TKMデジカメ山歩き 2012/5/12(土)
別ウインドウで拡大表示
釈迦ヶ岳孔雀岳
スタート:太尾登山口(旭) ⇔
ルート :帰路に深仙ノ宿に立ち寄り
釈迦ヶ岳=日本200名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
釈迦ヶ岳
 Ⅰ△1799.87m (釈迦ヶ岳)
  足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1300m  07:10   ① 太尾尾登山口(旭登山口) 1:45 2:05 1:450   出発時間 04:25 16:15
1799m  08:55~09:03 0:08 釈迦ヶ岳 △1799.9 到着時間 07:00 19:15
1:34 0:55 3:19  
1779m  10:37   孔雀岳 P1779 片道距離 109 ㎞ 106 ㎞
1:09 1:05 4:28 1:09
   11:46~12:23 0:37 ④ (昼食地) 往復距離 215 ㎞(AVG= - )
0:32 5:00 1:41
   12:55~12:12 0:17 ⑤ 釈迦ヶ岳  
0:14 0:15 5:14 1:55
   13:26   ⑥ 深仙ノ宿巻道分岐  
0:25 - 5:39 2:20
   13:51~14:06 0:15 ⑦ 深仙ノ宿 ASC(総上昇)プロトレック 1105 m
0:33 - 6:12 2:53
   14:39   ⑧ 深仙ノ宿巻道分岐 DSC(総下降) 〃 1085 m
1:26 1:25 7:38 4:19
   16:05   ⑨ 太尾尾登山口(旭登山口) 総上昇量(GPS) 1439 m
  8:55 1:17   7:38 -     移動距離(GPS) 15.7 ㎞
 
⇒写真リストへ
 
  アプローチ
  奈良 → 《R24》 → 《五條道路》 → 《R168》 → 旭 → 《不動木屋谷林道》 → 太尾登山口
帰路は新しく部分開通した近鉄玉手駅北側から京奈和道を経由した
  駐車場
  太尾登山口(峠の登山口・旭)
  ルート
  P → 釈迦ヶ岳 → 孔雀岳 → 釈迦ヶ岳 → 深仙ノ宿巻き道分岐(深仙ノ宿へ往復) → P
  記録
  今年2回目の大峯へ
予定は、釈迦ヶ岳から、その先の孔雀岳、出来れば仏生ヶ嶽まで歩いてみたいと思っている
この山は家から遠く、また長距離な山歩きとなるので、釈迦ヶ岳への最短の登山口、旭の太尾登山口から登る事にした。ここから登るのは今回で3回目である。 5年ぶりだ。

その太尾登山口へ行く林道(不動小屋谷林道)が、昨年9月に奈良南部を襲った「平成23年台風第12号」の影響で通行が可能か心配であったが、ネットで確認してみると問題なく登山口まで行けるようだ。

今日も朝早く起床、いつも通り目覚ましもなく予定通り 3時半に目が覚める。
朝早いせいもあるが寒い。昨日から、異常に冷え込んでいる。日本列島上空に寒気団が北から下りて来たためらしい。地表との温度差が40°以上あるため、その影響で関東の筑波では竜巻で大きな災害をもたらしているとの報道もあった。
一応冬用のズボンをはき、薄手のフリースとウインドブレーカーをザックに入れ出発。

途中いつもの24hスーパーで昼食の仕入れをしたが、定番のアルミ鍋うどんは販売してなく、夏用の割子うどんに入れ替わっていた、この寒さでは山の上では温かいものがほしくなると思うのでカップヌードルを購入。

R168は一部に迂回路があったものの、通行には支障なし。旭への分岐手前では大崩落があったが、新道とトンネルが開通しており全く問題なし。もし新道が開通していなければ、あの大崩落を見ると復旧には何年もかかったのではないかと思われた。
旭から不動小屋谷林道も復旧が出来ており、登山口まで乗用車でも問題なく通行出来た。帰路に通ると2~3か所でユンボが動いており工事していたが、通行には支障はなかった。

登山口に着くと、道路の左右にある駐車場所は、この早い時間でもほぼ埋まっており、ちょうど1台分の空きがあったのでそこに駐車。他にも路駐出来る場所も多くあるので特に問題はないが・・。

