TKM の デジカメと山歩き | 2016/2/7(日) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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曇 | |||||
薊岳・国見山 | |||||
スタート:大又林道 P ⇔ | |||||
ルート : | |||||
薊岳=近畿100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県・三重県 | |||||
薊岳は奈良県側 | |||||
【山地系】台高山地 | |||||
国見山 | |||||
Ⅱ△1418.94m (青俣山) | 足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
670m | 08:09 | ① 大又林道 P | 0:24 | - | 0:24 | 出発時間 | 05:50 | 16:05 | ||
08:33 | ② 林道終点(登山口) | 到着時間 | 07:55 | 18:20 | ||||||
1:15 | 1:15 | 1:39 | ||||||||
09:48 | ③ 明神平 | 片道距離 | 66 ㎞ | 68 ㎞ | ||||||
1:22 | 1:00 | 3:01 | ||||||||
1406m | 11:10~11:16 | 0:06 | ④ 薊岳 P1406 | 往復距離 | 134 ㎞(AVG= - ) | |||||
1:16 | 1:10 | 4:17 | ||||||||
12:32~13:07 | 0:35 | ⑤ 明神平 | ||||||||
0:45 | 0:40 | 5:02 | ||||||||
1418m | 13:52~14:00 | 0:08 | ⑥ 国見山 △1418.9 | |||||||
0:34 | 0:35 | 5:36 | 0:34 | |||||||
14:34~14:42 | 0:08 | ⑦ 明神平 | ASC(総上昇)プロトレック | 1215 m | ||||||
0:45 | 0:45 | 5:21 | 1:19 | |||||||
15:27 | ⑧ 林道終点(登山口) | DSC(総下降) 〃 | 1230 m | |||||||
0:21 | - | 6:42 | 1:40 | |||||||
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15:48 | ⑨ 大又林道 P | 総上昇量(GPS) | 1367 m | |||||||
7:39 | 0:57 | 6:42 | - | 移動距離(GPS) | 17.3 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県16》 ⇔ 《県220》 ⇔ 大又林道終点
大又林道車止め手前駐車場
P → 明神平 → 前山 → 薊岳 → 三ツ塚 → 明神平 → 国見岳 → 明神平 → P
先週の半ばから暖冬の影響で、近畿地方の山々には雪が少なく、スノーシューの出番は無さそうなので、今回は、大又林道駐車場から数百メートルほど戻り、石ヶ平谷の右尾根から、薊岳に直登する予定とした。
R166から大又方面への道に別れると、道路が濡れている。昨夜か今朝がたに雨が降ったようだ。この先の道路の凍結が心配になる。
大又の集落を抜け林道を詰めて行くと、雪が薄らと積もっているではないか。奥深い所では雪が降った模様だ。
ただ、その薄らと冠っている雪の上には数台分の轍があり、凍結もないのでノーマルタイヤでもなんとか走れる。
このまま駐車場まで行きつけるかと思ったら、先方でチェーンを付けている車がいた。そこまで行くと当方の車もタイヤが空転して前に進まなくなってしまった。駐車場まであと数百メートルという所だ。
昨年の冬に、チェーンを1度装着した経験があるので、すぐに装着できると思ったが、案外手間取ってしまった。扁平タイヤのためチェーンサイズがギリギリで、尚且つ先月タイヤを新品に交換したばかりなのでその影響もあるのか、チェーンがタイヤ全体に中々巻き付か無かった。
少し手間取りながら装着を終えると、先にチェーンをはめていた人がまだ1本目をはめている。
手伝おうかとそばに行くと、ジャッキアップしてはめている。チェーンを見ると簡易タイプの様なので、はめてみようと試みるが、当方のチェーンよりも複雑な形状なので付け方が分からない。
冷やかしのようで申し訳なかったが、いかんともしがたくその場を離れる。
なお、チェーン装着中に、冬用タイヤをはめた車が3台すべることもなく通過していった。
よく考えれば、駐車場まで数百メートル程度で、チェーンを付けた所は邪魔にならない場所だったので、、そのままそこに駐車して置いた方が良かったかも。
駐車場には先行車が10台程度、うち2~3台は雪を冠っているので、上でテン泊のようだ。
駐車場から、上方の山を見ると木々は白く雪を冠っている。麓の駐車場でも1㎝ほど積もっているので山の上はもっと新雪が積もっていると想像する。
