TKMデジカメ山歩き 2023/4/24(月)
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大天井ヶ岳・岩屋峰
スタート:カリガネ橋P
ルート :弘法大師の道 Kobo Trail 《小南峠→百丁茶屋跡》
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
大天井ヶ岳
 Ⅲ△1438.98m (大天井)
  足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
YAMAP
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
840m  07:37   ① かりがね P 0:42 0:50 0:42   出発時間 05:45 15:55
   08:19   ② 小南峠 到着時間 07:25 17:45
1:19 1:40 2:01  
1170m  09:38   小天井ヶ岳 P1170 片道距離 74 ㎞ 74 ㎞
0:55 1:10 2:56  
1439m  10:33   大天井ヶ岳 △1439.0 往復距離 147 ㎞(AVG=16.8)
0:47 0:50 3:43  
   11:20~11:27 0:07 ⑤ 百丁茶屋跡(二蔵宿小屋)  
0:57 1:10 4:40  
   12:24~13:04 0:40 ⑥ 大天井ヶ岳  
0:48 0:55 5:28 0:48
1334m  13:52   岩屋峰 P1334 ASC(総上昇)プロトレック 1255 m
1:22 1:35 6:50 2:10
   15:14   ⑧ かりがね橋 DSC(総下降) 〃 1250 m
0:06 6:56 2:16
   15:20   ⑨ かりがね P 総上昇量(GPS)ヤマプラ 1362 m
  7:43 0:47   6:56 8:10     移動距離(GPS)map60 17.2 ㎞
 
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アクセス
奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》御所南IC ⇔ 《R309・県21・県48》
駐車場
かりがね P
ルート
P → 《県48》 → 小南峠 → 旧小南峠 → 高山 → 小天井ヶ岳 → 大天井ヶ岳 → 百丁茶屋跡(二蔵宿小屋) → 大天井ヶ岳 → 岩屋峰 → 観察小屋 → 《洞川自然研究路散策コース》 → かりがね橋 → P
 
記録
10日前に、吉野の奥千本にサクラ見学の目的に、また 1年前に繋げた「Kobo Trail~弘法大師の道」の一部歩き直しも兼ねて歩いた。
その時は、「Kobo Trail」 を青根ヶ峰から大天井ヶ岳まで歩くつもりだったが、時間と距離の想定ミスで百丁茶屋跡で引き返した。

今回はその続きで、反対側の小南峠から百丁茶屋跡まで歩き、改めて繋げる予定。
10年前(2013-6-1)は「かりがね橋」から反時計回りで、「Kobo Trail」 の大天井ヶ岳から小南峠まで歩いているが、今回は逆の時計回りで小南峠から大天井ヶ岳まで歩き、そこから頑張って百丁茶屋跡まで足を延ばし、小南峠から百丁茶屋跡まで繋げる予定。
百丁茶屋跡からの戻りが 標高差 360mの登り返しになるので厳しいが、果たして・・・

当初は好天の一昨日の土曜日に行く予定だったがアクシデントがあり今日に変更。寒気が入ってきて急に冷え込み天気予報も雨の心配はないが余り良くない。しかし明日からはもっと崩れるとの予報だ。

平日なので通勤渋滞に巻き込まれないように早めに自宅をスタート。
その甲斐あり、現地には予想以上に早く着いた。平日の早朝と言う事もあり駐車地の「かりがね P」には停まっている車はなかった。


気温は 8℃ 少し風があったこともあり寒さを感じたが歩けば温かくなるだろうと思い、薄い上着のままでスタート。前回と逆回りなので、県道のアルファると道を小南峠隧道方向に向かう。
ダラダラとした登りと少し坂のある登りを、駐車場から約 2.8㎞ 標高差 190m セッセと歩き、 36分でトンネル前に着いた。

