TKM の デジカメと山歩き | 2013/10/6(日) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
清水頭・雨乞岳 | |||||
スタート:甲津畑 → | |||||
ルート : | |||||
雨乞岳=近畿100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】滋賀県 | |||||
【山地系】鈴鹿山地 | |||||
雨乞岳 | |||||
Ⅲ△1237.71m (雨乞嶽山) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
420m | 07:49 | ① 甲杠林道 P(甲津畑) | 1:23 | - | 1:23 | 出発時間 | 05:35 | 15:40 | ||
09:12 | ② 奥ノ畑谷分岐 | 到着時間 | 07:35 | 17:45 | ||||||
1:47 | - | 3:10 | ||||||||
10:59 | ③ 稜線出合 | 片道距離 | 96 ㎞ | 88 ㎞ | ||||||
0:13 | - | 3:23 | ||||||||
11:12 | ④ 清水頭 | 往復距離 | 184 ㎞(AVG= - ) | |||||||
0:50 | - | 4:13 | ||||||||
1237m | 12:02~13:04 | 1:02 | ⑤ 雨乞岳 △1237.7 | ASC(総上昇)プロトレック | 825 m | |||||
0:28 | - | 4:41 | 0:28 | |||||||
13:32 | ⑥ 杉峠 | DSC(総下降) 〃 | 805 m | |||||||
1:59 | - | 6:40 | 2:27 | |||||||
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15:31 | ⑦ 甲杠林道 P(甲津畑) | 総上昇量(GPS) | 741 m | |||||||
7:42 | 1:02 | 6:40 | - | 移動距離(GPS) | 16.3 ㎞ |
アプローチ | |
【往】 奈良 → 《R163》 → 中瀬IC 《西名阪》 上柘植IC → 《県4》 → 《歴史ルート公園鹿深の道》 → 《県508》 → 《県189》 → 甲津畑 → 甲杠林道 【復】 甲杠林道 → 《県189》 → 《R307》 → 《R24》 → 奈良 ※ ナビは西名阪経由を指示したが、帰路は R307から帰奈した。R307経由の方がが距離が短い |
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駐車場 | |
岩ヶ谷林道起点の少し先、渋川に架かる橋の手前の広がった所 | |
ルート | |
(甲津畑)岩ヶ谷林道起点 → 《千種街道》 → 奥ノ畑谷分岐 → 奥ノ畑 → 稜線出合 → 清水頭 → 雨乞岳 → 杉峠 → 《千種街道》 → P | |
記録 | |
今回の目的地は雨乞岳。 選んだルートは、甲津畑から奥ノ畑を経由して稜線に上がり雨乞岳に行き、余裕があればタイジョウを経由するコースとした。 が、当方の今の体力では厳しいと思うので、たぶん杉峠からの周回になると思う・・・。 先月(2013-9-16)京都・滋賀に大雨をもたらした台風18号の影響で、岩ヶ谷林道(千草街道)は何ヶ所か崩落個所があるらしい。 詳しい状況は不明であるが、歩行での通過は可能らしいので計画実行とした。 その大雨は、京都嵐山の渡月橋が今にも濁流に飲み込まれそうになった映像がテレビで繰り返し映し出されていた時の大雨で、京都・滋賀には、「大雨特別警報」が出された。 「数十年に1度」の規模の大雨や暴風などが予想される場合に発表される「大雨特別警報」はつい先日(2013-8-30)より運用されたばかりで、発表されるのは今回が初めてとのこと。 今日のスタート地点の甲津畑は滋賀県、その当日大量の雨が降った模様だ。 自宅を出ると外は明るくなってきており雨は降ってはいないが東・北の空は黒い雲に覆われていた。 現地へは、信楽を経由するR307が近いのだか、カーナビにセットすると西名阪から甲賀経由で案内された。特に意識することなくその案内に従ってしう。 上柘植ICでおり、甲賀に向かうと雨が降ってきた。次第に雨足が強くなり間歇ワイパーでは間に合わないくらいの降りになってきた。しかし現地に近づくと雨は止んだ、ほぼ天気予報通りだ。 甲津畑から甲杠林道を登って行くと、道路の真ん中に工事用の「A型バリーケード」が1個置かれ通行止めの表示があった。その横を乗用車1台くらいなら抜けられそうであり、登山口まで距離があるので、行けるところまで行ってみる事にした。 途中に道路の端の一部が崩落していたが、普通車程度であれば通行には支障がなかった。 問題個所はその1ヶ所のみで、登山口(岩ヶ谷林道起点/千草街道入り口)の少し先にある渋川に架かる橋の手前の広がったところに駐車、1台も止まっていない。 準備中に年配の男性2名が乗っている乗用車が1台来たが、今日は登山口の視察に来ただけとの事。 