TKMデジカメ山歩き 2021/5/29(土)
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大普賢岳七曜岳行者還岳途中
スタート:90番ポスト ⇔
ルート :
大普賢岳=近・関100名山
歩いた足跡

歩行断面図
行者還岳=関西100名山
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
大普賢岳
 Ⅲ△1780.14m(普賢森)
行者還岳 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1546.57m(行者還)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1060m  07:57   ① R309 90番ポスト 0:50 0:50 0:50   出発時間 05:50 16:55
   08:47~08:53 0:06 ② 奥駈稜線出合 P1458 到着時間 07:50 19:25
0:40 0:50 1:30  
   09:33   ③ 行者還避難小屋 片道距離 89 ㎞ 89 ㎞
1:07 1:30 2:37  
1584m  10:40~10:45 0:05 七曜岳 P1584 往復距離 179 ㎞(AVG=17.1)
1:35 1:40 4:12  
1790m  12:20~13:00 0:40 大普賢岳 △1790.1  
1:18 1:20 5:30 1:18
   14:18~14:26 0:08 ⑥ 七曜岳  
1:06 1:20 6:36 2:24
   15:32~15:39 0:07 ⑦ 行者還避難小屋 ASC(総上昇)プロトレック - m
0:32 0:50 7:08 2:56
   16:11   ⑧ 奥駆稜線出合 P1458 DSC(総下降) 〃 - m
0:37 0:40 7:45 3:33
   16:48   ⑨ R309 90番ポスト 総上昇量(GPS) 1489 m
  8:51 1:06   7:45 9:00     移動距離(GPS) 〃 14.3 ㎞
 
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アクセス
奈良 ⇔ 《R24・県14・県37・県28・R169・R309》 ⇔ 90番ポスト前
駐車場
R309の 90番ポスト前に路駐
ルート
行者還岳登山口(90番ポスト) ⇔ 清明ノ尾出合(タイタン) ⇔ 奥駈道稜線出合(P1458) ⇔ 行者還小屋 ⇔ 七曜岳 ⇔ 大普賢岳 【往復】
※ 帰路に行者還岳にも登頂の予定であったが、昨年に続いて足が云う事を聞いてくれなかった。
記録
今年はシロヤシオの当たり年らしいので、竜ヶ岳のシロヤシオを見に行くつもりだったが、タイミングを逸してしまった。
その振替を兼ねて、まだ散っていないと思われる奥駆道のシロヤシオを見に行くことにした。
ルートは昨年と同じ、90番ポストから大普賢岳までの往復だ。
奇しくも昨年と同日の 5/29だが、昨年のシロヤシオは裏年だった模様でイマイチであったが、さて今年はいかがなものであろうか。

また、昨年は帰路に登頂の予定だった行者還岳に、時間と体力の問題で登れなかったので、リベンジしたい。 が、加齢のため行者還岳どころか大普賢岳まで届くかどうか逆に心配だ。

今日も少し頑張って、いつもより早く起きて自宅をスタート。
今までは天川経由で現地まで言っていたが、天川からだと細い道が長く続くので、距離は少し長くなるが反対側のR169の川上村方面からR309の 90番ポストに向かうことにした。

時間は同じくらいのジャスト 2時間で現地に到着。
今日は土曜日と云う事もあるが、路駐の列がズラリと並んでいた。道幅が広がった最後尾にギリギリ駐車した。
奈良には発出されていないが、大阪・京都・兵庫に出されている緊急事態宣言が 6/20迄に再延長されたのに、無関係のようだ。他府県のナンバーも多くあった。


GPSをセットしようと思ったら無いではないか。大ポカ、忘れて来ている。致し方ないので、スマホ 2台でログを取る事にしてセット。
90番ポストの正面の鉄階段より入山。
歩くたびに踏み跡が濃くなっている様に感じられる道を登っていく。今日は暖かくなると思い薄い上着は車の中に置いてきてシャツ 1枚でスタートしたが、寒いくらいの気温が丁度良く頑張って登っていく。

順調に登り、来るたびに朽ちていくタイタンを見て、先に進むと足元に白い花が落ちていた。この辺りのシロヤシオは既に散っていた。そこから暫く頑張ると奥駆道が通る稜線上のP1458に到着だ。2組休憩されていた。スタートして高度差 400m弱を 50分で登ってきたがコースの標準タイムに同。

