TKM の デジカメと山歩き | 2020/2/2(日) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
八経ヶ岳・弥山 | |||||
スタート:熊渡 → | |||||
ルート :↑レンゲ道 | |||||
八経ヶ岳=日本100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
八経ヶ岳 | |||||
Ⅱ△1915.2m (弥仙山) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ヤマプラ コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
620m | 07:25 | ① 熊渡 | 2:18 | 2:20 | 2:18 | 出発時間 | 05:30 | 16:50 | ||
09:43~09:53 | 0:10 | ② 分岐(金引橋) | 到着時間 | 7:10 | 18:25 | |||||
1:00 | 1:00 | 3:18 | ||||||||
10:53 | ③ 高崎横手 | 片道距離 | 72 ㎞ | 72 ㎞ | ||||||
1:07 | 1:45 | 4:25 | ||||||||
12:00 | ④ 弥山辻 | 往復距離 | 144 ㎞(AVG=16.7) | |||||||
0:17 | 0:25 | 4:42 | ||||||||
1915m | 12:17~12:53 | 0:36 | ⑤ 八経ヶ岳 △1915.2 | |||||||
0:27 | 0:25 | 5:09 | 0:27 | |||||||
1895m | 13:20 | ⑥ 弥山 p1895 | ||||||||
0:36 | 0:45 | 5:45 | 1:03 | |||||||
13:56~14:05 | 0:09 | ⑦ 狼平 | ||||||||
0:18 | 0:25 | 6:03 | 1:21 | |||||||
14:23 | ⑧ 高崎横手 | ASC(総上昇)プロトレック | 1455 m | |||||||
0:43 | 0:40 | 6:46 | 2:04 | |||||||
15:06 | ⑨ 分岐(金引橋) | DSC(総下降) 〃 | 1455 m | |||||||
1:30 | 1:25 | 8:16 | 3:34 | |||||||
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16:36 | ⑩ 熊渡 | 総上昇量(GPS) | 1426 m | |||||||
9:11 | 0:55 | 8:16 | 9:10 | 移動距離(GPS) | 19.8 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 川合 ⇔ 熊渡
熊渡の橋より東に 120mほど先の路肩に路駐
P → 《カナビキ尾根》 → 金引橋分岐(川合道出合) → ナベの耳 → 高崎横手 → 《レンゲ道》 → 弥山辻 → 八経ヶ岳 → 弥山 → 狼平 → 高崎横手 → ナベの耳 → 金引橋分岐(川合道出合) → 《カナビキ尾根》 → P
2月に入ったというのに、暖冬でどこの山も雪が少なさそう
大峯方面ならそれなりに積雪はあるかと思い、熊渡から頂仙岳に行く予定とした。
現地に行ってみて雪が豊富にある様であれば観音峯山に転戦することも視野に。
5:30に駐車場をスタートしたが外はまだ真っ暗。一番日の短い冬至を 1ヶ月以上過ぎたが、まだまだ日の出は遅い。
天川への最後のトンネルを抜けても、廻りの景色には雪模様はなし、道もドライな状態。
と言う事で、予定通り川合から熊渡へのR309に入る。
熊渡の橋の前まで来ると、車がイッパイ。駐車余地がないではないか。
致し方ないのでそのまま先に 120m程進むと、路肩の広がった部分に 2台駐車しており、あと1台何とか停められそう。切り返しながらムリクリに駐車した。
天気の良い日曜日なのである程度の事は予想していたが、時間もそれほど遅くないので橋の前に駐車できないとは想定外だった。
現地到着時の外気温は -3℃。風がなかったので車を降りた時はそれほど寒さを感じなかったが、さすが素手でスパッツをセットしていたら手が冷たくなってきた。
防寒着とニットの手袋をしてスタート。
熊渡の橋まで戻り、その橋を渡り林道を進む。暫く進むと林道上には残雪がチラホラと。
スタート地点からジャスト 40分で金引橋を渡った林道終点に到着。林道終点から繋がっている山道に入る。残雪で足元の土はほぼ見えない状態だが、凍結していないのでノーアイゼンで進む。
山腹を巻いている道から尾根先(カナビキ尾根)に回り込むと、そこからはその尾根登りだ。
尾根に入ってから、山道は 2個所で尾根の右側を巻いている個所がある。
最初の小さく巻く所は山道に従い。その上側の大きく右から巻いて行く所は、尾根方面に 1人分のトレースがあったので巻道を利用せず直登する。
トレースはノーアイゼンの模様だったので当方もノーアイゼンのまま頑張るが、踏ん張りが効かず登り辛くなったので暫く登った所でアイゼンを装着した。
