TKMデジカメ山歩き 2015/4/25(土)
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赤ゾレ山伊勢辻山
スタート:R166 →
ルート :
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県・三重県
【山地系】台高山地
 
 
 
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標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
600m  08:19   ① R166路駐地点 1:09 - 1:09   出発時間 06:30 15:05
   09:28~09:39 0:11 ② パッピノタワ 到着時間 08:10 16:50
0:12 - 1:21  
   09:51   ③ 木梶林道出合 片道距離 58 ㎞ 58 ㎞
0:25 - 1:46  
   11:16   ④ 木梶林道別れ(渡渉地点) 往復距離 116 ㎞(AVG= - )
1:07 - 2:53  
1300m  11:23   赤ゾレ山 C1300  
0:23 - 3:16  
1320m  11:46~12:32 0:46 ⑥ 馬駈ヶ辻 P1320  
0:26 - 3:42 0:26
1290m  12:58   伊勢辻山 P1290  
1:07 - 4:09 1:33
   14:05   ⑧ パッピノタワ ASC(総上昇)プロトレック 960 m
0:30 - 5:19 2:03
   14:35   ⑨ 林道着地点 DSC(総下降) 〃 930 m
0:22 - 5:41 2:25
   14:57   ⑩ R166路駐地点 総上昇量(GPS) 1040 m
  6:38 0:57   5:41 -     移動距離(GPS) 12.6 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県219》 ⇔ 《R166》 ⇔


駐車場

高見峠旧道 奈良県側入口手前


ルート

P → ハッピノタワ → 《木梶林道》 → 赤ゾレ山 → 馬駈ヶ辻 → 伊勢辻山 → 地蔵谷の頭 → ハンシ山 → ハッピノタワ → P1007 → P


記録

不安定だった天候・季節も終わり、一気に小春日和から初夏の季節に移ろいだ。
今週末は高気圧におおわれ上天気との予報。その分暑くなりそう。

ネットのレポを覗いていたら、「登山日和」さんのHPで、R166から林道経由してハッピノタワに上がるレポがあり、それが気にかかった。

今回はそのルートを参照させてもらい、ハッピノタワから反対側の木梶林道に下り、その林道の先から赤ゾレ山に登り、余裕があれば国見山まで往復して、台高縦走路からハッピノタワに戻る周回を歩くことにした。
「ハッピノタワ→木梶林道」・「木梶林道→赤ゾレ山」はいずれも歩いた経験はあるが、今回は両方とも逆方向から歩くことにした。

R166の高見峠への旧道(奈良県側)分岐の手前で、左側に駐車可能地を見て、そのまま進むと、高見峠分岐のすぐ手前に駐車可能場所があったので、その分岐でUターンし、そこに停める。


高見峠への旧道に入り、すぐ右側に林道分岐があるはずと、前を見ながら登って行く。
しかるに少し登ってもその分岐がない。GPSログを落としてきているので、GPSで確認すると、既に行き過ぎている。
おかしいなと思い戻ると、コンクリート舗装の林道があった。
逆方向からは見落としようのない分岐であるが、分岐地点は手前方向に折り返しになっていたので、正面を見て歩いていると分岐が見えない。横を見ればすぐ分かるのだか・・  ドショッパシから注意散漫だ。

その林道に入りコンクリート舗装の道を登って行くが、メチャメチャ傾斜がきつい。
こんな傾斜道を車が登れるのか不思議なくらいだ。小型の4駆で馬力のある車でないとまず不可能と思う。
九十九折れに少し登ると舗装が切れ地道に変わる。傾斜か緩くなってくると次第に道が荒れ始めた。

林道が植林の中に入ると、すぐ右手に赤テープがあった。GPSで確認するとここから尾根沿いに登るシルシのようだ。
落としてきたGPSのルートは、そのまま林道の少し先から谷を登って行くルートを示していたので、そのマークを右に見て林道を進む。

林道を別れ谷に入ると、放置された伐採木が多くあり、歩きにくい。少し入ると傾斜がきつくなり下が柔らかいので滑って踏ん張りが効かない。登れそうなところを右に左に探しながら登る、その間わずかな距離だが、少し手間取る。尾根筋に上がると、足元はよくなり障害物もなくなった。
広い尾根なので、方角を決めて、上に上にへと登って行く。

