TKM の デジカメと山歩き | 2021/11/3(水) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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快晴 | |||||
行者還岳 | |||||
スタート:90番ポスト → | |||||
ルート :謎の展望台経由 | |||||
関西100名山 |
![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
行者還岳 | |||||
Ⅲ△1546.57m(行者還) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ヤマプラ コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
1060m | 08:11 | ① R309 90番ポスト | 0:29 | - | 0:29 | 出発時間 | 05:50 | 15:00 | ||
08:40 | ② タイタン(清明ノ尾出合) | 到着時間 | 08:00 | 18:05 | ||||||
1:38 | - | 2:07 | ||||||||
10:18 | ③ 謎の展望台 | 片道距離 | 93 ㎞ | 89 ㎞ | ||||||
0:46 | - | 2:53 | ||||||||
11:04 | ④ 行者還小屋 | 往復距離 | 183 ㎞(AVG=16.1) | |||||||
0:29 | - | 3:22 | ||||||||
1546m | 11:33~11:39 | 0:06 | ⑤ 行者還岳 △1546.6 | |||||||
0:36 | - | 3:58 | 0:36 | |||||||
12:15~12:44 | 0:29 | ⑥ 行者還小屋 | ||||||||
0:59 | 1:30 | 4:57 | 1:35 | |||||||
13:43 | ⑦ 一ノ垰 | ASC(総上昇)プロトレック | 1075 m | |||||||
0:42 | 0:40 | 5:39 | 2:17 | |||||||
14:25 | ⑧ 行者還TN東口 | DSC(総下降) 〃 | 1040 m | |||||||
0:23 | - | 6:02 | 2:40 | |||||||
14:48 | ⑨ R309 90番ポスト | 総上昇量(GPS)map60 | 1150 m | |||||||
6:37 | 0:35 | 6:02 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 16.4 ㎞ |
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アクセス |
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奈良 → 《R24・京奈和道》橿原北IC ⇔ 《中和幹線・県14・R165・県37・県28・R169・R309》 → 90番ポスト ※ 往路ナビをセットしなかったため、無意識に京奈和道に入ってしまった。帰路は県14からR24に出た。 |
駐車場 |
90番ポスト前に路駐 |
ルート |
90番ポスト → タイタン(清明ノ尾出合) → 《清明ノ尾》 → 《林道》 → 謎の展望台 → 奥駆道稜線 → 行者還避難小屋 → 行者還岳 → 行者還避難小屋 → 一ノ垰 → 《論所ノ尾》 → 行者還トンネル東口 → 90番ポスト |
記録 |
「謎の展望台」への再訪 行者還避難小屋の南 300m C1440 のピークに、東側から突き上げる小尾根の林道横にある 意味不明の展望台だ。 7年前(2014-6-15)に、水太林道から分岐する新田林道の起点から林道を延々と歩き、訪れた事がある。 その頃は、奥駆稜線の天川辻の旧鉄塔台地からも下方に確認する事が出来た。しかし何時の間にか謎の展望台は上から確認出来なくなってしまった。奥駆稜線を歩く度に気になっていた。 あるネットのレポで清明ノ尾から林道経由でその謎の展望台への記事が目についた。 前回と同じルートではなく、ネットで見たそのルートを参考にして再訪してみる事にした。 