トンネルの少し手前(東口)から小南峠への取り口付に入る。そこは「Kobo Trail~弘法大師の道」の「D to K」のルートになっているので踏み跡はあるが、取りつき部付近は荒れていて表示もない。
県道を離れて一段上がると細い一本道が繋がり、道なりにトンネルの上部を登って行く。小南峠に上がる手前で、再び荒れた部分があり、標識とマークの多くある小南峠に到着。

トンネルの真上にある小南峠から尾根を東に進み、小山を越えた先が旧小南峠。1年前の「Kobo Trail」繋ぎでは、切抜峠からそこまで歩いている。そこからは 10年前に歩いた道で、今回の歩き直し。

旧小南峠の先から、少し傾斜が出てきた所を登り詰めると標識の賑やか三角点のある高山。景色はない。
その先、植林地の中の何の変哲もない道を黙々と歩き、尾根上のコブと言うか小山を アップダウンしながら 3コほど越えていく。
植林の中とはいえ稜線上は風が抜けて行くのでその風の冷たい事、ニットの手袋をしていても手が冷たい。

小天井ヶ岳は目立った標識がなかったようで気づかずに何時の間にか通り過ぎていた。大天井ヶ岳への登りにかかり、そこで小天井ヶ岳を通り過ぎた事に気づいた。
その大天井ヶ岳への登りにかかると、少し登った所で尾根上に伐採地が出て来て、北方面に大展望が開けていた。
そこから、遠く大峯山地の奥には室生火山群の山々も覗いていた。

大天井ヶ岳の山頂が近づくと、足元には岩場が出てきて少し歩きにくくなる。尾根が細った所もあるが危険はない。

スタートして 2:56’で大天井ヶ岳の山頂に到着。
意外と時間がかかったがスタートが早かったのでまだ時間は十分。寒いくらいの気温で体力消耗も少なく元気も残っているので、予定通りそのまま百丁茶屋跡に向かう。

山頂の下側を横切っている奥駈道に下りて、百丁茶屋跡へのルートに折れる。
少し下ると岩場の下りがあり、落ち葉が岩場を覆っているので足がかりの位置が分からない。ビビりながらロープだよりで下る。短い距離だったがマジにビビった。
10年ぶりに歩いたルートだがそんな記憶は残っていなかった。ルートが荒れたのか、加齢で怖さが増幅したのか?

山頂直下からモノレール沿いに下り、祠のある広場を過ぎると、暫く平穏な下りに変わった。
百丁茶屋跡への最後の下りが、再び急下りになったが危険はないので楽々と下り、二蔵宿小屋のある百丁茶屋跡の広場に着地。

1 0日前に反対方向から、来ているのでその場所で足跡のルートが繋がった。
二蔵宿小屋は、その 10日前には閉鎖されていたが、閉鎖が解かれ開いていた。中を覗いてみると整備された小ぎれいな小屋だ。今週末から始まるゴールデンウィークには多くの人がその小屋で泊まるのを待ち受けているようだ。

ちょうどお昼タイムだが、昼食は大天井ヶ岳ですることにして、山頂までの標高差 360mの登り返しに向かう。
小屋の先からの急坂は、下りではホイホイと下ってきたが登り返しはシンドイ。それでも足はまだまだ動いてくれているので難なく登る。右の谷から来たモノレールと合流して、その先からは山頂までモノレール添いに登って行く。
祠広場の先からの、下りで苦労した岩場も登りではほとんどロープを使用することなく登り、山頂に引き返した。

大天井ヶ岳の山頂に戻ると、百丁茶屋跡までの往復タイムは 1:51’だった。
山頂には夫婦さんがいたが入れ替わりに下山していった。今日山中で見かけたのはその夫婦さんのみ。
山頂付近は風があるので風下の西側の斜面で昼食にする。
気温はそれほどでもないのか風さえなければ全然寒くないので少しノンビリとして、食後のコーヒータイムでユックリ。

