TKM の デジカメと山歩き | 2014/1/11(土) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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曇 | |||||
天女の舞 | |||||
スタート:天川村役場 ⇔ | |||||
ルート : | |||||
![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
600m | 08:09 | ① 天川村役場P | 1:51 | 2:45 | 1:51 | 出発時間 | 06:15 | 15:30 | ||
11:00 | ② 坪内林道出合 | 到着時間 | 07:55 | 17:20 | ||||||
1:07 | 2:58 | |||||||||
11:07 | ③ 栃尾辻 | 片道距離 | 68 ㎞ | 68 ㎞ | ||||||
0:29 | - | 3:27 | ||||||||
11:36 | ④ 天女の舞 | 往復距離 | 136 ㎞(AVG= - ) | |||||||
0:11 | - | 3:38 | ||||||||
1518m | 11:47 | ⑤ 天女の頂 P1518 | ||||||||
0:04 | - | 3:42 | 0:04 | |||||||
11:51~12:37 | 0:46 | ⑥ 天女の舞 | ||||||||
0:15 | - | 3:57 | 0:19 | |||||||
12:52 | ⑦ 栃尾辻 | ASC(総上昇)プロトレック | 1020 m | |||||||
0:54 | 1:50 | 4:51 | 1:13 | |||||||
13:46~14:04 | 0:18 | ⑧ 坪内林道出合 | DSC(総下降) 〃 | 1005 m | ||||||
1:16 | 6:07 | 2:29 | ||||||||
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15:20 | ⑨ 天川村役場P | 総上昇量(GPS) | 990 m | |||||||
7:11 | 1:04 | 6:07 | - | 移動距離(GPS) | 12.9 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 御所IC ⇔ 《R309》 ⇔ 川合
天川村役場 駐車場
天川村役場 P ⇔ 坪内林道出合 ⇔ 栃尾辻 ⇔ 天女の舞 ⇔ P1518 【往復】
正月も終わり、6日の月曜日から新年の仕事始めだ。
この1週間は9連休の後なので体が、だらけ何となくキツイ1週間だった。
しかし、今週末は、成人の日がハッピーマンデーなので3連休(1/11-13)だ。土曜日に山歩きに出かけても、あと2日間ゆっくりできる。
正月明けに、買おうか買うまいか迷っていたスノーシューをネットで購入した。
そんなに雪深い場面に行く機会は余りないので特に必要とは思っていなかったが、昨シーズンに2度ほど壺足では限界を感じた事があったので、思い切って買う事にした。
ただし使用する機会がそれほど多くなく、しかも 2㎏近い重量を余分に背負うので、ひ弱な自分がはたしてどの程度使用できるか疑問なので価格の張る本格的なスノーシューではなく、平地用の廉価な品物にした。
今回は、そのスノーシューを背負って出かける。初使用は如何なる事になるのか・・・?
目的地は「天女の舞」。川合から弥山に向かう川合道の途中にある。
昭文社の山地図にも載っていない場所だが、このところネットで紅葉や霧氷の季節のレポを良くみる。
「天女の舞」には 3年半前(2010-11-27)に坪内林道から明星ヶ岳に往復した時に通過している。その時はP1518の巻き道で迷いP1518の途中まで直登したときに訪れているが「天女の舞」の事は何も知らず通過している。
今回の行程はそれほど長距離でもないので、普段通りに起きて現地に向かう。
奈良市内を走っていると表示されている気温はマイナス0.4°、現地近くの道路状況が心配になる。
明け始めた京奈和道の高架から見える正面には厚い雲がかかっている。
奈良南部の天気予報は昼間のみ晴れマークとなっていた。天候が回復することを期待して走る。
当方の車はチェーンは持っているがFFでノーマルタイヤなので、この寒さで道路状況が心配であったが、幸い現地まで凍結はなく行き着く事が出来た。
最後のトンネルを抜けると小雪がちらつき始めていたが、無事に駐車予定地の天川村役場に到着。
駐車場には、山歩きに来たと思われるような車は駐車していなかった。
