TKMデジカメ山歩き 2018/10/2(火)
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山上ヶ岳
スタート:五番関TN南口 →
ルート :
日本300名山、関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
山上ヶ岳
 Ⅰ△1719.39m (大峰山上)
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※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1080m  08:24   ① 五番関TN南口 0:16 0:15 0:16   出発時間 06:10 16:10
   08:40   ② 五番関 到着時間 08:15 18:30
1:38 1:50 1:54  
   10:18   ③ 洞辻茶屋 片道距離 78 ㎞ 78 ㎞
1:11 1:00 3:05  
1719m  11:29   山上ヶ岳 △1719.4 往復距離 157 ㎞(AVG=17.1)
0:45 - 3:50  
   12:14~13:04 0:50 ⑤ 小笹宿  
0:43 - 4:33  
   13:47   ⑥ 山上ヶ岳  
0:48 0:40 5:21 0:48
   14:35   ⑦ 洞辻茶屋 ASC(総上昇)プロトレック 780 m
1:15 1:20 6:36 2:03
   15:50   ⑧ 五番関 DSC(総下降) 〃 780 m
0:11 0:10 6:47 2:14
   16:01   ⑨ 五番関TN南口 総上昇量(GPS) 964 m
  7:37 0:50   6:47 -     移動距離(GPS) 15.2 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 川合 ⇔ 《県21》 ⇔ 五番関トンネル南口


駐車場

五番関トンネル南口


ルート

P ⇔ 五番関 ⇔ 洞辻茶屋 ⇔ 山上ヶ岳 ⇔ 小笹宿 【往復】
※ 往路は鐘掛岩を経由し、帰路は日本岩を経由した


記録

台風と秋雨前線が交互に来るような感じで、相変わらず不安定な天候が多い。
そんな中、2日・3日(火・水)の2日、秋晴れになるとの天気予報だ。
2日連続で晴れる予報は久しぶりなので、遠出をしたかったが、水曜日は親睦会の例会日で、今年から当方が幹事を務めているため欠席できない。残念ながら遠出は不可。

と 言う事で、2日(火)の今日 奥駈道を歩きに行く事にした。
関空が沈没した台風 21号(9/4)と、この日曜日(9/30)に紀伊半島田辺市付近に上陸し足早に通り抜けていった台風24号 の影響で、奥深い山々はアプローチ(林道)を含め状態が不明なので、まず間違いのない山上ヶ岳に行く事にした。

ルートは五番関トンネル南口から奥駈道へ上がり、山上ヶ岳の向こうの阿弥陀ヶ森まで足を延ばす予定とした。時間があればその先の伯母谷覗まで行けたら と思う。
勝手知りたるルートなので、久しぶりに山飯をユックリしたく、その食材調達のため大淀のスーパーの開店時間 7時に通過出来るように自宅をスタート。

ほぼ予定通り、スーパーで買い物をして、洞川の旅館街を抜けると道路上には台風の影響と思われる枝の付いた落ち葉がイッパイ。
県道21号から五番関トンネルへの道に折れると、一層ひどくなり道に引き詰めたような感じだ。
タイヤが枝を弾き車の底にガンガン当たるので、超スローで進む。

しかし、車が通れないような倒木や大きな枝木は既に排除されたのか、道路上にはなかったので通行は可能だ。1ヶ所だけ道路上に土砂崩れの跡があったが、車が通れる幅だけ、土砂が排除されていた所もあった。
そんなんで、五番関トンネル南口には少し遅れて到着。
先着車が 1台いたので、少し驚く。京都ナンバーの車だった。


小公園の東屋の裏側から入山。
台風の影響は全くなく、五番関までの山道も歩く人が多くなったのか以前よりシッカリした感じがした。急傾斜で滑りやすい所にはロープも新しく設置されていた。
五番関まで、標準タイム 15分を意識して歩いた事もあり、標準タイムで五番関の奥駈道に上がる。

女人結界門に入り、左側の巻道に道を取る。
山の斜面上を横切って行くルートなので、谷を巻いて行く場面はどうしても荒れており注意を要した。特に 1ヶ所、ほぼ道が崩壊し、滑りやすい砂地模様の谷筋を巻いて行く所では肝を冷やしながら通過した。帰路でそこを再び通過するのはゼッタイに嫌だったので、帰路は旧道の尾根道から戻る事にした。

巻道から尾根筋に出ると、鍋カツギ行者。その先は基本尾根道なので、あとは一生懸命に歩くだけ。

洞辻茶屋の手前で、単独さんにすれ違う。
京都ナンバーの持ち主で、早い戻りですね と聞くと、今日は奥駈繋ぎの為、未踏区間の洞辻茶屋から大天井ヶ岳を歩きに来たとの事で、洞辻茶屋で引返して、これから大天井ヶ岳に行くとの事だった。そこを繋げばあとは、前鬼から楊枝ノ森を残すのみとの事。
奥駈を繋ぐ目的の人も多いようだ。当方は昨年、南奥駈を含め全ルートを 19回の日帰りで繋いだ。

