TKMデジカメ山歩き 2022/4/2(土)
快晴
陣ヶ峰
スタート:金剛峯寺 →
ルート :弘法大師の道 KoboTrail 《金剛峯寺→天狗木峠》
 
所在地:奈良県・和歌山県
 
 
陣ヶ峰
 Ⅰ△1106.20m(陣ヶ嶺) 歩いた足跡 歩行断面図
  足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
  別ウインドウで拡大表示
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
810m  08:25   ① 金剛峯寺前駐車場 1:34 - 1:34   出発時間 06:20 14:35
   09:59   ② 天狗木峠 到着時間 08:10 17:10
0:33 0:45 2:07  
   10:32   ③ 鐘割峠 片道距離 89 ㎞ 89 ㎞
0:23 - 2:30  
   10:55   ④ 分岐(上・高野村道) 往復距離 178 ㎞(AVG=17.4)
0:33 - 3:03  
   11:28   ⑤ 天狗木峠  
0:17 0:20 3:20  
1106m  11:45~12:16 0:31 陣ヶ峰 △1106.2  
0:52 0:50 4:12 0:52
   13:08   ⑦ 桜峠  
0:22 0:20 4:34 1:14
   13:30   ⑧ 摩尼峠 ASC(総上昇)プロトレック 600 m
0:23 0:15 4:57 1:37
   13:53   ⑨ 奥の院(御廟橋) DSC(総下降) 〃 585 m
0:34 0:45 5:31 2:11
   14:27   ⑩ 金剛峯寺前駐車場 総上昇量(GPS)map60 633 m
  6:02 0:31   5:31 -     移動距離(GPS) 〃 20.1 ㎞
 
アクセス
奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》紀北かつらぎIC ⇔ 《R480・県53》 ⇔ 高野山
駐車場
金剛峯寺前駐車場
ルート
金剛峯寺前P→天狗木峠→鐘割峠→上・吉野村道→天狗木峠→陣ヶ峰→摩尼峠→奥の院→
記録
膝のケガのため謹慎していたら、いつの間にか桜が満開となった(大阪=3/30、奈良=3/31)。季節の移ろいが早く、もう春から初夏の陽気だ。

膝のケガもようやく治りかけたので、今回はハイキング程度の山で足慣らしすることにした。
以前から繋げたいと思っていた「弘法大師の道(KoboTrail)」だ。吉野の金峯山寺から高野山の金剛峯寺とを結ぶルートで全長は 55.7㎞。

吉野方面と高野山方面を除いた途中のアクセスが悪いので、繋ぐのは難しいと思っていたが、ネットの情報から、途中の天辻峠と切抜峠まで車で行っているレポがあった。その両峠から左右に往復すれば繋ぐことが可能だ。と云う事でさっそく実行にかかる。
吉野側は金峯山寺から小南峠まで歩いたことがあるので、逆コースになるが高野山側から歩く事にした。
出来れば歩いた事があるルートも、この際に歩き直して見たいと思っている。

と云う事で今回は、高野山の金剛峯寺から天狗木峠までを歩く事にした。
往路は忠実に「弘法大師の道(KoboTreil)」を歩き、帰路にこの界隈の最高峰になる天狗木峠近くの陣ヶ峰に登る予定とした。

高野山は自宅から距離はあるがアクセスが良いので、時間的にはそれほど遠いというほどでもないので、いつも通りに起きてスタートしてもよいが、チョットだけ早起きして自宅をスタート。
昨日まではまるで初夏のような天気だったが、今日・明日と寒気が入ってきて花冷えの天気になるとの予報だったが、その予報が的中して、奈良をスタートした時の外気温は 2℃とメチャ冷え込んでいた。

休日で道路は空いており順調に走り、現地の金剛峯寺前の駐車場に到着。広い駐車場はガラ空きで、10台も駐車していなかった。
今回は車道歩きがメインなので、ストックは 1本だけザックに結わえてスタート。雪用のバスケットだったので普通のバスケットに交換した。

