TKMデジカメ山歩き 2022/1/30(日)
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天女の舞
スタート:天川村役場 ⇔
ルート :
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
 
 
  足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
607m  07:34   ① 天川村役場 P 1:51 2:45 1:51   出発時間 05:50 15:20
   09:25~09:43 0:18 ② 林道出合 到着時間 07:20 17:00
0:55 2:46  
   10:38   ③ 栃尾辻 片道距離 68 ㎞ 68 ㎞
0:22 - 3:08  
   11:00   天女の舞 往復距離 137 ㎞(AVG=17.1)
0:09 - 3:17  
1518m  11:09   天女の頂 P1518  
0:15 - 3:32  
   11:24   ⑥ 分岐(熊渡・金引橋)  
0:32 - 4:04  
   11:56~12:31 0:35 ⑦ 天女の舞  
0:13 - 4:17 0:13
   12:44   ⑧ 栃尾辻 ASC(総上昇)プロトレック 1100 m
0:47 1:50 5:04 1:00
   13:31~13:47 0:16 ⑨ 林道出合 DSC(総下降) 〃 1095 m
1:14 6:18 2:14
   15:01   ⑩ 天川村役場 P 総上昇量(GPS)map60 1097 m
  7:27 1:09   6:18 -     移動距離(GPS) 〃 14.4 ㎞

 

アクセス
奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 天川村役場
駐車場
天川村役場の駐車場を利用させてもらった
ルート
P ⇔ 《川合道》 ⇔ 《坪内林道》 ⇔ 栃尾辻 ⇔ 天女の舞 ⇔ 天女の頂 P1518 ⇔ 分岐(熊渡・金引橋)
記録
3日前(1/27)、ネットで注文したスノーシューが届いた。
アイゼンとセットできるスノーシューで、先日(1/21)モンベルに買いに行った際にアイゼンはあったもののスノーシューはなかったので、1/23にネットで注文したものだ。在庫はなく保有店からの取り寄せなので 1週間くらいかかるとの事だったが 4日で届いた。

そのスノーシューでどこに遊びに行こうかと思案。
候補は比良山地・鈴鹿山地・大峯山地。比良は雪タップリの模様なので次回に回すことにして、鈴鹿の竜ヶ岳を候補に最近のレポを見ると雪は少なさそう。
大峯なら最近雪は降ってなくても残雪はあるだろうと予想して、何度もスノーシュー遊びに行った事のある「天女の舞」に行く事にした。

スタート地点の天川村は、自宅からアクセスが良いのでいつもより少しだけ早く起きて自宅をスタート。夜明け前だが薄っすらと白み始めていた。
日曜日の早朝なので、信号に引っかかる事も少なく、順調に現地に到着。道路は現地までドライ、道脇にも除雪した雪はなかった。

天川村役場の駐車場は、半分くらいは空いていた。準備中の車が何台かあったが、登山者のほかに川釣り目的だろうが、繋ぎのウェット・スーツの準備をしている車が 2台あった。

現地の外気温は -1℃、トンネルを抜けた所の外気表示は -4℃となっていたが・・・。
曇っているが風がないのでそれほどの寒さは感じない。ニットの手袋をしてスタート。
グランド内をショートカットしたいが、前回グランド内に登山靴で入らないでくださいとの表示があるのに気付いたので、役場の入口から回り込んで登山口に向かう。

その登山口手前から残雪があったものの、入山して植林地内の丸太止め階段を上がっていくと白いものはほとんど残っていなかった。
丸太止め階段をしばらく進むと、今度はエキスパンドメタルの蛇篭階段。段差のある部分も多く、背中にアイゼン 825g とスノーシュー 1.46㎏を抱え、歩き始めなのでその段差を上がるのがキツク汗ばむくらいだ。

そんな蛇篭階段から尾根に上がると、その先は尾根登り。凍結した雪の残骸が所々に残っているので土が露出した部分を選んで登って行く。
標高 830mにある鉄塔台地で展望が開けるが、そこからはすぐ隣の観音峯山は見えていたものの稲村ヶ岳は雲に隠れて見えていなかった。今日は 1日中曇との天気予報だった。

