TKMデジカメ山歩き 2025/6/5(木)
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快晴
大普賢岳七曜岳行者還岳途中
スタート:R309 90番ポスト ⇔
ルート :↑↓清明ノ尾・奥駈道
大普賢岳=関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
 
 
大普賢岳 足跡のダウンロードは こちらから
ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1780.10m (普賢森)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
らくルート
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1060m  07:44   ① R309 90番ポスト 0:51 2:03 0:51   出発時間 05:20 17:10
   08:35~08:43 0:08 ② R309 90番分岐 P1458 到着時間 07:30 19:25
0:41 1:32  
   09:24   ③ 行者還小屋 片道距離 90 ㎞ 90 ㎞
1:09 1:23 2:41  
1584m  10:33~10:40 0:07 七曜岳 P1584 往復距離 180 ㎞/avg.16.7
1:38 1:43 4:19  
1780m  12:18~12:53 0:35 大普賢岳 Ⅲ△1780.1  
1:35 1:22 5:54 1:35
   14:28~14:37 0:09 ⑥ 七曜岳  
1:04 1:08 6:58 2:39
   15:41~15:49 0:08 ⑦ 行者還小屋 GPS 総上昇量 map60 1381 m
0:35 1:28 7:33 3:14
   16:24   ⑧ R309 90番分岐 P1458 GPS 移動距離 〃 15.1 ㎞
0:36 8:09 3:50
   17:00   ⑨ R309 90番ポスト 総上昇量 novaヤマレコ log 1362 m
  9:16 1:07   8:09 9:07     移動距離   〃 13.6 ㎞
 
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アクセス
奈良 ⇔ 《R24・県14・県37・県28・R169・R309》 ⇔ 90番ポスト前
駐車場
R309の 90番ポスト前に路駐
ルート
R309 90番ポスト ⇔ タイタン広場 ⇔ R309 90番分岐(奥駈道稜線出合 P1458) ⇔ 行者還小屋 ⇔ 七曜岳 ⇔ 大普賢岳 【往復】
※ 帰路に行者還岳にも登頂したかったが、大普賢岳が精いっぱいで今年もダメだった。
記録
90番ポストから大普賢岳へ。このコースは 2年ぶりで 6回目
最近の 3回は行者還岳に登頂出来なかったので、できれば帰路に行者還岳に寄ってみたいと思っているが、体力が衰えているので、行者還岳どころか大普賢岳も怪しいかも・・

ロングコースになるのでいつもより 1時間早く起きて自宅をスタート。
朝早い時間なのに外に出ると青空が広がっていた。今日・明日は梅雨入り前の好天との事。
現地には御所からR309に入った方が近いが、天川からの細い道が嫌なので、少し遠回りになるが東側のR169から現地に向かう。
途中の24hスーパーで昼食の食材を調達。のど越しの良い割子そばとイナリを購入した。
現地には予想より 15分ほど遅く到着した。先着車は 3台、スタート直前に 1台到着してきた。


スタート時の外気温は 13℃。少し肌寒い感じだが今日は暑くなるとの事。
道路標識 90番の正面の鉄階段から入山。
迷うようなルートではないが、前回よりは踏み跡が薄くなったような感じで、ルートがハッキリせず適当に歩いた場所が何カ所かあった。

肌寒いくらいの気温が丁度よいが、歩き始めは足が重く、息が上がり気味。意識して始めは少しユックリと歩く。歩き慣れた所でいつものペースに戻して登って行く。
清明ノ尾に合流する手前にシンボル的な大木があるが、以前にはなかった「行者檜」と小さなプレートが付けられていた。来る度に感心する大木だったので、名前があって当然だがいいネーミングだ。

その少し先で清明ノ尾に合流した所がタイタン広場。ネーミングの元になったタイタンは来る度に朽ちて行っている。
そこから尾根上の林道を少し歩き、林道が尾根を巻いて行くところで林道を別れ尾根の山道に入る。
高度を上げて行くと次第に足元にササがでて、やがて奥駈道が走る稜線の P1458に到着。スタートして 51分。ここまではマァマァのペースで登って来られた。
オニギリで小腹ごしらえをしていたら、スタート直前に到着してきたと思われる人が通過して行った。