ここの外気温もスタートした時と同じ 2℃。風はないが冷えているのでウインドブレーカーを着てスタート。今日は冷えこむとの事だったので、ズボンは冬用のを履いてきている。歩き始めると手も冷たくなってきたのでニットの手袋をする。

すれ違う人もいないが、町中を歩いて行くのでマスクをする。
黙々と歩き、奥の院への入り口の一の橋を左に見てそのまま先に進み、半分くらい埋まっていた高野山奥の院駐車場の先で高野龍神スカイラインを右に見送って、そのままR371を真っすぐ進み、奥の院駐車場から 10分くらいの所で、標識に従い右手前に折り返していく野迫川村への県道53号に折れる。

分岐から暫くはキツイ登り坂だったが、その先はダラダラとした登りに変わり、「樫原 4.0㎞」の案内のある分岐点に出た。そこが地形図にある桜峠だが、峠の案内標識はどこにもなく、道はこの先もまだ登っているので峠に思われなかった。樫原から登って来ると、そこから高野山へ下りになるので峠となっているのだろう、たぶん。

桜峠から少し進むと左側(北)が開け、山並みの向こうに金剛山が頭を出していた。その先道路わきの斜面に残雪が出てくるようになり、スタートして 1:34’で天狗木峠に到着。
今日の「KoboTrail」はそこまでの予定だったが、スタートして 7㎞弱 ズーっとダラダラとした車道のアスファルト道だった事もあり普通に歩けたので、思ったより早く到着した。

で、もう少し「KoboTrail」を先まで様子見に行くことにした。
工事で通行止めになっている野迫川村への県道53号を右に見送って左側の「村道 上・高野線」に入る。
村道とはいえ県道以上の道だ。天狗木峠から 7~8分で左にチェーンで通行止めになっている林道に折れる。
分岐には「KoboTrail」の案内はどこにもない。「KoboTrail」は吉野側からの一方通行みたいで、反対の高野山側からだと、分岐には案内がないので注意が必要だ。

アスファルト道から開放され今日初めての地道に変わった。とは言っても整備された林道、普通に歩ける。
そんな林道を歩いていると、「KoboTrail」のビニールテープの案内が風に靡いていた。今日初めて見る「KoboTrail」の案内だ。

少し進むと、林道はチョットしたピークを左から巻いていく所に出たが、そのピークに三角点があり踏み跡もあるので、寄って行く事に。直ぐの所に四等三角点があったが山名表示はなく山と高原地図にも山名はない。
三角点から先に進み左からの林道に合流し、高低差のほとんどない林道をしばらく進むと林道分岐があり右の林道の横には錆びついた放置車があった。山と高原地図に鐘割峠とある地点であるが、表示はなかった。

地形図を見ると、そこから南に下る点線のルートがあり、先ほど分かれた「村道 上・高野線」に繋がっている。距離も余りなさそうだったので、ダメなら引返すつもりで行ってみる事にした。
入口こそ荒れていたが、少し入るとルートは明瞭になりジグザグに下っていく。安心してドンドンと下っていく。
そんなんで安心して 10分ほど下ると、谷に近づき炭焼きの石積みの所の先でルートが消滅。
谷に下りて下ろうかと思ったが、谷中は荒れていそうだったので、石積の反対側から高巻きながら進むと何となくルートのように思われた。暫くそんな状態で進むと、完全に消滅して山の斜面となっている所と、何となくルートが残っている部分もあった、下の谷底を除くととても歩けるような状態ではないように見える。

確信してそのまま進むと、前方の下方に舗装道路が見えて来た。最後の方で倒木に阻まれ谷から迂回して村道に着地。大きな危険は感じなかったが後半はほぼルートは消滅していたのでヒヤヒヤで下ってきた。
人の歩いた気配は感じられず、下りよりも登りのほうがルート的には分かり辛いと思われた。
村道から登り返していくが結構坂がきつい。一生懸命に歩いて天狗木峠まで戻る。1:29’で周回してきた。

