TKMデジカメ山歩き 2012-10-20(土)
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観音峯山稲村ヶ岳
スタート:観音峯登山口休憩所 P ⇔
ルート :
稲村ヶ岳=関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
稲村ヶ岳
 Ⅲ△1726.14m (稲村岳)
観音峯山 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
ダウンロードできない場合は ( こちらを参照 )
 Ⅲ△1347.66m (観音峰)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
770m  06:48   ① 観音峯登山口休憩所 P 1:50 1:50 1:50   出発時間 05:05 16:20
1347m  08:38   観音峯山 △1347.7 到着時間 06:35 19:00
1:05 1:20 2:55  
   09:43   ③ 法力峠 片道距離 70 ㎞ 72 ㎞
1:06 1:10 4:01  
   10:49~10:56 0:07 ④ 山上辻(稲村小屋) 往復距離 142 ㎞(AVG= - )
0:28 0:50 4:29  
1726m  11:24~11:36 0:12 稲村ヶ岳 △1726.1  
0:21 0:40 4:50 0:21
   11:57~12:51 0:54 ⑥ 山上辻(稲村小屋)  
0:41 0:50 5:31 1:02
   13:32   ⑦ 法力峠 ASC(総上昇)プロトレック 1440 m
1:04 1:30 6:35 2:06
   14:36   ⑧ 観音峯山 DSC(総下降) 〃 1415 m
1:13 1:20 7:48 3:19
   15:49   ⑨ 観音峯登山口休憩所 P 総上昇量(GPS) 1545 m
  9:01 1:13   7:48 9:30     移動距離(GPS) 19.8 ㎞
 
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  アプローチ
  奈良 → 《R24》 → 《R169》 → 《R309》 → 《県21》 → 虻トンネル西口(観音峯登山口休憩所)
帰路は高取から部分開通している京奈和道経由で帰宅(橿原近辺の渋滞を避けられた)
  駐車場
  虻トンネル西口にある観音峯登山口休憩所の駐車場
  ルート
  P ⇔ 観音峯展望台 ⇔ 観音峯山 ⇔ 三ツ塚 ⇔ 法力峠 ⇔ 山上辻(稲村小屋) ⇔ 稲村ヶ岳
  記録
  この週末は、秋晴れになるとの予報だ。
奥深い山であれば、もう紅葉が真っ盛りになっていると思われる?
ということで、紅葉期待で久しぶりに大峯山地に行くことにした。

ルートは、観音峯山から法力峠経由で稲村ヶ岳への往復を目標とした。このルートだと距離もそこそこあり、往復だと帰りが法力峠から結構な登り返しになるので、体調により洞川にそのまま下る事も視野に入れる。

長距離になるので、少し頑張って朝早く自宅を出発。外は真っ暗だ、上を見ると満天の星空だ、好天が期待できる。
朝早いので、道はスイスイ、途中昼食の仕入れをしても、現地には1時間半で到着できた。観音峯登山口休憩所の駐車場はミタライ峡にも行けるので、この時期は混雑すると思われるが、まだ時間が早いので駐車している車は2台のみだ、うち1台はお二人さんが出発されるところであった。


駐車場の横にある橋が登山口となる、観音峯展望台まではよく整備された遊歩道で所々に「奥吉野天川南朝物語」の案内説明板がある、この辺りは南北朝のころ大塔宮護良親王が潜行したゆかりの地らしい。
予定より早く出発出来たので、観光気分で第一展望台・観音の岩屋にも寄り道をしていく。
観音平休憩所では、駐車場を先に出発していったお二人さんに追いつく。
林を抜け、青空が開けると一面が背の丈以上のススキ野原だ、その真ん中に観音峯展望台がある。
東・南・西に大展望が開けている、東には今日の目的地の稲村ヶ岳が特異な形状の大日山のすぐ右に存在している、ずいぶん遠くに見えるので、果たしてあそこまで歩いて行けるのだろうかと心配になるくらいだ。

ススキ野原から再び林に入ると、山道になり登りがきつくなる。一旦下って、まだ紅葉には早い自然林の広い山腹を大きく登ると観音峯山だ、三角点があるが展望はない。ここでパン1個をかじる。

観音峯山から法力峠までは、初めて歩く道だ。小さなアップダウンを繰り返しながら進む、ルートは踏み跡も案内表示・テープもそれなりにあるので問題はない。この辺りはなかなか雰囲気の良い尾根道歩きだ、ただ紅葉を期待して来たがまだ色づき始めたくらいでマダマダだ。三ツ塚からは基本的に下りになる、最後に大きく下ると法力峠だ。

法力峠からは、山腹を巻いて行く道をダラダラと登って行く、谷を巻くところは立派な鉄橋も何ヶ所か架けられている。高度を上げるにつれ木々の色づきが濃くなっていく。
歩き疲れたころに山上辻(稲村小屋)に着いた。単独さんが2組いるだけで、静かだ、ここで一服。途中パン1個をかじっているものの小腹がすいたのでのスイーツ(ロールケーキ)を食べる。
一服中に何組かが登ってこられた、みなさんここで一服。当方は入れ違いに稲村ヶ岳を目指し出発

稲村ヶ岳に向かう途中、何組かのグループとすれ違う。
大日山は帰りが長丁場になるのでパスし、そのまま通過。滑りやすい鎖場を登ってしばらく進むと直に稲村ヶ岳に到着。展望台には山上辻を先に出発された単独さんが1人いるのみであった

