TKMデジカメ山歩き 2016/7/30(土)
別ウインドウで拡大表示
コブシ嶺日出ヶ岳
スタート:大台ケ原 P →
ルート :
日出ヶ岳=日本100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県・三重県
【山地系】台高山地
 
日出ヶ岳
 Ⅰ△1695.12m (大台ヶ原山)
コブシ嶺 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1411.02m (雷峠1)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1570m  08:17   ① 大台ケ原 駐車場 0:28 0:35 0:28   出発時間 05:50 15:50
   08:45   ② 尾鷲辻 到着時間 08:00 18:40
0:43 2:00 1:11  
   09:28   ③ 白サコ 片道距離 94 ㎞ 94 ㎞
1:21 2:32  
1411m  10:49~11:04 0:15 コブシ嶺 △1411.0 往復距離 188 ㎞(AVG= - )
0:12 - 2:44 0:12
1450m  11:16   地倉山  
0:18 - 3:02 0:30
   11:34~12:13 0:39 ⑥ P1402  
1:11 - 4:13 1:41
   13:24   ⑦ 白サコ  
0:44 - 4:57 2:25
   14:08   ⑧ 尾鷲辻 ASC(総上昇)プロトレック 680 m
0:42 0:55 5:39 3:07
1695m  14:50~15:06 0:16 日出ヶ岳 △1695.1 DSC(総下降) 〃 665 m
0:31 0:30 6:10 3:38
   15:37   ⑩ 大台ケ原 駐車場 総上昇量(GPS) 810 m
  7:20 1:10   6:10 -     移動距離(GPS) 17.5 ㎞
 
⇒写真リストへ
 
アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《県14》 ⇔ 《県37》 ⇔ 《R169》 ⇔ 《県40 大台ヶ原ドライブウェー》 ⇔ 大台ケ原ビジターセンター


駐車場

大台ケ原ビジターセンター 駐車場


ルート

P → 尾鷲辻 → 白サコ → コブシ嶺 → 地倉山 → P1402 → 白サコ → 尾鷲辻 → 日出ヶ岳 → P


記録

7月ももう終わり、夏本番の始まりだ。
暑さには弱いので、出来るだけ標高のある所、と云う事で大台ケ原に行く事にした。
先月も大台には来ているが、今回のルートは「コブシ嶺」へ往復してみる事にした。
4年前(2012-11-18)に一度歩いた事のあるルートであるが、その時の印象が良かったので再び訪れる事にした。

大台ケ原まで自宅から少し距離があるが、今回のルートはそれほど長距離でもないので、いつも通りの時間に起きて、現地に向かう。
途中渋滞もなく順調に走り 2時間強で現地に到着。駐車場は半分以上空いていたが、本格的な山登りスタイルの人が数組出発準備中であった。東大台の周回程度なら運動靴でも十分であるが、皆さん何処に行くのかな。

スマホの「山旅ロガー」を起動した所、GPSが中々現在地を拾ってくれない。暫く待ったがGPSのマークが点滅するのみで埒が明かなかったので、スマホの電源を切り再起動すると直ぐに現在地を拾ってくれた。
予備のバッテリーに交換したので、その際に誤作動か何かなったようだ。
メインのガーミンのGPSは、過去に1度だけ谷間にある大又の駐車場(明神平)でGPSを拾ってくれなかったことがあったのみで信頼性は高いが、所詮は電子機械。故障も考えられるので、スマホとの2台体制で山歩きに望んでいる。


ビジターセンターの横から現地に向かうが、いきなりルートミス。
入って直ぐの分岐を右に折れる所を見逃し、直進してしまう。少し進むと右下に石畳の道が見えるのでおかしいなと思いながら進む。
少し行ってGPSで確認すると、思った通りルートが違う、少し戻った所の小さな涸れ谷から下の道にショートカットして復帰する。駐車場から 30分弱で尾鷲辻に到着。

東屋の裏から尾鷲道に入る。生い茂っているミヤコササの中に明確な踏み跡が続いている。
傾斜のほとんどないそんなルートを少し進むと、ルートは下りに掛かり生い茂ったササハラは無くなる。
古道のような感じのルートを少し進むと、急にルートが薄くなり踏み跡は消滅してしまった。GPSで確認すると古道は右下にある様なので、道なき道を右下に下ると古道に合流。

そこから数十メートル進むと、今度はいきなり虎ロープで通せんぼだ。周りを見渡すといま歩いてきた道と並行するように折り返す道があるが、反対方向に向かっているので、その道は考慮に入れず、GPSの位置を頼りに、右下に下ると再びルートに合流出来た。
尾鷲辻から堂倉山方面へは今回で3回目であるが、何度来てもここは迷う所。

