TKM の デジカメと山歩き | 2016/1/10(日) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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曇 | |||||
稲村ヶ岳・白倉山 | |||||
スタート:母公堂 → | |||||
ルート : | |||||
稲村ヶ岳=関・近100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
稲村ヶ岳 | |||||
Ⅲ△1726.14m (稲村岳) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
890m | 08:26 | ① 母公堂 | 0:53 | - | 0:53 | 出発時間 | 06:30 | 14:40 | ||
09:19 | ② 法力峠 | 到着時間 | 08:15 | 16:55 | ||||||
1:07 | 1:10 | 2:00 | ||||||||
10:26~10:35 | 0:06 | ③ 山上辻 | 片道距離 | 76 ㎞ | 76 ㎞ | |||||
0:35 | 0:50 | 2:35 | ||||||||
1726m | 11:10~11:25 | 0:15 | ④ 稲村ヶ岳 △1726.1 | 往復距離 | 152 ㎞(AVG= - ) | |||||
0:29 | 0:40 | 3:04 | ||||||||
11:54~12:25 | 0:31 | ⑤ 山上辻 | ||||||||
0:51 | - | 3:55 | 0:51 | |||||||
13:16 | ⑥ 白倉山 | ASC(総上昇)プロトレック | 995 m | |||||||
0:32 | - | 4:27 | 1:23 | |||||||
13:48 | ⑦ 法力峠 | DSC(総下降) 〃 | 1000 m | |||||||
0:39 | - | 5:06 | 2:02 | |||||||
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14:27 | ⑧ 母公堂 | 総上昇量(GPS) | 1005 m | |||||||
6:01 | 0:55 | 5:06 | - | 移動距離(GPS) | 13.0 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 ⇔ 《R309》 ⇔ 川合 ⇔ 《県21》 ⇔ 母公堂
母公堂の少し先の冬季通行止の手前に路駐(母公堂の正面の駐車場は満車だった)
母公堂 → 法力峠 → 山上辻 → 稲村ヶ岳 → 山上辻 → 《狼尾》 → 白倉山 → 法力峠 →母公堂
この冬は暖冬の影響で山々の積雪もまだまだのようだ。本来ならスノーシューを担いで雪遊びに出かけたいところであるが残念ながらその出番はまだない。それどころかアイゼンもこの冬はまだ使用していない。
逆に道路状況は良いので、ノーマルタイヤの当方の車でも例年なら行けない場所も選択肢に入った。
と云う事で、霧氷のメッカの観音峯に観音峯登山口から登る予定で出かける事にした。この気候で霧氷はたぶん期待で出来ないと思われるが・・。
川合の先からR309を別れ、洞川に向かう県道21号線に入り急坂の登りになっても凍結は全くない、辺りに白い物も全くない。
虻トンネルを抜け観音峯登山口についても道路上には雪も凍結も無かった。で、急遽このまま進みこの先の毛又大橋まで行って山上ヶ岳に登ることに予定を変更。
洞川の旅館街を過ぎると、途端に道路上に白いものが目に付き出した、奥深い所なので早朝は相当に冷え込んでいるようだ。積もっているほどでもなく凍結もない模様だか、慎重に進む。前を走っている車もノロノロ運転だ。
母公堂を通り過ぎると、すぐ先で冬季通行止の看板があった。これ以上先に行けないので母公堂の前の駐車場に入ろうとしたが満車、致し方ないので冬季通行止の看板の前に路駐。
隣に停めている人が稲村ヶ岳に向かうとの事だったので、大日山のトラバース道の状況を聞くと事前にネットで確認してきたようで、積雪もなく問題ないようですよ、との事だった。
それで、またまた行先を変更して稲村ヶ岳にした。
いくら暖冬とはいえ、大峯の山は厳寒と思い、この冬初めて防寒着を着てスタート。
