TKMデジカメ山歩き 2019/12/4(水)
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天女の舞
スタート:熊渡 →
ルート :「天女の舞」は視界不良で未通過
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
 
 
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※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
670m  08:26   ① 熊渡 0:36 0:30 0:36   出発時間 06:15 13:50
   09:02   ② 林道分岐 到着時間 08:10 17:35
0:34 - 1:10  
   09:36   ③ 林道尾根取次点 片道距離 71 ㎞ 78 ㎞
1:17 - 2:27  
   10:53   天女の舞 付近 往復距離 150 ㎞(AVG=15.2)
0:13 - 2:40  
1518m  11:06   天女の頂 P1518  
0:12 - 2:52  
   11:18~11:29 0:11 ⑥ 金引橋分岐  
0:14 0:60 3:06 0:14
   11:43~11:53 0:10 ⑦ 昼食地 ASC(総上昇)プロトレック 880 m
1:03 4:09 1:17
   12:56   ⑧ 林道分岐 DSC(総下降) 〃 835 m
0:28 0:25 4:37 1:45
   13:24   ⑨ 熊渡 総上昇量(GPS) 824 m
  4:58 0:21   4:37 -     移動距離(GPS) 10.2 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》 御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 熊渡


駐車場

熊渡 橋の正面の道路が広がった路肩に路駐


ルート

P → 《天女の舞 北尾根》 → P1518 → 金引橋分岐 → 《カナビキ尾根》 → P


記録

まだ未踏の山、もしくは登頂したことのある山でも歩いた頃のないルートへ行きたい所であるが、自宅から車で行ける範囲の山地で、ルートがシッカリした山はほとんど登頂が終わった。
あとは、マイナーな山か、バリルートになるが、それだと下調べが必須だ。
最近、熱意が薄れてきたのか、下調べをするのが面倒くさくなってきた。

と言う事で今回は、熊渡から川合道に上がり、弥山方面に 行けるところまで行く事にした。
八経から弥山辻まで周回したい所だが、そのコースだと当方の足では 9~10時間かかるので朝早く家をスタートしなければならない。
今回はそこまで頑張りたくないので、いつも起きる時間に起きて家を出る事にしたので、狼平か頂仙岳までが精一杯かな。

通勤渋滞にはまだ早かったが、それでも車の通行量は多くなり始めていたので、京奈和道の橿原高田ICに乗るまで、少し余分に時間がかかった。
おまけに R309のミタライ峡を過ぎると、ガードマンが交通整理をしていた。土砂運搬用のトラックが何台も列をなしてピストンしているとの事で、2回ほど通過待ちを強いられた。

そんなんで、熊渡まで自宅から 2時間近くかかり、自宅スタートが遅かったことを併せて、現地到着が、少し遅めになった。
そんな遅めの時間にもかかわらず、駐車地には、ガードマンの軽とバイクがあるのみで、登山者の先着車はなかった。

スタートが遅くなったので、いつものカナビキ尾根から登らず、天女の舞の北の尾根から登る事にした。その尾根は 3年前(2016-6-1)に下りで歩いた事がある。

熊渡の橋を渡って 35分で林道分岐(双門コース分岐)についた。そのまま正面の林道を進むとカナビキ尾根コースだが、そこは右に折れ戻っている林道に入る。
広い林道で、2度ほど折り返した後に目的の尾根先まで尾根横を大きく横切って行く。
尾根先に出ると、林道はその尾根をジグザグに登っている。林道の基礎に埋めてある丸太が崖方面で崩れ一部露出しているが、それなりに広い林道だ。

尾根先を 4度ほど折り返した後、林道は尾根横を谷方面に平行に向かって目的の尾根を離れていくので、その地点の登りやすい所から適当に尾根に取り付いた。
尾根芯に出て、尾根登りに入るとかなりの急登だ。とは言っても障害も危険もないので、所々で獣道を拾いながら、右に左に振りながら登って行く。

高度を上げてくると、ガスが出て来て小雪が舞い始めた。
スタート時は風がなかったので、防寒着はザックにぶら下げてきたが、そこでゴアテックの防寒着を着て、フリースを脱いだ。この冬初めての防寒着の着用だ。

高度 1200m手前の少し広めで穏やかな所に出ると、ココを登るのかという切り立った尾根が正面に出てきた。
3年前に下りで使った経験のある尾根だが、それほど急だったというイメージは残っていない。登りの方が、傾斜を感じにくいはずなのに、歩いた時期によるのかな。

少し危険を感じながら、急登を頑張って登って行く。積もっているほどではないが足元は薄らと白い。葉を落とした木の枝には霧氷も咲いてきた。

そんな急登を暫く頑張ると、少し傾斜が緩くなってきた。
そろそろ天女の舞の尾根が見えてくるはずだが、ガスで何にも見えない。近付けば見えてくるかと思い黙々と登って行く。

