TKMデジカメ山歩き 2018/8/7(火)
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曇/雨
釈迦ヶ岳
スタート:太尾登山口(旭登山口) →
ルート :
日本200名山、関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
釈迦ヶ岳
 Ⅰ△1799.87m (釈迦ヶ岳)
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標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1300m  09:01   ① 太尾登山口(旭登山口) 1:14 1:10 1:14   出発時間 06:10 15:00
   10:15   ② 古田ノ森 到着時間 08:50 18:15
0:53 0:55 2:07  
1799m  11:08~11:13 0:05 釈迦ヶ岳 △1799.9 片道距離 106 ㎞ 105 ㎞
0:41 0:35 2:48  
   11:54~13:00 1:06 ④ 深仙ノ宿 往復距離 211 ㎞(AVG=14.0)
0:31 0:35 3:19 0:31
   13:31   ⑤ 巻道分岐 ASC(総上昇)プロトレック 725 m
0:24 - 3:43 0:55
   13:55   ⑥ 古田ノ森 DSC(総下降) 〃 705 m
0:55 0:55 4:38 1:50
   14:50   ⑦ 太尾登山口(旭登山口) 総上昇量(GPS) 696 m
  5:49 1:11   4:38 -     移動距離(GPS) 10.5 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 五條IC ⇔ 《R168》 ⇔ 《不動木屋谷林道》 ⇔ 太尾登山口(旭登山口)


駐車場

太尾登山口(旭登山口)


ルート

P → 釈迦ヶ岳 → 深仙ノ宿 → 《巻道》 → P


記録

暑い! メチャ暑い!

「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している」
これは、気象庁が 7月23日に緊急記者会見を開き、連日の猛暑を一種の災害として、熱中症など健康管理への十分な注意を促すために、呼びかけた言葉である。

同日、埼玉県熊谷市では国内の観測史上最高を 5年ぶりに更新する 41.1度を記録し、日本全国の計 4地点で最高気温が 40度を超え、21地点で史上最高気温を更新した。

「危険な暑さ」と再三、報道されている。
そんなこともあり、日課の散歩もいつもの半分くらいにしている。
で、一日中扇風機の前で過ごしているので、体が重くなっていたし方ない。

昨年、手に入れたテントを担いで、アルプス方面に遠征したいが、この暑さで重い荷物を背負って登る自信がないので、少し暑さが和らぐのを待機待ちだ。

近畿の低山は、「危険な暑さ」でぶっ倒れそう。
そんなんで、山歩きは 1ヶ月ちかく停止中。

そんな猛暑のなか、台風 13号が関東地方に接近中。
その影響で近畿地方は、一旦猛暑から離脱する模様なので、それを利用して久しぶりに山歩きに出かける。

とは、言ってもまだまだ暑いので、スタート地点は、なるべく標高の高い所を選択。
で、標高 1,300mに登山口のある釈迦ヶ岳に行く事にした。

市街地は車が増え始めていたが、順調に流れており、ほぼ予定通りに、旭の太尾登山口に到着。車は、1台も停まっていない。こんなことは初めて。この暑さと、昼から雨模様との天気予報が原因かな。

準備を終えスタートしようとしたら、林道途中で追い抜いた家族連れの赤い車が到着した。
入山者は、当方だけではなくなった。


登山口から階段を上がると、正面に猫耳の七面山が雲の間から覗いていた、その向こうの弥山は雲の中だ。
空は曇っており日差しはないが、気温は高いようで蒸し暑い。登山口の標高は 1,300mあるので気温は 10℃ほど低いと思っていたが、それほどでもないようだ。
体力消耗を抑えるため、ユックリと歩く。

P1434の主稜線に出て、釈迦ヶ岳方面に一面のササ原の中の踏み跡を進む。
夜露を含んだササが、両脇から山道に伸びてきているので、ズボンの膝から下が濡れてくる。
濡れても特に冷たく感じなかったのでスパッツは付けなかった。これが大失敗となった。

千丈平を過ぎて少し登ると、右側に「水」と書かれた大きな標識が目に付いた。そこが水場「かくし水」だ。
ルートから数メートル脇に入ると、ビニールパイプの先からそれなりの水量で水が流れていた。
以前テント泊の人に、涸れる事があると聞いていたが、今だ涸れているのを見た事はない。
水が出ているのを確認して、先に進む。

前鬼への分岐を過ぎて、山頂まであと少しと云う所で、雨が落ちてきた。
すると瞬く間に大粒の雨が落ちてきてザーザー降りとなった。雨具を着る余裕がなく、傘で対応。山頂まで僅かなので、傘を差して登る。

下半身ずぶ濡れになって、釈迦ヶ岳の山頂に到着。
山頂寸前の降雨と、運動不足のせいか、ゆっくり歩くのに慣れてしまったせいか、スタートしてから 2:08もかかっていた。
過去 4回は 1:41~1:50で到着していたのに、2~30分も余分にかかっていた。

その釈迦ヶ岳の山頂は当然に展望なし。雨宿りもできなく、ずぶ濡れになってしまっているので雨具は付けずに、そのまま傘を差して深仙ノ宿にむかう。

前鬼・旭の分岐を過ぎると、深仙ノ宿まで急下りが始まる。傘を差しているので、片手でストックを操りながら、とにかく滑らないようにユックリと慎重に下る。
大幅に時間はかかりながらも、その甲斐もあり、無事に深仙ノ宿まで辿り着く。

そのまま深仙小屋の中に駆け込む。
小屋の中にまで入ったのは久しぶりだが、大分様相が変わっていた。
ソーラ発電のLED照明があり、床にはマットが置かれており寝袋まで用意してあった。

