TKMデジカメ山歩き 2022/8/8(月)
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釈迦ヶ岳
スタート:太尾登山口(峠の登山口・旭) ⇔
 
日本200名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
釈迦ヶ岳
 Ⅰ△1799.87(釈迦ヶ岳)
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標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1300m  09:31   ① 太尾登山口 1:16 1:10 1:16   出発時間 06:15 15:50
1618m  10:47   ② 古田の森 P1618 到着時間 09:15 19:00
0:31 0:55 1:47  
   10:18   ③ かくし水 片道距離 112 ㎞ 106 ㎞
0:20 2:07  
1799m  11:38~11:46 0:08 釈迦ヶ岳 △1799.9 往復距離 218 ㎞(AVG=14.3)
0:06 0:45 2:13 0:06
   11:52~12:00 0:08 ⑤ 分岐(前鬼)  
0:36 2:49 0:42
   12:36~12:22 0:46 ⑥ 深仙の宿  
0:37 - 3:26 1:19
   13:59~14:09 0:10 ⑦ 稜線出合(⇔かくし水) ASC(総上昇)プロトレック - m
0:27 - 3:53 1:46
   14:36~14:41 0:05 ⑧ 古田の森 P1618 DSC(総下降) 〃 - m
0:58 0:55 4:51 2:44
   15:39   ⑨ 太尾登山口 総上昇量(GPS)map60 764 m
  6:08 1:17   4:51 -     移動距離(GPS) 〃 10.5 ㎞
 
アクセス
奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》 五條IC ⇔ 《R168・不動木屋谷林道》 ⇔ 太尾登山口(旭登山口)
駐車場
太尾登山口(旭登山口)
ルート
P → 釈迦ヶ岳 → 深仙ノ宿 → 《巻道》 → P
記録
リハビリ登山

2ヶ月前、左足に異変が出て、整形外科に行くと、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛との診断。
肉離れのような筋肉の症状と思っていたので、想像もしなかった診断にショックを受ける。治るまで、時間のかかる病で、下手をすると一生治らないかと思うと憂鬱だ。
とりあえず神経痛の薬をもらって謹慎していたら、徐々に痛みが増して、ガマンし辛い痛みに襲われた。しかも痛みの範囲も広がってきた。
慌てて再度整形外科に行き、緊急の痛み止めと、神経痛の薬も飲む量を増やした。

そんなんや何やかやで、2ヶ月経つと、急に痛みが消滅してきた。試しに処方された神経痛の薬の飲む量を勝手に減らしても症状は悪化することはなかった。

で、早速試しにリハビリ登山にGo ! だ。
問題なければ、今年はあきらめていた信州遠征も可能かも。


さて、リハビリ登山の目的地だが、
連日猛暑日が続いているので、スタート地点がなるべく標高の高い場所と云う事で、①大台ケ原からコブシ峰、②太尾登山口から釈迦ヶ岳 を候補に。
久しぶりにコブシ峰に行ってみたかったが、普段なら何の事もないが、少し距離があり帰路は登りになるので、少し不安。で、楽々な釈迦ヶ岳にした。

そんなんで、行程は短いので、いつも通りに起きて自宅をスタート。
通勤時間帯に入る前だが、車がそれなりに走っていたので少し時間がかかって橿原まで来ると。そこで、大事なことを勘違いしていた事に気づく。
明日と思っていた車のリコールの予約日が今日だった。大勘違いだ。
何となく予感を感じ、スマホのカレンダーを確認すると今日の月曜日に予定が入っていた。

脇道に入り、山の神に電話して、今更帰るのも何なので、予約していたディーラーに電話して、日にちの変更を依頼した。前日もしくは家を出る前にカレンダーを確認すべきだった。

元に戻り、京奈和道に入るとその先は順調に流れ、予定より少し遅れて現地に到着。先着車は 4台しかなかった。なお、旭ダムを過ぎたあたりから落石が多く、ギリギリ排除しなくてもすんだが走るのに気を使った。


現地の外気温は 23℃。駐車地にはアブが多くいて、大きな羽音をたてて纏わり付いて来るので長袖のシャツを着てスタート。
登山口から階段を上がると、おなじみのネコ耳の七面山は見えたが、その奥の八経ヶ岳はガスの向こうだった。今日の天気予報は 12時のみが曇マークで、残りは全てお日様マークだ。

問題の足は、神経痛の症状は全くないが、登りで左ひざに体重をかけると違和感があるので慎重に登りっていると、先方から単独さんが軽快に下ってきた。早朝スタートで釈迦ヶ岳ピストンの模様。
主稜線の P1434に上がり、その先 稜線歩きに入ると、所々で展望が出て、赤井谷の向こうには南奥駈の稜線が見えていた。
そんな景色を見ながら、ダラダラと登って行き、太尾の登山口があるため、ほとんど使われていない旭・不動木屋谷林道 登山口への分岐のある P1465を過ぎると、古田ノ森への登りに掛かる。キツイ登りではないが、所々で段差のある部分が出て来ると、左足に力が入らないので右足でかばいながら登って行く。

