TKMデジカメ山歩き 2013/5/25(土)
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快晴
高原山・四寸岩山
スタート:福源寺 →
ルート :
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
四寸岩山
 Ⅱ△1235.85m (心見ノ峠)
高原山 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1087.53m (深山)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
630m  07:45   ① 福源寺 1:14 - 1:14   出発時間 05:50 13:35
1087m  08:59   高原山 △1087.5 到着時間 7:30 15:40
1:23 - 2:37  
1235m  10:22~10:35 0:13 四寸岩山 △1235.9 片道距離 64 ㎞ 60 ㎞
0:13 - 2:50  
   10:48~11:26 0:38 ④ 足摺茶屋跡 往復距離 124 ㎞(AVG= - )
0:05 - 2:55 0:05
   11:31   ⑤ P1205 ASC(総上昇)プロトレック 725 m
1:08 - 4:35 1:13
   12:39   ⑥ 林道出合 DSC(総下降) 〃 740 m
0:48 - 4:51 2:01
   13:27   ⑦ 福源寺 総上昇量(GPS) 827 m
  5:42 0:51   4:51 -     移動距離(GPS) 11.4 ㎞
 
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  アプローチ
  奈良 → 《R24》 → 《柏原バイパス》 → 《R169 東熊野街道》 → 杉の湯 → 《林道高原洞川線》 → 福源寺
※ 帰路はいつも通り、《県37》を経由して帰奈
  駐車場
  福源寺手前の道路の広がったところに路駐
  ルート
  福源寺 → 高原山 → 四寸岩山 → 足摺茶屋跡 → P1205 → P1095 → 林道出合 → 《林道高原洞川線》 → 福源寺
  記録
  今回の主目的は、高原山から四寸岩山への尾根歩き。
この尾根は、先月吉野の桜を見に、東川から白倉山経由して吉野街道を歩いた時に、谷の向こうに見えていた尾根で、奥駆けの四寸岩山から派生している。尾根先には高原山がある。
以前に四寸岩山に行ったときに、山頂の東の方にテープがあり、そちらからのルートがあるのかと気になっていた。

そんなこともあり、改めて昭文社の地図を見ると、福源寺から高原山・四寸岩山へのルートが破線で載っていた。一般的ではないにしてもルートはあるようだ。
往復するか、周回するか? 周回ならどんなルートが考えられるか、検討のためネットで検索して見ると、何件かのレポがヒットした。

で、今回選んだルートは、福源寺を起点に高原山へ登り、主目的の四寸岩山への尾根を歩き、奥駈のP1205から林道高原洞川線に下り、スタート地点に戻る周回とした。
スタート地点の福源寺までは、自宅からさほど遠くないが、今回はメジャーなルートではないので、念のためいつもより早めに起き出発。福源寺手前の道路の広がった部分に駐車する。


本堂正面から左に回ると、獣除けのネットが張られていた。ネットを持ち上げ下から潜り通過、その先供養塔の横から入山。
取りかかりは、シッカリしたルートが残っていたが、中に入るにつれ、ルートは荒れていた。少し進むと林道が現れるが、すぐ先で林道を別れ再び山道に入る。荒れたルートを外さないように登って行くと、分岐に遭遇した。正面右に進む道と左に行く道だ。

踏み跡は左の方がハッキリしていたが、右方向に進む。ルートが間違っていても尾根先から尾根を目指せば良いとの判断だ。
選んだ道は少し先で山腹を平行に尾根先に回り込んでいった。その尾根先に着くと、テープがあった、しかし確かな道はない。登りやすそうなところから適当に尾根芯を登って行く。
四つん這いになる程でもないが、傾斜はかなりきつい。下りには使いたくないルートだ。暫くそんな状態で登って行くと、いつの間に微かな踏み跡が現れた。気が付かなかったが山腹から登ってくるルートと合流したのだろうか?

植林地の、蒸し暑い中をドンドン登っていくと、やがて高原山の三角点に到着、山頂は植林で展望なし。標識も手作りの古いのがひとつ木にぶら下げてあるのみで、あとは何もなし。三角点がなければそのまま通過してしまいそうな場所だ。

水分補給と小腹を満たし先に進む、ここからは緩やかな起伏の尾根歩きだ。相変わらずの植林の中なので尾根上からの展望はない。
尾根を外さないように、かすかな踏み跡を頼りに進む。途中P1125の先で自然林に変わるが、再び植林地になってしまう。
尾根歩きを期待してきたが、一部を除き植林地の中のルートで展望もほとんどなし、お花も小さな「たにききょう」くらいしか見る事が出来なかった

