TKM の デジカメと山歩き | 2013/3/23(土) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
藤原岳 | |||||
スタート:新町 → | |||||
ルート :↑孫太尾根、↓大貝戸道。西藤原駅から電車で戻る | |||||
日本300名山、関・近100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】三重県・滋賀県 | |||||
【山地系】鈴鹿山地 | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
220m | 07:39 | ① 孫太尾根登山口 新町墓地横P | 2:21 | - | 2:21 | 出発時間 | 05:20 | 16:25 | ||
10:00 | ② 多志田山 P965 | 到着時間 | 07:30 | 19:30 | ||||||
0:47 | - | 3:08 | ||||||||
1140m | 10:47~11:03 | 0:16 | ③ 藤原岳 C1140 | 片道距離 | 110 ㎞ | 130 ㎞ | ||||
0:16 | 0:20 | 3:24 | ||||||||
11:19 | ④ 藤原山荘 | 往復距離 | 240 ㎞/avg. - | |||||||
0:24 | - | 3:48 | ||||||||
1171m | 11:43~12:30 | 0:47 | ⑤ 天狗岩 P1171 | |||||||
0:21 | - | 4:09 | 0:21 | |||||||
12:51 | ⑥ 藤原山荘 | |||||||||
1:22 | 2:00 | 5:31 | 1:43 | |||||||
14:13~14:20 | 0:07 | ⑦ 大貝戸 | ||||||||
0:08 | 5:39 | 1:51 | ||||||||
14:28~15:19 | 0:51 | ⑧ 西藤原駅 | ||||||||
7:40 | 2:01 | ↓【電車移動】 0:10’ | 5:39 | - | ASC(総上昇)プロトレック | 1145 m | ||||
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15:29~15:32 | 0:03 | ⑨ 伊勢治田駅 | 0:46 | - | 0:46 | 0:46 | DSC(総下降) 〃 | 1205 m | ||
16:18 | ⑩ 孫太尾根登山口 新町墓地横P | 総上昇量(GPS) | 1430 m | |||||||
0:49 | 0:03 | 0:46 | - | 移動距離(GPS) | 16.5 ㎞ |
アプローチ | |
奈良 ⇔ 《R163》 ⇔ 中瀬IC 《西名阪》 ⇔ 《R1》 ⇔ 《R306》 ⇔ 北勢町新町 ※ 帰路は、西名阪天理IC経由で帰宅。 (R163は朝通過時に、2ヶ所で片側通行していた為) |
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駐車場 | |
北勢町奥村・新町の集落を抜け、林道を登っていった、墓地の前 | |
ルート | |
P → P387 → 丸山 → P834(草木) → P965(多志田山) → 藤原岳 → 天狗岩 → 藤原山荘 → 大貝戸 → 西藤原駅 ⇒ 《電車》 ⇒ 伊勢治田駅 → P | |
記録 | |
予てから、歩いてみたいと思っていた孫太尾根から藤原岳へのルートに、今がちょうど良い季節なので挑戦することにした。 昨年・一昨年と4月の初めにこのエリア(藤原岳・御池岳)に来ているが、その時は残雪が多くあり結構雪深かった、今年は春の訪れが早く、従って雪解けも早いため、問題の藤原岳南尾根の急斜面には、雪はほとんど消えていると思われるので当方の技量でも問題ないと踏んだ。 また、この季節は、「フクジュソウ」や「セツブンソウ」も見頃を迎えているのではないかと期待もできる。 鈴鹿山地は自宅の奈良から遠いので、久しぶりに早起きをして出かける。お彼岸も過ぎたので日は長くなってきたが、出発時(5:20)はまだ暗かった。 現地の三重県の天気予報は晴となっていたが、西名阪の関トンネルを抜け三重県側に入っても厚い雲が空を覆っていた。 R306から現地までの道が心配であったが、一部に急坂はあったものの舗装されており乗用車でも問題なかった。ただし国道からの距離は短いものの道は複雑に分岐があるので注意を要する。現に一度分岐を間違え引き返す場面もあった。 墓地前の駐車地に着くと先行車が4台停まっており、3台は同一グループのようで、当方が到着して間もなく出発して行った。 また、当方の出発間際にも、駐車地に着く手前で歩いているのを追い抜いた単独さんが、通過され先行されて行った。 朝のうちは雲に覆われていた空も、青空に変わってきている。