TKMデジカメ山歩き 2020/11/9(月)
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栃尾山天女の舞
スタート:天川村役場 →
ルート :↑坪内、↓P1518北尾根・みたらい遊歩道
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
栃尾山
 Ⅲ△1257.12m(杤尾)
  足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
607m  07:47   ① 天川村役場 P 0:52 - 0:52   出発時間 05:55 15:15
   08:39   ② 坪内 登山口(栃尾山) 到着時間 07:30 17:15
0:31 - 1:23  
   09:10   ③ 崩壊地 最上部 片道距離 68 ㎞ 68 ㎞
0:03 - 1:26  
   09:13   ④ 林道出合 往復距離 136 ㎞(AVG=17.1)
0:32 - 1:58  
   09:45   ⑤ 林道別れ  
0:49 - 2:47  
1257m  10:34~10:43 0:09 栃尾山 △1257.1  
0:38 - 3:25 0:38
   11:21   ⑦ 栃尾辻  
0:18 - 3:43 0:56
   11:39~12:06 0:27 天女の舞 ASC(総上昇)プロトレック 920 m
1:52 - 5:35 2:48
   13:58   ⑨ 熊渡 DSC(総下降) 〃 915 m
1:03 1:05 6:38 4:51
   15:01   ⑩ 天川村役場 P 総上昇量(GPS) 993 m
  7:14 0:36   6:38 -     移動距離(GPS) 〃 19.2 ㎞
 
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アプローチ
  奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》 御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 天川村役場
駐車場
  天川村役場の駐車場を利用させてもらった
ルート
  P → 坪内(栃尾山 登山口) → 栃尾山 → 栃尾辻 → 天女の舞 → 熊渡 → P
記録
  11月に入り、気温が一気に下がり始めた。秋を通り過ぎ、冬の気配が濃厚だ。

今年は、コロナ・腸閉塞のための突然の入院・天候不順・等々いろいろな出来事があり、山歩きに出かける機会が減っていた。古希を迎え体力も衰えてきたこともある。

寒いと外出が億劫になるが、山歩きは唯一の運動の機会でもあるので何とか頑張って続けていきたい。
前回の病み上がり後の山歩きから 5日、張っていた足の筋肉がようやく普通に戻った。で、早速頑張って山歩きに出かける。

今回選んだのは、栃尾山。
今年の 2月、恒例の天女の舞へのスノーハイク後の帰りに、時間があったのでその栃尾山に往復している。
今回は、「坪内~弥山ルート」から栃尾山に登る事にした。麓近くで大崩落があり登山道が消滅してしまったため通行禁止になっているが、崩落部分の修復もほぼ終わり、その崩落部分を迂回するように踏み跡が出き始めているようだ。
栃尾山からは、天女の舞経由で熊渡に下山して、紅葉が見頃と思われる「みたらい遊歩道」を歩いて戻る予定とした。

坪内地区には適当な駐車地がないので、天川村役場に駐車する事にした。登山口まで≒3.5㎞の車道歩きが余分になるが、熊渡から「みたらい遊歩道」へ周回するので、歩く距離に変わりはない。
なお、登山口近くの「天河大辨財天社禊殿」前に駐車場があるが、登山者が駐車してよいか不明。

自宅から現地までそれほど遠くはないが、今回は長距離の周回になるので、いつもより少し早目に起き自宅をスタート。
今日も慎重運転で走ったが、早朝のためいつもとほとんど変わらず駐車予定地の天川村役場に到着。
平日の早朝と云う事もあるのか、駐車場はほぼ無駐車状態だった。

天気予報では今日は 1日中 お日様マークが並んでいたが、現地近くまで来ると曇り気味の天気で、時折小雨が落ちてくるほどだった。


小雨で服が濡れるので、ウインドブレーカー兼用の雨具を着てスタート。
役所の先で、県道へ出るため橋に折れると、天ノ川に覆いかぶさるように紅葉した木が目に付いた。
県道に渡らずに左岸側を進むこともできるが、山裾の道でアップダウンがあるので、県道に出て現地に向かった方がベターだ。

坪内地区の手前で県道を別れ、再び天ノ川に架かる橋を渡り坪内地区に入る。
地区内の細い道を進み、天河大辨財天社を左に見て、「天の川温泉」手前で左に折れる。案内ポールの表示には矢印で弥山まで 6時間とあった。
その分岐から少し行くと天河大辨財天社禊殿だ。その前に神社の駐車場があるが、登山者が駐車してよいかは不明。
神社の先を流れる「坪の内川」の向こうに見える小屋の横が栃尾山への登山口だ。