洞辻茶屋はそのまま通過して、陀羅尼助茶屋の先の分岐は、鐘掛岩を経由する左に道を取る。
その鐘掛岩の中ほどにある展望台へ今回初めて岩の斜面を直登した。岩の足がかりがあるので両手でシッカリ岩を掴みながら登れば問題ない。
しかし、そこから鐘掛岩のテッペンまでは、当方の技量では危険すぎて登れない。従って、展望台から一般ルートに出て、反対側から鐘掛岩のテッペンに出た。

山上ヶ岳へは何度か来ており、鐘掛岩の中間の展望台には行った事があるが、どういう訳か鐘掛岩のテッペンには今回が初めてだった。

西ノ覗岩にも寄り、山上ヶ岳の三角点まで上がると、11:29。スタートしてから 3:05もかかった。以前に歩いたよりも 15~20分オーバーだ。気候も良い条件なのに。やっぱり歳かな・・・
伯母谷覗はともかくも阿弥陀ヶ森も時間的にムリになったが、小笹宿までは行けそうなので、あとひと踏ん張り。

その小笹宿の手前で、単独さんとすれ違う。レンゲ辻経由で来て竜ヶ岳まで行って引返して来たところとの事。今日初めて人と出会ったと言われる。
今日は、久しぶりの好天なのに人が少ない、と 言うか誰もいない静かな山歩きだ。

小笹宿で昼食。
久しぶりの「アルミ鍋うどん」だ。いつも通り残りつゆにオニギリと この為に持ってきた卵を入れ雑炊。食後は、コーヒーをいれ貰い物のスイーツを味わう。
で、ユックリしてから帰路に向かう。
一瞬、竜ヶ岳に登って行こうかと頭に過ったが、昼食で少しユックリとしたこともあり、時間的に厳しそうなのでおとなしく下山することにした。

山上ヶ岳まで戻る途中、阿古滝の分岐で、少しだけ阿古滝方面に様子を見に行ってみる。
阿古滝まで行ってみたいが、400m以上の登り返しが厳しいので、どうかな?

山上ヶ岳に戻り日本岩で大展望を見て、あとはひたすら下山。
鐘掛岩を通らない木製階段の下山道を頑張って下る。

陀羅尼助茶屋を抜けたら、大柄の外人さんが登って来た。
その少し先で、大きな荷物を背負った単独さんともすれ違う。マットを持っているので、テントか小屋泊まりのよう。

ドンドン先に下り、洞辻茶屋につくと、4人グループが、清浄大橋方面に下って行く所だった。
水分補給をして先に進みかけると、軽装の青年が登って来た。
山頂までのタイムを聞かれたので、日没に注意して下さいと言ったが、何とかギリギリかな。

その先は、当然誰とも出会わなかったので、今日見た人は単独さん 5人と 4人グループのみだった。天気の良い日だったのに・・・

長いクサリ場は、ストックを仕舞って両手をフリーにしてシッカリとクサリを掴みながら慎重に下る。

鍋カツギ行者の先で、予定通り尾根を通る旧道に入る。
少しアップダウンがある。歩く人は少ないが明白なルートが残っているので、ルート取りに気を使う事はない。
五番関近くの最後の尾根別れが、少し分かり辛いので、そこさえクリアすれば、その先の急下りのU字溝のルートを下ると五番関の女人結界門に出る。

五番関から 10分強で、トンネル南口に着地して、無事今日の行程を終える。
京都ナンバーの車は、もう帰っていた。


 
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五番関トンネル南口
京都ナンバーの先着車がいた。
県道21号を左に折れ、毛又大橋を渡ると、道路上には一昨日の台風の影響と思われる小枝のついた落ち葉が、道路上にイッパイ落ちていた。