腹を膨らまして、あとは下山。
「かりがね橋」までの尾根は、踏み跡は薄くマークも少ないが明確な尾根なので特に気を使うことはなく、時々GPSを確認する程度でドンドンと下っていく。
下っている途中で登り返しが出てきて、岩屋峰かと思ったら、そこではなくもう一つ先。

その岩屋峰に上がると山頂部分は尾根がほぼ平行に続いて、ハッキリしたピークがないので山頂表示を求めて先まで行くも見当たらず。目検討でピークと思われる所に戻るとテープにマジックで岩屋峰と消えかかった文字があった。多分そこが岩屋峰、展望はなかった。

先にドンドンと下っていくと、前方の尾根上にコンクリート小屋が出てきた。向こう側に回ると入り口は封鎖されていたが中をのぞくと便器が見えた。何時の頃まで使われていたトイレだったろうか。
その少し先には展望デッキ。その手前で道が分かれ、右側は展望デッキ、左側は展望デッキの下側を通過して行っている。

今回は尾根上をそのまま「かりがね橋」に向かわず、この付近から南に下るルートに折れて、その途中で「洞川自然研究路散策コース」に合流し「かりがね橋」に向かう予定なので、その展望デッキ下側へのルートが予定のルートと思いその道に入る。展望デッキの下側を通過した先で、折り返す分岐があったのでその分岐に折れた。

荒れた部分もあったが明確なルートだったのでドンドンと進むも山腹を東に向かっている。途中でルート違いを確信し引き返す。
折り返した元の道に戻り、先に進むと、展望デッキからの道に合流。
そのまま尾根を下っていくと、再び折り返す分岐が出てきた。そこには「通行止」の標識が倒れて落ちていたが、どのルートが通行止か不明。
そこで折り返す分岐に折れてジグザグに山腹を下っていると下方に屋根が見え、道標のある分岐に出た。その分岐のそばには展望小屋があった。道標には「かりがね橋」の表示もあった。

展望小屋に行ってみると「観察小屋」とあった。窓の形状から野鳥の観察小屋の模様。
下って来た道標のある分岐まで戻ると、下ってきた方向には、「この先 通行止め」の標識が立っていた。

そこからは「洞川自然研究路散策コース」のルート。ルンルンで歩き第2展望台からの尾根ルートに合流。そこに立っていた案内には「大原頂上第2展望台」への案内もあったが、そこに向かう尾根側にはロープが張ってあった。
先ほどの「この先 通行止め」の標識や、倒れていた「通行止」の標識もあり、「洞川自然研究路散策コース」の上部の尾根側は、第2展望台やトイレがあったものの観光ルートから閉鎖したようだ。

合流した尾根を少し下ると、今度は 2階建ての展望デッキの 「大原山展望台」だ。先ほどの第2展望台は寄らなかったので今度はその展望台に登る。
展望デッキからは、眼下に洞川の市街地が見え、市街地の奥には山上ヶ岳も見えていた。

その展望台から一下りすると、「かりがね橋」と駐車場への分岐。そのまま駐車場へは下らずに、「かりがね橋」は渡らないが見学に行く。橋の中間部分まで行って引き返し、駐車場への道に入り歩行者用の鉄橋を渡ると駐車した「かりがね P」。駐車していたのは当方の車のみだった。
 
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「かりがね P」に駐車
前回と逆の時計回りなので、県道を小南峠に向かう