小雨は上がり、スタートして 40分ほどの歩きで、体が温まったこともあるので、神社の前で雨具を脱いでいると、軽トラに乗った神社関係者と思われる白い服を着た人に山に登るのかと 声をかけられ、山道の状態を詳しく説明を受けた。
現在は崩壊地点にぶつかると下に降りる階段が出来ているので、そこから崩壊地を通り抜けていけば、先で山道が繋がっているとの事。
ネットのレポでは、そんな記録はなかったので、いい情報をもらった。

「坪の内川」に架かる鉄板橋を、ダンプが次々と渡っており、その鉄板橋は泥落としのためか、常時シャワーで流されていたので、歩いては渡りにくいだろうと、軽トラの宮司さん?が登山口まで軽トラに乗せて渡してくれた。
登山道の説明・登山口までの送り、親切にしてもらい感謝だ。

前調べと宮司さん?の説明で、小屋の左側が登山口と分かっていたので問題なかったが、その入口付近は日が当たるためか下草が伸びて踏み跡を覆っているので、登山道の入口が分かりにくく、また 入口付近に表示等は見当たらなかったので、知らないと気付かないかも。

下草に隠れた踏み跡らしき所を進み、前方を見渡すとテープが目に入った。そのテープに従い少し進むと、その先の植林地の中は明瞭な踏み跡が続いていた。ややこしいのは入口付近のみだった。
登山口から数分進むと、山腹を平行に進む直進道と右に登って行く分岐に出た。右上にテープがあり踏み跡は濃いようみ見えた。迷ったがテープに従う。

踏み跡は続いていたが、再び数分進むと崩壊地にぶつかった。軽トラに乗った宮司さん?は下に下りる階段があるとの事であったが見当たらない。崩壊地を覗いてみると下の方に崩壊地を渡る道が見え向こう側には階段も見えた。宮司さんの言っていた こちら側の階段は陰に隠れて見えなかったが。先ほどの分岐を直進したらそこに出る事が出来たのだろうか。

今さら戻れないので、崩壊地の上を目指すが、崩壊部分のヘリは登れないので、少し戻り急斜面を滑りながら激登りする。所々にテープがあるが、踏み跡などない。登れそうな所を無理やり登って行く。
数分頑張ると、作業林道?にぶつかった。地形図にある点線の所だ。その道を進んでも崩壊地にぶつかるだけなので、林道を横断して尾根芯らしき所に向かって登って行くとその尾根芯にある杣道に出合った。そこからは尾根芯上の杣道を登って行く。

すると、すぐ先で再び崩壊地にぶつかった。しかし、そこからは崩壊地のヘリを登って行く事が出来るので、そのヘリから崩壊地の上を目指す。

崩壊地の最上部に上がると、そのまま先に進む踏み跡があったが、その崩壊地のすぐ上がルートの模様でテープもあったので、一登りすると尾根上の林道に出た。
その林道のすぐ先で、広い林道のUターン部分に合流した。そこからは乗用車でも通れそうな広い林道を歩いて行く。

先の方で一部崩壊していたが歩くには問題なく、林道を 30分ほど進むと林道はダラダラと下り始めた。
GPSに落として来たルートを確認するとズレているではないか、慌てて引返す。林道を淡々とボーっとして歩ていたので分岐の表示を見落とした模様だ。

その分岐まで戻り、そこで林道を別れ山道に入る。山道と行っても杣道のように広く歩きやすい道だ。
傾斜もほとんどないので楽々と、終盤を迎えた紅葉を眺めながら落ち葉の絨毯を踏みながら進む。
P1117付近にあるにあるヘリポートを横に見て、下草の多い鉄塔台地の横を抜けると、分岐にぶつかった。栃尾辻・天和山への分かれ道だ。その分岐に挟まれた中間の尾根が栃尾山へのルートだ。

その尾根を登って行く。かなり急な坂を標高差 100m程頑張るとピークに出たが、栃尾山の三角点はそのピークの少し南側にあるピーク。
栃尾山の三角点は、先ほどのピークより若干低く、三角点の位置からは展望はない。少し先の肩の部分まで移動すると天和山方面に展望が開けていた。