尾根最後の登り 80mをこなすと、四寸岩山の裏側?から山頂に出た。山頂の反対側(西側)を横切っている奥駆道に出ると、南・西方面が開け大展望だ、今日初めての展望。暫くその展望を見ながら休憩とした。

四寸岩山山頂で記念撮影をしてから奥駆道を暫く歩く。
先ほどまでの道と違い奥駆に入ると雰囲気がガラッと変わる。山頂から少し下って行くと、やがて足摺茶屋跡に出る。
この先適当な昼食場所がないので、時間は早いがここで昼食にする。今日は「てんぷらうどん」に雑炊といつものパターンだ。
食事中に若い単独さんが足早に追い抜いて行かれ、反対側からは地下足袋を履いた修験者が通過されて行った。今日出会った人はその2名のみ。孤独な山歩きであった

昼食を終え下山に向かう。下山ルートはP1205から東の尾根に下るルートだ。数分で分岐点のP1205に着く、奥駆はP1205を右から巻いているので、当方は巻いた先から奥駆道を別れ東に折れたが。直接P1205に登り、そこから東に折れた方が方向をとりやすく見やすいと思われる。
P1205から下り始めると、すぐ植林帯に変わり伐採された木がそのまま放置され進路を妨害しているので歩きにくい。
ただし進行方向には新しいテープが多くあったのと、杣道が尾根を下っているので、ルートは明白だ。
少し下ると邪魔をしていた伐採木はなくなり歩きやすくなった、ドンドン下って行くと、高度 1020m付近でテープ印があり道は右に尾根腹を巻いて行く道に変わった。その先で再び尾根下りになる。杣道らしき道は続いているが、当初派手にあったテープはこの先全くなくなってしまう。
杣道は計画したルートと違う尾根を下っている。下山道があるのかと思い、そのまま下るが途端に道があやしくなって来た。その尾根でも問題ないとは思ったが、当初予定の尾根に移動することにした。登り返すのはシンドイので山腹を横断する事にした、放置された伐採木が多くあるので、上に下によけながら目的の尾根に移動する。
この尾根には所々にしか踏み跡はなかったが、尾根がハッキリしているので問題ない。790m地点の尾根曲がりを確認し、あとは一直線で尾根を下って行った。林道に下り立つ地点が崖になっていないか心配したが、踏み跡らしき場所があったのでそこから林道に下りた。

後は、アスファルトの照り返しの暑い中、ぶらぶらと林道を歩き、高原への集落の道で林道を別れ、登って行く。
集落内の複雑な道を、階段を登ったり民家の庭先を通ったりしながら、福源寺正面の参道にたどり着き、階段を登ると、朝通った道に出合い、駐車地まで戻り今日の行程を終える。

総括
福源寺から高原山への道は、分かりにくい。登りは上を目指せば良いので問題はないが、下りは要注意。
四寸岩山への尾根歩きは、方向取りさえ間違えなければ問題なし。但し植林地の中で展望はなく面白みはない。
P1205からの下りは、初め多くある道しるべのテープは1000m付近から全くなくなるので、位置確認が必須。
下りかけた尾根には杣道のルートがあるのだろうか?
 
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駐車場所
白い塀の向こうが福源寺

福源寺
この本堂左側から、獣よけのネットを潜って入る

福祉供養塔の横から入山

途中林道らしき広い道に出合うが、すぐ先で山頂方面に再び山に入る

分岐
ここは右に尾根方向に回ることにした

高原山 山頂三角点
展望全くなし

植林地の中の尾根道

右に自然林が現れると、空が開けてきた

P1125

自然林はこの前後のみ

P1177

四寸岩山

10:26 四寸岩山の西側からのパノラマ

展望が良かったので、記念撮影

足摺茶屋跡
時間は早いが、ここで昼食。昼食中、単独さんと修行者の単独さんが通過していった。今日出会ったのは、その2名のみ

真新しい奉献塔
後ろには役行者像

奥駈道のP1205から、東に林道《高原洞川線》目掛けて下る

植林地の中、伐採された木が放置され、進路を妨害して歩きにくい

高度 790m地点で左に折れる
この分起点にはテープもマーカーも踏跡もない

林道高原洞川線
左手前から林道に下り立つ
   

13:14 高原の集落と高原山手前の 960m地点、高原山は左奥で見えない

福源寺に戻る途中、集落の中を通ると、桜にはご長寿さんの名前が冠されていた

駐車地に戻る
思ったより短い行程だった
 
 
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山で出会った 花・生き物
たにぎきょう(谷桔梗)
キキョウ科
がくうつぎ(額空木、蕚空木)
ユキノシタ科
 
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