2度目に古道に合流してからは、迷うことなく、堂倉山分岐に到着。今日は堂倉山を経由せず、そのまま尾鷲道を進む。
しばらく進むと、尾鷲道の最初の崩壊地点に遭遇。ここはすぐ上が尾根なのでその尾根に迂回。崩壊地点を超えた所で、尾鷲道に復帰しようと薄い踏み跡と古いテープを頼りにしばらく下り尾鷲道に復帰。
その尾鷲道に復帰したものの、直ぐ先で再び尾根に合流した。とんだ大回りをしてしまう。

すると今度は尾鷲道には枯れ木でバリケードがしてあった。ここは素直に尾根道を進む。少し登ると根っこを剥がされた木が2本連なって倒れており、その根っこが人の高さ以上の壁を作っていた。4年前にその根っこの壁で風を除けて昼食をした記憶が蘇って来た。そのすぐ先がP1362。前方を回り込んだ先にこれから通過する地倉山が見える。

尾根伝いに進むと、途中で左側が谷になっており、そのはるか先に尾鷲湾が望まれた。
その少し先で地倉山への登りが始まるとシャクナゲなどの木が生い茂ったヤブに入る。しかしルートは確保されておりそのルートに従えばヤブの中の開けた所を通過させてくれる。

そのヤブも短く地倉山の山頂が近付くとヤブは無くなった。山頂を巻いて行けるようなルートがあるようなのでそこに進むと獣道のようで、途中からヤブっぽい所を通過することになった、大して巻いている訳ではなかったので山頂を通過して行けばよかった。

地倉山から下りに掛かると前方に絶景が広がっていた。竜口尾根とその向こうの大峯の稜線までバッチリだ。
そんな絶景を右に見ながら、その先に進むと目的地のコブシ嶺に到着だ。

コブシ嶺からは反対側の尾鷲方面には尾鷲湾、熊野灘もバッチリ。暫くその前と後(東・西)の景色を眺める。特に、ここから見る大峯の稜線は燕岳から見た北アルプスの稜線を彷彿させた。少し大げさであるが、長い稜線の凸凹がそう感じさせた。
そんな景色を見ていると、3人の中年の男性グループが到着。駐車場を当方より 7分早くスタートしたとの事だが、日出ヶ岳に寄ってきているので、かなりの健脚者のグループだ。

オニギリを 1コ小腹に入れ、コブシ嶺を後にする。
地倉山の山頂表示を見て、P1402方面に下る。以前にはなかった尾鷲道の「白サコ→」の表示の所をそのまま通り過ぎ、まっすくP1402に向かう。
少しのアップダウンと岩稜っぽい所を超えて先まで行くと境界杭のあるP1402。木があるのでパノラマの景色はないが、部分的に大峯方面も見える。

ここで昼食。今日は以前に買っっていた「α米」の初めての試食だ。熱湯で 15分、これは意外と待ち時間が長い。15分ジャストで試食開始、味はマァーマァーだが、少し硬い。既定の線までお湯を入れたが少し足りなかったか。量的にはこれ 1袋では 1食分にはとても足りない。
オニギリとドーナッツも腹に入れ、帰路に向かう。

先ほどの「白サコ→」の表示の所まで戻り、尾鷲道に入る。尾根下のトラバース道をダラダラと下り気味に進むと、崩壊地点に遭遇。尾根に上がって巻こうかと思ったが、崩壊地の中を明確な踏み跡が線を引いている。危険が大きければ引返す事にして、崩壊地に踏み入れる。
案外に足元は固いので、小石を踏んで滑らないようにさえすれば問題なかった。その崩壊地を過ぎると、往路で見た、枯れ枝のバリケードの所に出た。

その先で、往路で大回りした所を、尾鷲道巻道の表示通りに進むと、少し先で尾鷲道に復帰。
そこからは、往路で通って来た道を戻る。
白サコを過ぎ、往路で迷ったところも、帰路では全く迷わない。迷ったところは 2ヶ所とも 180°折り返すような場面であったため、前方方面しか気を使っていなかったため見逃していた。

尾鷲辻の東屋で一服しようとしたら団体さんで満員、横の仕切り岩に座り水分補給のみをする。
まだ時間に余裕があるので、日出ヶ岳に寄って行く事にする。
正木ヶ原から正木嶺に向かって木製の階段を登って行くと、右前方に尾鷲湾が見えてきた。先月ここを通った時はガスで何も見えなかったが、今日は天気が良く雲も少ないので良く見える。