風はないが、寒さを感じるのでウインドブレーカーを着て、栃尾山から栃尾辻に向かう。
そこからは、今年 2月に往復したばかりだ。

先ほど上がって来たピーク横から栃尾辻に向かう尾根に道を取り、一旦下った鞍部で坪内からの道と合流してその先登り返す。痩せ尾根の岩稜通過部分が 2ヶ所ほどあるので細心の注意をして通過。
栃尾辻への巻道も崩れている所があるので、そこも注意して通過。

栃尾辻に、到着した時間が遅ければ、そこから駐車した天川村役場に戻る事も視野に入れていたが、順調に迷う事もなく来ることが出来たので、そのまま先に進む。

栃尾辻からは、何度か歩いた道なので緊張が解けたせいか、栃尾辻からの登りが案外とシンドク、ヒー・ヒー言いながら登り、天女の舞に到着。人っ子一人見当たらず。

北方面に大展望がある所だが、稲村ヶ岳の山頂付近には雲がかかっていた。少し風があり寒かったがそんな景色を正面に見て昼食にする。
そんなんで、コンロは出さずポットのお湯のみでカップ麺とオニギリの昼食。
昼食中ジッとしていたら寒く、汗冷えもしてきたので、食後のコーヒーは諦め、下山に向かう。

さて、そこで思案。
予定通り、紅葉が期待できる「みたらい遊歩道」を歩いて、スタート地点に戻る予定だが、天女の舞の北尾根から下るか、ピーク越えしてカナビキ尾根から下るかで迷う。
思案の結果、カナビキ尾根は何度も歩いている事もあるので、時間的にも早そうな正面の北尾根から下る事にした。昨年 12月に登りで歩いたGPSログがスマホに残っているので、ルートに迷う事はない。

天女の舞の下側の広尾根の所を少し下ると尾根が細り岩稜が出てきた。そこは右側から問題なく巻き、急坂の尾根を下って行く。
P1364の横を抜けると、その先益々の急下りとなり、C1310付近でハタと迷う。GPSを見ると尾根は明瞭だが見た目には 尾根が別れているように見える。方向は正面であるがガケ上で下るには困難。斜め左は下れるが方向違いだ。

左側から尾根移動できそうにも見えるが、上から見た分ではハッキリわからない。
行ったり来たりして下れそうな所を探し、ガケ横を無理やり下った。下から見上げると、何となく尾根移動するようなルートが見えた。危険を冒さず試してみるべきだった。

その先、危険はなくなったが、C1180付近からの尾根広部分は地形がややこしく、見た目では進むべき方向が分からないのでGPSでルートを見極めながら下って行く。
尾根が狭まって来て急坂を少し下ると、左側に林道が見えてきた。着地しやすそうな所から適当に林道に下りる。

その林道を 20分ほど下ると、カナビキ橋からの林道に合流。
その合流点で、ウインドブレーカーを脱ぎ、昼食後に食べ損ねたデザートを食べながら、ブラブラと熊渡に向かう林道を進む。

林道合流地点から 30分ほどで熊渡に到着。2台の車が駐車していた。
熊渡からR309を歩いてミタライ峡に向かうが、その道を歩いて行くのは初めてだ。透き通った川の水や、川に転がっている巨石、川向うの巨岩の岸壁などを見ながらの歩きだ。

熊渡から 20分ほどで、ミタライ峡の手前に到着。そのまま白倉トンネルの上から川合に向かう「みたらい遊歩道」に入る。
その遊歩道は、奈良に引っ越した 30年近く前に歩いた 記憶がわずかに残っている。

ミタライ峡から 40ほどで、駐車した天川村役場に無事帰還。朝は駐車している車は殆どなかったが、戻ったら満車状態になっていた。
 
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天川村役場
平日の早朝でもあるため、駐車している車は殆どなかった

坪内に向かう最初の橋で右岸側の県道に出る。その橋の上より上流側を撮る

この橋を渡り、坪内地区に入る

前方に、横を通る崩壊地が見えてきた

天河大辨財天社

天河大辨財天社禊殿
この前に神社の駐車場があるが、登山者が駐車してよいかは不明

鉄板の橋を渡った小屋の左側が登山口

登山口の入口は、日が当たる場所なので下草が伸びて、踏み跡が分かり辛い。踏み跡らしき所を進むと、先にテープが見え、植林地に入ると踏み跡は明瞭になった。入口には表示等は見当たらなかった