車から降りると寒い。
少し厚手のシャツを着ていたが、その上に持ってきたフリースとウインドブレーカーを着た。防寒着がほしいくらいだ。手袋なしでは済まされないが持参してきていなかったので軍手をはめる。
ガスがかかっており風も強い。昨日の天気予報では1日中晴れマークになっていたので、天候回復を期待して山歩き開始。

20分ほどで尾根に出ると、何と霧氷があるではないか。5月も半ばになるというのに想定外だ。
尾根歩きで高度を上げていくと、木についている霧氷もだんだん大きくなって来た。いつもは見える前方の釈迦ヶ岳や大日岳・深仙の宿はガスで全く見えない。
途中で親子3人ずれ(父・娘・息子)を追い越す、小学生くらいの子供さんと思われたが、この寒さで頑張って歩いていた。

順調に釈迦ヶ岳山頂に到着、一息ついただけで先に向かうが、孔雀岳方面への降り口を間違え真っすぐ行ってしまい、直ぐに山頂に引き返し、テープのあった所より下りなおす。最初から激下りで濡れた地面が滑りやすい。
激下りの後は、細尾根・岩稜地帯の連続で、気が抜けない。おまけに風が強いので、飛ばされることはないが風でバランスを崩さないように細心の注意で危険地帯を通過していく。
ガスで展望のないことにもよるが周りを見る余裕などははなかった。そんなこともあり地図にはいくつかの景勝地点があるが、何も分からず通過。「孔雀ノ覗」のみ表示板があったので気がついたが、ガスのため覗いても何も見えない。

孔雀山頂へは表示が見当たらなかったので巻き道を通り反対側に行く。この時点で帰りの釈迦ヶ岳への登り返しの事や、天候を考え仏生嶽へ行くのは断念する。
孔雀の巻き道は、一面の岩に苔が付いており、まるで日本庭園のような雰囲気の場所だ。但しその岩のためルートが分かりにくく歩きにくい。
その巻き道を孔雀の反対側にいき、登りやすそうなところから登り返す。山頂は表示板1個のみで展望もなし。

孔雀岳の山頂はそのまま通過し、縦走路まで戻り合流すると、孔雀ヶ岳への表示板があった。往きにこの表示板に気が付かなかったのは、表示板が上を向いていた為だ。キチンと元に戻しておいた。

帰りの細尾根・岩稜歩きでは往きよりも北風が強く、下の谷よりガスが吹け上がってくる。
尾根の南方面は時折ガスが流れ展望が開ける。天気のいい日に来たら、と思うと残念であるが、逆に次の機会の楽しみが増える、と前向きに(?)考える。

帰りには、仏生嶽をあきらめ時間に余裕ができたこともあり、ゆっくりと歩いたので往きには気が付かなかった像の鼻・蔵王権現も確認できた。
尾根から南の尾根下に下ったところで、風がないので、ここで昼食とする。
昼食中に健脚そうな単独の男性2人が続けて、釈迦の方角に通過していった。大きなザックではなかったので、仏生あたりまでのピストンか?

釈迦への登り返しも特に問題なく通過、但し往きに通っているはずの道がわかりにくかったところが2ヶ所ほどあった。山頂では4人の団体さんが1組ナベパーティーをしていた。しばらく休憩し下山に向かう。
途中、前鬼への分岐で、深仙の宿に寄ろうかと思ったが、結局そのまま通過する。

少し下りた深仙の宿への巻き道分岐で、再び深仙の宿に寄ろうかと逡巡。結局、深仙の宿までは往復で1時間半程度なので、寄ってみることにした。
この道は昨年に前鬼から釈迦ヶ岳に登った時に通っているが、途中で道を見失い笹の中の山腹を適当に歩いた経験がある。そんなこともあったので正式なルートを確認したかった事もある。
踏み跡はしっかりしており、迷うことなく深仙の宿に到着。早速水を補給しに香精水を汲みに行く。この水場は夏に来るとほとんど枯れているが、今日はペットボトルに補給するに十分の水量はあった。今日の天気では水分を余り取らなかったので、汲む必要はなかったが、家に持って帰り焼酎の水割り用のためペットボトルに補給。

来た巻き道を引き返すが、前回道を見失った何かの顕彰碑の先で、今回も道を見失う。前方のみを見て歩いていると、正面に踏み跡がありそのまま進むと、突然踏み跡がなくなった。ただ少し前方の木にテープがあったので、前回はそのまま前進し、結局道なき道を進んでしまっている。今日は往きに全ルートに渡って踏み跡がハッキリしていることを確認しているので、その場所で引き返した。
反対側から戻ると斜め上に行く道があった。よく見て歩けば分かるところだが、2度まで同じ間違いをしている、要注意場所だ。問題個所はその1ヶ所のみで分岐点まで戻る。

