TKM の デジカメと山歩き | 2014/8/31(日) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
|||
---|---|---|---|---|---|
曇 | |||||
伊勢辻山・赤ゾレ山・国見山 | |||||
スタート:大又林道 P → | |||||
ルート : | |||||
![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
||||
【所在地】奈良県・三重県 | |||||
【山地系】台高山地 | |||||
国見山 | |||||
Ⅱ△1418.94m (青俣山) | |||||
足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
|||||
標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
670m | 07:52 | ① 大又林道 終点駐車場 | 1:58 | - | 1:58 | 出発時間 | 05:55 | 14:00 | ||
1290m | 09:50~10:02 | 0:12 | ② 伊勢辻山 P1290 | 到着時間 | 07:30 | 16:00 | ||||
0:20 | 1:15 | 2:18 | 0:20 | |||||||
10:22 | ③ 赤ゾレ山 C1300 | 片道距離 | 66 ㎞ | 66 ㎞ | ||||||
0:44 | 3:02 | 1:04 | ||||||||
1418m | 11:06 | ④ 国見山 △1418.9 | 往復距離 | 132 ㎞(AVG= - ) | ||||||
0:10 | - | 3:12 | 1:14 | |||||||
11:16 | ⑤ 分岐(国見若水) | |||||||||
0:05 | - | 3:17 | 1:19 | |||||||
11:21~11:27 | 0:06 | ⑥ 国見若水 | ||||||||
0:05 | - | 3:22 | 1:24 | |||||||
11:32 | ⑦ 分岐(国見若水) | |||||||||
0:15 | - | 3:37 | 1:39 | |||||||
11:47 | ⑧ 水無山 | ASC(総上昇)プロトレック | 850 m | |||||||
0:10 | - | 3:47 | 1:49 | |||||||
11:57~12:39 | 0:42 | ⑨ 明神平 | DSC(総下降) 〃 | 890 m | ||||||
1:13 | 0:45+α | 5:00 | 3:02 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13:52 | ⑩ 大又林道 終点駐車場 | 総上昇量(GPS) | 928 m | |||||||
6:00 | 1:00 | 5:00 | - | 移動距離(GPS) | 9.2 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県219》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県16》 ⇔ 《県220》 ⇔ 大又林道終点
大又林道車止め手前駐車場
P → 伊勢辻山 → 赤ゾレ山 → 国見山 → (⇔国見若水) → 水無山 → 明神平 → P
猛暑日が1日もなかった8月も今日で終わり。天候が不順で短い夏だった。
大阪では猛暑日が1日もない8月は21年ぶりとの事。その21年前は冷夏で農作物の不作となり食料環境が大変な年だった。
梅雨明け後に一旦は猛暑となったが8月に入ると不安定な天候が続いていた。
盆前から木曽駒に行こうと機会を伺っていたが、ズーッと週末の天候がイマイチだったので全て見送っていた。
中央アルプスまでは遠距離なので高速・ガソリン代が結構かかる。高い費用をかけて行くので天気の良い日でないともったいない。で、暫く山歩きはお休みしていた。
盆明けの8月20日(水)の未明に広島市北部の安佐北・南区の何ヶ所かで集中豪雨のため同時多発的に土砂崩れ・土石流が発生した。70名以上の死者・行方不明者が発生した。土石流が発生した地域は山裾まで新興住宅地が広がっており、イットキに降った大量の雨で花崗岩が風化した真砂土が滑り土石流となったらしい。亡くなられた方・被害を受けた方にはご冥福・お見舞いを申し上げる。
その週末には奈良にも大雨洪水警報が発令されたが、大雨は短時間しか続かなかったので大したことはなかった。
8月初めに日本列島を荒らした台風11・12号と、その後に日本の広範囲に亘り発生した前線と暖湿流による豪雨による災害が続いた。それらを含めて気象庁は「平成26年8月豪雨」と名称を定めたほどだ。
8月最後の今週末も、天候はイマイチで雨マークも混じっている。
