TKM の デジカメと山歩き | 2024/2/8(木) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
天女の舞 | |||||
スタート:天川村役場 ⇔ | |||||
ルート :↑↓川合道 | |||||
![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】大峯山地 | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ヤマプラ コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
607m | 08:01 | ① 天川村役場 P | 1:42 | 2:28 | 1:42 | 出発時間 | 06:00 | 15:15 | ||
09:43~09:52 | 0:09 | ② 林道出合(展望地) | 到着時間 | 07:40 | 17:05 | |||||
1:11 | 1:10 | 2:53 | ||||||||
11:03~11:12 | 0:09 | ③ 栃尾辻 | 片道距離 | 68 ㎞ | 68 ㎞ | |||||
0:20 | 0:40 | 3:13 | ||||||||
11:32 | ④ 天女の舞 | 往復距離 | 136㎞/avg.16.8 | |||||||
0:10 | 3:23 | |||||||||
1518m | 11:42 | ⑤ 天女の頂 P1518 | ||||||||
0:12 | 0:23 | 3:35 | ||||||||
11:54~12:29 | 0:35 | ⑥ 天女の舞 | ||||||||
0:13 | 3:48 | 0:13 | ||||||||
12:42 | ⑦ 栃尾辻 | |||||||||
0:42 | 0:54 | 4:30 | 0:55 | |||||||
13:24 | ⑧ ヘリポート | ASC(総上昇)プロトレック | 1020 m | |||||||
0:16 | 4:46 | 1:11 | ||||||||
13:40~13:49 | 0:09 | ⑨ 林道出合(展望地) | DSC(総下降) 〃 | 1025 m | ||||||
1:13 | 1:28 | 5:59 | 2:24 | |||||||
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15:02 | ⑩ 天川村役場 P | 総上昇量 novaヤマレコ log | 1080 m | |||||||
7:01 | 1:02 | 5:59 | 7:03 | 移動距離 〃 | 12.6 ㎞ |
アクセス |
奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 天川村役場 |
駐車場 |
天川村役場の駐車場を利用させてもらった |
ルート |
P ⇔ 《川合道》 ⇔ 《坪内林道》 ⇔ 栃尾辻 ⇔ 天女の舞 ⇔ 天女の頂 P1518
※ 往路は山道経由。復路は林道経由で、その途中にあるへりーポートに寄り道した。 |
記録 |
1月下旬に名神の関ヶ原で立往生のあった時以来、積雪の音沙汰がない。 中でも雪がまだ残っていそうな蛇谷ヶ峰に行こうとしたら日本海側の天気はイマイチ。太平洋側は、お日様マークが並んでいた。 ということで行先を南部に変更した。 雪は少ないと思われるが、上の方にはそれなりにまだ残っている事を期待して、毎年のように訪れている天女の舞に行くことにした。 歩くルートが長いので、頑張って少し早く起きて自宅をスタート。 家を出ると外はまだ真っ暗。風はないが寒くて、手がメチャ冷たく感じる。車で走り出すと外気温は 0℃だった。 平日だが通勤時間帯前なのですんなり走れ、下市からの登りでダンプに何度か引っ掛かり、その部分で少し時間がかかって駐車地の天川村役場に到着。 道路はすべてドライで、道路わきに雪のかけらもなく、現地が近づいても回りの山々にはは白いものは全く見当たらなかった。 役所の始業前なので駐車場はガラガラだった。