TKMデジカメ山歩き 2014/11/3(月)
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観音峯山稲村ヶ岳
スタート:観音峯休憩所 →
ルート :↓クロモジ尾
稲村ヶ岳=関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
観音峯山
 Ⅲ△1347.66m (観音峰)
稲村ヶ岳 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1726.14m (稲村岳)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
770m  06:56   ① 観音峯登山口休憩所 P 0:06 - 0:06   出発時間 04:55 16:15
   07:02   ② 黒門 到着時間 06:45 18:35
1:26 - 1:32  
1347m  08:28~08:37 0:09 観音峯山 △1347.7 片道距離 70 ㎞ 69 ㎞
1:03 1:25 2:35  
   09:40   ④ 法力峠 往復距離 139 ㎞(AVG= - )
1:10 1:10 3:45  
   10:50   ⑤ 山上辻(稲村小屋)  
0:36 - 4:21  
1726m  11:26~11:36 0:10 稲村ヶ岳 △1726.1  
0:21 - 4:42 0:21
   11:57   ⑦ クロモジ尾分岐  
1:46 - 6:28 2:07
   13:43~14:31 0:48 ⑧ クロモジ尾登山口 ASC(総上昇)プロトレック 1365 m
0:45 - 7:13 2:52
   15:16   ⑨ 白倉出合(みたらい渓谷) DSC(総下降) 〃 1375 m
0:40 - 7:53 3:32
   15:56   ⑩ 観音峯登山口休憩所 P 総上昇量(GPS) 1362 m
  9:00 1:07   7:53 -     移動距離(GPS) 17.9 ㎞
 
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アプローチ

奈良 → 《R24》 → 《R169》 → 《R309》 → 川合 → 《県21》 → 観音峯登山口休憩所
※ 帰路は部分開通している京奈和道の御所ICから帰奈


駐車場

観音峯登山口休憩所の駐車場


ルート

P → 黒門 → 観音峯山 → 法力垰 → 稲村ヶ岳 → 《クロモジ尾》 → 白倉谷林道 → 白倉出合 → みたらい渓谷 → P


記録

今週末の3連休(11/1-3)は天候に恵まれないとの予報であったが、連休最終日の「文化の日」は天候が変わりれ模様になるとの予報に変わった。

で、今が真っ盛りと思われる「みたらい渓谷」の紅葉を目的に、観音峯から稲村に上がり、クロモジ尾から白倉谷に下りて目的の「みたらい渓谷」を通り、スタート地点に戻る周回をする事にした。
観音峯へは展望台経由の通常のルートではなく、県道から観音峯に直接向かうルートとした。山道としてのルートではないが、少し上がった観音峯に向かう尾根にさえ乗れば、後は一直線、問題は県道からその尾根に乗るまでか。
下山の「クロモジ尾」は今年5月に往復で歩いているので問題はない。

長距離になるので、早めの5時前に自宅駐車場を出発、外はまだ真っ暗。
現地に向かう途中で空が白み始めると厚い雲が覆っている。天気予報では日中は全てにお日様マークが並んでいたので、好天を期待する。
観音峯の駐車場に6時40分過ぎに到着、既に4台駐車していた。うち2台は出発準備中だ。

昨日までの雨で足元が良くないと思われるのでスパッツを着けて出発。
吊橋を渡らず、県道を洞川方面に向かい黒門の所で右の林道に入る。すぐ先で林道の分岐かあり左に鋭角に折れる林道に入る。

その林道を詰めると突然に行き止まりだ、その先踏み跡も目印も何もない。方角を合わせ、ヤブっぽい所から入山。初めのうちは放置された伐採木や倒木・こ藪で歩きにくい。通れそうなところを探りながら進む。
少し地形が複雑なので、方向を間違わない様にGPSで確認しながら進む。

高度を少し上げると、明確な尾根に変わった。その先はこの尾根を登って行けば観音峯に辿りつける。
所々に踏み跡があるが、明確な尾根なので傾斜がキツイ所は左右に振りながら登る。
高度 1100mの所で傾斜が緩くなると林道が尾根を巻いていた。その林道を横切り尾根登りを続ける。

空には相変わらず厚い雲が覆っており樹林帯の中なので薄暗い、と言うか暗い。
そんな尾根登りを続けると前方の右から、尾根が合流してきている、展望台からの尾根だ。
少し右に振りその尾根に出ると、ヤカンが立木に架けられてあった。分岐の目印だろうか?