足元に小笹が出て来て、GPSを確認すると、天女の舞付近を通り過ぎて、いつのまにか P1518の中腹まで来ていた。

天女の舞が今日の目的でもないのでそのまま登って行く。倒木などの障害物が多いので右に左に避けながら登って行く。P1518は積雪のシーズンしか歩いた事がないので障害物を気にした事はなかったのだが、無雪期だと様子が違う。

ピークの P1518の表示を確認して反対側に下る。積雪期とはイメージが違うので、下る方位を間違えないように確認しながら下るが、ガスで前方が見えないためか距離を長く感じる。
下り終えた所で、右からの踏み跡に合流した。
その少し先がカナビキ尾根分岐。

そこで、これからどうするかを思案。
目的の狼平・頂仙岳はとても無理だが、行けるところまで行ってみるか、そこから下るか・・。
カナビキ尾根は何度か歩いた事があるものの、分岐から尾根に乗るまで少しややこしい。
ガスで視界が効かないので、少し不安がある。と言う事で下山を決意。

念の為、スマホに残っていたGPSの軌跡を地図に表示しようとしたが手順を忘れており少し、表示するまで手間どる。
昼食は尾根に乗って落ち着いた所でする事にして、下山に向かう。

踏み跡を追ってテープ類を確認しながら下って行く。
心配していた道迷いもなく、無事尾根に乗った所で昼食にする。
落ち着いて昼食にするような場面でもないので、お湯を持ってきたもののカップ麺は作らず、オニギリとパンのみを腹に入れ慌ただしい昼食。

10分ほどで昼食を終え、先に進む。
その先の細尾根のトラバース道は、積雪時には要注意の所であるが、スリップに気を付けて抜けていく。

あとはカナビキ尾根を下って行くだけ。
途中で2個所あるトラバース道を利用して、踏み跡を追って尾根先を別れ、暫く山腹道を歩くと林道終点に出た。

林道終点の先にある金引橋から 30分強歩いて駐車地に戻る。
駐車地には当方以外の車は停まっていなかった。今日熊渡から入山したのは当方のみ。と 言う事で山中では誰とも出会わず、全くの孤独な山行きだった。


帰路に登山靴を求めて寄り道
前々から気になっていた靴の水漏れ。漏れと言うよりも浸透程度であるが、靴が濡れっぱなしだと浸透してくる。
今履いている靴は、今年の 6月に靴底を張り替えたばかりであるが、雪山での水の浸透はヤバイので、新調しようと思い帰路にスポーツ店を梯子したがほしかった靴がなかった。

 
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熊渡 先着車はなかった
土砂運搬工事があり、ダンプが列をなして通るので要所にガードマンがいて通行規制していた。途中 2度通過待ちがあった。軽とバイクはそのガードマンのもの

橋を渡り、林道を進む

林道分岐
左は双門コース、正面はカナビキ尾根コース。
ここは右に折り返していく林道に折れる

荒れ気味ではあるが、広い林道を Uターンを繰り返しながら登って行く

この先林道は尾根を離れて行くので、登りやすそうな所から、尾根に取り付く

少し戻って、この位置から尾根に取り付いた。

植林地の急登を、時々獣道を利用しながら登って行く

小山のような大岩

ガスが出てきた
思い出したようにしか テープや踏み跡らしき物はない。ガスが出てきたのでGPSを頼り確認しながら進む。

霧氷も出てきた
小雪も舞い始めた。この手前でこの冬初めての防寒着を着る

天女の舞から P1518方面に少し上がった所付近
ガスで視界がなく、天女の舞に寄れず

小笹で足元が濡れてきた

霧氷

P1518
積雪期には気にならなかった倒木などの障害があったので、避けながら登って来た

P1518を反対側(東側)に下ると、P1518を巻いている本ルートに合流した。

金引橋分岐 ココで思案。
当初予定の狼平、もしくは頂仙岳は時間的にムリ。とは言っても、まだ時間があるので行ける所まで行く事も考えたが、余りにもガスが濃いのでカナビキ尾根に乗るまで少し不安がある。で、下山することに決定

スマホに過去に歩いたルートが残っていたので、地図にルートを落としてから下山に向かう。

迷いやすい所を抜けて、尾根に乗った所で、昼食休憩に入る。
お湯を持ってきてはいたが、落ち着かないのでカップ麺は作らず、オニギリとパンを腹に入れたのみ。

尾根上を下っていると、自然林が植林地に変わって来た

ガスが消えてきた。

尾根を別れ左からのトラバース道へ行く

トラバース道(右)から尾根に戻った所
急傾斜だが尾根をそのまま下っても危険はない

すぐ下側で、再び左のトラバース道に入り、尾根に戻った所。
ココも尾根を下る事も可であるが下りでは厳しいかな。

林道終点に出た

朝分岐した林道分岐

無事駐車地に帰還



駐車していた車は当方の車のみ
今日ここから入山した人はいなかった。
当然山の中では誰とも出会わず、全く孤独な山歩きだった。
 
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