TKMデジカメ山歩き 2015/7/20(月)
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八経ヶ岳弥山
スタート:132番ポスト→
ルート :↑タチクラ尾
八経ヶ岳=日本100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
八経ヶ岳
 Ⅱ△1915.2m (弥仙山)
  足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
980m  08:18   ① R309 132番ポスト 2:09 - 2:09   出発時間 06:10 16:50
   10:27~10:38 0:11 ② 弁天の森 △1600.5 到着時間 08:05 19:30
1:11 - 3:20  
   11:49   ③ 弥山小屋 片道距離 81 ㎞ 82 ㎞
0:34 0:30 3:54  
1915m  12:23~13:15 0:52 八経ヶ岳 △1915.2 往復距離 162 ㎞(AVG= - )
0:28 0:25 4:22 0:28
   13:43   ⑤ 弥山小屋  
0:04 - 4:26 0:32
1895m  13:47   弥山 P1895(弥山神社)  
0:06 - 4:32 0:38
   13:53~14:11 0:18 ⑦ 弥山小屋  
1:12 1:25 5:44 1:50
   15:23~15:33 0:10 ⑧ 奥駈出合 ASC(総上昇)プロトレック 1140 m
0:36 0:30 6:20 2:26
   16:09   ⑨ トンネル西口 DSC(総下降) 〃 1135 m
0:25 - 6:45 2:51
   16:34   ⑩ R309 132番ポスト 総上昇量(GPS) 1006 m
  8:16 1:31   6:45 -     移動距離(GPS) 13.5 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 132番ポスト


駐車場

R309の132番ポスト横の路肩に路駐


ルート

P → 《タチクラ尾》 → 弁天ノ森 → 弥山小屋 → 八経ヶ岳 → 弥山小屋 → 弥山(弥山神社・同裏の展望地) → 弥山小屋 → 国見八方睨 → 弥山神社 → 弁天ノ森 → 奥駈道出合 → トンネル西口 → 《R309》 → P


記録

今日20日の月曜日は海の日の祝日、夏休みに入っているが世間は 3連休。

祇園祭の山鉾巡行のあった17日(金)朝、近畿地方に最接近した台風は、その風の影響よりも、通過した後の17日の夜から翌18日にかけて大雨をもたらし、JRは大阪環状線・京都線ほかほとんどの路線で不通となり、交通大混乱を生じさせた。(※その雨の中、当方は山鉾巡行を見に行ってきた)

その、台風一過のあとの19日、早くも関東地方は梅雨が明けた。
近畿地方はまだ不安定な所が残っているので梅雨明けはまだであるが、翌20日には梅雨が開ける模様との事(帰宅したら梅雨明け宣言が出ていた)

今日(20日)は猛暑日になる模様なので、なるべく高い山にしようと思案し、ネットを眺めていたら、八経ヶ岳に「タチクラ尾」から登っているレポが目についた。(ヤマレコの loco156 さん)
駐車場が有料となったトンネル西口からは登りたくなく、この暑さでは熊渡からではムリだったので丁度良い。

急遽そこに決め、ルートをGPSにアップロード、地理院地図もダウンロードした。
名物のオオヤマレンゲは先週がピークだった模様だったので遅いかもしれないが、遅咲きなのが見られるかも と少し期待もする。

朝、5時前に起きるつもりが、起きたら5時20分。早々に準備したが、駐車場を出たのは6時10分になっていた。ガソリンも帰りまで持ちそうにないので、いつものガソリンスタンドで満タンにする。
そんなんでバタバタしたが、道路はすいており京奈和道が御所南まで開通しており、そのICからR309に入れるようになったので、現地到着は予定より少し遅くなった程度。

現地近くに来て、R309をゆっくり走らせていると、取付き口はすぐに分かった。その少し先の132番ポストの路肩に車を停める。

【登山口→弁天ノ森】
駐車地点から少し戻り、その取り付き口から入山。
取り付き口はシッカリした踏み跡があったが、中に入ると踏み跡はなくなった。ただ目的方向を見定め、方位を合わせると、あとはその方向に真っ直ぐに登って行くのみ、特にルート取りに気を使うことはない。

しかし、この坂は半端ではない、激坂が続く。ヤブとか障害物はないので登りやすそうなところを伺いながら右に左にと、上を目指す。所々で木を掴みながら登って行く。
そんなんで、「タチクラ尾」までの高度差200mを43分もかかって登った。