稜線の手前で右に振り稜線に上がると、台高の縦走路だ。反対側に見通しがあり、木梶山方面に展望があった。
そこからP1007の向こうがハッピノタワなので、そのピーク越えをしようと登りかけると、右に細いけもの道に毛の生えたような巻き道らしき道が見えた。その道を利用さしてもらい楽々ハッピノタワに到着。
ここで一服し、小腹ごしらえする。

上着を脱いで、木梶林道方面に下る。以前来た時よりも踏み跡はシッカリしておりテープも多くあった、
そんな状態で少し下ると、その先の谷から急に踏み跡がなくなったので、左右を見ると杣道がその谷を横切っていた。
そこまでもう少し距離があったような記憶であったが、下りなので距離感が違っていた。

その道を左側に少し進むと右下に下る道に導かれた。よく見ると分岐になっており水平に巻いて行く道との分岐であったが、当方が導かれた道の方がメインになっているようだ。その少し先から急斜面をジグザグに下って行く、作業道のようで道はシッカリしており崖側は丸太で道が崩れないように造作してあった。

木梶林道に下り立ち、先に進むと、前方に見慣れない動物がいる。
少し毛深く黒っぽかったが足が細いので熊ではない。ジーッとこちらを振り返り見てほとんど動かない、カモシカだ。距離を置いて暫くにらめっこ。
少し威嚇するように、足元をドンドンとたたくと、向こう方向に悠々と去って行った。鹿はよく見るが、カモシカを見かけたのは2度目。

後を追って林道を進んだが、それ以降は見かけなかった。すると今度は大きな一眼を首にぶら下げた同年輩の単独さんが前方から来た。当方がどこに行くのか興味があったらしく言葉を交わす。

赤テープのあるところで川に下りる、渡渉した正面の尾根が目的の尾根であるが、そこからは登りづらいので左側(上流側)に少し川沿いに進むとテープがあり、そこから尾根に取り掛かる。薄い踏み跡とマークを拾いながら、急坂を暫く登って行くと、次第に尾根がハッキリしてきた。その先からは尾根芯を上に目指すのみで、ルートに気を使うことはない。

途中のP1176地点に着くと、その地点に前回来た時に根元付近に座布団大のサルノコシカケが付いていた大きな木があったのを記憶しており、そのサルノコシカケに座り記念写真を撮ろうと思っていたのだが、到着するとその木は落雷か何かで破壊され無残な姿になってしまっていた。残念!

このところの陽気で急に暑くなったせいか、体が付いてこず、ここまで大した距離・高度を歩いていないのに疲れ気味。そんな状態で赤ゾレ山に到着。
赤ゾレ山からは、少し霞んではいるが大峯山脈の稜線が薄らではあるが望めた。
お疲れ気味ではあるが、まだ時間が早いので、老体にムチを打って国見山方面に向かう。

赤ゾレ池から馬駆ヶ辻への緩い登りがシンドイ。
馬駆ヶ辻まで来ると遂に沈没してしまった。今日はここまでとして、そこで昼食にする。
食事中にカップルさんが高見山方面に通過していった、入山してからカモシカは見かけたが人を見たのは今日初めて。

コーヒーを喫し、体を休めたが国見山に向かう気力は湧いて来ない。情けないが帰路に向かう。
赤ゾレ山は巻いて、伊勢辻山で暫く写真タイム。
反対側に下り、伊勢辻を通過して、ダラダラと下って行くと、前方から10人ほどの男女混成の高校生?が大きな荷物を背負って登ってきた、元気に挨拶を交わしすれ違う。明神平あたりでテン泊だろうか?
青春て いいなあ!!

その先でも、汗をビッシリかいた中年前の単独さんとすれ違う。
今日出会ったのは 3組のみしかいなかった。台高縦走路ではもっと多くの人と出会うと思っていたが、静かな山歩きだ。

「地蔵谷の頭」の小さなピークを越え、道なりに歩いていて何気なくGPSを見るといつの間にかルートミスをしていた。あわてて引き換えし、間違えた分岐まで戻るとテープが賑やかにマーキングされていた。
周囲に目がいかず正面のみしか見ていなかった結果だ。今日2回目のチョンボ。

ハンシ山の巻き道からそのまま巻かずにピークを踏んで、暫く行くと正面に高見山のピラミダブルな姿が見えてきた。その先を下るとハッピノタワだ。
往きに巻いたP1007の急登をフーフー言いながら登り、反対側を下ってから縦走路をお別れし、R166へ向かう斜面へと下る。

テープも踏み跡もなく広い斜面でどこでも歩ける。方向を間違わないように何度もGPSで確認しながら広尾根を下って行く。
往きに登ってきた谷筋には向かわず、広尾根上を少し下り右方向に振ると、下方に林道が見えてきた。下りやすそうな所から林道に着地。往きに見たテープの地点より少し手前だった。

林道をダラダラと下り駐車地に戻り今日の行程を終える。

 
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R166 高見峠入口(標識の地点)でUターンし道が広がった地点に駐車。
前方に見えるのは雲ヶ瀬山か?

