TKMデジカメ山歩き 2016/5/14(土)
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カクレグラ・タイジョウ・イブネ・クラシ
スタート:甲津畑 →
ルート :
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】滋賀県
【山地系】鈴鹿山地
 
 
 
カクレグラ 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅱ△990.33m(佐目村)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
420m  08:03   ① 岩ヶ谷林道起点(甲津畑 鳴野) 0:28 - 0:28   出発時間 05:50 16:30
   08:31   ② カクレグラ登山口(渋川) 到着時間 07:50 18:50
1:42 - 2:10  
990m  10:13~10:22 0:09 カクレグラ △990.3 片道距離 89 ㎞ 89 ㎞
1:17 - 3:27  
1061m  11:39   タイジョウ P1061 往復距離 178 ㎞(AVG= - )
1:06 - 4:33  
1160m  12:45~13:19 0:34 イブネ P1160  
0:17 - 4:50 0:17
1145m  13:36   クラシ P1145  
0:16 1:00 5:06 0:33
   13:52   ⑦ 熊ノ戸平  
0:38 5:44 1:11
   14:30   ⑧ 杉峠 ASC(総上昇)プロトレック 1165 m
0:56 1:00 6:40 2:07
   15:26   ⑨ ツルベ谷出合 DSC(総下降) 〃 1135 m
0:54 - 7:34 3:01
   16:20   ⑩ 岩ヶ谷林道起点(甲津畑 鳴野) 総上昇量(GPS) 1303 m
  8:17 0:43   7:34 -     移動距離(GPS) 20.3 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《R307》 ⇔ 《県508》 ⇔ 《県189》 ⇔ 甲杠林道
※ 帰路は日野カントリーを横切る県508を通らず、県189からR307に向かった


駐車場

岩ヶ谷林道起点(千草街道)の先、橋の手前に路駐


ルート

P → グリーンランド → 《中電道》 → カクレグラ → タイジョウ → 佐目峠 → イブネ → イブネ北端 → クラシ → 熊ノ戸平 → 佐目峠 → 杉峠 → ツルベ谷出合 → P


記録

今回は、イブネのヘソと云われるイブネとチョウシの間にある「熊ノ戸平」に訪れるのを目的とした。
ルートは、中電の鉄塔巡視路経由で「カクレグラ」(水谷岳)に登り、尾根伝いに「タイジョウ」を経由してから、イブネ・クラシに向かう。
「タイジョウ」から「イブネ」までは、3年前(2013-4-28)に歩いた経験があるが、甲杠林道からカクレグラに登る中電道、カクレグラからタイジョウまでの尾根は今回が初めて歩く道だ。

千草街道に入る岩ヶ谷林道起点を右に見て、そのまま甲杠林道を少し進むと、橋の手前の道が広がった所には、既に 10台ほど先行車が停まっていた、思ったよりも多くの車だ。

駐車地点から林道を戻り、グリーンランドの林道分岐まで行かず、途中で河原に下りられそうな所からグリーンランドの奥までショートカットした。
チョウド、渋川に堰がある所に出た。

この川向うに登山口がある筈なので、渡渉しようとするがそのあたりは、水量も多く川幅もあるのでとてもムリ。川下の方に少し行ってみるものの、飛び石伝いに渡れるような所もない。少しウロウロしたが意を決し、靴を脱いで浅瀬を渡った。短い距離であるが小石で足の裏が痛く、水も冷たかった。

対岸の河原から土手によじ登ると、フラットなエリアが川に平行してあり、そこを登山口を探しながら遡って行く。
少し行くと中電の鉄塔巡視路の案内「←№160 №159→」があった。
その指示に従い入山する。踏み跡は薄いものの巡視路案内は各所にあるので、それを拾いながら進む。

3ヶ所ほどある鉄橋を渡り、谷筋の道を複雑に登って行く。樹脂製の長い階段を登ると、谷筋を離れ、右に尾根方向に大きく巻いて行く。
尾根と思われるところで、例の中電の案内があり、そこからジグザグに尾根を少し登って行くと№ 160の鉄塔だ。谷向こうに「入道ヶ原」と思われるピークが見えた。

その鉄塔から、暫く尾根を登って行くと次の鉄塔 № 161に到着だ、この鉄塔からは下方向に日野の田園地帯が望めた。

その上から、自然林の樹林の中に入り、踏み跡と巡視路案内を拾いながら 高度 770mのピークに出ると、巡視路の次の鉄塔表示 № 162は左を差していたが、ここはリボンがぶら下がっていた右側に方向を変え、鉄塔巡視路をお別れする。

