TKM の デジカメと山歩き | 2017/12/29(金) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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曇 | |||||
観音峯山 | |||||
スタート:観音峯登山口休憩所 → | |||||
ルート : | |||||
![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
観音峯山 | |||||
Ⅲ△1347.66m (観音峰) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
770m | 08:16 | ① 観音峯登山口休憩所 | 1:14 | 1:50 | 1:14 | 出発時間 | 06:15 | 16:10 | ||
09:30~09:35 | 0:05 | ② 観音峯展望台 | 到着時間 | 08:00 | 18:00 | |||||
0:35 | 1:49 | |||||||||
1347m | 10:10 | ③ 観音峯山 △1347.7 | 片道距離 | 70 ㎞ | 70 ㎞ | |||||
1:15 | 1:25 | 3:04 | ||||||||
11:25 | ④ 法力峠 | 往復距離 | 141 ㎞(AVG= 16.6) | |||||||
1:20 | 1:10 | 4:24 | ||||||||
1540m | 12:45~13:04 | 0:19 | ⑤ 稲村ヶ岳山荘(山上辻) | |||||||
0:50 | 0:50 | 5:14 | 0:50 | |||||||
13:54 | ⑥ 法力峠 | |||||||||
0:42 | - | 5:56 | 1:32 | |||||||
14:36 | ⑦ 母公堂 | ASC(総上昇)プロトレック | 1091 m | |||||||
0:31 | - | 6:27 | 2:03 | |||||||
15:07 | ⑧ 洞川温泉 | DSC(総下降) 〃 | 1060 m | |||||||
0:44 | 0:50 | 7:11 | 2:47 | |||||||
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15:51 | ⑨ 観音峯登山口休憩所 | 総上昇量(GPS) | 1088 m | |||||||
7:35 | 0:24 | 7:11 | - | 移動距離(GPS) | 19.5 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 川合 ⇔ 《県21》 ⇔ 観音峯登山口休憩所
観音峯登山口休憩所
P → 観音平 → 観音峯展望台 → 観音峯山 → 法力峠 → 稲村ヶ岳山荘(山上辻) → 法力峠 → 母公堂 → 洞川温泉 → 《みたらい遊歩道》 → P
いつの間にか、今年もあと 3日。歳を取るほど 1年が短くなっている。
今年の山歩きの記録を振り返ってみると、チョウド 50回の記録がある。10月までは毎週のように山歩きに出かけていたが、10月末に突然の腸閉塞に襲われ、病院に 5泊した。
退院後も、ムリをしたくなかったので 1ヶ月山歩きを自粛。その結果を踏まえての 50回の山歩きは自分なりによく頑張ったと思う。
今年最後の、年納めの山歩きは、観音峯山に行くことにした。冬の観音峯山は初めてだ。
霧氷で有名な山ではあるが、この 2~3日は比較的暖かかったので霧氷は厳しいとは思うが。
現地までのアプローチは凍結はなく、順調に観音峯山登山口休憩所の駐車場に到着。
駐車場には先着車は 3台、準備中にも 3台到着してきた。今日は平日ではあるが、昨日が御用納めで、多くの企業も年内の仕事納めだったと思われるので、皆さん年納めの山歩きに出かけてきたのかな。
外気温は -1℃だったが、風がないのでそれほど寒くは感じない。手袋は嵌めずにスタートしたぐらいだったが、さすが入山すると手が冷たくなってきたので薄手の手袋を嵌める。
積雪はあるものの、1~2㎝の新雪で昨夜降ったような感じで凍結はない。アイゼンは不要だ。
歩き始めてしばらくすると体が温まって来た。少し頑張って登って行くと汗まで出てきた。
汗冷えしないように、できるだけ汗をかかないようにユックリ進むが、自然いつものペースに戻ってしまう。そんなんで、やっぱり汗をかいてしまう。顔から汗が落ちる位までだ。