その古田ノ森の手前辺りから、前方に釈迦ヶ岳が見えてくると、山頂付近にガスがかかっていたが、古田ノ森に到着すると、釈迦ヶ岳の山頂にかかっていたガスは、いつの間にが消滅していた。
古田ノ森の手前でも、2人さんとすれ違う。

古田ノ森から少し下って、今度は釈迦ヶ岳への登りに入ると、大きな荷物の単独さんが休憩していた。下りの人かと思うと、しばらくしてから後を付いてきたので、テン泊装備でユックリ登っている人の模様。
千丈平まで上がると、2人さんが下ってきた。先ほどの単独さんを除いて、早朝からサクッと山頂往復している人達だ。
駐車場に停まっていた先着車は 4台。その 4台の持ち主全員とそこまでで出会った。

水は必要なかったが、「かくし水」に寄って。最後の登りを頑張り山頂を目指す。
釈迦ヶ岳の山頂に到着すると、全くの無人。前鬼からの登山者もいないようだ。
山頂はいつの間にかガスの中に入っていて、360度まっ白。晴れる気がしなかったので、昼食は深仙の宿ですることにして、お釈迦様の姿をカメラに収めて、山頂を撤収。

釈迦ヶ岳から下りかけると、ガスが湿っぽくなり雨粒が落ち始めて来た。前鬼分岐まで下り、そこで雨具の上衣を着てスパッツを装着すると、雨粒は落ちて来なくなった。着ていた雨具の上衣をザックに仕舞って、前鬼方面に向かおうとしたら、単独さんが上がってきた。
登山口をスタートして暫くしたらエンジン音が聞こえてきたので、その人の模様。

前鬼方面に折れたので、登ってきた単独さんとすれ違う事もなく、深仙の宿へと下って行く。
先ほどの雨で、下草が濡れ濡れになっているので、スパッツを付けて大正解だった。それでも、膝や太ももまで濡れたが・・。

しかし問題が発生。大きな下りになり左ひざに力をかけると痛い。で、左ひざに力をかけないように下っていく。段差がある所では下るのに一苦労も。
そんな状態で暫く下って一息ついた所で振り返ると、先ほどまで居た釈迦ヶ岳の山頂はガスが消滅して全体像がくっきり出ていた。一番最悪な時に山頂にいたみたい。しかし今日の天気では遠方の景色は余りないだろうと、自分を納得させる。

左足をかばいながらユックリと下って深仙の宿に到着。とりあえず深仙小屋に入って昼食。
小屋の中は少しムッとしていたが、虫の多い外よりはマシ。
いつも通りの昼食を終え、コーヒーとデザートも終えてかたずけに入っていると、先ほど前鬼分岐で見かけた単独さんが小屋を覗いてきた。
吹田の桃山台に住んでいる人で、当方も吹田に 10年ほど住んでいた事があるので親近感を感じ、しばらく雑談。

桃山台の人は、行動食で落ち着き始めたので、先に小屋をスタート。
潅頂堂の横から千丈平への巻道の分岐に入る。その分岐地点には表示等はどこにもなく、踏み跡も薄いので分かりにくい分岐だ。

ダラダラと登って行くルートだが、久しぶりの山歩きと云う事もあり体力ダウンでシンドイ。
潅頂堂の分岐地点から尾根横の山の斜面を抜けていく巻道に入るとその先は明瞭な踏み跡。始めて来た時に迷った分岐は木に赤ペンキで矢印がしてあり迷いようがなくなっていた。
そんな巻道分岐を 37分で主稜線のテント場に到着。そのテント場に 1張 テントが設営してあり、千丈平の手前で追い抜いた単独さんが昼寝をしていた。

暑くて顔と頭の熱を冷ましたかったので、シンドイけど少し上部にある水場(かくし水)まで行く。
水量は少なかったが、冷たい水で顔を洗って、その冷たい水をがぶ飲み。ペットボトルにも補水して、下りかけると後発の桃山台の単独さんが先行していた。

最後の登りになる古田ノ森への登りを頑張り、古田ノ森で一服。
大きな段差がなければ、左足は普通に歩けるので、一生懸命に歩くがシンドイのでいつものペースで歩けない感じ。

何とか頑張って歩き、旭・不動木屋谷林道分岐まで来ると、桃山台の単独さんが休憩していた。あと少しなのでそのまま頑張って下っていく。
稜線分岐の P1434のピークには上がらす、ピーク手前で登山口方面に折れる。そこから 20分弱でスタートした駐車場に到着。

