には使われなくなった木材運搬用?の施設が錆びついて放置されていた

大栂山を北に下り、再び林道歩き。北側は踏み跡があり歩きやすかった。

林道歩きで左(西)に展望が開けた所。中央ピークが仏生嶽、すぐ左が孔雀岳、右に楊子ノ森

仏生嶽のアップ

ここで林道を別れ山道に
案内板には「一ノ垰・行者還岳・弥山」の表示

林道別れから最初のピーク
山道はこのピークを巻いているようだが、道が不鮮明のため尾根伝いに歩く

自然の森
気分が洗われる

落ち葉のふかふか絨毯
靴が半分程度めり込む

三本栂への登り
ブナの自然林がおいしい

三本栂(P1289)

古い三本栂の案内板
このタイプの案内板が何か所かにあった

イボイボの瘤がある木
何の木かな?

一ノ垰分岐

一ノ垰分岐のピーク(P1418)

高塚山へ向かう尾根で中央に目立ったヒメシャラの木

11:36 高塚山山頂より南西の展望
手前が歩いて来た尾根、奥の稜線ピークが仏生嶽

高塚山山頂より北の展望
中央ピークが大普賢岳、左ピークが稲村ヶ岳、木の右に和佐又山

三角点で記念撮影

歩いて来た稜線
中央右のコブが、2時間半前に通過した大栂山

定番の昼食ラーメン、チャーシュー2枚入り

一ノ垰方面に向かう尾根

P1219
還りは林道を歩かずに、薄い踏み跡のある尾根歩きをした

尾根歩きの先で、再び林道に合流

帰りは大栂山を巻いている林道経由で戻る。大栂山の表示があるが、ここから登ると藪こぎ

朝登って来た所に戻ってくる。
下山は、もっと先の西山観音から

表示通り右の林道へ

正しくはこの表示で下の山道に分かれるが、下り口がない(崩壊?)ので、林道の先まで行って、再び戻る

崩れた下り口の次は木で塞がれていた。地図にもこの道は載っていないので、要注意

山道途中にある表示
道はに尾根を下る道と左に山腹を行く道に分かれている。表示の方向が曖昧で迷うが、道が明白な山腹方面に行く。

西山観音の林道に下りてきた
登山口の表示があるが、道は荒れ、薄くなりつつある

左上に登ると西山観音
表示がなかったので、通り過ぎて暫らく行ってから戻ってきた、登山口からすぐの所だった。
登山口は道路先の写真右端

西山観音
各所にあった表示の割には、こじんまりとしていた

小谷林道に合流
右下に折り返し、駐車場所へ

車止めゲート
先着していた車はもういない。
当方の車はこの先100.m向こうに駐車している
 
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