観音峯山の山頂に上がりパンを小腹に入れる。
ここまで登りずめだったので感じなかったがジッとしていると風もあるので寒い。雨具兼用のウインドブレーカーを着て法力峠に向かう。
三ツ塚まではなだらかな起伏の尾根歩き、軽快に歩く。三塚から少し下り、その先で登り返す所より細尾根になり道が少し厳しくなる。下が濡れているので滑りやすく慎重に通過していく。ここで前方からの3人さんとすれ違う、入山してから初めての出会い。

最後に大きく下ると法力峠だ。三ツ塚から法力峠まで意外と時間がかかった。2年前(2012-10-20)に往復した時は、そんなイメージは全くなく印象が違っていた。
法力峠からはなだらかなトラバース道だ。山上辻が近付くと2ヶ所ほど岩場で幅のないルートがある、足場の岩が濡れているので滑ると滑落してしまう。
鎖の手摺があるのであるのでそれを頼りに通過。その先橋が崩落していたが、ここもロープがあるので注意して通過すれば問題ない。ルート横にササが出てくると、間もなく山上辻。

濃いガスの中、前方に稲村小屋が薄く見えてきた。ここで一服しようと思ったが、風があり寒いのでそのまま通過し稲村ヶ岳に向かう。
大日のトラバース道を過ぎてキレットに着くと、一段とガスが濃くない風も強い。帰路は一般道ではないクロモジ尾を予定しているので、①ここから引き返すか②大日に登ってから引き返すか③稲村に向かうか で少し逡巡。今はプチ嵐のような天気だが、天気予報を信じて稲村に向かう。

無人の稲村ヶ岳の展望台に到着しても 360°ガスで何も見えない。山頂一帯は食事禁止の場所であるが、ガス欠気味であり無人だったので、風の少ない場所でパンを1個だけかじり燃料補給をして早々に下山に向かう。
クロモジ尾の分岐に着いてもまだガスっている。一度往復した経験があるものの一般道ではないのでガスで周りの景色が見えないと不安があり、クロモジ尾から下山するか少し迷う。
それでも数十メートルは視界があり、GPSに前回歩いたルートをアップロードしてきているので強行する事にした。

こまめにGPSでルートを確認しながら進む。
大きく下ったあとなだらかな尾根に変わるとシャクナゲ地帯だ。前回ここを歩いた時よりもシャクナゲ藪がひどい。所々で藪を避けて行くがルートを間違いないように修正しながら進む。
この辺りで次第に天候が回復してきて周りの景色が見え始めてきた。
小さなピークを越えたら、突然前方が開け伐採地に出た。正面には観音峯から三ツ塚まで歩いてきた稜線が望めた。

そこで左の尾根に移動する。
暫くはその移った尾根下りだ。途中にある見晴らしの良い材木運搬用のヤグラの所で昼食を取ろうと思ったが風があり、風を除けるところもないのでそのまま通過。
1150m地点の尾根別れは、マーカーも踏み跡もないので、アップロードしたGPSのルートを頼りに、尾根を別れる。

その尾根からシカ除けのネットが下りているので、そのネットの横を付かず離れず急斜面を滑りながら下る。
暫らくそんな状態で下り、少しなだらかな尾根に変わると再び、尾根を別れて、下の林道に向かうが、その尾根別れの地点にも、目印も踏み跡も何もない。
そのまま尾根を行っても林道に出るが、林道に下りる所は急斜面で危険が多いので、ここも前回のGPSルートを参考に尾根を別れる。

踏み跡も何もない急斜面を少し下ると、荒れ果てた道の様なのが出てきた。崩れたり倒木があったりして、普通にはルートと思われないが、以前に歩いた経験があるので、これが林道に続く道と確信し、踏み跡を拾いながらジグザグに下ると、下方に林道が見え、木の梯子を下りて無事に林道に着地。

前回に歩いた時よりは、かなり(と言うかメチャ)ルートは荒れていた。
白倉谷林道が崖崩れで通行止めとなってから、クロモジ尾は歩く人がいなくなり、道が荒れてきているのだろうか。
このままだと近いうちに道が消えてしまうのではなかろうか。
特に登山口から 960mの尾根までは激傾斜なので、道がないと危なっかしい事この上もない。