エネルギー補給を終え、マダマダ遠くに見える大普賢岳を目指して再スタート。
快適ルートの奥駈道を歩き始めると、花を残しているシロヤシオが目についた。シロヤシオはほとんど終わっていたが、1本だけ散り遅れている木があり少し癒される。

ルートが尾根横に回り込んで行くと、足元が少し悪くなった。そんな所から尾根に復帰した所が P1486の尾根上のお花畑。
始めに現われるクサタチバナの群生地は、ほとんどがまだ蕾で咲き始めたのがチラホラ程度、次のトリカブトの群生地は咲いている花は全くなく、その次のバイケイソウの群生地も花はマダマダだった。

お花畑を過ぎてダラダラと下り、下りきった所が天川辻。その少し先の旧鉄塔台地に上がり谷越しに台高の稜線を眺めてから、行者還小屋の着くと先行者が休憩していた。たぶん当方が到着したときにスタートして行った人。
まだ先が長いのでそのまま通過。行者還岳の裾をトラバースして行く。道はシッカリしているが右に踏み外すと真っ逆さまなので注意して通過。

行者雫水のザレた急登の場所は、新しい丈夫な木製階段が新設や取替されていて容易に通過できるようになっていた。ただステップの段差が高くて足を持ち上げるのがキツク、手摺・ロープがないのでバランスを崩さないように登るのに注意した。
なお、行者雫水は、上の方でチョロチョロ流れているのが見えたが、以前パイプを通じてでルート横まで流れていたのが、そのパイプはなくなっていた。

行者還岳は帰りに余裕があれば寄ることにして、奥駈道をそのまま七曜岳方面に進む。
P1485を越えて、下りきった先で尾根の左横に入り、少し進んだ所で、薄い踏み跡に誘われてそのまま尾根横をトラバース気味に進むと道が怪しくなり始めた。すると熊鈴の音がして後ろの方で尾根から下って来る単独さんがいた。尾根に上がる所を見逃した模様。引き返してそこから尾根に上がる。

危険はないが細尾根の歩きにくい所を少し進むと今度は尾根の右横に回り込む。そこも新しく付け替えられた木製階段に変わっていた。そこから尾根に上がると、その少し先が和佐又分岐。

分岐からブッシュ気味の通路を歩き、クサリ場を上がると七曜岳に到着。
到着する少し前から、後ろに姿が見えていたバンダナの単独さんが追いついて来た。当方より 15分以上遅くスタートしたと言っていたので足早の人だ。同年配に見えたが当方が遅いだけかも。
七曜岳から引き返して行ったその単独さんを見送って、先に進む。

七曜岳の山頂下のクサリ場を慎重に下り、尾根横のややこしい地形の場所を踏み跡に従い進む。七ツ池の案内表示を見て複雑な場所を登って行くと、大普賢岳が正面に見える展望場所で出た。
目の前に見える大普賢岳は、近づいては来たが、左側から回り込んで行くのでまだまだ距離はありそう。時間・体力的に厳しそうな感じだ、・・というか半分あきらめの境地になってきた。
とりあえず行ける所まで頑張ろうと、先に進む。

大普賢展望地から下った所が稚児泊。その先が難所の「内侍落し(屏風横駈)」。
ほぼ垂直の岩壁の横に打ち込んであるクサリを頼りに横這いに進む。クサリがなければ絶対に通過できない場所であるが、クサリのおかげでそれほど危険を感じず通過。
無事通過を終えると今度は、垂直に近い岩壁のクサリ場。両手でクサリを力いっぱい掴み体を持ち上げて登って行く。そこまでの疲れもありもうヘロヘロ状態。

何とかクサリ場を登り終えて、通常の登りに変わり国見岳を巻くと、今度は下りに変わった。
その付近はシャクナゲの群生地だったが、ほとんどのシャクナゲは終わっていた。残っている花も汚れた感じで余りキレイではなかった。