稜線の向こう側の弥山・八経ヶ岳は山頂方面に雲がかかっていたが、上空には青空が広がってきていた。今日の天気予報は 12時からお日様マーク。
そこでパンを腹に入れて先に向かう。P1458から下りかけると、行者還岳とギザギザの大普賢岳が正面に見える。大普賢岳までかなり距離があるように見えるが、何とか頑張ってそこまで辿り着きたい。

これから向かうそれらの山々を正面に見ながら少し下り、次のピークP1486へ左の尾根横のゴロ道から登り返すと、そこはお花畑。
最初はクサタチバナの群生地。昨年は蕾で一輪も咲いていなかったが、昨年と同じ日の今日は、数輪フライイングで咲いている花があった。その次の トリカブトの群生地・バイケイソウの群生地を 抜けその先の小ピークから下ると天川辻。その少し先が(旧)鉄塔台地の展望場所だ。

台高方面の展望地で、その方面には雲が広がっていたが、その割に見通しがあり台高の稜線はシッカリと見えていた。
行者還避難小屋はそのまま通過して、水の涸れていた「行者雫水」から、階段場の登りに入る。木の階段は朽ちかけており、途中の何段かが折れたりしてなくなっていたが登るに特に支障はなかった。

階段場を登りこんだ先から稜線に出ると、行者還岳への分岐。帰路に登頂の予定だが、はてさて。
上がってきた稜線をダラダラと下り、P1485のピーク越えをすると、その先から七曜岳への登りに入りルートが険しくなる。
所々にある木製階段は、先ほどと同様にこちらも朽ちかけていて、何段か落ちていたが通過には大きな支障はない。

和佐又分岐を過ぎると、大普賢岳からの周回者とすれ違い、山頂手前の鎖場から七曜岳に上がると 1組休憩していた。
七曜岳への登りが少し厳しかったためだろうか、七曜岳に着いた時にはヘロヘロ状態。
体力的には、ここまでで引返したかったが時間はまだ早い。大普賢岳までは厳しいにしいても、とりあえずは足が運んでくれるところまで行くことにした。

七曜岳の山頂から鎖場を下るときに、手に持っていたストックが引っ掛かり少し危ない思いをして下った。
その先、周回者と何組かすれ違う。
稚児泊手前の大普賢岳の展望地から稚児泊に下ってもまだ時間が早いので、先に進む。

稚児泊の先、ガレ場の分かりにくいところから尾根横に入ると、崖状の所を横切っていく難所だ。鎖の手摺があり、足がかりもあるので、鎖をシッカリと持って進めば問題ないが、足を踏み外したり鎖を持ち損ねると滑落してアウト。
少し長めのそんな場面を通過すると、今度は鎖場の登り。ヤヤコシイ場面が続く。
この辺りを「薩摩転げ」・「内侍落とし」・「屏風の横駆」 と言うらしいが、どの部分がどれに該当するのか分からない。
なお、山と高原地図には「薩摩転げ」は国見岳と弥勒岳の間に表示されているが、その付近は該当するような難所には思えないような感じがするのだが・・。

鎖場から尾根に上がり、国見岳を左(西)から巻いて行くと、シャクナゲ地帯。今は最盛期ではないが咲いている花も多かった。

まだ足が動いているので、国見岳を巻き終わって、一旦下ってから反対側の弥勒岳への登り返しに入る。
弥勒岳も左(西)から巻いて先に出ると、展望・休憩地の水太覗だ。3組ほど寛いでいた。
12時を過ぎているが、大普賢岳は目の前にある。まだ何とか頑張れそうなので、大普賢岳を目指す。

水太覗から高度差 90mくらいしかないが、15分以上かかって何とか山頂に到着。
七曜岳を出発した時には、ヘロヘロに近かったので、ここ大普賢岳まで到達できるか全く自信がなかったが、惰性で頑張り通すことができた。

大普賢岳の山頂に着いたのはお昼過ぎの 12:20だったが、到着時には 1組しかいなかった。
山頂の展望のあるところに移動して、携帯椅子を出して昼食に入る。
疲れすぎていたせいか、食欲は薄い。食後の定番のコーヒーとデザートは欲していなかったが無理やり腹に押し込んだ。