林道に下り立ち、岩を見つけそこに座って遅い昼食をとる。時間的に見通しがついたので食後にコーヒーを喫しゆっくりする。
低い岩で座り方が悪かったのか、歩きはじめると右ひざに違和感がでた、歩く分には特に痛みはないが膝が笑うような感じだ。

30分くらい歩いた所で林道崩壊地だ。前回通過した時よりも崩壊状態がひどくなっていた、歩いて通過するにも少し危なっかしいくらいだ。この崩壊状況をみると相当期間復旧は無理と思われる。
その先、引き続いて10分ほど林道を下ると「みたらい渓谷」の白倉出合、多くの紅葉見物客がいる。

そこから川沿いに「みたらい渓谷」を登って行く。
階段を上がろうとすると笑っていた右ひざが痛い。普通に歩くには何の問題もないが、右ひざを上げて体を持ち上げる時に痛みが走った。右足をかばいながら痛みをこらえ、所々で渓谷と紅葉を立ち止まって見学しながらスローペースで登って行く。

ルートがなだらかな並行道になり、暫く歩くと分岐点があり左手の道の先に吊り橋があり、その向こうがスタートした駐車場が見えた。


今日の目的地付近の天気予報は、日中全てにお日様マークがついていたので、雨上がりの後の秋晴れの晴天に恵まれると思ったが、結局は下山途中までガスが深く風もあり、プチ嵐状態だった。
おまけに、下山後に右ひざを痛め、「みたらい渓谷」の登りでは這う這うの体での帰還となった。それでも予定通りに周回が出来、紅葉も見られたので、まぁー満足だった。

 
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観音峯登山口休憩所
既に4台駐車していた

ここを右の林道に入る

この黒門はH18年度の「まちづくり交付金」で作られたとの事

林道分岐
黒門のところから林道に入ってすぐ、左に鋭角に曲がる林道に折れる

林道終点
目的方位を確認し、林道の先から入山

初めのうちは、障害物が多く歩きにくい。進行方向を間違えないように進む

林道横断
傾斜が緩くなると、尾根上を林道が巻いていた

紅葉した自然林が現れはじめた

全ての木株には苔がついている

展望台からの尾根に合流したところ。
立ち木にヤカンかぶら下げてあった

観音峯山に到着
駐車場から1時間34分。思ったよりも早く着いた

パンで小腹を満たす
ジッとしていたら風もあり寒かったのでウインドブレーカーを着て出発

観音峯山からはなだらかな稜線歩きが続く

この小ピークにある表示案内には三ツ塚の文字が消されていた。三ツ塚はもう一つ先のピーク

三ツ塚
この先、法力峠までアップダウンがあり、道も少し険しくなる

風が抜ける尾根上は全て落葉している
もう冬の気配だ

法力峠

なだらかなトラバース道

ササが出てくると山上辻はもう間近だ

危険地帯
岩の足場が細く、滑りやすいのでくさりを頼りに通過

橋が崩壊している
ここもロープをつかみながら通過

山上辻(稲村小屋)
一服しようと思ったが、風が強く寒いのでそのまま通過

大日のキレットより大日の登山口

稲村ヶ岳 三角点
誰もいない

展望台
ガスで何も見えない

山頂一帯は食事禁止であるが、ガス欠気味であり、誰もいないのでパンを1個かじり、燃料補給し下山に向かう

クロモジ尾に入った所

シャクナゲ藪
以前に通った時より、藪の状態がひどい

伐採地に出てきた。
ここで左の尾根に移動する
この少し前からガスが薄くなり視界が開けるようになった

歩いてきた観音峯山からの稜線

材木運搬施設のヤグラ
ここで昼食にしようと思ったが、風があり、避けるところもないので、あきらめそのまま通過。

やっと踏み跡のある道に出合った

林道に到着
ここで遅い昼食をとる

ススキと紅葉
昼食を終え、みたらい渓谷までアスファルトの林道を 3㎞ほど歩く

林道崩壊地点
以前よりも崩壊の状況がヒドイ
修復は当分不可能?

林道通行止め地点
駐車している車は、登山者のではなく、何かの作業用のバンだった

トヨタ 2000GT
非常に珍しい車を見た。

紅葉①
後ろに R309のトンネル

紅葉②

長い吊橋

橋の上から

渓谷の見ごたえのあるルートを、見学しながらスタート地点まで戻る

スタート地点に帰還

駐車場に目立った木があったので
 
 
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