登山口まで戻る途中、天候が回復してきたので振り返ると、往きには見えなかった釈迦ヶ岳・大日岳が見えていた。また前方には登山口にあるトイレの屋根も見え始めた
駐車所の上まで来ると、ほとんどの車は帰っており、残っているのは当方の車と、あと2台のみとなっていた、帰路に大きな荷物を背負って登って行ったグループの車と思われる。
 
⇒ページ・トップへ
 


太尾登山口(峠の登山口・旭) 駐車場
この早い時間に、道路左右にある駐車場所はほぼ一杯。1台分の空きに当方が停めると満車に
 

尾根道に上がると霧氷が・・
風がきつく寒い。バイケイソウ・ロード

不動小屋谷との合流(分岐)点

大きく育っている霧氷
5月半ばというのに

霧氷の森

山脈の南側は晴れて、空気が透き通っている

千丈平

この表示の間が深仙ノ宿への巻道分岐。右の木に小さな表示がある

釈迦ヶ岳 山頂到着

釈迦像のアップ
全く展望なし

下に2ツある鉄杭を足場に、上の鉄杭を手でシッカリ握って恐々と渡る

細尾根の横に咲いていた花

孔雀ノ覗
覗いても何も見えない

孔雀岳の巻き道
岩に苔がついて日本庭園のようだ。但しその岩で歩きにくい

孔雀岳 山頂
山頂への登り口がなかったので、巻き道を通り反対の北側より登った。

山頂から南に下り縦走路に合流すると、標識があった。ただ反対側を向いていたため、往きには気が付かなかった。向きを修正した

11:00 稜線歩きで南側は時折ガスが晴れる。中央右に池原ダム湖

強風で飛ばされた樹氷が解けずに地面に落ちている

大岩を巻いて進む

橡(エン)の鼻にある蔵王権現。
往きには気が付かなかった

ガスで何も見えない

キレットより
奇岩

奇岩のアップ

場所を変えて
とにかく目立つ岩だ

ガスがすごい勢いで吹き上がり、一瞬下の谷が見えた

これから戻る釈迦ヶ岳
手前の岩は鉄鉢岩か?

稜線の東に下った所
風を避けここで、庭園を見ながら昼食。単独さんが2人少しおいて通過していった

釈迦ヶ岳に戻ってきた
釈迦像を支えている、怒った顔の象

谷から吹き上がるガスで時たま晴れるが、稜線上はガスがかかったまま。孔雀岳まで歩いた稜線が一部見える

前回ルートを途中で見失った、深仙ノ宿への巻き道を確認に行く
橋がかけられているが、朽ちて半落ちしている

 

13:51 深仙ノ宿からの東方面のパノラマ

誰もいない灌頂堂と奥に深仙ノ宿

香精水
夏場来ると涸れている事が多いが、今日は大丈夫。ペットボトルに補給し、帰宅後に焼酎の水割りに使用した。

大日岳

石柱を左に行くと旭方面への巻き道

何かの顕彰碑の先で前回間違えた所。往きに通ったのに今回も間違う。要注意。前を向いていると正面の踏み跡に進みがち、右に行くのを見落としやすい

旭への道に合流した
往復で 1時間13分(含 休憩 15分)
 


15:05
釈迦ヶ岳と大日岳を振り返って見たところ
往きにはガスで全く見えなかったが

大日岳と深仙ノ宿

太尾登山口にあるトイレの屋根が見えてきた
 

15:20 東方面のパノラマ 左の大日岳から奥駈の稜線。奥に台高の稜線も見える

鹿が一斉に当方を見ている

上に鋭い爪の様な引っ掻き傷が残っている。熊が引っ掻いた跡か? 今年初めて熊鈴をぶら下げて歩いた

ほとんどの車は帰っている
残っているのは、帰路に出会った大きなザックを背負った3名さんの車かな?
 
⇒ページ・トップへ
 ⇒ 「 山歩き 」 編トップページ ⇒ 「 ウォーキング・名所見学 」 編トップページ ⇒ TKMのホーム・ページ
 
 ご意見・ご感想は こちら へ 【メール宛先の (アットマーク) は、半角 (@) に変更してください】