なお、このルートは登りでは問題ないが、下りでは、高度1200mの「タチクラ尾」の別れ地点からの下りは、目印は何もなく激下りになるので、方向を少しでもずらしてしまうと道路脇の崖に出てしまい下りられなくなってしまう。ピンポイントで取付き口に出る必要があるので要注意だ。

「タチクラ尾」に出ると、比較的緩やかな登りに変わった。薄い踏み跡も所々に残っている。
ほぼ真っ直ぐな尾根上を登って行くので、ルート取りに気を使うことはない、また危険個所もない。
暫く登ると尾根上に数か所で大岩が立ちはだかる。しかし細尾根でもないので、左右どちらからかで巻いて行ける。前方に大岩が見えたら、大体の地形を見て行けそうな方向から巻いて行けば、それが正解だ。
ただ1ヶ所すぐ横から巻けなかったので少し大きく巻いた場面もあったが、崖等の危険はなかった。

尾根の中間地点を過ぎたあたりで、シャクナゲのヤブが何か所かあったが、少し左右に大廻ししたり、シャクナゲの中を突き抜ける薄い踏み跡を辿って無理やり突破したりした。

左前方に稜線が見えてくると、傾斜が緩やかになり、正面に休憩している人の背中が見えてきた。弁天ノ森に到着だ。
ここまで無休憩で来たので、石に座り一服。ついでにパンで小腹を満たす。

【弁天ノ森→弥山小屋】
弁天の森で休憩中に先行して行った2組を追いかけて出発、ダラダラとした下りなので、足早に進む。
鞍部から少し登ると「聖宝ノ宿跡」。ここで先行した2組が休憩していた。
入れ替わりで 1組が先行して出発したので、当方も続いて出発。直に追い抜けるかと思ったがトンデモナイ。ここからは登りとなり、途端に足が重くなった。追い越すどころか離されていく始末。後ろからはもう1組が追いかけてくる。ハーハー・ヒーヒー何とか頑張って登る。

途中の展望地で一息入れてから長い木の階段・鉄梯子を上ると弥山小屋に到着。
昼に丁度良い時間だが、ここで腰を落ち着けてしまうと、後がめんどくさくなってしまうので、そのまま通過し八経ヶ岳に向かう。

【弥山小屋→八経ヶ岳】
弥山と八経ヶ岳の鞍部への下りで足がふらつく。足に疲れがたまってきているようだ。鞍部から少し登り返すと、鹿除けのゲートがあり、そこから中に入る。
オオヤマレンゲは葉っぱのみで見当たらない、残念ながら終わってしまったと思い、少し先に進むと、1輪 遅咲きのオオヤマレンゲが咲いていた。

カメラに収め先に進むと、その先でもポツンポツンと咲いているのがあった。今年最後の見納めが出来て満足。
オオヤマレンゲを見ることが出来て元気が出たせいか、その先の登りは難なくこなし八経ヶ岳の山頂に到着。
一昨日までの雨で空気が洗われたせいか、空気が透き通っておりかなり遠方まで展望が効いた。

山頂の端の邪魔にならないところに陣取り昼食。
気温はそれほど高くないと思われるが、日が差すと服が灼け熱い。ただ上空高い所に白い雲があり、太陽が雲に隠れるとそよ風が吹き心地良い。
で、マッタリと休憩し熱いコーヒーを喫すると、再び汗が噴き出してきてしまった。

【八経ヶ岳→弥山小屋】
山頂の景色を見納め、下山に向かう。往きに気が付かなかったオオヤマレンゲの形の良いのをカメラに収める。
弥山小屋に登り返し、そのまま弥山神社に向かう。神社の裏側に回り、稲村ヶ岳・山上ヶ岳・大普賢岳の稜線を眺め弥山小屋に戻り、今度は国見八方睨に行く。

踏み跡を先まで行くと小さな岩場があり、そこからは絶景が広がっていた。国見八方睨は途中のテン場の広場になった所と思い、その先までは来た事がなかった。

【弥山小屋→奥駈道出合】
弥山小屋に戻り、下山に向けて一服した後、下山開始
足の疲労が回復したのと、歩きやすい下山道なので、快調に下って行く。
初めてこの山に登った時、下山時に弁天ノ森の小さな登り返しがキツクて弁天ノ森でヨタヨタになり大休憩した事があり、それが一種のトラウマになっている。

往路での足の疲れから今回も心配したが、そんな要素は全くなく弁天ノ森のピークも順調に通過。
その先もそこそこのスピードで下って行き、弥山小屋から奥駈道出合まで無休憩で下ったので、何人かに追い付くかと思ったが、奥駈道出合まで誰にも追い付かず。