前日、早めに床につき、翌朝いつもより小 1時間早く起きて自宅をスタート。外はまだ暗かった。 今日は文化の日の祝日。緊急事態宣言が解除されて 1ヶ月経ち、その後嘘のように感染者が減ってきたため、行動制限か緩和された事によるのか、行楽にで出かけると思われる車が多く感じられた。 それでも朝早いので順調に走る。 ふと気が付くと、予定の道路ではなく京奈和道を走っていた。 目的地の 90番ポストへは、天川村からのほうが近いが、細い道路を延々と走るので、上北山村方面のR169からアプローチするつもりでいた。 勝手知りたる道なので、ナビをセットせず無意識に走っていたら、天川村方面へのルートを走っていた。 少し大回りになるが、軌道修正し中和幹線から、予定のルートに戻る。 吉野からR169を南に走っていると、流れは悪くないが前後にも車が並行して走っていた。その半分くらいは途中で大台方面に折れていった。 R309に折れ 6㎞くらい登った所で、路駐の車が出て来た。それも尋常ではない列。 一瞬 90番ポスト前に停められずココまで並んだかと思うも、それにしては距離が離れすぎ。先に進むと道端に大型カメラを持った多くの人がいて、三脚も道路にイッパイ立っていた。 ナメゴ谷の反対の尾根の紅葉が真っ盛りで、その見学者達だった。 チラ見で、その景色を見ると、朝日を浴びて稜線に昇って行く何本もの尾根上に線を引くように紅葉があり、まるでその紅葉部分が龍が天に向かって昇っていく様に見える。 そういえば昨日の NHKの奈良ナビで、ドローンから紅葉を空撮したのを放送していたが、その景色と同じ。北川上村だったが、この場所とは知らなかった。 車を停めて見学したかったが、延々と続いている路駐の列で停められる所などなし。路駐の列が切れるとその辺りからは展望がない。歩いて行くには距離があるし、山歩きのスタートが遅れるので、下山後に見学することにして、そのまま先に進む。 90番ポスト前には先着車は 4台のみ。全然少なかった。 鉄階段を上がり山道に入ると、ルート上は落ち葉でイッパイ、山道を覆い隠していた。 しかし、周りの樹々は紅葉した葉を全て落とした訳ではないので、山中の紅葉を見ながら登って行く。 そんな紅葉を見ながら登っていたら、清明ノ尾の本尾根に合流する手前の、シンボルの大木を見落とし、横を通過するときにようやく気付いた。 タイタンのある清明ノ尾に着くと、先行していた 4人グループがいた。 今回は、そこから清明ノ尾の尾根上を走る林道を下る。 林道は所々で尾根横を巻ながら下っているが、踏み跡の残る尾根では直接下り、P1135の横付近で尾根上の林道を別れ、尾根横に下っていく林道に折れる。が、よく見ると少し先にも林道分岐がある。 落としてきたGPSのルートを見ると、先の方から分岐していくようだ。林道を歩かずに支尾根を下ることもできそうだが、ルートを落としてきているのでそれに従う。 植林の中、林道分岐がイッパイある。ほとんどがメインと思われる林道を進めばよいが、迷う分岐もある。林道は傾斜を緩めてジグザグに走っているので、方位から正しい林道を捉えることは難しい。 GPSのルートがなければ、各分岐で悩むところだった。 そんなんで 1ヵ所ルートミスもした。メインと思われる林道を進んだが、少し先でGPSを確認すると、ルートが違っていたので引返したことも。 そんなんで、若干迷いながら下っていると、何となく見覚えのある作業小屋が。7年前にルートミスして、この小屋の先まで行って引返している。 その小屋から少し下った所が、7年前に間違えた分岐。 7年前は右から登ってきて、そのまま真っすぐに進めばよい所を、真っすぐ行くと下っていくので、左に登って小屋の方に行く林道に折れてしまった。 その分岐からダラダラと下っていくと、水の流れていない渡渉地点があった。この地点が今日の最下降点で C920m。タイタンより 280m下降してきた。スタートした 90番ポストより標高は低い。 渡渉した先から、林道は舗装されているが傾斜のキツイ登りが始まった。 先ほどまでと違い、迷うような林道分岐はないので、ただ一生懸命に登るだけ。 何度も折り返しながらジグザグに登って行き、高度を上げた C1210m付近で、林道を別れる行者還岳への分岐案内があった。 しかし、目的の「謎の展望台」は、この先の林道横にあるのでそのまま林道を進む。案内にあった行者還岳への山道は、多分廃道になっているのでは?。