左に植林、右には自然林の尾根を薄い踏み跡や、所々にある古いテープを確認しながら、巡視路を分かれから 45分ほどでカクレグラに到着した。

三角点のある、「カクレグラ」山頂からは殆ど展望はなかったが、少し手前でこれから向かう方向に一部だけ開けた所があり、イブネの山塊や右奥に雨乞岳、佐目峠の鞍部、これから越えて行く尾根のピーク「タイジョウ」も見えた。
オニギリで小腹ごしらをして、先に進む。

「カクレグラ」からダラダラとアップダウンを繰り返しながら、P962を超えて少し下るとヌタバがあった。この辺り少し広く、ルートが分かりづらい、間違った方向に下らないように、方位を確かめながら前進。

すると急に尾根が細り、左側がスパッと切れている。尾根上はヤブ状態になっている所が多く、歩きにくいので右の尾根下を歩いたるする。歩きやすい所を拾って歩くと自然に尾根から離れてしまう、慌てて戻ったりして尾根に付かず離れず、時には尾根に上がったりして、その細尾根地帯を通過。

「タイジョウ」への登りに入り、急坂を少し登った所で、千草街道からタイジョウまでの 200mポスト(6/8)が出てきた。千草街道のタイジョウ分岐から谷筋を詰めてここに上がってくるルートらしい。
傾斜が緩くなり、その先で再び傾斜がキツクなると前方に岩稜が見えてきた。登るのは厳しそうだ、と云うかほぼ登れない。
周りを見回すとすぐ左に山頂に向かう尾根が見え、赤テープもあった。苔むした岩の地帯を越えて行かなければならないが、正面突破よりはましだ。

岩にムコウズネを蹴られないように注意して、その岩場地帯の中を左に進み、岩がなくなった所から山頂を目指す。滑りやすい急坂を堪えながら登り詰めると山頂に到着だ。

「タイジョウ」の山頂は山頂表示があるのみで展望も何もない。
ここまで思った以上に時間がかかり、目的地への到着に不安が生じてきた。とにかく先を急ぐことにしてそのまま出発。

ここからは一度歩いた経験があり、その時の印象では、細尾根・急登・アップダウンの印象がキツかったので、急ぎながらも心して進む。
しかし、もっていた印象ほどでもなく、チョットした急登はあったものの難なく通過し、佐目峠分岐に到着。
最悪の場合ここから帰路に向かう事も視野に入れていたが、ギリギリ間に合いそうなので、予定通りイブネに向かう。

佐目峠の鞍部の少し先から登りに入ると、ガス欠気味でシンドイ。幸い急登ではないのでゆっくりと登って行く。道脇には満開のシロヤシオやまだ蕾のシロヤシオがあり疲れた体を癒してくれる。

イブネの台地に上がり、御在所山を正面に見る場所に移動し、苔の絨毯の上にレジャーシートを引きさっそく昼食開始。風が少しあり気持ちいい。

遅くなった昼食をすませ、クラシに向かう。イブネ北端に立ち寄り、クラシと思っていた P1145に出ると、少し先に案内表示が見えたので、そこまで行ってみる。そこは「クラシ」と「クラシ北尾根」の分岐表示だった。
クラシは東の尾根先にあるらしい。樹林帯の中に入ると、すぐ先にクラシのプレートが何枚も木にぶら下げてあった。展望も何もなく、ピークらしくもない、ここが「クラシ?」 と云う感じ。

一応正式な「クラシ」の位置確認をして、今日の目的地「イブネのヘソ」と云われる 「熊ノ戸平」に向かう。
適当にショートカットしながら目的方向に進むと、「熊ノ戸平」に上がる手前で小川が流れていた、佐目子谷川の源流になるのかな。

小川を渡り、上がった所の先が「熊ノ戸平」。ネットでは割れた石がシンボリックな象徴として写っているが、その先にポツンと平原に、岩の間から数本の木が生えているのがあり、当方にはシンボリックなモニュメントらしく印象に残った。

今日の目的地「熊ノ戸平」を訪れることが出来たので、あとは帰るのみ。
イブネの台地に戻り、佐目峠まで下ってから、杉峠の頭まで登り返す。可成り疲れが出ていたが、帰りの最後の登りと云う事で、難なく通過し杉峠に到着。

杉峠で水分補給のみをし千草街道を下る。
少し下った所で「禿の水」と云う水場があり、ホースの先から勢いよく水が出ていた。冷たい水なので少しガブ飲みをして、ペットボトルの水と入れ替える。