【奥駈道出合→P】
奥駈道出合で休憩中に背の高い単独さんが無休憩で西口に下って行った。十分に水分補給をしてから、最後の激下りに突っ込む。
ドンドン下って行くと、先ほどの単独さんが時折前方に見える。追いかけるよう進むと、若い団体さんに追い付く。女性を連れているので、ゆっくりと下っているようだ。

水音が聞こえ出し、しばらく下ると三角橋のある川に到着、ここで2組さんに追い付く。橋を渡らず川に直行し顔を洗い首を冷やす。そのまま渡渉しようと思ったが今日は水量が多いので無理せず、橋に戻り、橋を渡りトンネル西口に下山。

R309を25分かけてブラブラ歩き、スタート地点の駐車地に無事帰還した

 
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R309の「132番ポスト」の横に路駐

取付き口
駐車地点より3~40m南に戻る。
入口は明確な踏み跡があるが、中に入ると、踏み跡ナシ。

遠くから目立っていた。
よく見るきのこであるが名前は知らない

上を向いて撮っているので判りづらいが、激坂である。
所々で木を掴んで登るが、藪や障害物がないのが救い。

タチクラ尾に到着。
ここまで激坂であったが、上を目指せは良いだけなので、ルートに気を使うことはなかった。ただし下りではヤバイと思う。

ここからはタチクラ尾を登って行く。こちらはほぼ真っ直ぐな尾根登り、傾斜も比較的緩やか。

この辺り「ヒメシャラ」の群生地

大岩出現
この先数か所、尾根上に大岩がある。少し手前から、どちらから巻くか見極めながら行く。いずれも、危険はなく巻いて行くことが出来た。

苔むしたエリア
展望はないが変化に満ちた尾根だ

「弁天ノ森」に到着
少し手前で傾斜かなくなると、前方に休憩している人が見えたので、一安心

一服し小腹ごしらえをする

弥山小屋が見えた

聖宝ノ宿跡

弥山小屋に到着
汗ダクでバテバテであるが、このまま八経ヶ岳に向かう

八経まではあと少し

鹿除けのゲート内に入る

ゲート内に入って、すぐの所のオオヤマレンゲ、花が見当たらないので終わりかと思うと・・・。



少し先で、ポツンポツンと遅咲きの花が咲いていた。

当ページ下側の 「山で出会った花・生き物」 の写真参照

12:14 八経ヶ岳手前の展望地より

八経ヶ岳 山頂到着

八経ヶ岳 山頂より①
釈迦ヶ岳のズーム
お釈迦様が何とか写っていた

八経ヶ岳 山頂より②
この景色を見ながら昼食。日が差すと、服が灼けて熱くなるが、雲が流れ日を遮るとそよ風が吹き心地良い。

13:13 八経ヶ岳 山頂よりのパノラマ①

13:14 八経ヶ岳 山頂よりのパノラマ②

八経ヶ岳 山頂より③
弥山小屋と、奥には山上ヶ岳から大普賢岳の稜線

八経ヶ岳 山頂より④
3週間前に歩い釈迦ヶ岳と仏生嶽。孔雀岳は仏生の向こう側に重なって見えない

弥山小屋に戻って来た



弥山神社
 

13:48 弥山神社の裏手より

弥山神社の裏手より①
大日山・稲村ヶ岳・山上ヶ岳

弥山神社の裏手より②
大普賢岳

弥山神社の正面より
八経ヶ岳

弥山小屋に戻り、今度は国見八方睨へ

国見八方睨より
大普賢岳
 

13:57 国見八方睨よりのパノラマ

国見八方睨より
登って来た「タチクラ尾」と弁天ノ森

癒される場所だ

弥山小屋に戻り、下山に備え暫く休憩

下山開始

バイケイソの咲いているのは、今年初めて見た

聖宝ノ宿跡

弁天ノ森
奥駈道出合で休憩する予定なので、そのまま通過

奥駈道出合
激下りに備え、最後の休憩

西口を目指し、激坂に突っ込み開始

川に下り、顔を洗い首を冷やす

一昨日の台風 11号の後の大雨の影響で水量が多く、渡渉できなかったので橋に戻り、橋を渡る

トンネル西口に到着

歩いた奥駈の稜線

駐車地点に無事帰還

駐車した場所から見上げると、弥山小屋が見えた。 左のピークが弥山、弥山小屋はその左下
 
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山で出会った 花・生き物

おおやまれんげ(大山蓮華) モクレン科



おおやまれんげ②

下山時に形が良く綺麗なのが一輪目についたので


からまつそう(落葉松草、唐松草) キンポウゲ科



??


 
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