TKMデジカメ山歩き 2014/6/15(日)
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行者還岳七曜岳
スタート:天ヶ瀬《新田林道》 →
ルート :
行者還岳=関西100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
行者還岳
 Ⅲ△1546.57m (行者還)
  足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
590m  06:59   ① 新田林道起点 0:24 - 0:24   出発時間 05:00 14:40
   07:23   ② 林道分岐 到着時間 06:45 17:00
1:25 - 1:49  
   08:48~09:03 0:15 ③ 展望台 片道距離 87 ㎞ 88 ㎞
0:45 - 2:34  
   09:48   ④ 奥駈道出合 往復距離 175 ㎞(AVG= - )
0:09 - 2:43  
   09:57   ⑤ 行者還小屋  
0:36 1:25 3:19  
1546m  10:33   行者還岳 △1546.6  
1:06 4:25  
1584m  11:39~12:07 0:28 七曜岳 P1584  
1:04 0:50 5:29 1:04
   13:11~13:25 0:14 ⑧ 無双洞 ASC(総上昇)プロトレック 1190 m
0:24 - 5:53 1:28
   13:49   ⑨ 水太谷林道出合 DSC(総下降) 〃 1170 m
0:39 - 6:32 2:07
   14:28   ⑩ 新田林道起点 総上昇量(GPS) 1200 m
  7:29 0:57   6:32 -     移動距離(GPS) 16.7 ㎞
 
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アプローチ

奈良 → 《R24》 → 《京奈和道》 → 《R169》 → 《R309》 → 《水太谷林道》
※ 復路は談山神社の横を通る県道37を経由して帰宅


駐車場

新田林道起点(天ヶ瀬)


ルート

P → 《新田林道》 → 展望台 → 奥駈道出合 → 天川辻 → 行者還小屋 → 行者還岳 → 七曜岳 → 無双洞 → 《水太谷林道》 → P


記録

6月5日、近畿地方は梅雨入りした。その後、梅雨空が続きスカッとした天気に恵まれない。
しかしこの週末は、梅雨の合間で久しぶりに晴れる予報だ。
本来なら14日の土曜日に出かけようと予定をしていたが、前日会社で歓迎会がありアルコールが少し余分に入ってしまった。翌日山歩きに出かけるべく、あさ早く目は覚めたが起きる事が出来なかった

と言う事で、翌日の日曜日に出かける。今日は午前10時からワールドカップの初戦、コートジボワール戦があるが、熱狂的なサッカーファンでもないので、健康の為の山歩きを優先。

今日のルートは、林道新田線(新田林道)から稜線近くまで通じている林道を経由して奥駆道の稜線に上がり、行者還岳から七曜岳に縦走し、無双胴から水太谷林道に下りて、出発点に戻る周回とした。
スタート地点から奥駆道までが初めての道で、林道が通じているらしいが、様子が全く分からないので朝早く家を出る。ネットで見かけるルート途中にある謎の展望台が楽しみだ。

R309から水太谷林道に入り、暫く進むと左に橋を渡る分岐がある、そこが新田林道の起点。橋を渡った所に車を停める。


その林道を暫く歩くと、車止めのフェンスがあった、鍵がかかっている。フェンスの左に人が通れる隙間があったので、そこから進入。

その先林道を詰めて行くと、大きな広場に出た。手前に作業小屋がありワゴン車と軽ジープが放置されていた。
左に折れ戻るような林道があったのでその林道が目指す林道かと思い地図とGPSで確認すると、目指す林道はもう少し先のようなので、広場を通り越し先に進む。
その少し先で、林道の終点の様な所に出た。しかし林道は右下に下っており、その先の下の方に小屋が見えた。

この地点にも左に折れ戻るような林道があった。位置的にその林道が目的の林道だ。
コンクリートの急坂をジグザグに登って行く。昔の車がこんな急坂を登れたのかと思うくらいの急坂だ。
ハーハー言いながら道なりに進む。林道の途中には多くの分岐があるが、コンクリートの主道を進めばよい。
一部で未舗装の部分もあったが、程んどがコンクリートで舗装された林道だ。荒れてはいるが崩壊まではしていないので、少し整備すれば車高の高い4駆であれば今でも通行可能な印象を受けた。