高度を上げていくと、踏み込まれて圧雪された雪が凍っている部分が多くなってきて滑り始めたので、簡易アイゼンを付ける。高度 930m付近だった。
どうもその際に降ろしていたザックを再び担ぎ上げた際に、ザックに括りつけていたスノーシューの片割れがザックから外れ落ちた模様だ。全く気付かないまま先に進んでしまった。

上の鉄塔台地まで上がると、下の鉄塔では全く見えなかった稲村ヶ岳に展望が出始めていた。低かった雲が上に上がっているようだが、青空はなく空一面を雲が覆っていた。
その鉄塔台地から一登りすると、坪の内林道のヘアピンカーブ部分に上がった。

そのヘアピンカーブの先の展望のある所まで移動し、雪は少ないが、買ったばかりのスノーシューで、その先の林道から試し歩きして行こうとザックを下すと、スノーシューが右側部分しかない。左の片割れを落としてきている。
買ったばかりで 1度も使用していない。
安物なら目的地まで行って帰路に探せばいいと思うが、マアマアの高額品。
落とした所は多分簡易アイゼンをつけた場所。その時に標高を確認しており 900m辺りだった。

取りに戻ると、かなり引返さなければならないので、時間の消費と気力が喪失すればそのまま下山するのを覚悟して、簡易アイゼンを12本爪アイゼンに履き替えて引返しにかかる。

すると団体さん 8人が林道に上がってきたので、スノーシューを見なかったかと聞こうとしたら、何と落とした片割れを持っているではないが。拾ってきてくれていた。感謝して何度もお礼を言う。
拾ったのは下の鉄塔のすぐ上 と言っていたが、多分簡易アイゼンを付けるためザックを上げ下ろしした所。

12本爪アイゼンに、そのスノーシューを履いて初使用。
山道に入らず、スノーシューが使える横の林道を進む。雪は少なく締まっているのでアイゼンのほうが格段と歩き易いが、買ったばかりのスノーシューが使いたくて無理やりノートレースの所を歩いたりしながら林道を進む。

そんなんで暫く林道を歩き、山道と接近した所で、林道からその山道に移動。
移動した場所は雪薄く、地肌が見えていたが少し登って行くと、次第に雪深くなった。トレースは尾根芯を登って行くが、横のノートレースの斜面を横切ったりして新しいスノーシューで遊びながら進む。

栃尾辻へはトラバース道から向かったが、横滑りすることはないので通過できる幅さえあれば然程問題ではなかった。
すぐ後ろから、スノーシューを拾ってきてくれていた 8人さんが追いついてきたので、そのまま先に進む。
栃尾辻から急登りになるが、トレースは巻き気味に登って行く所もあえて直登して行く。シンドイけどスノーシューとアイゼンがガッチリ噛んでくれて滑る事はない。

最後の登りを頑張り、天女の舞に到着。
青空はなく曇っているが、朝より雲が上に上がったみたいで展望はそれなりにあり、稲村ヶ岳・大日山も全体が見えていた。霧氷も薄いが何とか付いており、足元の雪はソコソコの積雪があった。

いつも通り、先のピークから反対側の熊渡・金引橋分岐まで行って、また戻って来る予定なので、天女の舞はそのまま通過して、ピークに向かう。
天女の舞から 10分弱で、ピークのP1518に上がる。「天女の頂」との山名表示がある。誰かが勝手に命名し一般化した山名だ。YAMAPにもその名が採用されている。

ピークをそのまま通過して反対方向の東斜面の下りに入る。
天女の舞のある西の斜面と違い、この東斜面は傾斜が緩くて雪も深く、雪質も西斜面よりは良かった。
トレースもあるが、ワカン・スノーシューの跡もてんでんにある。広い斜面なのでノートレースの所を、おニューのスノーシューで下っていく。スノーシューの実力を発揮できる所だ。
ルンルンで熊渡・金引橋分岐まで下る。