準備中に何台か到着してきたが山行きの人はいなかった。 見える範囲に白いものは一切なかったが、上部には雪が残っていることを期待してスノーシューを担いでスタート。現地到着時の外気温は 0℃だった。 近道のグランドは登山靴での侵入は禁止なので、役所の入り口からグランドを回り込んで登山口に向かう。 回り込んだ先の、登山口から入山。 登山口から少し入ると傾斜が出てきて、段差のあるエキスパンドメタルの蛇篭階段が始まる。 重い荷物を背負っているのでその階段を上がるのが厳しい。歩き始めという事もありヒーコラ言いながら一歩づつ頑張る。 登山口から 15分ほど頑張ると尾根に上がり蛇篭階段にお別れできたが、その先の尾根登りも傾斜があるのでまだまだ厳しい登りが続いた。残雪は全くないので滑らないが、登山道がえぐれ木の根が多くあるので歩きにくい。 傾斜のある尾根登りを十数分頑張ると傾斜が緩み、標高 820m付近にある鉄塔台地(下側)に到着。 天気予報通り上天気で展望が開けていた。正面の観音峰山に白いものはなかったが、稲村ヶ岳の山頂方面は白かった。標高の高い所には霧氷が出来ているみたい。 写真を撮っただけで、そのまま引き続き上を目指す。残雪は全くなかったが標高 1000m近くまで高度を上げると、足元には小さな粒状の白いものが散らばっていた。残雪ではなく舞った雪が残っている感じ。 その先、高度を上げると登山上に踏み固められた雪が残っている部分が出てきた。傾斜がなければ問題ないが、傾斜のある部分は滑り始めた。とは言っても気を付ければ危険はないのでノーアイゼンのまま登って行く。 上側の鉄塔台地に上がると、下の鉄塔台地では全貌が見えていた稲村ヶ岳の上部にガスがかかっていた。天気が安定していない感じ。 小腹が減ってきたが、林道出合まであと少しなので小腹ごしらえは林道の展望地ですることにしてその鉄塔台地はそのまま通過。薄いが残雪がある所に今日のトレースが数人分ある感じ。先行者がいる模様だ。 スタートして 1:42’で林道に到着。林道上には轍がありカーブの先にジムニーが停まっていた。坪ノ内林道が通れるようになったらしい。ココまで車で来られたら、八経ヶ岳への周回は楽になる。 林道の展望地に行くと、前方の樹々が成長してきて展望範囲が狭まっていた。 そんな景色を見ながら小腹にパンを入れ一服。 その先、林道上は雪が薄く、林道の半分くらいは土が露出しているほどだったので、往路は山道から向かうことにして、左の山道に入る。 少し上がった所で山道上の踏み固められた雪で滑って登れなくなったので持ってきた 4本爪のアイゼンを履いた。人は通らないが傾斜のある狭い所だったので履きにくかった。 4本爪でも足の裏全体で踏んでおれば問題ないが、後ろ足をつま先から蹴り上げると中央の爪部分が浮いてしまって滑るので、登りでは小股で浮かさないように歩く。 小ピークに上がる手前で霧氷が出てきた。青空でないので少し映えない所もあるが雰囲気は良い。 小ピークをトラバースして行く所は、滑り落ちないように慎重に通過して進む。右側から巻いてきている林道と接近して、その先は尾根上のルート。進むほどに霧氷は厚くなり見映えが増してくる。 小さなアップダウンを 2コほど越して、危険のないトラバース道を超すと栃尾辻の小屋に到着。スタートして 3:02’かかった。 目的地まであと少しだが、そこからは登りがキツくなるので、小屋の横で 12本爪に履き替える。雪は薄いが固められ凍っているので 4本爪では歯が立たない所も出てきたためだ。 履き替えた後は足が重くなり慣れないので歩きにくいが、キツイ坂登も滑ることはなくなった。 一頑張りすると、傾斜が緩み広い場所に出た。天女の舞に到着だ。そこには帰り支度をしていた夫婦さんがいたのみ。 雪は薄いが、回りの樹々には霧氷がタップリと着いていた。景色も広がっているので稲村ヶ岳・大日山がクッキリと見えてはいたが、青空はなく空は雲が覆っていたので景色としては少し見劣りしていた。とは言っても展望があるので贅沢は言えない。 後で戻ってくるので、そのまま通過して、先にピークの天女の頂に向かう。 最後の登りを一頑張りして、ピークにあるシンボルツリーにある山頂表示を確認。