大分高度を上げた所(960m)で、Y字分岐があり、左は登り、右は下り で右の下りの方にテープがあった。
何も考えずに、上を目指せば良いと思い左の林道に入る。少し上がると作業小屋があった。そこを通り越し先に進むが、どうも向かう方向が違うようだ、引き返す。
先程の分岐まで戻りテープのある右に入ると、表示板がありマジックで「→行者」とかかれていた。この道は下りだったので、左の上に行く道を選んだが、デープを信用すべきであった。

ダラダラと下って行き、涸れ谷を巻くと再び登りに変わる。少し先で舗装は切れ、その先地道となる。
道なりに林道をドンドン登って行くと、山道への分岐があった。標示板があり林道は危険なので登山者は山道を行くようにとの案内があった。
林業が盛んなりし頃は、木材を運ぶ車の通行等で危険があったかもしれないが、今は昔。謎の展望台は林道沿いにある筈なので、そのまま林道を進む。

少し先で、謎の展望台に到着。
展望台のベンチに座り、行者還・七曜岳を見上げながら、パンを食し休憩。展望台はシッカリとした作りでベンチの傷みもない。こんな所にこんな展望台があるのが不思議だ。

一服の後、展望台のすぐ先で林道の分岐があり、右手に進めは直接「天川辻」に向かうのかと思い、その林道に入るが、暫く行っても「天川辻」に向かう様相がないので引き返す。
元の林道に戻り、先に進むと再び分岐があった。GPSで確認すると、右に別れる林道は、「天川辻」に向かっている。
今度こそはと思い、その林道を進むと、途中で林道が消えた。現在地・方向は間違いない。歩けない事はないが、急坂で浮石等が多く斜面の状態が良くないので、元の林道分岐に戻り、「天川辻」へ直接向かうのは諦めて尾根から素直にピークに向かう事にした。

その後、尾根道をジグザグに登って行く林道は途中で切れたが、その先からはテープのある尾根道が続いていた。
ピーク手前で右に振り、奥駆道に合流。
「天川辻」の少し先で尾根に上がり、歩いてきた尾根を見下ろすと、肉眼では確認できないが、何らや展望台らしきものが見える。コンデジの40倍ズームで見ると、ハッキリと謎の展望台が見えた。

その先、すぐが行者還小屋。
ここまでハードな道でもなんでもなかったが、くたびれてしまい小屋の前で水分補給して一服。
行者還岳に向かう階段の下の水場でも冷たい水でうがいをして、顔と首に水をかけ体を冷やす。
バテ気味なので、スローペースで1歩づつ行者還岳に登った。ここは過去4度ほど訪れており、奥の展望場所に行くのも億劫だったので三角点で暫く息を整え、七曜岳に向かう。
山頂から少し下った所で、先々週に稲村の「宝剣」でお会いした人とバッタリ出会う。こんな偶然があるんだ・・・。

今まで気にしていなかった七曜へ向かう奥駆道のアップダウンもスローペースで歩き、何とか昼食予定地の七曜岳に到着。
先着の夫婦さんが食事をされていたが、その隣に当方も陣取り昼食。今日は久しぶりにのど越しのいい「割子そば」だ。その後おにぎりをたべるが、口が乾ききってご飯が喉を通らない。水と一緒に流し込むようにして食べた。

七曜岳の山頂で、暫く休憩してから下山に向かう。
奥駆道を別れ、激下りを木の根っこで足を取られない様に注意しながら慎重に下る。
そんな事で、こける事も、滑る事もなく激下り地点を通過。一旦ヌタバのある平地を通り、再び短い激下りを終えると、下方に水音が聞こえてきた。
その先は斜面をジグザグに下りて行く道に変わるが、粘土質と小石で非常に滑りやすい。そこも慎重にゆっくりと下った。

無双胴に着くと大勢の人が休憩していた。
下の洞窟まで行って、勢いよく流れて来る水を汲んでガブ飲み。ついでにペットボトル2本にもその水を補給する。
以前あった、上の洞窟への木製階段はなくなっていた。

暫く休憩してから、先に進みメインの和佐又への道を左に見て、右の水太谷林道方向にに向かう。
この道は、過去 3度程往復しているので勝手は知っている。踏み跡の薄い所もあるが、まぁー迷う事はないルートだ。
無双胴から 25分で林道に着地。軽とバイクが停まっていた。