7年前にこの分岐からではないが、謎の展望台の先から天川辻に向かう点線のルートを進んだら途中で、ルートが消え危険を感じたので引返したことがあった。そんなんで多分天川辻へ出るルートは消滅しているのでは・・。 その分岐から 5分ほどで、謎の展望台に到着。 健在していたが、周りの樹木が成長して展望を隠し、展望台からは行者還岳の頭が見えるのみ。これでは、稜線の旧鉄塔台地からは見えない訳だ。 7年前には、周りの樹々は成長過程にあったということは、この展望台もそれほど古くはないという事か。マァー見た目もそれほど古くは見えないが。 ベンチもあり頑丈に作られた展望台に見えるが、何のために作られたのか不思議だ。間違いなく登山者用に作られた訳ではないので、林道作業者用に作られたもののようだが、それにしてもこれだけの展望台が必要だったのだろうか。正に「謎の展望台」だ。 再訪問を終え、林道をそのまま先に進む。尾根芯を小刻みに左右に振りながら登って行く林道を進むと、やがて林道終点。そこまでタイタンから長い長い林道歩きだった。 そこからは、尾根を適当に登って行く。障害物はないが直登は傾斜がきつい。 林道終点から高度差 100mほど頑張ると、稜線を走る奥駆道に合流。 稜線に突き上げてきたところから、奥駆道を少し下ると天川辻。その少し先、奥駆道の脇にある旧鉄塔台地に上がってみる。秋空の下、台高の稜線がクッキリと見えている。これだけクッキリと見えたのは記憶にないくらいだ。先ほど確認してきた「謎の展望台」は見えるべくもない。 行者還小屋はそのまま通過して、水場の所で、タイタンで先行していた 4人さんが下ってきた。当方は大回りして来たので、かなりの時間差がついた。 水場は、このところの天気続きだろうか完全に涸れていた。なお、今日はお湯を入れて 2㍑担いできたが、ここまで一滴も消費していない。 行者還岳に上がるまで、3組ほどとすれ違い、行者還岳の山頂三角点に到着。 そのまま展望地に向かいかけると、日当たりの良い所で 3組ほど休憩していた。 展望地から、先ほど再訪してきた「謎の展望台」を探す。その「謎の展望台」から、この行者還岳の山頂部分が見えていたので、目を凝らして探したが見つからなかった。 展望地から行者還岳三角点に戻り下山に向かう。当初はここから奥駆を七曜岳までいけないかと目論んでいたが、時間的にも体力的にもムリなので、今日はココまでで引返す。 山頂から、小屋までの戻りは往路に通ったショートカット道ではなく、道標のある奥駆道分岐点から戻ろうと、その分岐で折れると、大きな倒木があり、迂回して行く踏み跡に従って下っていく。踏み跡は薄くなったものの最近の靴跡もありドンドンと下っていく。 倒木で道が付け替えられているので、歩く人が少なくなったため踏み跡は薄くなったものと勝手に思い込み、尾根から下っていくのを不思議に思いながら、下って行ったが、いくら何でも変と思い引返す。 引き返す途中で、尾根に上がれそうなところから尾根に向かうと正規のルートに合流、一安心。 あのままドンドン下って行ったらどこに行くのだろうか、薄いとはいえハッキリとした踏み跡で、最近の足跡もあったが・・・。 行者還小屋に戻り、日の当たる所で昼食にしようとしたら、少し風があり汗冷えして寒い。小屋横の風を避ける場所は団体さんが宴会していた。致し方ないので小屋の中に入って昼食にした。 昼食後、今日の仕事量はまだ少ないので、時間が許せば一ノ垰の先、大栂山方面へ行ける所まで行ってみようと思いスタート。 清明ノ尾の分岐ではまだ余裕なのでそのまま奥駆稜線を先に進む。 一ノ垰の分岐に到着して、少し思案。時間的に中途半端で、このまま先に行っても、直ぐに引返すことになる。で、結局は論所ノ尾からトンネル東口に向かって下山る事に。 途中でノンビリ下っていた 3名さんを追い越し、分岐案内のある所で論所ノ尾からトラバース道に折れる。 紅葉の斜面を横切るように下り、林道に着地して修復された林道起点の崩壊地からトンネル東口に。 R309を 1㎞ほどブラブラと下り、駐車した 90番ポストに戻り、今日の山行き行程を終える。 車での帰途、朝は人がイッパイだった紅葉スポットに立ち寄り。 朝と違い数台の車が駐車していたのみ。光の加減か紅葉の見栄えはイマイチだった。朝は車からチラ見しかしなかったが、その一瞬でも驚くほどに尾根を線を引くような紅葉がキレイだったが。 |