とりあえず、ずぶ濡れになった対応。
ズボンから浸みこんだ雨で靴の中までズブズブになっているので、その靴と靴下を脱ぎ、水を絞り出す。ズボンも脱いで搾ってから物干しロープに吊るす。
当初、ササで足元が濡れた時に面倒くさがらずにスパッツをしていれば、靴の中まで雨水がしみ込むことはなかったのにと、後悔するも後の祭り。
所詮、乾くはずもないが、出来るだけ水分を排除しておいて、昼食の準備にかかる。

昼食の途中、屋根を叩く雨音もあった。時間がたてば小降りになるかも、と期待して、食後のコーヒーなどでユックリとする。
マッタリトした後、濡れた靴を履き、雨具の上下を着て、下山に向かう。

雨具で蒸せるかと思ったが、降雨で気温が下がったらしく、特に問題なかった。両手が空いたので普通に歩けるようになった。
千丈平への巻道は、何度か通っているが、今回も 2ヶ所で間違いかける。勝手を知っているのですぐに間違いに気づき事なきを得たが、経験がなければ迷っていたかも。

千丈平が近付くと雨がやみ始めた。
太尾登山口へのルートに合流して、少し進むと雨は完全にやんだ。
一時雲の間から日が差すとたちまち雨具の中が蒸せてきた。しかしそれも一時で、すぐに太陽は雲に隠れたので、雨具を着たまますすむ。

古田ノ森の少し先で、軽装の若い単独さんと行き違う。その少し先で後方から来た中年の単独さんに高速で追い抜かれる。
駐車場で、あとから来た家族連れ以外は、入山していないと思っていたので、少し意外。

稜線分岐のP1434で、雨具の上だけ脱いで、下山を急ぐ。
すると前方を若い女性がダラダラと歩いているのに追い付く。雨具の用意もなく軽装なので釈迦ヶ岳まで行った雰囲気はないが、何しに来たのだろう。

無事に駐車地まで下りると、車が 2台、バイクが 1台 後着していた。
その全ての持ち主に、下山近くに遭遇した。


今日は近畿南部は、午後から雨模様となっていたが。午前中から降られてしまった。
しかも、一時はザーザー降り。雨で靴の中まで濡れてしまった。

 
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太尾登山口(旭登山口)



到着時は、1台も車がなかったが、準備を終えスタート直前に、林道途中で追い抜いた、家族連れの赤い車が到着した。

この暑さと、午後からは雨模様の天気予報のため、少ないのかな。
こんなに少ないのは初めて

登山口を上がると、猫耳の七面山が雲の間より、かろうじて見えた

カウンターが設置されていたが、以前からあったかな

お馴染みの岩に抱き着いている木

主稜線のP1434に出た。
危険×印方面にあった侵入禁止のロープは無くなっていた。

主稜線を歩き始めると、右手に特徴のある大日岳が見えてきた

バイケイソウが枯れて真っ黒になって気色悪かった

不動木屋谷林道 旧登山口分岐

その、旧登山口は荒れているとの事。
車で通過した時、登山口を覗いたが、草が生い茂っていて分からなかった

古田ノ森
ガスっていて、何も見えなかった

トウヒ?枯れの森
何とか見えていた釈迦岳もたちまちガスで見えなくなっていった

一面のササ野原

夜露を含んだささで、足元はビッショリ
めんどくさくてスパッツをしなかったのを、その後に大後悔

千丈平の巻道分岐
表示はないが、標識の間が分岐。薄い踏み跡だが、テント場の先で明確な道に

水場 「かくし水」
それなりの水量が出ていた。
以前テント泊の人に、涸れる事があると聞いていたが、今だ涸れているのを見た事がない

前鬼分岐
この先で、雨が降り始めたと思うと、瞬く間に大粒の雨が落ちてきた。
雨具を着る余裕がなく、傘で対応。
下半身ずぶぬれになる。

釈迦ヶ岳に到着
スタートして 2:08。途中で雨支度をしたとはいえ、こんなにかかったのは初めて
1年前 1:41   6年前 1:45
3年前 1:48  10年前 1:50

釈迦ヶ岳 山頂①
かろうじて七面山が見えた程度

釈迦ヶ岳 山頂②
本尊の修理中に身代わりになっていた、小お釈迦様も健在

釈迦ヶ岳 山頂③
雨が降りしきっているので、一等三角点をあとに、深仙ノ宿の小屋に向かう

前鬼・旭 分岐
左の奥駈道に入る

深仙ノ宿
写真の潅頂堂の奥にある深仙小屋に入り昼食。暑くはないのでお湯を沸かしカップ麺と食後にコーヒーで雨宿り
濡れたズボン・靴下を絞りると水がしたたり落ちた

深仙小屋 内部
ソーラ発電のLED照明があり、寝袋も用意してあった。
昼食の途中、屋根を叩く雨音もあった。
昼食後、雨支度をして、下山に向かう

深仙ノ宿から千丈平に向かう巻道の途中にある橋
巻道は下から来ると、迷う場所が 2ヶ所ほどある

千丈平の上のテント場に到着

太尾登山口への道に合流

この辺り千丈平
水たまりが池のようになっている

古田ノ森
ピークには上がらず、横を通り抜けていく

高速で抜いて行った

不動木屋谷林道 旧登山口分岐

ここで、主稜線を別れ、枝尾根に入る

無事下山
車が 2台、バイクが 1台増えていた
高速で追い抜いて行った人は、秋田№の車に乗っていた
 
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山で出会った 花・生き物
???
トリカブト
数株見かけたのみだった。
クワガタかな
 
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