熊渡・金引橋分岐の先、八経ヶ岳に向かうナメリ坂にはトレースも付いていたが、それほど多くない感じだった。何人くらいが八経ヶ岳に向かっているのだろうか。
積雪時期に過去 3度、熊渡から八経ヶ岳まで行った事があるが、出来たらこの冬も行きたいと思っている。体力が厳しくなってきたけれど、頑張れるかな。

熊渡・金引橋分岐から引返しに入る。
先ほどの下りで、当方が付けて来たトレース付近のノートレース部分を歩き、緩めの坂を登ってピークの天女の頂に登り返す。
天女の頂から熊渡・金引橋分岐までの往復タイムは 40分チョウドだった。雪質は新雪ではなかったが今日歩いた部分では一番よく、ソコソコの積雪もありノートレースの所が多かったので買ったばかりのスノーシューで十分に遊ぶ事が出来た。

天女の頂から、金剛山・葛城山を正面に見ながら天女の舞に戻る。
3組ほど昼食を取っていた。当方も稲村ヶ岳方面を正面に見ながら、スノーシューを外しレジャーシートを広げて昼食にする。
定番の昼食の後、コーヒータイムを取りたかったが、風はなくても日が差していないのでジッとしていたら寒くなってきたので、それ以上ユックリすると手が痛くなると思い、コーヒーはパスした。

再びスノーシューを履いて、下山に向かう。
栃尾辻への急下りは、前のスノーシューでは滑りまくりで下ったが、今度のスノーシューはほとんど滑らず、良くグリップして下る事が出来た。

栃尾辻からは、往路で来た巻道から戻らず、正面のピーク経由で戻る。20m程の高度差を一登りして、右に方位を変えて下ると巻道からのルートに合流。
時々トレースから外れ尾根横のノートレースの所を歩きながら戻り、復路もスノーシューで歩ける林道経由で林道出合まで戻る。

その林道出合で、タップリと遊んだスノーシューを外し、今度は落とさないようにザックにシッカリと括りつけ、昼食時にパスしたコーヒーとデザートで一服。

往路はココまで簡易アイゼンで上がってきたが、凍った下りでは簡易アイゼンでは不安なので 12本爪アイゼンのまま、林道から山道の下りに入る。
爪が長いので引っかけて転倒しないように慎重に足を運びながら下って行き、下の鉄塔の所で簡易アイゼンに履き替える。
その鉄塔から、往路では稲村ヶ岳は雲の中で全く見えなかったが、全貌が見えるようになっていた。

その先、尾根別れの所で簡易アイゼンを外し、エキスパンドメタルの蛇篭階段を下り、無事下山。


ドロドロになったアイゼンとストックを洗いたかったが、洗えるところがなく、駐車場で除雪された雪の所で雪に擦りつけて泥を落としたが、綺麗に落ちるべくもなかった。
その際、ストックを横に置いておいたのを忘れ、駐車場から出て門前の橋を渡ろうとしたときに、気付き引返し回収した。


今日は、落としたスノーシューを拾ってくれていた人がいた事といい、ストックの忘れに直ぐ気づいた事といい、大チョンボを帳消しにしてくれた救いの神がいてラッキーな 1日だった。
スノーシューでもたっぷり遊べたし・・。

 

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天川村役場の駐車場
準備中の登山者のほか、川釣りの人達だろうか繋ぎのウェットスーツで準備している車も 2台いた。

突き当りが登山口

入山して登りかけた所。
初めは緩やかな丸太止め階段

エキスパンドメタルの蛇篭階段
段差がある部分が多く、背中の荷物が重く歩き始めでシンドイ

蛇篭階段から解放され、尾根に出た所。この先からは尾根登り

鉄塔(下側)
観音峯山(左端)は見えているが稲村ヶ岳など高い山は雲に隠れていた

斑に残っている残雪

登山道部分のみ踏まれて圧雪されカチコチに凍っている

で、簡易アイゼンを装着した。
多分ここでスノーシューの片割れを落とした?