で、予定していた石ヶ平谷の右尾根はヤメにして、念の為に持ってきたスノーシューを担いで明神平に上がることにした。
チェーンをはめている間にそれほど寒さを感じなかったので、歩きだせば暑くなると思い上着を1枚脱いで、足元はアイゼンを履いてスタート。
背中の荷物は重いが、歩き出すとちょうど良い気温なので、順調に歩いて行く。
アスファルト林道の終点から山道に入り、沢沿いに登って行き渡渉を4度ほど繰り返し、高度を上げて行っても雪の量は増えない。
途中の明神滝は本流の横の部分が凍っており、ほんの少しだけ氷瀑を形成していた。
その先で沢を離れ山道になるが、相変わらず雪の量は麓と変わらない。先週末までにほとんど融けて昨夜に降った雪が積もっている程度に思われた。
水場の手前で、少し大回りになるが今回初めて旧道に入る。道は雪で覆われておりトレースは当然ないが、ルートはハッキリしており迷う事はない。
分岐から少し進むと錆び付いた機械が放置されており、ピストンのシリンダーがむき出しになっていた。
その先も、危険な場面もなく所々で右下方向に新道を見ながら進むとやがてその新道に合流、そのすぐ上が明神平だ。
明神平に上がっても、期待した雪は少なかった。期待して重たいスノーシューを担いできたのに、今日もそのスノーシューの出番はナシだ。
そんなんで、スノーシューは使えないので、これからどこへ行くかで迷う。冬のシーズンにここに来たのは今回が2度目、前回は桧塚に行ったので、今回は薊岳に行く事にした。
前山への斜面にはそこそこ雪が残っていた、そこに新雪が少し冠っていたので、アイゼンのつま先でけり込みながら急斜面を上がって行く。
前山でオニギリ1コを腹に入れ、薊岳への尾根に向かう。前山の前後はそれなりに残雪があったが、尾根上は風が強いせいか、石(岩)が露出している。
その風が強いため、頬が痛いほど冷たい。防寒着のフードを冠る。
それなりのペースで歩いたつもりだが、標準タイムを大幅にオーバーして薊岳の山頂に到着。
空はどんよりとしており、南方面は雲が流れて大峯・大台方面に展望はなかった。
時間も少し早く、山頂は寒いので昼食は明神平ですることにして、薊岳を退散。
前山の手前まで戻ると、薊岳では見えなかった大峯の大普賢岳が顔を出していた。
往路では明神平から前山に直行したが、復路では三ツ塚経由で明神平に戻る。
食事をしようと思っていた東屋は団体さんが占領していたので、あしび山荘の横で風を除けながら昼食にする。
小屋横で風を避けたといっても、風が舞っている、ガスでお湯を再沸騰するのに先日「好日山荘」で衝動買いした、ガスバーナーの風よけ「ウインドガード(風防)」が役立った。
ジッとしていると寒いので、食事の後のコーヒーとスイーツはあきらめて、もうひと踏ん張りして、国見山まで往復することにして、出発。
水無山に登りかけると、トレースはなかった。しかし前方からスノーシューを担いだ数名の団体さんが下りてきた。駐車場から伊勢辻山に直登してから、縦走して来たとの事。聞くと、水無山から向こう側はスノーシューが使えるとの事。期待して水無山を目指す。
その水無山の肩に上がると、先ほどの団体さんはここまでスノーシューで縦走してきた模様で、てんで勝手にスノーシューのトレースが残っていた。
当方もその先の水無山の山頂で、この冬初めてスノーシューを付けた。雪の量が少なく締まっているので歩くにはアイゼンの方が楽で早いが、スノーシュー遊びの開始だ。広い場所では先ほどの団体さんのトレースのない所を選んで進む。
国見山に到着して、コンデジのセルフで久しぶりに記念撮影をする。
今日はここまでなので、これから下山に向かうのだが、下山ルートをどうするかで少し迷う。
今年の6月に大又林道から「天高道」でここまで上がって来た事があるので、その「天高道」から下山する事に頭が過った。スマホで確認するとその時の足跡(トラック・ログ)が残っている、道迷いの心配はない。
大分心が揺れたが、もう少しスノーシューを楽しみたかったので、往復することにして、引返す。
国見山の肩から水無山を見ると、鞍部からの登り返しがキツそうに見えたが、何のことはなく水無山に到着。先ほどの団体さんは水無山の下りで、スノーシューをアイゼンに履き替えていたが、当方はスノーシューのまま林の中の雪の多い所を選びながら、水無山を下り明神平に向かった。
明神平の手前で、3名さんが下山して行ったのが見えたのみで、明神平は無人。前山方面を見回しても人の姿は見えない。時間的に皆さん下山したようだ。
当方もアイゼンに履き替え、下山に向かう。
下山道は往路より多くの足跡があり、大分融けているので、地肌がいたるところで露出しており歩きにくい。
かといって滑る所も多く残っているのでアイゼンは外せない。
そんなんで、足首に疲労をためながら何とか下る。結局、駐車場までアイゼンを付けたままだった。
駐車場には、当方が到着した時に先着していた車は、ジムニー1台を除いて全て帰っていた。あとから来た車は、下山途中で追い越した人の車と、下山者を待っている様子の車が2台ほどあったのみだった。
なお、帰宅してアイゼンを見ると、雪のない岩場などを多く歩いたので底のスノープレートが一部破損していた。