踏み跡に従ってくると、崩壊地の中段ぐらいにぶつかった。
崩壊地のヘリを登れないので、少し手前側を激登りした。
なお、この手前にあった分岐で、上にテープがあったのでその道を来たらココに出てきたが、真っ直ぐ行けば下側から横断出来たらしい

滑りながら激登りを頑張ると、作業林道?にぶつかった。地形図にある点線のルートの模様だが、この先崩壊地に向かうので、林道を横断して尾根に取り付く。
左のテープの所から上がって来た

先ほどの林道をそのまま横断して、尾根登りに入ると、その尾根を登って行く杣道が出てきた。

すぐ先で先ほどの崩壊地の上部に再びぶつかる。
ココからは崩壊地のへりに沿って登って行く。

崩壊地の上部付近

崩壊地の上部より
真下は坪内地区。地区の左に”天の川温泉”が見えていた

崩壊地の最上部より
川向うの斜面も崩壊している。

崩壊地最上部で、上に上がると林道に出てきた
右側から上がって来た

その林道を少し進むと、広い林道のUターン部分にぶつかった。
その広い林道を進む

乗用車でも通れそうな林道が続いていたが

その林道にも崩壊部分があった。歩いて通過するには問題なし

この手前で林道が下りに変わり、ダラダラと下って行くので、GPSで確認するとルートを外れていた。ここで引返す

林道別れ地点まで戻る
長い林道歩きで、ボーっとして右の表示を見落とした

落ち葉の絨毯

表示があると安心だ

C1050付近
紅葉の最終局面。まだ葉を落とし切っていない木も多く残っていた。

突然開けた所に出てきた
P1117の横付近

ヘリポートの模様

足元に下草が出てきたので、歩きにくくなるかと思ったが、鉄塔台地横の一部分のみだった

分岐
左は栃尾辻方面、右は天和山方面。
中央の尾根が栃尾山へ

栃尾山 山頂三角点に到着
この山頂からは展望なし

山頂から少し先に進むと、前方に天和山(左ピークの右奥)への展望があった

それほど風はないが、寒いのでウインドブレーカーを着て、先に進む

左側から上がって来た。三角点のあるピークよりこちらのピークの方が高い。
右側の尾根から栃尾辻に向かう。
ココからは今年の 2月歩いたばかり

障害物と細尾根に注意して

栃尾山を巻く、坪内からのルートと合流

細尾根・岩稜部分
油断しないように慎重に

栃尾辻
ピークの巻道を通ったが、崩壊部分があるので、ピーク経由が無難

天女の舞①
人の気配なし。汗冷えして寒いが風はほとんどないので昼食にする

天女の舞②
この景色を見ながら昼食
寒いのでコンロは出さず、ポットのお湯のみでカップ麺で温まるが、ジッとしていたら寒く、コーヒーはパス

天女の舞③
天女の北尾根から下るか、カナビキ尾根から下るかで迷ったが、時間的に早そうな、天女の北尾根を下る事にした

天女の北尾根を下り始め、天女の舞を見上げる

天女の北尾根に入った所より①
遠方の右に、金剛山・葛城山、中央に岩湧山

天女の北尾根に入った所より②
中央左奥が、高野三山方面

岩稜部分を右側から通過。問題なし

P1364の横を抜け

この岩稜からの下りは、迷いに迷った。無理やり下ったが、写真の右側へ振ってから下るのが正解のようだ

尾根広がり部分
方位を間違えないように、何度もGPSで確認しながら通過

大岩に根を張る樹々

下る方位を間違えないように、確認しながら進む

左側に林道が見えてきた

下りやすい所から林道に着地
ここまで思ったよりルート取りがややこしかったが、ここからは林道歩き

金引橋への林道に合流

林道を埋め尽くす落ち葉

熊渡
2台駐車していた

白倉トンネルとこれから歩いて行く ”みたらい遊歩道”の吊橋

モミジの赤は目立つ

みたらい遊歩道に入る

”みたらい遊歩道”の吊橋より①
熊渡から歩いてきたR309

”みたらい遊歩道”の吊橋より②
みたらい休憩所方面

みたらい遊歩道

みたらい遊歩道

”みたらい遊歩道”の案内図

”みたらい遊歩道”の終点
左の弁天渕橋を渡るとR309だが橋を渡らずそのまま役場に向かう

天川村役場
駐車場はほぼ満車状態になっていた
 だが
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