昼食中に数組到着してきた。ほとんどが和佐又方面からだったが、当方と同じ七曜岳方面からも 1組いた。2組ほど七曜岳方面に向かって行ったが、和佐又までの下山はかなり遅くなりそうだ。

昼食を取り、暫くゆっくりしていたら元気が回復してきたので、下山に向かう。今日は往復なので来た道を戻るだけ。
大普賢岳の山頂から、急坂を下ると水太覗。休憩している夫婦さんがいた。

弥勒岳・国見岳を巻いて行くが、国見岳へは少し登り返しになるのでチンタラと登っていく。
その先、鎖場の「薩摩転げ」などの難所を最大の注意を払い通過して行く。

シンドかった七曜岳に登り返すと、入れ替わりにヘルメットのお二人さんが無双同方面に下っていった。
岩の上に腰を落ち着け心肺を整え、大量の水分補給。

七曜岳から少し下ると和佐又分岐。その先の下りでヤヤコシイ場面があるのでそこも注意を払いながら通過していく。
その先P1485のピークを越え、次のピークを登っていくと行者還岳への分岐。そこから行者還岳へは高度差 70mほど。往復で 2~30分ほどの寄り道になるが、時間的に厳しい。と 云うよりも足が嫌がっている。
昨年のリベンジで今年は、と思っていたが何の事はない、今年もだ。不甲斐ないが何とも致し方なし。
来年があるかな。年齢も年齢だし・・・。

水場の「行者雫水」は往路で見た時、通路の横は涸れていたので、その上の状態を確認しに行ってみた。
チョロチョロと水は流れていたが、そのまま飲めるかどうかは疑問だった。
すると、何処からか男性の声が聞こえた。後続者には気が付かなかったので、先行者がいるのだろうか。

行者還小屋で、広場の倒木に座り休憩に入る。このまま一気に下山に向かいたいがそんな元気なし。
ここでも心肺を整え、大量の水分補給。
すると、後続者のグループが上がってきた。先ほどの声の主たちだ。行者還岳からの戻りだろうか。

最後の休憩を終え、先に進むと、大きな荷物を背負った 3人グループとすれ違う、行者還小屋で小屋迫orテン泊か。

その先のお花畑のピーク P1485はへの登りはダラダラとした登りなので惰性で登っていく。お花畑に夫婦さんがいた。もう 4時になる所だがお花見学だろうか。
清明ノ尾分岐のP1458へ軽く登り返すと、朝はガスで見えていなかった弥山と八経ヶ岳の山頂が青空の下にあった。稜線上の弥山小屋も見えていた。

そこからは下り一辺倒。
下りなので心肺や足に負担はなく、ドンドンと下っていく。タイタンで清明ノ尾を別れ枝尾根に折れるが、黄色い「登山道」との看板が新しく設置されていた。清明ノ尾をそのまま下って行かない様にとの注意だ。

奥駆道の稜線を別れてから 37分で無事 90番ポストに下山
朝着いた時にはズラリと並んでいた路駐車は当方の車とあと 1台を残すのみ。少し離れた下側にも 1台駐車していた。


90番ポストから大普賢岳への往復は、今回で 4回目であるが、最初の 2回は復路で行者還岳にも登頂しているが、昨年と今回は登頂できなかった。行者還岳に登った時と行動タイムはほとんど変わっていない。

今日は肌寒いくらいの気温が丁度良く、ほとんど汗をかかなかったので体力消耗は少なく、頑張れたほうだが、・・・。寄る年波には勝てないな。


   山歩きした日  行動タイム
 ④ 2021-05-29    8:51
 ③ 2020-05-29    8:57
 ② 2018-06-01    8:45
 ① 2016-10-10    8:49
 
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R309 90番ポストの手前に路駐
路駐車が並んでおり、道路が広がった最後尾に停める

鉄階段から入山

かなり以前に整備された階段
その頃は登山道ではないので、作業用の杣道か

シンボルツリー
数本以上の木が合体している

タイタン
来るたびに朽ちていっている

この付近のシロヤシオは、散ってしまっている。

稜線上の奥駆道に到着 P1458
弥山の山頂はガスがかかっていた。

P1458より
頭上は青空だった

P1458から行者還岳方面に向かうと、正面にこれから行く予定の大普賢岳が見えていたが遠い、行けるかな。

稜線上のシロヤシオは、散り始めの模様。真っ白ではなく青い葉が目立ち始めていた

P1486のお花畑地帯に突入

クサタチバナは、蕾が出始めたところ

咲いている花がないかと探しながら歩くと、何株か咲き始めた花が見つかった。 昨年も 全く同じ日(5/29) 同じルートを歩いたが、その時はフライイングで咲いている花は見つからなかった