今日は山歩きには絶好の天気・気候になりそうだ。 墓地の隣りの配水池より地道になり、すぐ二又の分岐があった。ネットで事前に調べていたのでここは踏み跡の薄い左に進む、事前知識がなければ迷うところだ。 あとは山頂まで1本道で迷うここはなかった、テープは少ないが踏み跡はシッカリしているのでコース取りに気を使う事もほとんどなかった、但しこれは登りでの話で、下りでは尾根分岐など要注意。 「神武社殿跡」を過ぎ、一登りすると最初のピークP387、その先少し登ると尾根端に出て南方面に展望が開けた、隣の遠足尾根や、今さっき通過したP387が後方に見える、その先には四日市の市街地も見える。 次のピークの丸山へは岩場の急登だ、赤テープに誘われ岩場を直登したが、GPSにアップロードしてきたルートを見たら右手になっており、登山道はそちら側のようだった。丸山のピークで標識を探すが見当たらず。ここで一服しパンを1個かじる。 小腹を満たし丸山から少し下り、ダラダラと登り返していくと、先行されていた単独さんが地面に伏せて写真を取っておられた、セツブンソウだ。花弁が小さく、ポツポツと咲いていたので、その方がいなければ、気が付かなかったかも? セツブンソウはそのエリアしかなかったので、見つけてくれた単独さんに感謝。 3番目のピークP834(草木)は2コブのピークになっていたが、何れにも標識はかった。 最後のピークは縦走路への尾根分岐となるP965(多志田山)で、150mの傾斜のキツイ登りとなる。肌寒い気候が歩くにはチョウド良いので、体力消費も少なく登ることができ、休憩せずそのままピークを通過。このピークも標識に気が付かず。ここら辺りから残雪が所々に出てきた。 ピークから下り少し登り返すと左手に治田峠への標識があった、当方が歩いてきた孫太尾根は難路となっていた、登りでは特に難路とは感じなかったが・・・ 標識を過ぎるといよいよ最後の急登が始まる、直登するとしんどいので左右に振りながら登って行く。すると 先の地面に黄色い花が目についた、フクジュソウだ。 この先所々に鮮やかな黄色が点在していた、止まってはパチリ、止まってはパチリの連続。 そんな中、急登の途中で右方向に導かれ尾根上の岩稜地帯に突入した、但しこちらの方が足場がシッカリしており歩きやすい、頂上近くなると、振り向けば南方面に展望が開け、登ってきた孫太尾根が眼下に、その先に竜ヶ岳の山塊が間近に見える、この景色に頂上も近い事もあり疲れも癒された。 山頂の肩に上がるとソーラ電池の何かの測定器があった、この少し先の大勢の人がいる藤原岳山頂に向かう。 山頂には歩き始めて3時間強で到着、4~5時間は覚悟してきたが思いのほか早く来る事が出来た。暫く景色を楽しんでいたら次々にシャッター押しを依頼される。 ここでスパッツをはめ、名物のドロドロ道を下り、藤原山荘を経由し天狗岩に向かう。山荘から先は急に人が少なくなり、出合った人は数組しかいなかった。朝のうちは好天気であったが、昼前から曇りがちになり風も出てきたので、こちらまで足を伸ばす人は少なくなったようだ。 天狗岩で昼食、南方面の好展望地は風が強かったため、天狗岩の横で藤原岳を見ながら、カップラーメンと食後のインスタントコーヒーでゆっくりする。 下山ルートは木和田尾根経由も頭をよぎったが、下山後の街歩きが長くなるので、当初予定通り大貝戸道(表道)で下りる。 このルートは8合目まではドロドロ道だ、コケないように慎重に下る。が 途中のぬかるんでいないところで気を抜いてしまい、小石に足を取られ手で地面を支えたら、指をすりむいてしまう。出血がありメンタムを塗りキズバンを貼る。 丁度コケた辺りが9合目で、この辺りもフクジュソウが咲いていた、大勢の人が足を止め写真を撮っていた。 傷の手当てと写真撮影を終え、足早で下山する。途中で大勢の団体さんを追い抜き、また登ってくる団体さんとも遭遇。フクジュソウの時期は超人気の山だ。 「藤原岳登山口休憩所」の裏手にある足洗い場で、ドロドロになった足元を洗い、西藤原駅に向かう。 駅手前で、運悪く電車が出て行くのが見えた、駅舎に入り時刻表を見るとなんと次の電車まで50分待ちだ。 待っている間に数組の登山者が来た。ようやく来た電車に乗り3つ目の伊勢治田で降り、駐車地まで先ほど歩いた山を正面に見ながらブラブラ50分歩く。 駐車地に戻り、帰りの準備をしていたら、タクシーで2名帰ってこられた。隣に駐車していた山口ナンバーの人だ、当方と同じルートを歩いたとの事で、山口市から8時間かかってこられたそうだ。フクジュソウの藤原岳は全国区の山のようだ。 帰路、いつもの 150円で入浴できる亀山温泉で汗を流す。 |
![]() せつぶんそう(節分草) キンポウゲ科 |
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![]() ふくじゅそう(福寿草) キンポウゲ科 |
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