TKM の デジカメと山歩き | 2017/6/2(金) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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霧雨/曇 | |||||
弥山・八経ヶ岳・明星ヶ岳 | |||||
スタート:熊渡 → | |||||
ルート :↑双門コース、↓カナビキ尾根 | |||||
八経ヶ岳=日本100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
八経ヶ岳 | |||||
Ⅱ△1915.2m (弥仙山) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
670m | 05:29 | ① 熊渡 | 0:52 | 1:00 | 0:52 | 出発時間 | 03:50 | 17:20 | ||
06:21 | ② 釜滝 | 到着時間 | 05:15 | 19:25 | ||||||
2:14 | 2:20 | 3:06 | ||||||||
08:35 | ③ 仙人嵓前のテラス | 片道距離 | 71 ㎞ | 71 ㎞ | ||||||
0:24 | 3:00 | 3:30 | ||||||||
08:59~09:29 | 0:30 | ④ 巌の双門 【往復タイム 30分】 | 往復距離 | 142 ㎞(AVG= - ) | ||||||
2:32 | 6:02 | |||||||||
12:01~12:39 | 0:38 | ⑤ 狼平 | ||||||||
0:44 | 1:00 | 6:46 | ||||||||
1895m | 13:23 | ⑥ 弥山 P1895 | ||||||||
0:26 | 0:30 | 7:12 | ||||||||
1915m | 13:49 | ⑦ 八経ヶ岳 △1915.2 | ||||||||
0:18 | 0:20 | 7:30 | 0:18 | |||||||
1894m | 14:07 | ⑧ 明星ヶ岳 P1894 | ||||||||
0:53 | - | 8:23 | 1:11 | |||||||
15:00 | ⑨ 高崎横手出合 | ASC(総上昇)プロトレック | - m | |||||||
0:42 | - | 9:05 | 1:53 | |||||||
15:42 | ⑩ 金引橋分岐 | DSC(総下降) 〃 | 1660 m | |||||||
1:25 | - | 10:30 | 3:18 | |||||||
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17:07 | ⑪ 熊渡 | 総上昇量(GPS)eTrex | 1738 m | |||||||
11:38 | 1:08 | 10:30 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 23.7 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 熊渡
熊渡
熊渡 → 《双門コース》 → 釜滝 → 吊橋 → 仙人嵓前のテラス → 巌の双門 → ザンギ平 → 河原小屋跡 → 狼平避難小屋 → 弥山 → 八経ヶ岳 → 明星ヶ岳 → 弥山辻 → 《レンゲ道》 → 高崎横手出合 → ナベの耳 → 金引橋分岐 → 《カナビキ尾根》 → 熊渡
当方には厳しいと思っていた双門コースへの挑戦だ。
昨年の今頃(2016-6-1)にナベの耳の手前より河原小屋手前の弥山川に下り、狼平まで双門コースの一部を歩いた。
その帰りに、双門コースを歩かれた同年輩の男性お二人さんに会い、様子を伺ううちに何とか歩いてみたいという気持ちが湧いてきた。
機会をうかがっていたが、ウダウダしている間に 1年経った。
今は日が長い時期で、このところの天気続きで増水もなさそうだ。また先週に長距離を歩いたが余裕を持って歩け、体調も引き続き良さそうなので、いよいよ実行に移す事にした。
狼平までコースタイムで 6:20。道迷いの余裕を見て 8時間として下山に 2時間半をプラスすると 10時間を超える。
と云う事で 6時くらいにはスタートしたい。で、4時に自宅をスタートを目指して前日いつもより 2時間近く早く寝床に入る。
気が張っていたせいか予定通りに目覚め 3時過ぎに起床。4時前に自宅をスタートすることが出来た。
早朝で信号に引っかかることも少なく、予定より早く現地に到着。先着車は 2台いた。
林道起点手前の道路が広がった場所には多くの車が駐車できるように、縦に駐車するように誰かが白線を引いていた。その白線に従って駐車。
予定より 30分速く、5時30にスタート。
自宅をスタートする前に確認した天気予報では、午前 3時から今日一日中晴れマークだったが、霧雨が降っている。ガスが出ているので朝靄の為の霧雨と思い、そのうちに晴れると思い特に気にすることはなかったが、足元が濡れているのでそちらが心配だ。
カナビキ尾根ルートの分岐で、左の双門コースへの林道に入る。林道をダラダラと下って行くと、林道終点で広い河原に出た。
とりあえずここを遡って行けばよいと、目印を探しながら進むと、左側・右側・左側と河原を離れ横の山道を一部通過していく。
3つ目の左側の山道から再び河原下りると釜滝だ。小さな滝だが釜(淵)の水が深いブルー色で綺麗だ。
釜滝で休憩していた人だろうか、壮年の単独さんが、釜滝の横にあるの鉄階段を登って行った。
当方も追いかけて、初めて登場した鉄階段を登って行く。少し進むと前方にライトが光っていた、ダム横にある施設からだった。
初めのうちは、マークや表示が目だっていたので、それほど迷う事もなかったが、奥深く進むにつれルートが複雑なのでマークを見落としやすくなってきた。先行者が居るので一生懸命について行く。