今回のコースは1昨年歩いているので、勝手知りたる何とやらで、道を確認しながら進む事もなく登山口に入る。
薄らと雪化粧をした植林地の中の丸太・蛇籠階段を尾根芯を目指して登って行く。
尾根に出ると残雪の量は多くなってくるが、凍結はしていないのでアイゼンは不要。数名の先行者のトレースがある。
尾根を登り始めるとアイゼンを付けた下山者と出合う。そんなに大きな荷物を背負っていなかったが狼平の避難小屋にでも泊まったのであろうか。
第1鉄塔に着くと初めて展望が開けるが、生憎と天候が悪く展望は望めなかった。念のためここでアイゼンを付ける。
そこから黙々と展望のない尾根道を登って行く。
第2鉄塔はトレースが右下から巻いているが、巻く位置が下過ぎて危なっかしい。先行者に従ったが、当方は正しいルートにトレースを残すべきだったか・・、でもその心配は不要 後続者はいなかった。
その第2鉄塔から少し登ると、坪内林道に出る。
林道上部の吹きさらしになっている樹木には霧氷が大きく付いて真っ白だ。
林道を少し歩くと、先行者のトレースはスノーシューに変わっていた。当方もスノーシューに履き替え。
初めてのスノーシューなので扱いに不安があったが全く問題なし。自分の足で踏みつける事もなくターンも支障なし。先行者のトレースを外し新雪の所を歩くが快適に進む。購入時に取り回しに楽な小さいサイズも検討したが、当方の体重に見合ったサイズで問題なかった。
但し、本格的なスノーシューではなく平地用なので、チョットしたコブでも傾斜があると越えるのに苦労する、慣れてくるとコツを覚え、少しぐらいの傾斜であれば何とかこなせるようになる。
そんなんで、栃尾辻に到着、スノーシューで快適に進んできたとはいえ、無雪期に比べやはり時間がかかった。当初はP1518の向こう側の熊渡分岐のカナビキ尾根辺りまで行こうと思っていたが、時間的に厳しくなった。
栃尾辻から、数十メートルの登りが、傾斜がきついのでよく滑る、傾斜を緩くするためジグザグに進もうとするが、スノーシューでは斜めに進むと安定が悪いので結局は直登。無駄に足を踏ん張るので疲労がたまる。
なんとかスノーシューを履いたまま上まで上がると、少し傾斜がゆるくなり一安心。
P1518への登りの途中「この付近は 天女の舞」の標識があった。
辺り一面は鉛色の空の下に霧氷と・雪景色に包まれている。そのすぐ上で大きく展望の開けた場所に出た。
天気が良ければこの辺りから稲村方面の展望があるようだが、今日は鉛色の空で展望ゼロ。
天気予報では昼間の一時は晴れマークとなっていたが、残念ながら山の天気は味方してくれなかった。これは是非とももう一度リベンジ訪問しなければならない。と云うか、毎年訪れてみたい。
この先のP1518のピークを踏んで、再び先程の大展望地に戻り、木の横で昼食。
気温はかなり低いが幸いに風は余り吹いていないので、極端な寒さは感じない。しかし手袋をはずすと、じきに手がしびれてくるので、手袋をはめたままギコチなく昼食の準備。今日もカップヌードルとおにぎり。
食後にお湯を沸かしたコッフェルを片付けようとしたら、コッフェルに残っていた水分がバリバリに凍っていた。その状態で片付けるとザックの中で溶けて、中が濡れてしまうのでレジ袋に入れて片付ける。
下山後に分かった事だが、ペットボトルカバーに入れてザックのサイドポケットに突っ込んでおいたペットボトルの水が一部凍っていた。
昼食中に単独さん、お二人さんが相次いでP1518から下りてきて、そのまま川合方面に向かわれた。
天候の回復どころか、ガスが一段と濃くなってきたので、当方もあわてて下山に向かう。
下りは楽だが傾斜があると当方のスノーシューでは雪を捕まえてくれないので滑りまくる。緩い傾斜であれば滑るように下りられるが、往きに苦労した栃尾辻の所では、滑って転びまくりだ、転んでも止まらず尻セード状態で滑って行く。
山道から林道に下り立つ所で、お二人さんに追い付いた。林道は平地歩きなのでスイスイだ。
そのころになって天候が回復気味になってきた、時折青空が覗く。もう1~2時間早かったらと恨めしく思うが、これも普段の心掛けのせいか・・・?
林道から再び山道に入る所で、スノーシューからアイゼンに履き替える。ついでに腹が減っていたのでパンをかじる。
天候が少し回復してきたので、展望が開け稲村は雲の中だったがバリゴヤノ頭・行者還岳を望む事が出来た。
山道に入り展望のない尾根道をドンドン下って、麓近くの尾根分れでアイゼンを外し、無事下山。
スノーシューの初デビューで、2㎏近くを余分に担いで登るのに体力的に不安があったが、歩きはじめの暫くは重く感じたものの、馴れてくるとそれほど苦痛には思わなかった。
但し普段よりも体力を使うためだろうか、登りでは低い気温の中でも汗をイッパイかいた。