高見峠への旧道に入り、右後方に折り返している林道を見逃し
、少し先まで行って戻ってきた。
反対側から見たところ。

この先林道は左に巻いているが、正面の谷筋から入山。

台高縦走路に上がると正面に展望が開けていた。
中央左に木梶山と馬駈ヶ場に向かう稜線

ハッピノタワ
上がった稜線からP1007を巻くと間もなく到着

小休止とパンで小腹を満たし、反対側の木梶林道に下る。
谷道は前回歩いた時より、踏み跡がハッキリしていた。

木梶林道に着地
この間、明確な山道が続いていた。

水量の多い木梶川を横に見ながら林道をダラダラと詰めて行く

ミツバツツジだろうか?

木梶川を渡る橋の上から

赤テープ地点で林道から渡渉し、赤ゾレ山に向かうルートを探しながら少し登ると、尾根がハッキリしてきた。振り返って見たところ

明確な尾根を登って行く。

P1176
前回来たときは、象徴的な木があり、根元に座れそうな座布団ほどの「サルノコシカケ」があったのだが、その木が無残な姿に

落雷で裂けたのだろうか?
奥は赤ゾレ山と伊勢辻山
新緑が待ち遠しい

冬枯れしている木の向こうに木梶山に向かう稜線が見える

赤ゾレ山到着
 

11:30 赤ゾレ山からのパノラマ

赤ゾレ山より①
薊岳と奥に大普賢岳

赤ゾレ山より②
国見山と奥に前山

赤ゾレ山より③
自然が剪定した松と国見山

赤ゾレ池

馬駈ヶ辻
ピークは縦走路のすぐ横にある

そのピークで昼食

アルミ鍋ラーメンの残り汁におにぎりを入れ雑炊にした

国見山まで行きたかったが、ここまででバテ気味なので、引返す

赤ゾレ山は巻いていく

伊勢辻山の手前で振り返る
国見山まで行きたかったけど・・

伊勢辻山に到着

伊勢辻山より
薊岳と奥に大普賢岳

13:03 伊勢辻山よりのパノラマ

伊勢辻

「北部台高縦走路 東吉野村」 の案内、この標識は各所にあった

地蔵谷の頭
ピンボケになっている

ルートミスをして戻ってきた所
にぎやかにテープがあるのを見落とし、ルートが明確な正面方向に行ってしまう

ハンシ山
左に巻道があるが、一応ピークを踏む

高見山の雄姿が正面に見え始めた



高見山山頂をズームアップをすると、避難小屋の屋上に人が見える
 

13:56 ハッピノタワに下る途中の伐採地よりのパノラマ

ハッピノタワの鞍部

往きには気が付かなかった、ハッピノタワの案内表示

台高縦走路を離れR166に下る途中のヌタ場
広い場所で、GPSで方位を確認しながら、目的方向に下って行く

往路で登ってきた谷筋に向かわず、尾根側を下って行くと、こんなのが・・

植林地の中を、方向を間違わないようにGPSで何度も確認

右下に林道が見えてきた。
ここから林道に下る、これ以上尾根を進むと林道から離れてしまう

林道に着地したところ

中央に赤テープが見えるが、ここから尾根に取り付き、台高縦走路に向かうのが正解。
林道が植林地の中に入って直ぐの所にある。
往路ではこの先の谷筋から登ったが、荒れており傾斜もきつく足場も良くなかったので、手前のこの場所より尾根に登る方がよい。

R166の高見峠旧道入口に到着
 
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山で出会った 花・生き物

ハッピノタワから、木梶林道に下り、その林道を先に進むと前方に、何やら怪しい動物が・・ 「カモシカ」だ

ジッとしていて動かない。暫くにらめっこ。足元をドンドンして威嚇すると、やっと反対方向に駈け出して行ったので、前に進む。
鹿はよく見るが、カモシカを見かけたのは2度目だ





赤ゾレ山の山頂で
松の新芽が目立ったので





たにぎきょう(谷桔梗)
キキョウ科
 
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