TKM の デジカメと山歩き | 2016/6/15(水) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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曇 | |||||
薊岳・国見山 | |||||
スタート:大又 → | |||||
ルート :↑石ヶ平谷東尾根、↓天高ルート | |||||
薊岳=近畿100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県・三重県 | |||||
薊岳は奈良県側 | |||||
【山地系】台高山地 | |||||
国見山 | |||||
Ⅱ△1418.94m (青俣山) | 足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
670m | 07:52 | ① 大又林道 駐車場 | 0:09 | - | 0:09 | 出発時間 | 06:00 | 14:50 | ||
08:01 | ② 林道 取掛り口 | 到着時間 | 07:40 | 17:00 | ||||||
1:45 | - | 1:54 | ||||||||
09:46 | ③ 縦走路出合 | 片道距離 | 66 ㎞ | 66 ㎞ | ||||||
0:15 | - | 2:09 | ||||||||
1406m | 10:01~10:18 | 0:17 | ④ 薊岳 P1406 | 往復距離 | 132 ㎞(AVG= - ) | |||||
1:06 | 1:10 | 3:15 | ||||||||
11:24 | ⑤ 明神平 | |||||||||
0:32 | - | 3:47 | ||||||||
11:56 | ⑥ 国見山 東峰別れ | |||||||||
0:12 | - | 3:59 | ||||||||
12:08~12:37 | 0:29 | ⑦ ボンサイ平 | ||||||||
0:27 | - | 4:26 | ||||||||
1818m | 13:04~13:12 | 0:08 | ⑧ 国見山 △1418.9 | ASC(総上昇)プロトレック | 1210 m | |||||
1:09 | - | 5:35 | 1:09 | |||||||
14:21 | ⑨ 大又林道出合 | DSC(総下降) 〃 | 1195 m | |||||||
0:15 | - | 5:50 | 1:24 | |||||||
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14:36 | ⑩ 大又林道 駐車場 | 総上昇量(GPS) | 1212 m | |||||||
6:44 | 0:54 | 5:50 | - | 移動距離(GPS) | 12.8 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県219》 ⇔ 《R166》 ⇔ 《県16》 ⇔ 《県220 大又林道》
※ 帰路は近道になる県道219を使わずR166を通った
大又林道駐車場
P → 《石ヶ平谷 東尾根》 → 薊岳 → 前山 → 三ツ塚 → 明神平 → 水無山 → 国見山 東峰 → 国見若水 → ボンサイ平 → 台高縦走路 → 国見山 → 《天高ルート》 → P
今年の2月、今回のルートで登ろうと大又林道を駐車場に向かって走っていると、昨夜降ったと思われる雪で積雪があり、駐車場まであと少し と云う所でタイヤが空回りし、致し方なくチェーンを装着した。
そんなことで、麓では数センチ程度の積雪であったが、上部の状態が分からないので、その時は予定していたルートから登るのは諦めた。
今回は、その仕切り直し
大又林道の駐車場に到着すると、車は1台も停まっていなかった。今日はウィークデーであるが、梅雨の合間でそれほど天気は悪くないので、先行車はいると思っていたが、ここで車が1台もいないのは初めてだ。
駐車場から、車で登って来た道を 500mほど戻ると、前方に橋が見えたので、取り付き口がないかと注意して進むと、橋の手前数十メートルの所に、なんとなく踏み跡らしき所があったのでそこから入山。
その非常に薄い踏み跡(獣道?)を進むとすぐ上で、右前方から濃い踏み跡が合流して来た。(帰路に確認すると橋の直ぐそばに濃い踏み跡の取り付き口があった)
その先からは、明確な杣道になり、所々にテープもあった。
歩き初めなので足が重くフーフー言いながら登って行く。植林地の中は蒸し暑く汗が噴き出してくる。