天狗木峠から通行止の県道に入り、直ぐの所で折り返すように登って行く陣ヶ峰の登山口に折れる。
コンクリート舗装された激坂登だ。足首が鋭角に曲がるのでフクラハギに負担がかかる。一登り頑張ると地道に変わり平穏なルートに。と思うとその先、先ほど以上のコンクリート激坂が待っていた。残雪があるので滑りやすく、踏み場所を確認しながら1歩づつ時々滑りながら登って行く。
帰路は、先に進むのでここに戻る事はないが、雪が残っているのでここを下る場合は滑り止めがないと多分ムリ。

そんなんで登りきると、朽ちた祠の山頂に到着。三角点は奥にあるのでそのまま三角点の所まで移動。
景色はほとんどないが日が当たっているので三角点の横で昼食。
定番の昼食のあと、いつも通りコーヒーとデザートで腹を膨らまし、下山に向かう。

祠の所まで戻り、祠の裏側から西の尾根下りに入る。下りかけは倒木等で荒れているので避けながら下ると、その先は平穏な下りに。
祠から 5~6分も下ると左からの杣道に合流。その先ネットフェンス沿いのルートになるがヤブ化してしる。しかもトゲのあるヤブで引っ掛かりまくりで直接肌に当たると痛い。暫くそんな状態が続き、次第にルートがハッキリしだすとヤブも消滅。

下調べでは正式なルートは途中で尾根から右に下りトラバースしていく地形図にある点線のルートの模様だが、崩壊箇所があり危険とのレポであったので、尾根をそのまま下って行こうと、右に導かれないように気を付けて歩いていた。2ヶ所ほど右に分ける分岐があったが、どれも余り歩かれていないようなルートだった。
地形図のルートがわからないまま、尾根のルートを進み小ピークのP1048で右の尾根に折れる。少し下ると溝が尾根を横切っているように見えたが、杣道の切通しの模様。そこで左にその杣道と思われるルートを下っていく。
少し荒れ気味であるがルートはハッキリしていた。可なり長い下りだったが迷うことなく、無事に県道に着地。

着地してから県道を 15分ほど歩くと桜峠。まだ時間に余裕があるので、そのまま来た道を戻らず桜峠から摩尼峠へ出て、奥の院経由で戻る事にした。
樫原への分岐がある桜峠のすぐ北側の民家の横から県道を別れ摩尼峠への山道に入る。標識案内等はどこにもない。

シッカリした山道で、傾斜もほとんどなく 10分ほどで中の橋分岐の四辻。そのまま先に進みそこから 10分ほどで摩尼峠に到着。山と高原地図では先ほどの分岐が摩尼峠でこの分岐は「奥の院峠(摩尼峠)」となっているが、表示板にはそこが摩尼峠とある。
ここは、5年前(2017-3-24)女人道・高野三山を歩いたときに通過している。

そこで、 左に奥の院への道に折れる。ダラダラと下って行き、表示に従い山道を下っていくと、車道に出てアスファルト道を少し進み、奥の院の御廟橋の東側より奥の院に入り、大師廟には寄らず一の橋に向かう。
御廟橋から 19分で一の橋、そこから 15分歩いて駐車場に戻り、今日の行程「KoboTrail その1」を終える
 
⇒ページ・トップへ
 

金剛峯寺前駐車場

早朝のためか、到着時には 10台も駐車していなかった

金剛峯寺
駐車場の正面にあるが、中には入らず

一の橋
帰路に奥の院から戻ってくる予定

高野山奥の院駐車場
駐車場の先で高野龍神スカイラインを右に見送って、そのまま正面のR371を進む

ここでR371を別れ、表示の野迫川村方面に右に大きく折り返す

県道53号を、ダラダラと登って行くと、北方面に展望が開けた所で、左奥に金剛山が覗いていた

道路わきの斜面に雪が融けずに残っていた。この上部が陣ヶ峰

天狗木峠
野迫川村方面は通行止めになっていた。 予定はココまでだったが、スタートしてココまでズーっとアスファルトの車道歩きで、山道と違って普通に歩けたので、早く着いた。 で、もう少し先まで「KoboTrail」を歩いてみる。