ここは360°の大展望。過去ここに来た時は大峯の稜線のみにしか目がいかなかったが、今回は先ほど歩いてきた西側の観音峯山からの稜線にもシッカリと目を向ける、観音峯展望台がずいぶん下に見える。コンデジでズームアップ(光学480㎜×ai 2倍=960㎜)で撮ると、肉眼では全く見えなかったが展望石標と横に人も写っていた。
展望を楽しんだ後、ここでは昼食が出来ないので(禁止されている)、山上辻に戻る。
山上辻では往きに山頂手前ですれ違った多くのグループが昼食をしている。当方も空きを見つけ昼食、アルミ鍋の天婦羅うどん&その残りツユで雑炊だ、温かいものがおいしい季節になった。ついでに食後のコーヒーを味わいマッタリと休憩した。

休憩したせいか、法力峠までは足取りも軽い、足場の良い所では小走りに下って行く。
いつになく足も元気なので、当初予定通り法力峠より観音峯に向かう。三ツ塚までそれなりの登りが続くが、特に問題ない、不思議に往きより元気なくらいだ。法力峠から観音峯山までは誰とも出会わないと思っていたが、何と3組と出会った、意外と歩かれているルートのようだ。

観音峯山からの下りは広い尾根を下るので道を間違いやすい、前回来た時にずれた方向に下った覚えがある。方角をを磁石で確認すると、下り始めがズレタ方角に向かっているのでそのまま下ると、二の舞になってしまう。特にこの時期は落ち葉で踏み跡が隠れてしまっているので要注意だ。

観音峯展望台で一服、陽が傾いているので朝とは違った稜線の雰囲気がある。改めて先程登った稲村ヶ岳を感慨深く眺める。
ここからも順調に下る、観音の岩屋の分れ道で夫婦さんをかわし、水場で靴とストックを洗い無事に駐車地に戻る。
 
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観音峯登山口休憩所
橋が登山口となる
 

休憩所にあった案内図

この時期咲いている花は少なかった

観音の水

奥吉野天川南朝物語①
動乱の勃発(建武の中興)

奥吉野天川南朝物語②
吉野の南朝

第一展望台からの展望
右の山の稜線は川合から弥山へのルート、ピークは栃尾辻手前。
左奥が迷ヶ岳・修覆山、弥山・八経は奥で見えない

奥吉野天川南朝物語③
吉野山炎上

展望のあった場所より
川合から弥山へのルート、鉄塔左ピークはP926。右奥ピークは高城山

玉八大権現(観音平休憩所)

奥吉野天川南朝物語④
天川郷位衆傳御(てんかわごういしゅうおとな)

お歌石
よしの山 花ぞちるらん 天の川
くものつつみを くずすしらなみ

『お歌石』のこと
大塔宮護良親王が観音峯の岩屋に身を隠したときに読んだ歌

奥吉野天川南朝物語(終)
観音峯の戦い

観音の岩屋

奥吉野天川南朝物語⑤
天川郷にも御所があった

苔生した岩
ルートは植林地と自然林が入り混じっていた

観音峯展望台の手前で林を抜けると、一面背丈を越えるススキ野原だ

観音峯展望台
正面の山は観音峯山手前のP1285。観音峯山はその奥で見えない

08:10 観音峯展望台より東・南方面の展望 今日の目的地の稲村ヶ岳が遥か遠くに見えるが、はたして行き着くことが出来るのだろうか?

このあたりはまだ紅葉には早い

目立った木があったので

根元近くで折れた木

観音峯山
2度めの訪問、8年前(2004-11-3)に来ている

観音峯山 三角点

ぱん1個をかじり、法力峠に向かう

三ツ塚
観音峯山から小さなアップダウンをいくつか越えてきた

自然林のトンネル
紅葉を期待してきたが、このあたりは、まだ色付き始めくらいか?

木の間から稲村ヶ岳が見えたがまだまだ遠い

法力峠

高度を上げるにつて、木々が色づき始めてきた

大日山
だいぶ近づいてきたが、まだ遠い

紅葉の間より、先ほど歩いた観念峯展望台からの稜線

山上辻(稲村小屋)
到着時は単独さん2人のみであったが、休憩中に数組到着された

ここまで途中ランチパックピーナッツを食べているが、腹が減ったのでスイーツ(ロールケーキ)を食べ予定通り稲村ヶ岳に向かう

大日山

キレット
ここに大日山への登り口があるが、帰りも長丁場が待っているのでパスする

稲村ヶ岳 三角点


稲村ヶ岳 展望台
 

11:28 稲村ヶ岳 山頂展望台より東・南方面の展望

稲村ヶ岳 山頂展望台より①
歩いた稜線、見れば結構急坂を登って来た

稲村ヶ岳 山頂展望台より②
奥に金剛・葛城山
 

11:30 稲村ヶ岳 山頂展望台より南・西方面の展望

稲村ヶ岳 山頂展望台より③
観音峯展望台のズーム
人が1人いる

稲村ヶ岳 山頂展望台より④
バリゴヤノ頭と弥山

山上辻まで戻ってきた
人でイッパイ。空いている席で昼食。天ぷらうどんと雑炊、食後にコーヒーでゆっくり休憩する

帰路に向かう

長距離を歩いた割に、なぜか足は元気だ、足場が良いところでは小走りに下ることが出来た

法力峠
当初予定で、ここから洞川に下ることも考えていたが、体力は十分なので、観音峯に向かう

三ツ塚
法力峠からここまで登りがきつかったが、順調に来れた

観音峯山

観音峯展望台と弥山方面


南朝ロマンの小径-南朝最後の砦
 

15:03 観音峯展望台から360°の展望

稲村ヶ岳と大日山のズーム
稲村ヶ岳の展望台が微かに見える

駐車地(観音峯登山口休憩所)に無事戻る
 
 
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