母公堂の西側にある登山口から入山。
山道には白いものが斑にあるが積もっているという程のものでもない。風はないが気温は低いようで、手が冷たいので薄手の手袋をはめる。しかしすぐに体が温まり、汗まで出始める。
法力峠で先行していた3人組をかわしてそのまま通過。山道上の雪は少しづつ増え始めたが、それでも積もっているというまでは至らない、逆に南斜面で日が当たる様な場所では地肌が出ているような状態だ。
高度を上げ、岩場のトラバース道になると、足場の細い所では岩に着いた雪が凍って滑りやすくなっているので、鎖の手摺をしっかり握りながら、絶対に滑らないように慎重に通過する。
「山上辻」手前の崩落した橋の横を抜けるときも、恐怖感は感じなかったが滑るとアウトなので慎重に通過する、
山上辻で、オニギリ1個を腹に入れ、ここでこの冬初めて使うアイゼンを装着した、今日は雪も凍結も大した事はないと踏んでいたので、6本爪の軽アイゼンだ。
山上辻から尾根歩きになると、風があり体感温度は下がって来た。周りの木々には育った霧氷の花が綺麗だ。この冬初めて見る霧氷だ。
尾根の西側のルートでは風が強く、寒さで耳が痛い。慌てて防寒具のフードをかぶる。
大日山のトラバース道に来ると、吹き溜まりの積雪量は大した事もなく、トレースも付いているので、通過出来るか心配していたが、杞憂に終わったようだ。しかし「一歩足を踏み外すと」 と思うと怖いのでなるべく山側に体を近づけながら通過する。
反対側のキレットに出ると、風の通り道のためか霧氷が一段と綺麗だった。
キレットの反対側の鎖場の急登もアイゼンが良く効き、滑ることもなく快調に通過。
稲村ヶ岳の山頂には単独さんが居られたのみ。青空と黒っぽい雲が混在しており遠方までの景色はないが正面の山上ヶ岳から大普賢まではハッキリと見える、弥山の山頂には雲がかかっているが、その向こうの仏生嶽は見えていた。
時間も早いので、山頂の展望台でゆっくりして景色を堪能してから下山に向かう。
山上辻に戻る途中で後続者数組とすれ違う。
山上辻の稲村小屋の軒先に入り昼食。狭い場所に単独さん2人と夫婦さんが居られた。
格好のテーブルがあるので、ポットに入れてきたお湯をガスバーナーで再沸騰させると、直ぐに湧き上がる。カップラーメンとコーヒーで温まる。
昼食を終え、分岐点で下山道をどうするかで迷う。「レンゲ辻」方面にトレースがあるが、夏場でもヒヤヒヤなトラバース道は、やはり行く勇気が出ない。このまま来た道を帰るには味気ない。
で、「狼尾」に上がり白倉山を経由して下山することにした。
登りに掛かると雪の上に足跡が1組ある。表面が崩れかかっているので、今朝早くか昨日のものか。
山上辻から数センチほど雪の冠ったササの道をダラダラ登って行くと、その先で石楠花ヤブの登りが始まる。所々にテープがあるので、その指示に従い進むが、それでも石楠花が邪魔をする。とにかく石楠花を除けながら右に左に登って行くが、所々に先ほどの足跡が残っている。歩けるところは決まっているようだ。
何度もリュックを引っ掻けながら登ってようやく狼尾に辿り着く。
そこで、北に進路を変え、白倉山方面に向かうと、その先は足跡がなくなってしまった。尾根を進めばよいので方位を気にする事はないが、所々にある石楠花ヤブが邪魔をして進路を阻むので、避けながら進む。
下りの場面では石楠花を避けて進路を変えた時は、その先の方向を誤らないように、方位をGPSで確認しながら進む。
崖のような急下りも何個所かあったが、何れも距離は短く、適度にある雪のおかげで、アイゼンが良く効き、快調に下ることが出来た。石楠花のヤブさえなければ快適なルートなのだか・・。
一旦鞍部に下り、少し登り返すと白倉山だ。手作りの小さな案内があるのみで、展望も何もない所だ。
白倉山からの下りで、尾根を間違えないように、何度もGPSを確認しながら下る。
しかし最後に、早く山道の合流したい一心からか、目的の尾根ではなく左側の尾根に入ってしまい、当初の目的の法力峠の南側の鞍部ではなく、その手前の青い小屋の所に出てしまった。
ちょうど稲村小屋の軒先で昼食をしていた夫婦さんが降りてきた所に出くわした。
当方が小屋を出た時はまだ夫婦さんは昼食道具を広げワインと豪華な山飯を楽しんでいたので、当方より相当遅れてスタートしたと思うが・・。
法力峠でアイゼンを外し、観音峯方面から下ってこられた方が早足で母公堂方面に下って行ったので、当方もその人を追いかけて早足で下り、無事に母公堂に下山した。