小公園の東屋の裏から入山

ロープ場が増えていた
木に生えた真っ白なキノコが目立っていた。

五番関
高度差 120mを、少し頑張って登る。コースタイム通りの 15分かかった

女人結果尾門に入り、左の巻道(新道)に進む

丸太のブリッジが濡れているので、ツルっと滑りそうなので、細心の注意で渡る

土嚢の所から、滑り落ちそうな所をヒヤヒヤで渡って来た。
帰りは、旧道の尾根経由に決まり

この倒木は何時からあるのかな、
当方が初めでここを通過した、10年前(2008/6/1)には、既にあった

鍋カツキ行者
中華鍋も貫禄がある

深い U字溝を暫く登り

傾斜の緩い、細った尾根を進み

今宿跡
尾根が大きく湾曲していく所で、ここで進路が南に変わる

左奥 大台の稜線の右のピークが日出ヶ岳。右手前のピークが今から行く予定の阿弥陀ヶ森。
遠いけど時間内に行けるかな

山上ヶ岳が見えてきた

山上ヶ岳 宿坊地域のアップ

長いクサリ場
上のクサリは、メチャ長い。
以前はロープだったけど、クサリに変わったのはいつからかな

太い枝が折れていた
台風21号?24号

洞辻茶屋に到着
この手前で、京都ナンバーの単独さんとすれ違う。奥駈繋ぎで、洞辻茶屋~大天井ヶ岳の未踏区間を繋ぎに来たとの事

陀羅尼助茶屋

??茶屋
陀羅尼助茶屋のすぐ南側

いつも通り、鐘掛岩を経由する左の行者道へ

根っこが、土に潜れず

鐘掛岩下のクサリ場

鐘掛け岩
今回初めて、中間の展望台まで直登してみる

展望台のある中間点まで、上がって来た

展望台からの眺望
大天井ヶ岳と、奥に 葛木・金剛山が見えていた

鐘掛岩のテッペン
ここまで来たのは、初めて。展望台のある中間点からの直登は、とても無理なので、登山道の分岐からきた

鐘掛岩のテッペン
役行者かな?

一番上の岩にあった 祠があったのかな

等覚門

西ノ覗岩

西ノ覗岩より①
歩いてきた稜線。洞辻茶屋・陀羅尼助茶屋の屋根も見える

西ノ覗岩より②
このクサリで、ぶら下がるようだけど。
まず、ちびるで

宿坊分岐
右方向から、すぐ上の宿坊で左に折れる

左に折れ、階段左からのルートに合流

??門

妙覚門
「身口意三業を整え参入されよ」。『シンクイ サンゴウ・・・・・』

妙覚門の門額
屋根の形が珍しいような

山上ヶ岳 山頂のお花畑

お花畑より
手前から、稲村(大日)・弥山・釈迦

山上ヶ岳 三角点

大峰山寺

錆びて貫禄のある、高下駄と錫杖
矢印の柏木方面に向かう

台風の影響

この森を歩きたくて

クリーンシャワーを浴びながら

阿古滝分岐
踏み跡は殆どない。行ってみたいけど、帰りの登り返し 400mが・・

小笹宿
時間的に厳しくなったので、阿弥陀ヶ森は諦め、今日はココまで
お堂の前で昼食にする

小笹ノ宿避難小屋

避難小屋の内部
大峯の避難小屋の中では、古く小粒な小屋だ。
ゴミは持ち帰れよな!

今日は卵を持参で、雑炊に
食後は、コーヒーで貰い物のスイーツを

小笹宿 水場
小屋の裏側に沢があり、このところの雨で水量は多かった。
このまま飲めるのかな

腹ごしらえを終え、帰路に向かう
阿弥陀ヶ森へ行けなかったので、せめて竜ヶ岳 と頭を過ったが、時間も時間なので、やはり帰路に

阿古滝分岐から、阿古滝方面に少し行ってみた。
テープがあったが、繋がっているのかな

山上ヶ岳への登り返しの途中で振り返ると、直ぐそばまで行った竜ヶ岳が、もう遠くに見えていた
右奥は大普賢岳

大峰山寺
山上ヶ岳に戻るまで、案外に時間がかかった。小笹宿でリターンしたのが正解だった

山上ヶ岳 お花畑より
ここからは大普賢岳は見えなかった

13:53 山上ヶ岳 お花畑の先端よりのパノラマ

レンゲ辻分岐より
下の鞍部がレンゲ辻だが、確認できない

レンゲ辻分岐より
日本岩

日本岩より①

日本岩より②
レンゲ辻が何となく。その先に巻道が山の斜面を横切っているように見える

日本岩より③
レンゲ辻と思われる所のアップ
女人結界門が確認出来ればと思ったが

日本岩より④
これから帰って行く尾根、左の大天井ヶ岳手前の鞍部の五番関まで戻るが、遠いな

西ノ覗岩を横に見て

左の下山道へ
外人さんと大きな荷物を背負った単独さんとすれ違ったが、どもまで行くのかな

洞辻小屋

洞辻小屋
4人グループが、清浄大橋方面に下って行ったあと、軽装の青年が登って来て山頂までの時間を聞かれたが、日没にならないように急いでくださいとだけ言う

クサリ場の上部
ストックをしまい、クサリ場の下りの備える

深い U字溝
ココを下れば、鍋カツギ行者

鍋カツギ行者

尾根道の旧道に別れる
表示板が古く、気を付けないと見過ごす

五番関



五番関トンネル南口
京都ナンバーの車は、帰っていた
 
 
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