ピークは展望はないが霧氷群が映えていた。 そんな状態のピークを確認して引き返す。 正面に金剛山・葛城山を見て、眼下に天女の舞を見下ろしながら下る。今日イチのロケーションなので、登りよりも時間がかかって下る。 そんな景色を見ながら下っていると、それほど遠くない先に、展望台らしきものがあるのに初めて気づく。近くで展望台がありそうな所に見覚えがないので家に帰って確認することにした。 天女の舞に戻り、シンボルツリーの横で正面に稲村ヶ岳を見ながら昼食にする。日が照っていないので寒いが、風がないので我慢の範囲内。 食後のコーヒー・デザートタイムを終え、後片付けしていたらピークから大型カメラを持った単独さんが下ってきて景色をバンバン撮っていた。 そんな単独さんを横目に先に下って行く。往路で頑張って登ってきた所も下りなのでルンルンで下っていると、先ほどの単独さんに軽く追い抜かれアッという間に後姿は見えなくなった。 栃尾辻はそのまま通過して、小さなアップダウンを 2コほど超えると左の林道に接近。復路は林道経由で戻ることにして、その林道に下る。 林道上には中央部分にのみ残雪があったのでその部分の上を歩いて進んでいたが、次第にその残雪も少なくなってきたので 12本爪を外し手に持って林道をブラブラ進む。 林道の急カーブ地点の擁壁にあるぺリポートへの仮設階段を見て、ひょっとして先ほど見た展望台のように見えた所ではないかと気になり、今まで寄ってみたことがなかった事もあり、行ってみることにした。 擁壁にある階段は、工事用の仮設階段みたいで手摺は片方にしかない。急角度の階段なので手摺をシッカリ掴んで足を踏み外さないように登る。 コンクリートで固められた擁壁部分を登れば、終わりかと思ったらぺリポートはまだ先の上の方。 雪はないので滑ることはないが、勢いよくコケたら擁壁までまっ逆さまに落ちてしまうので慎重に登る。 ペイポートは鋼板製の構造物で作られており横にコンクリートの小さな小屋があった。先ほど天女の頂からの下りで見た展望台のようなものと同じ。展望台ではなくヘリポートだった。 そのヘリポートの上からは、先ほど訪れた天女の頂や栃尾山・天和山などに展望があった。 急階段を慎重に下り、元の林道に戻る。ヘリポートへの寄り道は僅か 7分だったが、急階段と傾斜のある登りがキツかった。 アイゼンを手に持ったまま林道を進むと、再び林道上に残雪が出てきた。 その先の林道出合からの下りに入る所で、往路の登りではノーアイゼンで登ってきたが下りはアイゼンが必要と感じていたので、そこで 4本爪を履くことにした。 手に持っていた 12本爪をスノーシューの上に結びつけ、4本爪を履いていたら単独さんが通過して行った。 ノーアイゼンで雪の上を小走りに走り去った。名人級の雪上歩きだった。 林道展望地はそのまま通過して、カープミラーの所で林道を別れ山道を下る。往路であった残雪は消えかかっていたが、まだまだ滑るのでアイゼンは履いたまま。4本爪は雪がなくても引っかけることはないので気にせず歩ける。 林道出合から少し下った鉄塔台地(上側)はそのまま通過してドンドン下って行く。 病み上がりの金剛山リハビリ登山で、下山の後半で足のももにダメージが出てヘロヘロになったので少し心配だったが、今回はその兆候はなく問題なく下れるので、ドンドン下って行く。途中で雪はほとんどなくなったが、めんどくさいこともあり 4本爪でそのまま下る。 下の鉄塔台地で 4本爪を外した。 その途端に、土に滑り尻餅。雪がなくてもアイゼンの滑り止め効果があった感覚のまま下ったのが間違いだった。その下側でも石車に乗ってしまい尻餅した。 その先は、学習効果で注意して下り、未転倒で下山。ただ、最後の蛇篭階段の下りでは足のももが厳しく、限界に近かった感じ 今日は平日だったこともあるが、出会った人は 3組のみ。天気はマアマアだったので、見かけた人の少なさに意外だった。雪が少ないせいだろうか。 心配していた体調は通常に戻ってきた感触になった。 スノーシューの出番はなく、担ぎっぱなしの歩荷になってしまったが。重い荷物を背負っても何とか歩き通せたのが今日の収穫だ。 リハビリは完了かな |