そこは、冬の時期に何度か直登したことはあるが、何れもほとんど積雪がなかったためか、急登ではあるが滑る事はなかった。
アイゼンを装着したらスリップに気を使う必要がなくなったので、あとはひたすら尾根登りを頑張るのみ。
気温が低いので汗をかくと汗冷えの心配が出てくるので、いつもよりユックリと歩こうと思うが、意識しても自然といつものペースになってしまう。そんなんで大汗ほどでもないがそれなりに汗をかく。
尾根登りに入ってから、足元は残雪で真っ白だったが、森の樹々は雪も霧氷もなく枯れ枝のまま。しかし川合からの稜線が近付くと周りの樹々は霧氷で白くなっていた。
金引橋分岐のある稜線には、スタートして 2:18で到着した。ほぼコースタイムだが、前回(2018-3-3)の 1:55を大幅にオーバー。前々回(2017-3-5)は 2:07だった。
一服して、小腹に「つぶあんドーナッツ」を入れて先に進む。
雪が深くなり、樹々の霧氷も分厚くなって雰囲気が一遍に良くなってきた。トレースがシッカリとあるのでアイゼンで気持ちよく歩ける。
ナベの耳まで来ると、今日の目的地だった頂仙岳は目の前。
頂仙岳へのトレースはないが弥山に向かう巻道にはシッカリとしたトレースがある。
稜線に上がるまで少し時間がかがったが、その先は順調に進んだので、時間に余裕がある。
で、目的地を変更。
出来れば弥山・八経と周回したいが、時間的に厳しそうなので行けるところまで頑張る事にして、トレースのある頂仙岳の巻道に進む。
頂仙岳を巻いだ先の高崎横手には、金引橋分岐からジャスト 1時間で到着。
現在時間は 11時前。周回は微妙なので弥山に進むか、明星ヶ岳に進むかで迷う。
選択肢の多い「レンゲ道」に進み、時間が厳しければ明星ヶ岳往復、余裕があれば八経ヶ岳往復。もっと余裕があれば周回 を目指して、左回りの周回に入る。左回りは初めてだ。
「レンゲ道」は、無雪期は日本庭園のような雰囲気の良いルートだが、雰囲気の全く違う積雪期でも中々良い。
それほどの急坂でもなくトレースもシッカリとあるので歩きやすかった事もあり、弥山辻には 12時チョウドに到着した。
そこから八経ヶ岳には 20分ほどで行けるので、明星ヶ岳はパスして八経ヶ岳に向かう。
稜線上の雪が飛ばされている部分はトレースがないので適当に進むが、ガスっていて目標の山頂が見えないので、上を目指して歩けそうな所を適当に進む。
八経ヶ岳の山頂が近付くと、ガスの中から山頂にいる人が見えてきた。
その山頂に到着すると、単独さんが 3人いた。
ガスが濃く、遠方の景色は皆無、しかし景色は望めなかったものの、周りの樹々についている霧氷のすばらしい事。
これからどうするかを検討する所だが、山頂は風がなくそれほどの寒さを感じないのでとりあえず昼食にする事にする。
ユックリコンロを出して昼食をしたいが、時間が押しているのでポットのお湯でいつものカップめんとオニギリの昼食。少しぬるかったがマァー許容範囲。
食後のコーヒーとデザートを頂きながら、これからどうするかを思案。
引返すか先に進むか。
コースタイムはそれほど変わらないが、弥山から周回すると弥山への登りと・狼平から高崎横手までの登りが待っている。
引返した方がはるかに楽だと思うが、折角だから周回したい。
先にいた単独さん 3人とも明星ヶ岳方面に向かった。思案しているときに弥山方面から上がって来た男性 2人さんに聞くとトレースはシッカリとしているとの事
思案の結果、腹も膨れ、少し元気が戻って来たので弥山からの周回に向かう事にする。
八経ヶ岳からの下りで、オオヤマレンゲのネットフェンスの外側の冬限定の尾根筋をまわり、弥山との鞍部で従来の登山道に戻り、弥山への登りに入る。その登りが少しシンドかったが一気に頑張る。
弥山最高点の弥山神社に寄って、神社前の鳥居から八経ヶ岳を見ると、残念ながらガスでその姿が見えなかった。
致し方なく、狼平に下りに入ると、たちまちガスが流れて八経ヶ岳の全貌が見えてきた。
狼平に下る名物階段は一部に階段の端が露出している部分もあったが、殆ど雪に埋もれてたので一気に下る事が出来た。
八経ヶ岳から狼平まで、急いで頑張って来たので、狼平避難小屋に入り一服。
小屋の中には若いお二人さんがいて昼食中だった。当方と同じルートで回り食後に熊渡に下山との事。ユックリしていたが暗くなるまでに林道に出れれば良いとの事だった。
狼平の吊橋を渡り、高崎横手への最後の登りに入る。
大きな登りはそこまでなので安心してその登りも一気に登る。
高崎横手からは、来た道を戻るのみ。
下りなので早く、金引橋分岐まで往路は 1時間かかったが帰路は 43分で到着。
水分補給のみして稜線を別れ、カナビキ尾根の下りに向かう。
尾根の下りに入ると雪融けでアイゼンが引っかかりやすくなってきたが、外すとスリップが怖いのでアイゼンのまま下って行く。
往路で直登した部分は、巻道を利用して林道に着地。着地した所でアイゼンを外す。
林道をひたすら下って、無事駐車した熊渡に戻る。
日暮れを少し心配したが余裕で戻る事が出来た。
今日は頂仙岳の予定だったが雪の状態が良かったので、明星ヶ岳はパスしたものの八経ヶ岳・弥山と、足を延ばし周回する事が出来た。
天気予報はお日様マークだったが、青空はなく景色もほとんど見られなかったが、その代わりに、モンスターのような霧氷を見る事が出来た。