観音平の休憩舎で、フリースのインナーを 1枚脱ぐ。結局下山するまで、脱いだままだった。
歩き慣れてきたからか、インナーを脱いだことによるのか、その後は大汗をかく事はなく順調に登る。
樹林帯を抜け、ススキ地帯に出ると、間もなく大きな石柱表示のある観音峯展望台だ。
ここまで数名のトレースがあったので、誰かいるかと思ったが、無人だった。
今日は天気予報では曇/晴となっているが、空はどんよりとしており青空は見えない。しかし、それなりに展望はあり正面の大日山・稲村ヶ岳から弥山方面までハッキリと見る事が出来る。一定の高度以上は霧氷が着いているようで山肌が白い。
パノラマを撮っていると、若い単独さんが追いついて先に観音峯山に向かわれた。
当方も追って行く。観音峯山手前のP1285への登りがキツクなると、滑り出したのでアイゼンを装着した。
その先で、同年輩の単独さんがとすれ違う。観音峯山の山頂付近は霧氷がキレイだったですよ との情報を得る。今日は霧氷は諦めていたのだが、期待が出てきた。
P1285まで上がると、風が通り抜けるのか、樹々には薄い霧氷が着いていた。
ピークから少し下り、観音峯山への登りに掛かると、霧氷が次第に厚くなり始める。
ピーク手前で、先行していた若い単独さんが戻ってきた。
観音峯山の山頂界隈は、言われたように霧氷がキレイに育っていた。少し想定外。
青空だったら、霧氷が映えていたと思うが、マァー霧氷が見られただけでも良かった。
山頂からの展望はなく、霧氷は先でも見られるので、そのまま先の法力峠方面に向かう。
トレースはチェーンスパイクの 1人分があるのみだ。そのトレースを追っていく。
時々立ち止まりながら、霧氷をパチリ。
三ツ塚を過ぎると、2個所ほどで痩せ尾根の少しややこしい場面があるが、気を付けて通過する。
法力峠への尾根曲りで、トレースはそのまま直進方向に進んでいたので、釣られそうになったが、テープを確認し、法力峠への急坂を下り。すると、トレースが合流してきた。折り返してきたようだ。
法力峠に下りると、稲村ヶ岳方面には数名分のトレースがあった。
お昼が近いが、出来れば昼食事場所は稲村小屋で と思う。しかし、そこからコースタイムで 70分、積雪があるのでもっとかかるか。
で、迷いに迷うが、行ける所まで行ってみようと、稲村小屋に向かう。
積雪は次第に多くなるが、トレースがあるので普通に歩ける。
しかし、稲村小屋のある稜線が近くなると、吹雪はじめて耳が痛くなる、フードを被る。トレースも吹雪いて薄くなってきた。
高度 1500m付近からのトラーバース道に入ると、一気に危険が増してきた。目的地まで近いので頑張ったが、距離があれば引返した所だ。
消えかかった先行者のステップを追って、一歩づつ足固めをして滑らないのを確認してから一歩を踏み出して進む。そんな繰り返しを何個所かして、危険地帯を抜けると、前方に稲村小屋が見えてきた。
小屋に入ると、若い(たぶん 20歳代) 3名さん(男×1、女×2)が昼食をしていた。稲村ヶ岳に行った帰りとの事。
ピッケルと重装備の山岳部の人かな。大日のトラバースは落ちたらお終いと覚悟で通過したとの事。
時間が遅くなったこともあり、急いで昼食を食べる。
先発して行った、その 3人を追って下山に向かう。
稜線近くの危険地帯は先行者がステップを切って行っているので、その後を慎重に進む。
急いでいけば追い付けるかと思い頑張って歩く。そのためか何でもない所でアイゼンを引っ掻け勢いよく前方に転倒、雪があるので無傷。そんなこともあったが、見通しがある所でも後姿が見えない。ただ者のグループではないようだ。
法力峠に着くと、そのグループがアイゼンを外していた。下りは滑りやすいので当方はそのまま先行して下山に向かう。
雪が少なくなり、岩や木の根かアイゼンに引っかかりやすくなる。アイゼンを外すタイミングを見ていると、ついに引っかけて、また転倒してしまった。
打ちどころが良かったので無傷だったが、首からぶら下げているカメラのレンズ保護カバーが破損していた。幸いレンズは無傷。
おまけに、歩きにくい所を歩いたせいか、両足とも親指の付け根の下が靴擦れをして痛くなってきた。
後ろから 3人グループが追い付いてきたので、先に行ってもらいそのついでにアイゼンを外す。
アイゼンを外してからも、1度尻もち。今日は何回転倒したかな。
母公堂の登山口に下り、県道をブラブラ歩き、天川温泉から「みたらい遊歩道」経由で、駐車した観音峯登山口休憩所に戻り、無事に今日の行程を終える。