お盆の初日に出かけたきりどこにも行けていないので、天気予報では午後から雨マークが入っていたが、無理やり出かける事にした。
大又林道終点から伊勢辻山に直登して、その後縦走路を南に下り明神平から下山する予定とした。
伊勢辻山までのルートは今回初めて、ネットを見て知ったコースだ。レポによると特に危険なところもないようなので挑戦して見る事にした。
現地の駐車場に7時半に到着、先行車は3台しかない。今日の天気では余程の物好きしか来ていないのだろうと納得。
GPSのスイッチをオンするも衛星を中々拾わない、再起動して2度程再探索をかけたが結局だめだった、こんな事は初めてだ。
元々この辺りは谷が深いのでGPSの感度が悪く誤差が大きく出るが、今日は厚い雲が覆っているため感度が極端に悪くなっているようだ。伊勢辻山へのルートは一般的なルートではないため、当方にとってはGPSは必須アイテムだが、少し高度を上げれば衛星を拾うだろうと思いスタートする。
駐車場のすぐ先の鉄橋を渡る。川向こうから川沿いに少し進むと木の階段があり、濡れているので踏み外さない様に慎重に登る。その先もハッキリとした踏み跡が続いていた。
鋭角に折り返し先程渡った橋を下に見て、踏み跡を追っていく。
GPSを確認すると衛星を拾っていた。現在地が大きく狂っていたので再起動すると、ようやく現在地を示すようになった、一安心だ。
少しジグザグに登っていくと、踏み跡が薄くなってきた。
しかしこの辺りまでくると進むべき尾根芯がハッキリして来た。傾斜はきついが足元はシッカリしているので、尾根芯に移動しその尾根芯を外さない様に左右に振りながら登って行く。
大分高度を上げたあたりで、テープと踏み跡が現れた。尾根芯を外れ山腹を登って行くルートだが山道のようにシッカリした道が続いている。
今までと違い傾斜は緩やかになりダラダラ道が続いたので軽快に登って行く。そんな道を大分歩いた所で赤テープがあった。踏み跡が分れ、分岐の様な所になっていたのでGPSで確認すると、真っすぐの方向はすぐ先が谷のようになり、その先等高線が詰まっている。左の方は急な山腹を尾根に向かっていた。左の尾根に上がった方が分かりやすいと思い、急傾斜の山腹を登り始めたが、途中で踏み跡がなくなった。方角は間違っていないので、歩きやすい所を適当に登って行く。
尾根と思われる所に出ると、植林地を脱しブナの自然林に変わった。
伊勢辻山まではあと少しであるが、少し複雑な地形なのでGPSで確認し方向を確定しながら進む。その後に明確な尾根に出ると高い木はなくなり、シダが一面を覆っていた。
前方が開けたので、一番高い所を目指して行き山頂手前の少し傾斜がきつい所を登るとジャスト伊勢辻山に出た。
ここまで、ゆっくり歩いて約2時間、意外と近い。ブッシュも危険もない歩きやすいルートだった。ただほとんどが植林地の中で面白みはない。
伊勢辻山山頂からの展望は北方面は雲はあるものの見渡せたがこれから向かう南方面はガスがかかっており全く展望はなかった。
山頂でおにぎりを食べ水分補給して出発。
縦走路を順調に赤ゾレ山・馬駆ヶ辻・馬駆ヶ場・国見山と進み、国見山の一つ先のピークで、「国見若水」と言う水場がこの下にあるらしいので上から覗きこむ。
急傾斜の数十メートルほど下方に踊り場の様なスペースがあるが水場は見えない。急傾斜で登り返しがキツイので、行こうか行くまいか暫く逡巡。
上から水場は見えないが何となく匂いを感じたので、思い切って行ってみる事にした。
踏みだした途端あまりの傾斜にズルズルと滑ってしまう。靴のサイドでエッジをかけながらジグザグに下って行くと、水場が見えた。かなりの水量があった。
表示も何もなかったが、多分ここが「国見若水」ではなかろうか?。さっそくがぶ飲みをし、ペットボトルの水を入れ換える。
登り返しは、一息ついた後なのでスンナリとこなせた。
再び縦走路に戻り水無山から明神平らに下ると、ガスって「あしび山荘」・「東小屋」はモノトーンの世界の中、何となく幻想的に見えた。
ガスの中で霧雨があるので、屋根のあるその東小屋へ昼食に向かう。若者2人さんが先着で本格的な山飯の支度中であった。
当方は簡単にサンドイッチとカップラーメンの昼食、食後にインスタントコーヒーを喫し、お先にと下山に向かう。本来ならもう少し歩きまわりたいところであるがガスっているのと久しぶりの山歩きで疲れが出ているのでここまでとした。
食事で体力が回復したので快調に下っていく。先行していた男女混成の若者4人グループをショートカット道でかわし、ドンドンと下って行く。
調子に乗り過ぎたのか砂利で足が滑り尻もちをつくが、バランスを崩し崖側に滑り落ちてしまう。一瞬崖下に滑って行くと覚悟した、深い崖ではないので命までは大丈夫だろうと楽観的な判断をしたが、すぐ下で木に引っ掛かりセーフ、肝を冷やした。
その後は少し慎重に下り、無事駐車地まで戻る事が出来た。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
|
![]() やまほととぎす(山杜鵑草) ユリ科 |
![]() |
![]() 蟻が蜜を吸っていた |