その先行者もルートをミスして戻ってきたりしていた。
そんなんで歩くのに精一杯。景色や花など見る余裕がない。
最初の渡渉点で、昨日雨が降ったのだろうか水量が多いではないか。先に渡渉していた先行者が少し川下側で渡れると教えてくれ助かった。
その先しばらく、川床を岩を避け歩けるところを拾いながら進むと、先行者が行き詰ってルートを探していた。岩に消えかかった赤ペンキの矢印があるが、その方向に行くとその先はルートに見えない。
2人でウロウロしながらルートを探す。
すると先行者が矢印の方向、ルートと思えないところの先に鉄杭が見えるので、そこがルートだと気づいてくれた。
ネットで見た事のある「へつり」の所だった。先行者が模範を示して進んでくれたので当方も続く。怖かった。
その先で、段差の大きい所を超える場面があり、足が上がらず中々越えられない。他にルートはないのでソコを超えるしかない。試行錯誤して体を預けるようにして何とか超える。
しかし、この先が非常に不安になる。越えられない所が出てきたらどうなるのか。引返すわけにはいかないし・・
小さな谷を巻く所で、ルートミスをした先行者が戻って来て後ろから付いてきた。
暫く先行して進むと、吊橋の所で今度は当方が行き過ぎてしまう。一の滝の所だ。引返すと、後方になった先行者がココですと吊橋に下るロープを示してくれる。
そんなんで道迷いイッパイ。たまたま先行者がいたので助かったが、一人だったらどうなったことやら。
双門滝の展望地の「仙人嵓前のテラス」に着くと、ガスっていて双門滝はボンヤリとしか見えなかった。日本の名瀑100選の中では、見るのに一番困難な場所にあるそこまで来たのに残念だった。まぁー見えるだけまだましかな。
「仙人嵓前のテラス」を過ぎて、しばらく先に進むと、鉄クサリの手摺のある歩きやすい尾根登りになった。
ふと気になり、GPSで確認すると、「巌の双門」への分岐を行き過ぎていた。3~40mほどの高度差の行き過ぎだ。普段ならあきらめてそのまま先に進むが、ココまで時間的には問題なく来れたのとこの機会を逃すと次に見る事は叶わないと思い引返す。
分岐の所まで戻ると、テープがあった。下を向いて歩いていたので見落としたみたいだ。
その分岐に入るが、明確な踏み跡はなくテープもない、GPSのルートを頼りに獣道のような歩けそうな所を進む。少し進むと所々にテープが現れた、踏み跡もハッキリしてきた。明確な踏み跡が現れる所まで各所からてんでにアプローチしているのだろうか。
「巌の双門」は想像以上にデカかった。まだガスがかかっているので見栄えはイマイチだったが、自然にこんな大きなものが出来るのが不思議だ。暫く見とれる
分かりにくかった往路を戻り、ルートに復帰すると、「巌の双門」までの往復タイムは チョウド 30分、寄り道をする価値十分だった。
先ほど行き過ぎた所を過ぎて少し登るとザンギ平。登りはひとまずここまで。鉄階段を 1ツ下り、二重橋を渡ると、ザレた下りに入る。地面が濡れているので滑らないように細心の注意で下って行く。
長い下りを終え、弥山川まで下り一服。オニギリで小腹ごしらえをする。
霧雨はやんだが汗とその霧雨で服は上下ともビッショリだ。これから大汗をかくようなな場面は多分なくなるし天気も回復してくるので、すぐ乾くと思い、そのまま先に進む。
高巻を 2回ほど繰り返し河原に下りると、ナベの耳へのエスケープルートがある場所だ。
ここから先は、ちょうど 1年前(2016/6/1)に歩いている。とりあえず一安心だ。
河原小屋を跡形なく崩壊させた大崩壊地を過ぎ、広い河原を通過すると、赤リボンを頼りに、左岸側・右岸側を高巻いたり、河原の大岩の中を歩けるところを探しながら通過したりする。
1年前に歩いた時の記憶では、そんなに複雑なルートとの印象は残っていないが、その時の印象とは違い結構ややこしかった。
しかし、目立つ赤リボンがあったので、それを拾いながら進む。
名物の吊梯子は、ここまで鉄階段を延々と登ってきたためか手に疲れがたまって体を持ち上げるのがキツカッタ。その先の岩に鉄杭が打ち込まれた空中回廊を過ぎると、狼平はもうすぐだ。
スタートして 6時間32分で狼平に到着。
「巌の双門」に寄り道をしているので、コース標準タイム内で到着する事が出来た。しかしここまで一生懸命に歩いた事もあり、周りの景色や花を見る余裕はなく、歩くのが精一杯だった。
小屋の前のベンチで昼食。山専ボトルにお湯を入れてきたが、既に 8時間以上たっているので、コンロで再沸騰してカップラーメン・コーヒーを頂く。
まだ時間的に余裕があり、体力的にも何とかなりそうなのでとりあえず弥山に向かう。
長い木製階段もちょうどよい歩幅なので歩きやすく、弥山(弥山神社)まで 44分で到着。
時間・体力的にも問題なさそうなので、そのまま八経ヶ岳からの周回に向かう。
弥山小屋まで移動すると、小屋前のベンチに男性 4人のグループがいた。今日入山して見かけたのは、釜滝で先行していた単独さんと、その 4人さんのみ。狼平で昼食を取っている時にも誰も通過しなかったが。
八経ヶ岳で、先週歩いた舟ノ垰から楊枝ノ森・七面山を見て、明星ヶ岳にも寄って行く。
弥山辻から雰囲気の良い「レンゲ道」を足早に下り、高崎横手出合で水分補給して、ドンドン先に向かう。
カナビキ尾根は 1050m付近まで巻道に入らずそのまま尾根を下り、その先から山道に入り、林道終点からブラブラ林道を歩き、長かった行程を終える。
一生懸命に歩いた事にもよるが、難敵の「双門コース」を「巌の双門」にも寄って、狼平にお昼に到着できたのは上出来だった。そのため八経ヶ岳への周回もできた。
熊渡の駐車地に戻ると、多くの車が駐車できるように誰かが、白線を引いていたが、手前の 1本を除いた白線がシンナーのようなもので消され、赤いコーンが置かれていた。
当局は、駐車場として認めない姿勢のようだ。