岩ヶ谷林道(千草街道)を進んで行くと、落石・土砂崩れ・崩落など何ヶ所かあったが、歩いて通過するには特に危険もなかった。 林道がが崩落した場所では、人が通れる程度の幅を残して大きく崩落しており、復旧するとすれば大きな費用と時間がかなりかかりそうだ。残った部分もいつ崩落してもおかしくない状態だった。 2011年の台風では紀伊半島に大水害をもたらしたが、今年(2013年)は京都・滋賀に大きな爪痕を残している そんな林道を歩き、奥ノ畑谷への分岐に着くと、表示はないが明確なルートが通じていた。 分岐の少し先で川を高巻いて行く場面がある、今日は雨上がりで下が濡れているので、岩や木の根っこで滑らないように細心の注意で通過する。 そこを超えると、後は特に注意するような場面はない。川沿いに何度か渡渉を繰り返しながら先に進む、今日は水量は多いが渡渉する場所を見つけるには苦労はいらなかった。 奥に進むと谷の分岐が多いのと踏み跡・テープの類はほとんどなく、地図上で見るのと違い、地形が複雑なのでルート取りに大分苦労する。少し進んではGPSの確認、方角が違うので修正のため渡渉と何度か繰り返した。 大きく開けた場所に出ると、前方に稜線が見えてきた。今から登る稜線かと地図で確認すると、谷はこの先左にカーブしており、目指す稜線は左方向で見えない。見えている稜線は清水頭から大峠への稜線のようだ。 目的の稜線の裾まで来ると、ここまでほとんど高度は稼げていないのに、右に左にと渡渉しながら歩いたせいかもうクタクタ、時間も思った以上に浪費している。こんな状態で目的地まで行けるのかとチラッと心配になる。 気を取り直し、稜線までの急斜を登る、下草が多いので歩きにくい。直登では滑って登れないので大きく斜めに行き来しながら稜線を目指す。大分登った所で明確な踏み跡が現れた。その踏み跡に従うと今までと比べて非常に歩きやすくなった。稜線に出るとドンピシャで目的の位置。 正面の三重県側はガスって展望がない。振り返って滋賀県側を見るとまだましだが遠くまでの展望はなかった。今日は近畿北部(滋賀県方面)は晴れマークになっていたので期待して来たのだが・・・ ここまでで相当にクタビレてしまったが目的地に大分近づいたので、清水頭まで往復してから雨乞に向かう事にする。展望稜線で適度な風が吹き抜け気持ちが良い稜線歩きだ。 往復したあと、今日最後の登り(・・・当初に目論んでいたタイジョウまでの周回はとっくに諦めていた・・・)にかかる。 一つ手前の南雨乞岳への登りにかかると、雨乞名物の笹が行く手を阻む。 当初は腰ぐらいまでの高さであったが、上に行くにつれ背丈近くまでの高さになってくる。下にある踏み跡を外さないように上を目指すが、南雨乞の少し先に出てしまう。少し戻り南雨乞のピークを踏んで、雨乞の三角点を目指す。 雨乞岳への登りは、先ほど以上の笹ヤブだ、背丈以上もある。踏み跡がハッキリしているところでは屈んで笹の中に潜って歩いた方が歩きやすい。しかし笹の密度が濃くなると体をぶつけながら掻き分けて登る。今朝までの雨で濡れているので、ズボン・シャツとも濡れ濡れになる。山頂へはルートを少し外して上がってしまった。 雨乞岳の山頂は到着時は無人。 早速昼食にかかる。お湯を沸かしていると東雨乞から4名・20名くらい・3名のグループ・団体さんが来られた。最初の4名さんは杉峠へ、後の団体さんは雨乞の山頂は狭いので東雨乞で昼食にすると云われ戻って行った。 一人残りゆっくりしていると、当方が登ってきた笹ヤブから単独さんが来られた。清水頭の南方面の尾根からバリルートを登って来られたとの事。今日出会った人は、この山頂と杉峠で1人見かけただけで、往路・復路とも歩いているときは全くの孤独であった。 杉峠手前の急下りでは、下が濡れているため滑る滑る。転ばないように慎重にゆっくりと下った。 杉峠からは千草街道、ここからのルートは今年の4月にもイブネ・クラシへの帰路で歩いたばかりだ。 すぐ下の谷を巻きながら下って行く場面では、ルートは荒れ気味ではあったが不注意を起こさない限りは滑落する事はないので着実に進む。 道は前回通った時より相当荒れてはいるが、急傾斜や危険なところはない、ただし道一面に転がっているガレ岩に足を取られないようにブラブラと下って、今朝通過した奥ノ畑谷への分岐点に来ると、この辺りからは崩落地点を除いて歩きやすい道に変わった。そこからはノンビリと歩いてスタート地点に戻る 駐車地点に戻ると、そこには当方の車しかなかったが、登山口(岩ヶ谷林道入り口)に1台ワゴン車が駐車していた。途中で出会わなかったがどのルートに向かわれたのだろうか? |
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落ちたばかりか、中にはまだ栗が入っていた |
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ふでりんどう(筆竜胆) リンドウ科 |
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![]() とりかぶと(鳥兜) キンポウゲ科 |
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