尾根に上がると、そこからは尾根上を登って行くルートになる、障害物もなく踏み跡やテープもあるので、登りに専念していると、突然に尾根上に最近伐採されたと思われる枝を付けたままの木が放置されたエリアに出くわす。大障害になり歩きづらい、伐採木を乗り越えたり尾根横に移動したりしながら前に進む。
伐採木地帯を抜けるとその先は再び尾根上には障害物は無くなったので歩きやすくはなったが、相変わらず勾配はキツイ。汗ダクになりシャツはベトベトに濡れてしまった。
高度 1060m付近で、尾根上に大岩が出てきたが、特に危険もなく左から簡単に巻いて、その大岩の上部に出ると、木の間から展望が開けていた。
その先障害のない尾根をヨイショヨイショと 25分程度登ると、高度 1250m付近で再び岩稜が現れた。しかしその岩稜は問題ないので、岩稜の間を抜けて行く。
左前方に稜線が見え始め、緩くなった傾斜を少し進むと稜線を走る縦走路に到着。そこから薊岳までは遠くないのでそのまま進む。
薊岳の山頂に着くと、青空ではあったが遠くの展望は無く、大峯方面は霞の中だった。
ここまで大汗をかき、上半身はビショビショ、ズボンも腿とお尻はグッショリ。こんなに汗をかいたのは記憶にないくらいだ。蒸し暑かったが、気温はメチャ高いと云う程でもなく、高度 1000mを超えた辺りからは、そよ風が吹くと濡れたシャツで寒いくらいだったのに、これだけ大汗をかくとは、体調が良くないのだろうか。
そんなんで、体力消耗もあり暫く休憩。
呼吸と心拍を整え、薊岳をあとに先に進む。
小さな起伏のある、快適な稜線上を歩き、一登りすると前山。そこから直接明神平に下りずに、三ツ塚経由で明神平に向かう。
明神平は無人、そのまま水無山に登り返す。汗は出尽くしたのかそれほど汗をかかずに水無山を通過。
水無山から一旦下り、少し登り返すと国見山の東峰だ。ここで縦走路を別れ、北に急斜面を下る。
登り返すのが大変な急斜面をすべるように 3~40m下ると「国見若水」だ。その水で顔を冷やそうとしたが、しみだしてきている水量が少なく、又たまり水も手ですくおうとすると砂が舞い上がり直ぐ濁ってしまったのであきらめる。この水は 10~20mほどチョロチョロと流れているが、その先で消滅していた。
「国見若水」からさらに下ると、「ボンサイ平」だ。時間も丁度良いので、倒木に座り昼食。
食後にドーナッツとコーヒーを喫していると、単独の青年が来られてビックリ。
今日入山してから誰とも出会っていないのに、こんなマイナーな所で人と会うとは・・。 木梶林道を歩かれ地蔵谷から赤ゾレ山に登り、「国見若水」と「御神木」を探しに来たとの事で、「御神木」の位置を尋ねられたが当方はその「御神木」の事は全く知らない。
登り返していった青年を見送り、暫くして当方も出発。下りてきた所に登り返さず、「ボンサイ平」から国見山の北東側の山の斜面を巻いて行く。
途中で谷が2か所ほどあるが、大した事は無い。最後に少し登って行くと台高の縦走路に出合った。その縦走路から国見山に登り返す。
国見山 山頂に着いて、これからどうするか思案。
①明神平に戻ってから下山するか
②国見山から「天高ルート」で下山するか
で、いずれにしろ時間はたっぷりあるので②を選択。以前(2015-6-24) 「天高ルート」で国見山に登った事があり、その時のログがスマホに残っているので、それを地図ロイドに転送し、万全を期っする。
国見山から南西の尾根に向かう。
下りはじめは山の斜面で方向が分かりにくいが、所々にビニールひもの目印がある。時々スマホのGPSログを見てルートが間違っていないか確認しながら下って行く。
高度 1250m付近の林道を横断すると、その先は尾根がハッキリし次第に細尾根になり、ロープ場で急斜面を下る。その少し先で正面右の下方に林道が見えた来た。正面の尾根先は崖、右側からも下れない、ここは古い標識のある左へ。薄い踏み跡を辿り林道に着地。
昔の「天高ルート」はココからも尾根方向を下っていたようだが、旧あしび山荘が崩壊した時の水害で、「天高ルート」消滅したらしい。そのためここからは林道歩き。
昔に苦労して作られた林道であろうが、今は大荒れの林道をテクテクと下って行く。危険という程でもないが注意を要するところが何個所かある。
林道途中の展望のある所より、今朝登った薊岳に向かう尾根を眺め、林道をドンドン下って行くと、下方より水音がして間もなく大又林道に到着だ。
水量の少ない大又川を渡り、大又林道からスタート地点に戻る。
駐車場の手前で落石防止の工事をしており、斜面がコンクリートで固められていた。P1334に向かう尾根の取り付き口のある所だ。ここは知らずに下山して来たら、下りられずにヤバイかも。
追記
ボンサイ平」で出会った青年に聞かれた「御神木」。興味が出て、帰宅してからネットで調べた。大体の位置が分かったので、今度はその、「御神木」に会いに行きたくなった。近いうちに行くぜよ。