正木嶺から正面に日出ヶ岳を見て、一旦下り登り返すとその日出ヶ岳に到着。
午後になって暑くなってきたせいか、展望台には 1人しかいなかった。パノラマ写真を撮り、展望台は直射日光が当たって暑いので、展望台の下で一服。

日出ヶ岳の山頂から 30分程かかって無事駐車場に戻り今日の行程を終える。

今日歩いたルートは、累積標高差が余りなく、ダラダラとしたアップダウンが多い道だったので、自分なりにそこそこのスピードで歩いたつもりであったが、距離の割に意外と時間がかかっていた。
加齢のため足が衰えてきたのかな。

 
⇒ページ・トップへ
 

大台ケ原ビジターセンター 駐車場



天気は良いが、案外に涼しい。
スマホのGPSが起動しなくて手間取った。再起動したら直った

整備された起伏の少ない遊歩道。
三脚と望遠レンズのカメラマンが多くいた。鳥の観察かな

尾鷲辻
駐車場から 30分弱

東屋の裏から尾鷲道に入る

ミヤコササの中の明確な踏み跡のルートから始まる

堂倉山分岐
左に行くと堂倉山、今日はパスし尾鷲道をそのまま進む

白サコ

岩場の横をかすめて

尾根下の横っ腹のトラバース道が続く

大蛇嵓が木の隙間から見えた

最初の崩壊地
すぐ上にある尾根に上がって巻く

右の尾鷲道は、枯れ木でバリケード。ここからは尾根道を行く

P1362
正面に見えるのは、これから通過していく地倉山のようだ

右に少し見えるのが尾鷲湾、その奥が熊野灘

地倉山への登りにかかると、ブッシュが出てきたが、踏み跡を辿れば、道は開けている

地倉山の山頂が近付くとブッシュは無くなり、少し開けてきた。
少し目立った大木

地倉山からの下り
大展望、奥駈の稜線までバッチリ

この先がコブシ嶺

コブシ嶺(マブシ嶺) 三角点
尾鷲湾が案外に近く見える

コブシ嶺で景色に堪能していたら後続者 3名さんが到着。尾鷲道で見かけた人はこの3名のみ

11:04 コブシ嶺よりの大パノラマ

地倉山
往路では、尾根コースから山頂横をショートカットした。
帰路は尾鷲道に入る

尾鷲道は右に向かうが、P1402に寄り道していく
「白サコ」への標識は前回来た時にはなかった。

P1402
大展望はないが、ここで昼食

α米のドライカレー
お湯を入れて 15分
もう少し水を入れた方が良かったか、少し硬かった。味はマァーマァー

P1402から釈迦ヶ岳のアップ
ピラミダブルな姿が目立った

P1402での食事を終え、帰路に向かう

コブシ嶺

坂本貯水池方面に注ぐ大谷
右正面ピークは荒谷山
 

12:17 P1402手前よりのパノラマ

尾鷲道に合流

崩壊地 渡り終えてから
少し危険だったが、慎重に通過した。

こちら側には通行止めのバリケードがあった。
往路はこのためここから尾根道へ廻った。帰路はバリケードはなかったのでそのまま尾鷲道からここへ出た。

尾鷲道巻道の案内
ココからは尾根道をしばらく進む

迷いやすい所には案内表示が

白サコ

「NTRC」とテープに書かれた案内表示が各所にあった

左側のトロッコ道には通行止めの虎ロープ

往路で迷った場所
突然の通行止めの虎ロープで、行先が分からず、GPSを頼りに進んだが、反対側に折り返す道があった。

尾鷲辻
東屋の中は団体さんで満員。
外の仕切り石に座り水分補給

正木ヶ原

正木嶺に続く木製階段

14:29 木製階段途中の展望デッキより熊野灘方面

ようやく日出ヶ岳が見えてきた

日出ヶ岳 三角点
 

14:51 日出ヶ岳 山頂展望台より①

14:52 日出ヶ岳 山頂展望台より②

日出ヶ岳 展望台より西を望む

日出ヶ岳 展望台より東を望む

日出ヶ岳 山頂をあとに帰路に

無事駐車場に帰還
   
 
⇒ページ・トップへ
 ⇒ 「 山歩き 」 編トップページ ⇒ 「 ウォーキング・名所見学 」 編トップページ ⇒ TKMのホーム・ページ
 
 ご意見・ご感想は こちら へ 【メール宛先の (アットマーク) は、半角 (@) に変更してください】