TKM の デジカメと山歩き | 2016/1/31(日) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
天女の舞・頂仙岳 | |||||
スタート:天川村役場 P ⇔ | |||||
ルート : | |||||
![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
頂仙岳 | |||||
Ⅲ△1717.65m (朝鮮岳) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
607m | 07:20 | ① 川合(天川村役場) | 1:31 | 2:45 | 1:31 | 出発時間 | 05:40 | 15:55 | ||
08:51 | ② 坪の内林道出合 | 到着時間 | 07:05 | 18:00 | ||||||
0:55 | 2:26 | |||||||||
09:46~09:52 | 0:06 | ③ 栃尾辻 | 片道距離 | 68 ㎞ | 68 ㎞ | |||||
0:21 | 1:10 | 2:47 | ||||||||
10:13 | ④ 天女の舞 | 往復距離 | 137 ㎞(AVG= - ) | |||||||
1:05 | 3:52 | |||||||||
11:18 | ⑤ ナベの耳 | |||||||||
0:21 | - | 4:13 | ||||||||
1717m | 11:39~11:47 | 0:08 | ⑥ 頂仙岳 △1717.7 | |||||||
0:14 | - | 4:27 | ||||||||
12:01 | ⑦ ナベの耳 | |||||||||
0:44 | 0:50 | 5:11 | ||||||||
12:45~13:31 | 0:46 | ⑧ 天女の舞 | ASC(総上昇)プロトレック | 1375 m | ||||||
0:17 | 5:28 | 0:17 | ||||||||
13:48 | ⑨ 栃尾辻 | DSC(総下降) 〃 | 1430 m | |||||||
1:54 | 1:50 | 7:22 | 2:11 | |||||||
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15:42 | ⑩ 川合(天川村役場) | 総上昇量(GPS) | 1426 m | |||||||
8:22 | 1:00 | 7:22 | - | 移動距離(GPS) | 16.7 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 御所IC ⇔ 《R309》 ⇔ 川合
天川村役場の駐車場に停めさせてもらう
天川村役場 ⇔ 坪の内林道出合 ⇔ 栃尾辻 ⇔ 天女の舞 ⇔ P1518 ⇔ 頂仙岳 【往復】
先週の冷え込みで、大峯方面はドッサリと雪があるものと思い、今年初めてスノーシューを担いで、昨年・一昨年と訪れ、今年で3年連続になる「天女の舞」に行く事にした。
R309の黒滝茶屋を過ぎた辺りから道路脇に除雪された雪が一部に残っていたが、道路上には凍結等は一切なかった。
今週月曜日までの冷え込みのあと、一転して温かくなり昨日は雨が降った。そのため雪が残っているか、心配していたが除雪された雪が残っている位だから、山の上は大丈夫だろうと安心して走る。
しかしスタート地点の天川村役場の駐車場に着くと雪は全くない。目的の山の上方を見るも、雪が冠っていいるかは、ガスっていて何も見えない。
今日の気温では霧氷は期待できないかも知れないが、山の上には雪がイッパイあると信じて重いスノーシューを担いでスタートする。
役場の駐車場から、グランドの中を抜け少しショートカットして、登山口に向かう。案内板のある所から、小屋の裏を回り、入山。
植林地の中の丸太で段差をつけられた階段を登り、少し登ると今度は蛇籠の階段が尾根の手前まで続く。
スノーシューを背負っているので背中が重く、階段を登るのがシンドイ。今日は冷え込んでいないので直ぐに汗が出る。
尾根に出ると本格的な山道の始まりだ。すると後ろから単独さんが追い付いてきた、役場の駐車場に後から到着した車の人のようだ。大きなリュックを背負っていたが、追い越していくとアッと云う間に遠ざかって行った。