その国見岳を巻いた先の下りが、山と高原地図に「サツマコロビ(薩摩転び) 」とある付近だが、名前のような危険そうな所はない。
そんな所を下ると、今度は反対側への登り返し。体力の限界に近くヒーコラ言いながら登り終え、弥勒岳を小さく巻いて少し進むと右側に大展望の広がる水太覗。

大普賢岳まで 15分ほどなので、もうひと踏ん張りムチを入れることにしてそのまま先に進む。
水太覗から 80mほどの登りをヘロヘロになりながら、なんとか頑張り通して山頂に到着。
単独さんが絶景地でスケッチしていた。邪魔するのも気か引けたが、その横で昼食にした。

今日は定番のカップ麺ではなく、気分を変えて 24hスーパーで割子そばとイナリを買ってきた。
のど越しが良かったのでアッという間に食べて、いつも通りに食後はコーヒーとデザート。疲れを癒すためユックリしてコーヒーをもう一杯飲みたかったくらいだったが、時間が押して来ているので下山に向かう。

下山と言っても、アップダウンが多くあるので、当然登り返しも多くある。厳しい下山になりそう。
ヘロヘロで登ってきた大普賢岳からの下りは、休憩後でもあるので問題なく下り、水太覗から弥勒岳を巻いて下ったあと、国見岳の巻道への登り返しに入ると足の重いこと、スローペースでの歩みだ。

国見岳を巻き終えて「内侍落し(屏風横駈)」への下りにかかると、兎に角ヘマしないように超慎重にクサリ場を下る。無事下り終えた先の崖横を通過して行くクサリ場も慎重に通過して、安全地帯に入った稚児泊で水分休憩。
休憩後の稚児泊りからのチョットした登りもキツく感じ、その先の複雑なルートも道を外さないように見極めながら通過して、七曜岳の登りにかかる。

最後のクサリ場を這う這うの体で登り、七曜岳で大休憩。
水分を多くとり、心拍が正常に戻るまでユックリして、七曜岳を後にする。
和佐又分岐の少し先で、新しく付け変わっていた木製階段が若干斜めに傾いていたので滑らないように注意しながら階段のステップに足を置き慎重に下る。

往路で間違えかけた尾根横のルートを過ぎると、その先は平穏なルート。ただアップダウンが残っている。
そのアップダウンも平穏なルートなので、小股でユックリ気味に歩いたので、先ほどまでのようにヘロヘロで登るようなことはなく惰性で通過できた。
行者還岳分岐では、戻るのが精いっぱいなので、未練なく行者還岳登頂を見送った。

行者雫水の階段場もステップ一段の高さがある階段なので、一歩づつ慎重に足を下ろして下った。
行者還小屋で丸太に座り大休憩。ここでも水分を多くとり呼吸を整えて、最後の下りに向かう。

P1486のお花畑への 70mほどの登り返しも歩き易い道なので、心配していた限界を感じることなく登れた。
90番への分岐となるP1458への最後の登りも小さな登り返しだったので問題なかった。
すると前方から熊鈴の音がして、大きな虫取り網を持った単独さんとすれ違う。昆虫採集だろうか。

ピークで奥駈道を別れ清明ノ尾に突入。
キツイ傾斜部分はほとんどないので順調に下り、タイタン広場で清明ノ尾から支尾根に折れて、行者檜の大木を見てそのまま一生懸命に下る。
太陽は後ろの稜線の向こう側に傾いているので樹林の中は薄暗くなりかけてきている。少し気が焦り始めたので足早に下る。

無事にR309の90番に着地すると、残っていたのは当方の車のみ。
稜線の 90番分岐ですれ違った虫取り網の人はどこから来たのだろうか。


何とか大普賢岳まで行けたが、限界を超えかけていた感じ。帰りの登り返しがキツかった所では、無事戻れるかと心配が頭を過ったこともあったくらい。
もう少しユックリと休憩をとりながら、時間をかけて行かないと体がもたない感じだ。次回の教訓。

何度か歩いたルートだが、体力の衰えは逃れようもなく、疲れはマックスでタイムも 2~30分遅くなていた。
寂しいことだが加齢とはこういう事か。今年で後期高齢者の仲間入り。
 
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R309 90番ポスト前
先着車は 3台、スタート直前に 1台到着してきた