足場は悪くなく、傾斜もゆるい道であるが、疲れが出ているのか足早には下れない。それでも普通には歩きスタート地点まで、杉峠から 110分かかって戻った。

 
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岩ヶ谷林道起点(千草街道)の少し先、橋の手前に路駐
既に先行車が 10台ほどいた
 

岩ヶ谷林道起点
飛び出し坊やは鈴鹿10座の登山口を表す。東近江市が昨年(H27)9月に、東近江市から登れる 鈴鹿の10座を制定した

渋川の河原にあるグリーンランドに、ここからショートカットして下る

川下の方まで渡渉ヶ所を探したが、水量が多くて渡れない。

この浅瀬を靴を脱いで渡った。
渡渉後、右岸側を右に堰を見て、遡る

中電の鉄塔巡視路の表示を見つけた。
鉄塔№160に向かう

この標識が各所にあり、その指示に従い登って行く。

鉄橋

ココにも鉄橋が

樹脂製の階段が出てきた。
ココを登り詰めると、谷筋の道から、右の尾根先まで大きくトラバースしていく

鉄塔 №160
向こうの尾根のピークは入道ヶ原

鉄塔 №161
振り返ると、眼下に日野方面が見える

自然林の森に入った

770mのピークで鉄塔巡視路を別れ、東に向かう

左の植林地の木の幹には、派手な紫のテープが巻かれていた

カクレグラ 山頂に到着
三角点のある所は展望はない。
三角点に座り、オニギリで小腹ごしらえ

カクレグラ山頂の少し横から
中央鞍部が佐目峠、左にイブネ・クラシ、右に雨乞い岳。手前がタイジョウ

イナズマの木

ヌタバ
この辺り、ルートが分かりにくかった

細尾根を通過
尾根の左側が切れており、尾根上は藪で歩けない所も多く、尾根の右下に下りたり、尾根に上がったりで疲れた

千草街道分岐?
千草街道からタイジョウまでの 200mポスト(6/8)が出てきた。

岩稜が出てきて、山頂への直登は厳しい、と云うかムリ。
周りを見回すと、左の尾根方向に向かうテープがあった。

この岩場を超えて、左の尾根方向に移動

タイジョウ 山頂に到着
尾根が複雑なので、方位を確認し杉峠に向かう尾根に確実に進む

崩壊地の横を抜けて

右にチョウシ、中央奥には竜ヶ岳

銚子口方面
銚子口は奥で見えない、右に竜ヶ岳、その左奥に藤原岳
下方は佐目子谷

佐目峠・タイジョウ分岐
「アゲンギョ」と云うらしい

佐目峠

イブネの向かって登って行く
シロヤシオが咲いている

シロヤシオの中を抜けて

イブネの台地に到着
苔の上にレジャーシートを広げ、昼食

御在所山の三角点と望湖台
この景色を見ながら昼食

腹を満たし、クラシに向かう
単独さんがテントを設営していた

13:22 イブネよりのパノラマ

イブネ北端

何と表現してよいか・・

P1145
ココが「クラシ」かと思っていたが、「クラシ」は東側の尾根先にある

クラシ

この表示で、「クラシ」の位置を初めて知った

左の尾根先が「クラシ」

「熊ノ戸平」へ向かう途中
佐目子谷川の源流かな

「熊ノ戸平」の先端から
正面にチョウシ、左奥がカクレグラ

シンボリックなモニュメント

「熊ノ戸平」
イブネのへそ

歩いてきた尾根
「カクレグラ」と「タイジョウ」

タイジョウ分岐
杉峠に向かう

杉峠ノ頭
表示がなければ、そのまま通過してしまう所

ココを下れば杉峠
正面に雨乞岳

右には綿向山

杉峠
正面は雨乞岳へのルート

杉の木は 1本は倒れ、かろうじて涸れた木が 1本立っているのみ

禿の水
冷たい水でノドを潤す

一反ぼうそう

シデの並木

蓮如上人旧跡
蓮如と頓入一夜泊りの竈

ツルベ谷出合

桜地蔵

千種街道の説明
ここは千種の漢字を使用、千草と書いてあったのもあったが、どちらが正しいのかな



無事に帰還
駐車している車は当方の他は2台のみだった
 
 
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山で出会った 花・生き物

ちごゆり(稚児百合) ユリ科





あずましゃくなげ(東石楠花)
ツツジ科





いわかがみ(岩鏡)
イワウメ科

しろやしお(白八汐) ツツジ科

シロヤシオのつぼみ
 
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