林道を 40分程度下って無事にスタート地点に戻る。


今日はそれほど気温は高くなく、それなりに風も吹いていたので暑さは感じるような天気ではなかった。また登ったルートもほとんどが林道で、ややこしい所もなかった。
それなのに大汗をかきバテバテとなってしまった。

先々週に引き続き、体力不足を思い知らされた1日だった。
これから益々暑くなるのに、こんな状態で大丈夫だろうか、非常に不安だ。

 
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橋を渡ったところにあった、新田林道起点の案内



R309より水太谷林道に折れ、1.5㎞ほど進むと左に天ヶ瀬川を渡る橋がある。その橋を渡った所が、新田林道の起点

左の看板の正面に車を停め、この林道を進む

通行止めのフェンス
鍵がかかっていて開けられないので、左の隙間から侵入

立派なログハウスであるが閉鎖されている

林道途中の広場
左に鋭角に折れ戻る林道があるが、ここではない。
広場を抜け先に進む

林道終点①
左に鋭角に折れ戻る林道が、目的の林道

林道終点②
林道は右下の小屋に通じていた

コンクリートで固められた林道を登って行く、使用されていないので荒れてはいるが、崩壊はしていない

林道分岐(ルートミスした所)
正面右下にテープがあったが、上に行くのが正解と思い左に進む← 間違い、テープ通りに右下の林道が正解

左の写真の分岐を上に進むと作業小屋があった。
このまま暫く先に進んだが、方向がおかしいので引返した

林道分岐まで戻り、テープのある右下に入ると表示板があり、マジックで「→行者」と書かれていた

ここにも表示有
「行者還岳登山道」とある。

登山道との分岐
林道は危険なので登山者は登山道を行くこと、と看板にあり。
ただし謎の展望台は林道沿いにあるので、そのまま林道を進む

登山道入り口にあった看板
この登山道には入らず、林道をそのまま進む

林道横に謎の展望台があった

謎の展望台の全景
なぜかヒメシャラの木が正面にある

ベンチに座り行者還岳を見上げる

展望台から見る行者還り岳①
中央鞍部が天川辻

展望台から見る行者還り岳②
右奥が七曜岳

林道は尾根をジグザグに登ってきている。見下ろして見たところ

左奥のピークが七曜岳、その右奥が大普賢から続くゴジラの背中

林道終点
ここからは尾根芯を登って行けばよい

林道を離れると自然林が広がっていた

天川辻

表示には小坪谷 2.2㎞とあるがマジックで「途中崩壊」と書かれていた

旧鉄塔台地より①
手前が歩いてきた尾根、その向こうが清明ノ尾。
右の傷のようなところが謎の展望台

旧鉄塔台地より②
展望台の部分を少しアップ

旧鉄塔台地より③
展望台をズーム

行者還小屋
水分補給をして一服

行者還

行者還岳 三角点
疲労が大きく、まだ先が長いので、展望場所には寄らず、ここで一服して息を整える

行者還岳山頂より大普賢が垣間見えた

和佐又分岐
七曜まであと少し

七曜岳に到着
ここで昼食
 

12:04
七曜岳より西方面のパノラマ

七曜岳より①
行者還岳と弥山

七曜岳より②
バリゴヤノ頭

七曜岳より③
稲村ヶ岳

七曜からの激下りをして、ヌタバのある広場に出ると、いい雰囲気に

無双洞
多くの人がくつろいでいた

上の洞穴への木の梯子がなくなっていた。
下の洞穴で水を汲みガブ飲み

水簾の滝

明確な踏み跡のない所もあるが、川沿いに下って行けばよい

水太谷林道まで下りてきた
軽とバイクが停めてあった

無事駐車地に帰還
 
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山で出会った 花・生き物





うつぎ(空木)
ユキノシタ科



ヤマカガシ(山楝蛇)の幼蛇?

林道の真ん中を這っていた
正面に回って写真を撮ろうとしたら、ジッとしてポーズをとってくれた。
毒蛇らしい




静かに見ていたら、当方の靴のつま先に止まった。
蛾だろうか?



じしばり(地縛り)
キク科

雑草の一種らしい

さらさどうだん(更紗灯台)
ツツジ科



ひめれんげ(姫蓮華)
ベンケイソウ科



さらさどうだん②



???


 
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