小南峠隧道
駐車場から約 2.8㎞ 標高差 190mを、セッセと 36分で歩いてきた。
案内はないが、小南峠には右の踏み跡から登る

小南峠より①
ここまで、取りつき部分と峠に上がる最後が荒れていたが、ハッキリした踏み跡が続いていた。

小南峠より②
右側から登ってきた

下方に旧小南峠が見えてきた。
前回の「Kobo Trail」ではここまで歩いて、この旧峠から北に下った

旧小南峠の祠

植林帯の尾根を歩く

高山 三角点
Ⅲ△ 1169.57m 基準点名:赤瀧

芽生え始めた樹々の隙間から四寸岩山が見えていた

10:00 大天井ヶ岳への登り途中の伐採地よりのパノラマ

伐採展望尾根より①
高見山のピラミダルな姿をズーム

伐採展望尾根より②
室生火山群の山々をズーム

山頂が近づくと尾根上には岩が出てきた

大天井ヶ岳 より①
山頂 三角点に到着
Ⅲ△ 1438.98m 基準点名:大天井

大天井ヶ岳 より②
なびいている「KoboTrail」の白いテープの所から上がってきた。
時間があるので予定通り百丁茶屋跡に向かう

山頂下を通過している奥駈道に下りる。
正面が大天井ヶ岳の山頂

山頂から岩場のややこしい下りを終えると祠のある広場に出てきた。
遠方には金剛山・葛城山が見えていた。

下方に、二蔵宿小屋のある百丁茶屋跡が見えてきた

百丁茶屋跡より①
小屋に下ると、先々週(4/14)は閉鎖されていた、二蔵宿小屋は閉鎖が解かれていた

百丁茶屋跡より②
整備されている二蔵宿小屋の内部。
今週末から始まるGWには、多くの人が泊まるのでは

百丁茶屋跡より③
昼食は大天井ヶ岳まで戻ってすることにして、山頂までの標高差 360mの登り返しに向かう

この先は右の谷方面から上がってきたモノレールに沿って山頂に向かう。

祠広場
この先の山頂直下は下りに苦労した岩場の急坂が待っている

山頂までモノレールを 4回跨いだ

下りで苦労した岩場も、登りでは問題なし

大天井ヶ岳 山頂①
山頂に戻ると、夫婦さんがいた。
風下の西の斜面で昼食にした

大天井ヶ岳 山頂②
昼食を終え下山に向かう

「かりがね橋」に向かう尾根で出てきた初めての標識。
踏み跡は薄く、マークも少ないが明確な尾根なのでそれほど気を使わない

岩屋峰 P1334
山頂表示は何処にもなく行き過ぎたが、最高点まで戻った

尾根上に建物が出てきたが、閉鎖されたトイレだった。

第2展望台
この分岐で展望台に道に向かわず、展望台下への道に入る。
この分岐がエコミュージアムセンターへの道と思い向かったが

斜面を下らず、西に斜面を横切って行くので、間違いと確信しココで引き返す。
左が歩いてきた岩屋峰からの尾根、中央奥に山上ヶ岳

第2展望台から折り返して右の道を下って行ったが、間違いに気付き引き返した

第2展望台から尾根を少し下ったところに分岐があった。
通行止めの表示が倒れていたが、どのルートが通行止めか不明だったが、折り返し下っていくルートに折れる

折り返しながら下っていると、突然小屋が出てきた

小屋の中に入ってみた
野鳥の観察小屋の模様

小屋の正面にある道標

右から下ってきたが、そこには「この先 通行止め」の標識が

右から下ってきて振り返った所
第2展望台からの尾根道に合流。尾根道にはロープが張ってあった。

前方に 2階建ての展望台が出てきた

大原山展望台より①
山に挟まれた中央奥に山上ヶ岳が覗いている

大原山展望台より②
こちらの奥には天和山も覗いていた

大原山展望台の横を「洞川自然研究路散策コース」が通過している

ミツバツツジの花が咲いて目立っていた

「かりがね橋」
今回は橋を渡らず中央部まで行って引き返す

「かりがね橋」の中央付近より

「かりがね橋」の由来
この土地では「いわつばめ」の事を「かりがね」と言い、この橋はその「いわつばめ」の飛んでいる姿に似ている事から橋名をつけた・・とある

橋の東詰めを少し戻り、駐車場へのルートに入る

この橋を渡ると駐車場
駐車しているのは当方の車のみ
 
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