トリカブトの群生地

バイケイソウの群生地

天川辻


09:28 行者還避難小屋手前の(旧)鉄塔台地よりのパノラマ

(旧)鉄塔台地より
日出ヶ岳・大蛇嵓

(旧)鉄塔台地より
コブシ峰、又剣山(右端)

(旧)鉄塔台地より
荒谷山、この位置からは目立つ山だ

シロヤシオ

行者還避難小屋と行者還岳

行者還  石碑の文字が読めないが、何の石碑

行者還岳への急登
木製梯子が朽ちかけて、何段かなくなっていた

水場(行者雫水)
梅雨で雨が続いていたのに涸れていた。

この辺りのシロヤシオが一番濃かったかな

前方に七曜岳(右)・国見岳(左)が見えてきた

和佐又分岐

七曜岳に到着

七曜岳より①
バリゴヤノ頭・稲村ヶ岳

七曜岳より②
先が長いので、一息ついて先に進む

七ツ池(鬼ノ釜)

稚児泊手前(南)の大普賢展望地より

稚児泊

鎖場
足がかりがあるので、鎖をシッカリ持って通過
この辺り「薩摩転げ」か、山と高原地図は別の場所になっているが

鎖場
木の根っこで滑らないように

鎖場が続く
この付近、「薩摩転げ」・「内侍落とし」・「屏風の横駆」というらしいが、どの部分がどれに当たるか不明

鎖場から、尾根に上がるとシャクナゲ地帯

シャクナゲとシロヤシオ


12:03 水太覗よりのパノラマ

水太覗より
何とかここまで来られたので、最後の力を振り絞って、大普賢岳に向かう

大普賢岳 三角点に到着
Ⅲ△ 普賢森

大普賢岳より①
山頂は細長い小さな広場
ザックの所で昼食をとった

大普賢岳より②
孔雀岳・釈迦ヶ岳・仏生嶽と、右手前の弥山・八経ヶ岳の山塊は雲の中

大普賢岳より③
台高方面

大普賢岳より④
荒谷山。左にも似た様な山容の山があるが

大普賢岳より⑤
稲村ヶ岳・大日山、右に山上ヶ岳

大普賢岳より⑥
これから戻っていく稜線

水太覗のピーク
この辺りの景色は薄い

水太覗
大展望

国見岳には踏み跡ができている

左に下り、鎖場地帯に突入

稚児泊

稚児泊から南に上がった大普賢岳展望地より
日出ヶ岳方面

大普賢岳

七曜岳北側の空中廊下

七曜岳まで戻ってきた
ヘロヘロで到着
ヘルメットのお二人さんが、入れ違いに下っていった

七曜岳より
心臓の鼓動と息を整え、続きを頑張りに向かう

和佐又分岐

前方に行者還岳が見えてきたが、体力的に限界近く、時間も厳しいので、昨年に続き今年もパス

行者還岳への往復に 30分もかからないと思うが、そんな元気なし
パスし左の小屋に向かう

行者雫水
下の通路横は涸れていたが、少し上がると、少ないながらも流れていたが、飲めるかどうか・・

行者還避難小屋
とにかく一服

一服中、3人さんが戻ってきたが、どこまで行ったのだろうか

P1485のお花畑
夫婦さんがお花見学に登ってきた模様

清明ノ尾分岐のP1458の手前で振り返る

P1458まで上がってきた

P1458より①
天気が回復し、八経ヶ岳・弥山が見えるようになっていた

P1458より②
弥山小屋のズーム

P1458より③
奥駆道の稜線を別れ、清明ノ尾を下っていく

タイタン
黄色い登山道の標識が木に括りつけてあった

シンボルツリー

鉄階段を下り

ここに残っている車は、当方のほかは
1台のみ。
この下の少し離れたところに 1台駐車していた。

行者帰小屋から 3組見かけているが
 
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