行者檜①
いつ見ても感心する大木。長生きしてほしい

行者檜②
誰かが勝手に命名したみたいだが、ふさわしい名前だ。2年前にはなかったと思う。

タイタン広場
訪れる度に朽ちていっている

タイタン広場からここまで林道歩き。右に尾根を巻いて行く林道を別れ、尾根芯を登って行く

R309 90番分岐 P1458①
奥駈道の稜線に上がってきた

R309 90番分岐 P1458②
ズームアップしたら弥山小屋が写っていた

R309 90番分岐 P1458③
オニギリを小腹に入れて、遠くに見えている大普賢を目指すが・・

シロヤシオ①
散り残っていた木。ほとんどの木は散っていた。

シロヤシオ②
ズームで

P1486 お花畑①

P1486 お花畑② クサタチバナ
ほとんどはまだ蕾の状態

P1486 お花畑③ クサタチバナ
咲き始めていた花もあった

P1486 お花畑④ クサタチバナ
蟻が蜜を吸っていた

P1486 お花畑⑤
トリカブト。花はマダマダ

P1486 お花畑⑥
バイケイソウ。こちらもマダマダ

天川辻①

天川辻②

09:22 旧鉄塔台地よりのパノラマ

行者還小屋と行者還岳

行者還

丈夫な木製梯子が新規設置や取替されていた。大普賢岳までこの手の梯子に全て付け替えられていた
行者雫水
上の方にチョロチョロと流れているのが見えたが、以前あった下までのパイプはなくなっていた

梯子は新しくなっていたが、少し横に傾いていたので、濡れていると滑るかも

和佐又分岐
道標がデッカクなっていた

七曜岳 山頂より①
疲れた

七曜岳 山頂より②
奥駈の稜線

七曜岳 山頂より③
バリゴヤノ頭と稲村ヶ岳

七曜岳 山頂より④
弥山

七曜岳 山頂より⑤
大普賢までは厳しそうだが行ける所まで行くことにして、先に進む

稚児泊の上側の大普賢展望地より
まだ遠い

稚児泊


内侍落し(屏風横駈)
崖の横這い部分はシッカリしたクサリがあるので、安全に通過できるが、縦這いの部分は体を持ち上げるのにキツかった


大普賢岳 山頂より①
ヘロヘロで到着。スタートして 4:34' かかった


12:19 大普賢岳 山頂よりのパノラマ

大普賢岳 山頂より②
この景色を見ながら昼食にした。今日は定番のカップ麺ではなく、割子そばとイナリをスーパーで購入してきた

大普賢岳 山頂より③
引き返しにかかるが、4時間近くかかるだろうか

水太覗



13:05 水太覗よりのパノラマ

国見岳の巻道
石楠花の密集地だが、ほぼ終わり。山と高原地図には、この辺りが「サツマコロビ(薩摩転び) 」とあるが、この付近にクサリ場などはない

内侍落し(屏風横駈)
垂直に近いクサリ場を無事下り、今度は崖の腹を横切って行く

稚児泊
右奥の七曜岳は、こちらから見ると尖っている

稚児泊の上部の最普賢展望地より

七曜岳 山頂より①
ここまでの登り、メチャ シンドかった

七曜岳 山頂より②
水分を多くとり、パクパクした息を整えて、先に進む

和佐又分岐

七曜岳からのややこしい場所を抜けて平穏な尾根に出た所

前方は行者還岳かと思ったが、その手前のP1485。40mほどの登りを越えて行く

清明ノ尾と昇竜が出現する高塚山の尾根

行者還岳分岐
時間的にも体力的にも、今年も行けない

行者還小屋①
ようやくここまで戻ってきた

行者還小屋②
パンを小腹に入れて、水分を多くとり、最後の頑張りに行く

P1486 お花畑
お花畑はこのピークの南側

R309 90番分岐 P1458①

R309 90番分岐 P1458②
清明ノ尾の下りに入る

タイタン広場

行者檜
上から見ても迫力のある大木だ

明るく写っているが、太陽は後ろの稜線の向こうにいるので薄暗い感じ

下山

着地
残っていたのは当方の車のみ
 
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