風の通る尾根部分の雪は飛ばされている。

鉄塔(上側)①
観音峯山(左)と観音峯展望台(中央台地上の白い部分)

鉄塔(上側)②
山頂部分が少しがガスっているが、見え始めて来た大日山・稲村ヶ岳

坪の内林道のヘアピン部分に上がってきた。

坪の内林道の展望地より
バリゴヤノ頭は良く見えているが稲村ヶ岳の山頂部分はガスっている。
雪は少なかったが、先日届いたスノーシューでこの先の林道を試し歩きしようとしたらスノーシューの片割れがない。落としてきている

スノーシューを探しに戻ろうとしたら 8人のグループが上がってきて、落とした片割れを拾って来てくれていた。大感謝。
12本アイゼンにそのスノーシューをセットして林道を進む。

ガードレールが落ちて来た巨岩を止めている

林道から山道に上がり、少し進むと雪深くなったので、ルートを外れノートレースの所を歩く

栃尾辻
この先、急坂を直登していく。固く締まった雪でも、良くグリップしてくれてほとんど滑らない。

天女の舞付近まで上がってきた
それなりに雪は深いが、ザラメ雪

天女の舞より①
青空だと映えるのに

天女の舞より②
曇っているが展望はマアマア

天女の舞より③
霧氷。帰路でユックリすることにして、そのまま先のピークに向かう

天女の頂
誰かが勝手に命名して一般的になった。YAMAPもその名を採用していた。

天女の頂の東斜面を下る①
こちらの斜面は、天女の舞の西斜面より雪質は良く、雪も深い

天女の頂の東斜面を下る②
ツリーホール

天女の頂の東斜面を下る③
霧氷の中、ノートレース部分を買ったばかりのスノーシューでルンルンで下っていく

分岐(熊渡・金引橋)
八経ヶ岳方面にもトレースはあったが、それほど多くはない模様

Uターンして、正面の天女の頂に登り返しに向かう

天女の頂の東斜面の登り①
下って来る時に、当方がつけた足跡

天女の頂の東斜面の登り②
疲れているが、適度な登りなので、スノーシューで楽々

天女の頂まで戻ってきた

天女の頂より①
霧氷

天女の頂より②
霧氷の間より稲村ヶ岳方面

天女の頂より下る途中
下方は天女の舞、遠くに金剛山・葛城山

天女の舞より①
右の斜面で、稲村ヶ岳方面を正面に見ながら昼食にした

天女の舞より②
霧氷

天女の舞より③
シンボルツリーかな

天女の舞より④
曇っているが展望はマアマア

天女の舞より⑤
大日山・稲村ヶ岳を見収めて

栃尾辻
帰路は右の巻道を通らず、正面のピーク超えをして行く

帰路もスノーシューで林道歩き

林道出合まで戻り、スノーシューはココまで。雪は少なかったが、スノーシューで歩き通した。発揮出来たのはほんの少しだけ、あとは無理くり使用した。

昼食時にパスしたコーヒー・デザートで一服。
スノーシューを落とさないよう、括りつけた。

アイゼンは付けたまま、林道から山道に

鉄塔(上側)

地肌が見え始めたが、マダマダ凍っている部分も多く残っているのでアイゼンのまま下っていく

往路では左の五色峰に向かう尾根に入ってしまった

鉄塔(下側)
往路では右奥の稲村ヶ岳は見えていなかった。

鉄塔(下側)
12本爪アイゼンから簡易アイゼンに履き替え

尾根別れ
簡易アイゼンを外し手に持ち、左に尾根を別れる。

無事下山完了
小屋裏の右から下ってきた

天川村役場

ドロドロになったアイゼン・ストックの泥を雪で落とし、役場から出て橋を渡ろうとしたら、突然ストックを忘れたのに気付き、取りに戻る。
何故かすぐに気づいたので、助かった。

スノーシューを落とし、拾ってくれていた事と言い、今日はラッキーな1日だった。
 

 

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