天狗木峠にあった野迫川村の観光案内図

天狗木峠で県道を別れ、「上」方面に向かう「上・高野村道」に入ると、右下に別れる道に「高野大峯歴史街道」の石柱案内があった。

ここで、県道並の村道を別れ「KoboTreil」の左の林道に入る。分岐には、逆方向からなので案内はどこにもない

始めて「KoboTreil」のビニールテープがあった

林道はピークを巻いているが、ピークには三角点があるので、確認しに行く

四等三角点 956.52m
基準点名:上垣内

鐘割峠
表示はどこにもないが、山と高原地図には鐘割峠となっている

放置車と「KoboTrail」一方通行の表示。
放置車のメーカー車名は不明、何時の頃の車だろうか。
地形図に、この正面の谷に点線のルートがあり、距離も短いので行ってみる事に。

入口は荒れていたが、少し進むと明確なルートになったので、安心してドンドンと下っていく

倒木があるがまだルートはハッキリしている

炭焼きの跡で、急に先行きが怪しくなりルートは消滅。谷に下りかけたが、所々でルートの雰囲気が残っている所を滑り落ちないように高巻いていく。

前方に道路が見えて来た
谷に下りたら、下れなかったところを崩れて危なっかしいルートを下ってきて正解だった。

右側から「上・高野村道」に着地した。
下ってきた下半分はほとんどルートは消滅していた。登りでは厳しいかも。

村道を天狗木峠に向かって登って行くと大峯の稜線が見えていた
※ 拡大写真に山名表示

往路で別れた「KoboTreil」に合流

天狗木峠に戻ってきた

峠から通行止めになっている県道の南側に少し入ると、折り返すように登って行く陣ヶ峰への登山口があった

コンクリートの急坂を登り、一息ついた所。この先にもコンクリートの急坂があり、残雪で滑り気味でコワゴワと登った。下りは滑り止めがないと怖くて下れないくらい。

金毘羅宮
三角点は南側奥にある

陣ヶ峰 山頂三角点に到着。 一等三角点 1106.20m 基準点名:陣ヶ嶺

陣ヶ峰の山頂で昼食
景色はほぼないが、日が当たっていい陽気だったので、食後もコーヒー・デザートでユックリ

金毘羅宮まで戻って、裏側の西の尾根から下る

左側から下ってきたら、左からの杣道に合流したが、その先杣道は続いていなかった

杣道に合流した所では南方面に展望があった。
この先、ネットに沿う尾根を進むが、トゲのあるヤブで可なり鬱陶しかった

P1048
ココまで、何ヵ所か右に分岐があったが尾根上を歩いてきた。
この小ピークで右の尾根に少し下ると尾根を横切る杣道が切通していた。その杣道を左に下る。

尾根上の杣道を進むと、ダラダラと下り、左にテープがあったが、ここは右にそのまま進む

無事に右側から県道に着地

桜峠
上から下ってきて振り返った所。峠の案内は見当たらず。
左には樫原 4.0㎞の案内

桜峠の北側、民家の横から摩尼峠への山道に入る。分岐表示等はない

右側に摩尼山が見えて来た

中の橋分岐  山と高原地図にはココが摩尼峠

摩尼峠
山と高原地図には「奥の院峠(摩尼峠)」となっている

高野山女人道・摩尼峠の案内
5年前(2017-3-24)女人道・高野三山を歩いたときに通過している

奥の院の御廟橋
御廟までは行かず、一の橋方面に戻る

一の橋

スタートした金剛峯寺前の駐車場に戻ってきた
 
⇒ページ・トップへ
 ⇒ 「 山歩き 」 編トップページ ⇒ 「 ウォーキング・名所見学 」 編トップページ ⇒ TKMのホーム・ページ
 
 ご意見・ご感想は こちら へ 【メール宛先の (アットマーク) は、半角 (@) に変更してください】