高度 830m付近にある第1鉄塔で、ここまで汗をイッパイかいたので防寒着の下の厚手のシャツを1枚脱ぐ。
歩きなれてきたのか、背中の重さはあまり感じなくなり、その後は順調に登って行く。
坪の内林道に上がっても、雪は殆ど無かった。
昨年も一昨年もここでスノーシューを付けて目的地に向かったのだが、今回は残念ながらこの冬初めてのスノーシュー遊びは出来ない。
おまけに林道上の展望地からは、まだガスっていてほとんど展望はなかった。
雪は無く・霧氷もなく・展望もナイ、今日はハズレか? しかし今日の天気予報では天川村は昼間は晴れマークが並んでいたので、これから天候が回復し冬の澄んだ景色が見られる事を期待するのみだ。
雪がないので、往路は林道上を歩かずに、山道経由で栃尾辻に向かう。
トラバース道で雪が解けずに残っている場面もあったので慎重に進むが、凍ってはいないのであまり滑ることはない。
栃尾辻でオニギリを1コ腹に入れ、その先の急坂を登り暫く行くと一面が雪で覆われた広い場所に出た。左(北)方面に展望があり、天気予報通りに回復した青空の向こうには稲村ヶ岳・大日山がクッキリと見えた。
天女の舞に到着だ。今日の景色は今まで見た景色の中で、今日が1番だ。
その展望だけではなく、天女の舞の一帯は雪に覆われ、木々には薄目ではあるが霧氷の花も咲いていた。
まだ時間が早いので、頂仙岳まで足を延ばしてみる事にする。帰りには霧氷は落ちてしまっているかも知れないので、景色を良く見納めてから出発。
P1518から熊渡(金引橋)分岐方面に下って行くと、こちら側の雪景色は天女の舞と違った雰囲気があった。
分岐の鞍部から高度 100mほど登り、少しダラダラ行くと、また登りだ。歩きなれたとはいえ荷物が重くシンドクなって来た。
戻ることも考えたが、もう少し時間があるので、頑張って先に行く。50mほど登ると、頂仙岳手前のナベの耳だ。
ここまでトレースがあったが、頂仙岳へ足跡はない。
しかし上を目指せば良いだけなので、歩きやすそうな所を適当に歩けばよい。急坂ではあるが、初めのうちは障害物はないので、出来るだけ雪のない所を右に左に上を目指す。
途中から地肌の所はなくなってしまったので、固めのシャーベット状の雪に靴でエッジを切り込みパラレルで登って行く。アイゼンの装着も考えたが、こんな傾斜地で付けるのも面倒なので、そのまま頑張る。
山頂が近づくと今度は藪が待っていた。冬のこの時期なのでまだましだが石楠花の枝は鬱陶しい限りだ。
何とかアイゼン無しで頂仙岳の山頂に到着。
三角点のある場所は展望はないが、少し北側からは稲村ヶ岳方面に展望がある。青空が晴れ渡ったので展望が良い。ここからは稲村の向こうに山上ヶ岳も見える。
残念ながら八経方面は木が邪魔をしてほとんど見えなかった。
予定より時間がかかったので、アイゼンを装着して足早に下山に向かう。苦労して登ってきた所も下りでは楽々だ。
迷う事はないが、往路で付けたトレースを確認しながら下る。
頂仙岳の下のナベの耳まで下れば、その先はトレースがイッパイついている。
往路でフーフー言いながら登って来た所も、早足で下る。
熊渡分岐から P1518へ登りになると途端にペースダウン。
それでも休まずに一生懸命に登り返し、昼食予定地の天女の舞に戻ると 12時を45分も過ぎていた。ここまで途中で何人かに出会っているが、もう誰もいない。正面に稲村方面を見ながら昼食だ。
サーモスの魔法瓶にお湯を入れてきたが、ガスで再沸騰させるとオニギリを食べている間に湧き上がった。
カップラーメンで温まり、食後にコーヒーでスイーツを食べ、少しユックリする。
昼食中の 小1時間に天女の舞には誰も来なかった。
今日は手袋を外して食べたが、それほど冷たくはなかった、しかもここまで防寒手袋ではなく、アクリル製の軍手で通して来た。登り初めの第1鉄塔で脱いだシャツも脱いだままだ。それほど今日は暖かい。
下山に向かうと、木々についていた霧氷がバラバラと勢いよく落ちている。その落ちている木の下を通るとまるで雨降りのようだ。気温が上がったのか一斉に落ち始めた様だ。
天女の舞から少し下った所でアイゼンを外し、栃尾辻でそのアイゼンをリュックの後のスノーシューと一緒に結わい、下山する。
左手に坪の内林道が見えた所で、帰路はその林道に下り、林道経由で下る。
林道のヘアピン部分で再び山道に入り、一気に下山。
登山口の小屋の裏側の水場で、ストック・アイゼン・靴を洗い、駐車した役場に戻り今日の行程を終える