スタートした時には見えなかったネコ耳の先の八経ヶ岳は、薄っすらと肉眼では確認できた。
駐車場に下りると、後から桃山台の単独さんも下ってきた。
駐車場の車は 3台、当方・桃山台の単独さん・千丈平でテン泊の人の車だ。
桃山台の単独さんの車は当方と同じ車で色も一緒。ただしマイナーチェンジした車で最新の装備を積んでいた。

思ったより下山まで時間がかかってしまった。久しぶりの山歩きと左ひざの異常で普段通りに歩けなかったからだ
 
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先着車は 4台
稜線に出るまで単独さん、古田ノ森付近で 2人さん、千丈平で 2人さんとすれ違い、古田の森の先で大きな荷物の単独さんを抜いたので、先着車 4台分の持ち主とは全て出会った。
後着車の桃山台の単独さんとは昼食中に追いつかれ、下山まで前後して歩いた

登山口

登山口の階段を上がった所から。
ネコ耳の七面山、右耳の奥にある八経はガスで見えていない。正面稜線を突き上げたピークが古田ノ森

いつ来ても、見入ってしまう木の生命力

主稜線の P1434まで上がってきた。ココまで足の異常は感じられないが、久しぶりの山歩きでシンドイ

稜線上からは谷向こうに南奥駈の稜線が見えていた

大日岳の尖がりが、際立っている

旭・不動木屋谷林道への分岐。
歩く人はほとんどいないと思うが、ルートは残っているだろうか

前方に目的地の釈迦ヶ岳が見えてきたが、山稜付近にはガスがかかっている

10:35 古田ノ森の手前にある偽ピークの手前より

古田ノ森
先ほどは、釈迦ヶ岳の山頂付近にはガスがかかっていたが、いつの間にかガスは消滅していた

千丈平

表示はないが、標識の中間が、神仙の宿への巻道

かくし水
昨日、大雨が降ったのに水量は少ない。

分岐(前鬼)

釈迦ヶ岳 山頂に到着
太尾からの登山者は、この手前までで、全て見かけたが、前鬼からの登山者はいない模様

釈迦ヶ岳 山頂より①
新しく設置された靡の案内

釈迦ヶ岳 山頂より②
ガスで眺望がゼロなので、釈迦像を

釈迦ヶ岳 山頂より③
釈迦像のの両手をじっくりと観察

釈迦ヶ岳 山頂より④
釈迦像の台座

釈迦ヶ岳 山頂より⑤
雲行きが怪しいので、昼食は深仙の宿ですることにして、山頂を後にする

分岐(前鬼)より①
この手前から雨が落ち始めたので、雨具の上衣とスパッツを着用した。
単独さんが上がってきた。

分岐(前鬼)より②
準備中に雨は上がったので、着ていた上衣を脱いで、前鬼方面に折れる

鹿の単独さんが当方をにらんできた
奈良公園の鹿と違い、角が立派に見えた

深仙の宿への下山途中で、振り返ると釈迦ヶ岳のガスは消滅していた。
一番悪い時に山頂にいたみたい。

都津門遥拝所
案内がないと気が付かない所

都津門を少しズームで
ロッククライミングでないと行けない様な所だが、多分禁止

前方には大日岳が際立っていた。
深仙ノ宿に到着
右は潅頂堂、奥に深仙小屋

深仙小屋に入り昼食
昼食を仕舞いかけた時に、分岐(前鬼)で見かけた人が到着した。桃山台の人なので、少し親近感が

深仙小屋で、桃山台の人と少し長話をして、下山に向かう。
帰路は、千丈平に直接向かう巻道から

朽ちかけているが、丈夫な材料を使用しているので、問題なく通過

主尾根に到着すると、テント適地に 1張 テントが設営されていた。古田ノ森の先で抜いた年輩の単独さんが昼寝していた。

かくし水まで少し登って、冷たい水で顔を洗い、がぶ飲みしてからペットボトルにも補水した。

かくし水から、巻道分岐まで戻ると、桃山台の単独さんが先に進んでいた。
前方は古田ノ森

鹿の集団が、当方を確認すると一斉に逃げ出していった。
奥に見えるピークは南奥駈の天狗山、この位置から見ると目立った山だが

古田ノ森
大きな登りはココまで、しばらく一服する

旭・不動木屋谷林道への分岐
桃山台の単独さんが一服していた。あと少しなのでそのまま通過。

P1434 稜線分岐
目の前のピークは踏まず、右に下っていく。

太尾登山口の上部より
朝は全く見えなかったネコ耳(七面山)の右耳の奥に八経ヶ岳が。写真ではわかりにくいが、肉眼では薄っすらと見えていた。



残っている車は 3台。
当方・桃山台の単独さん・テン泊の単独さん、の 3台。
桃山台の単独さんの車は、当方の車と色まで同じ。ただし最新の装備が実装されていた。
 
 
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