TKMデジカメ山歩き 2017/6/23(金)
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雨乞岳
スタート:深山橋 →
ルート :↑南雨乞岳南尾根・↓清水頭南尾根
近畿100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】滋賀県
【山地系】鈴鹿山地
 
雨乞岳
 Ⅲ△1237.71m (雨乞嶽山)
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※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
400m  07:25   ① 深山橋 0:08 - 0:08   出発時間 05:35 14:45
   07:33   ② R477 登山口 到着時間 07:15 16:40
1:57 - 2:05  
   09:30   ③ P966 片道距離 79 ㎞ 80 ㎞
0:49 - 2:54  
   10:19~10:30 0:11 南雨乞岳 往復距離 159 ㎞(AVG= - )
0:17 - 3:11  
1237m  10:47   雨乞岳 △1237.7  
0:13 - 3:24  
   11:00~11:05 0:05 東雨乞岳  
0:12 - 3:36  
   11:17~11:50 0:33 ⑦ 雨乞岳  
0:40 0:40 4:16 0:40
1095m  12:30   清水頭 P1095 ASC(総上昇)プロトレック 970 m
0:54 - 5:10 1:34
   13:24~13:30 0:06 ⑨ 林道出合 DSC(総下降) 〃 965 m
1:05 - 6:15 2:39
   14:35   ⑩ 深山橋 総上昇量(GPS)eTrex 968 m
  7:10 0:55   6:15 -     移動距離(GPS) 〃 14.0 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ R163 ⇔ 伊賀一之宮IC《西名阪》上柘植IC ⇔ 県4 ⇔ 県131 ⇔ 県129 ⇔ R1 ⇔ 県507 ⇔ 県9 ⇔ R477 ⇔ 深山橋
※ 帰路は西名阪を中瀬ICで降りて帰宅した。


駐車場

深山橋 東詰の林道入口の路肩


ルート

P → R477取付き口 → 《東雨乞岳南尾根》 → P635 → P743 → P966 → 南雨乞岳 → 雨乞岳 → 東雨乞岳 → 雨乞岳 → 南雨乞岳 → 清水頭 → 《清水頭南尾根》 → P835 → 白倉谷林道出合 → P


記録

明日からの週末は雨模様のため、天気の良い今日に山歩きに出かける。
天気の良いのはいいが近畿地方は真夏日になる模様だ。夏に向かって対処訓練?に丁度良いかな。

今日の目的地は雨乞岳。
ルートは鈴鹿スカイラインの深山橋から、往路は南雨乞岳への尾根を登り、復路は清水頭からの南尾根を下り、白倉谷林道へ下りてスタート地点の深山橋に戻る予定とした。

下りに使う予定の清水頭南尾根は、4年前(2013-10-6)に雨乞岳でお会いした単独さんが、その尾根から登ってこられたのを聞いて何時かは歩いてみたいと思っていた。
ただ、そのルートは林道歩きが長いので往復はせずに下りに使い、登りは南雨乞岳の南尾根を利用した周回にする事とした。
ネットで事前確認すると、清水頭の南尾根ルートのレポはそれなりにあるが、南雨乞岳の南尾根の方はレポの件数が少なくルートがややこしそうに見えたので、登りに使うことにした。


西名阪を上柘植ICで降りて、カーナビの指示通りに県道を走る。通行している車は少なく信号もほとんどないので快調に走るが、ついついスピードを出し過ぎてしまうので注意して走る。
そんなんで、現地まで 80㎞を 1h40m、平均時速は 50㎞ 近かった。


深山橋の東詰にある白倉谷林道の入口の広がった所に駐車し、南雨乞岳への尾根の取付き口になる尾根先まで、スカイラインを東に向かって数分歩いた、ガードレールが切れた所から入山。
入山してすぐ右手から擁壁の上にあがり、そこから目的の尾根を目指す。踏み跡・テープはないので適当に登るが、急傾斜の登りが続く。障害物はないので右に左に傾斜を緩めながら登って行くがとにかく傾斜がキツイ。蒸し暑さもあり汗が吹き出し、顔面からポタポタと汗が落ちる。主尾根に乗るまで高度差 150mの急登をこなすとシャツまでビッショリになった。

主尾根に乗ると、薄い踏み跡があり、最近付けたと思われるピンクのリボンが所々にあった。尾根を登って行けばよいので、ルート取りに気を使う事はない。
主尾根に乗って直ぐのP635を過ぎると、尾根上に馬酔木の密集している場所が各所に出てきた。尾根が細ると、その馬酔木が妨げとなり歩きにくい。蜜になっていない所を選んで進むが、頻繁に中腰の姿勢になって避けながら進むので、足に負担が出る。

高度 820mのピークからの下りで、下る方位を間違えないように確認し下ると、その途中で展望場所があり前方にはこれから向かう南雨乞岳、右手には御在所山からの仙ヶ岳への稜線が望むことが出来た。
鞍部まで下り、再び登りに掛かると、細尾根になり再び馬酔木のブッシュの出現だ。尾根上の通過が困難な所は尾根下を巻きながら進み、時々尾根に登ったり、を繰り返しながら進む。

P966を過ぎると、馬酔木はなくなり歩きやすくなった。高度 1140m付近で樹林帯を抜けると空が広がり日が照って暑い。
樹林帯を抜けると足元にはササが茂り始め、次第にヤブ化して来る。2~3ヶ所ある馬酔木の密集地を何れも右から巻いて、ピークに上がると南雨乞岳に到着だ。

南雨乞岳は狭い山頂だが、360°開けている、山頂の銘板は何処にもなかった。
ココまで無休憩で来ており大量に汗をかいたので、とにかく一服して水分を大量補給する。パンを食しエネルギー補給をして、いつもならすぐにスタートするのだが、疲れが大きいので長めの休息を取る。

息を整えてから、真正面に見える山塊の雨乞岳に向かう。
一旦下ってから、雨乞岳への登りに掛かると、ササが背丈ほどにもなり、踏み跡の両側からササが絡んで来ているのでかき分けながら進む。すると踏み跡が無くなり、益々進みづらくなる。少しウロウロして踏み跡を探すも見当たらなかった。山頂まであと少しなのでササブッシュと格闘しながら、何とか雨乞岳の山頂に至る。

入山してから、取っ掛かりの急登で大汗をかき、途中の馬酔木の密集地を尾根下に逃げたり 中腰になって進んだリ、ササブッシュでの格闘や、暑さ慣れしていない体、等々でヘロヘロになっていたが、時間に余裕があるので東雨乞岳まで往復することにして、老体に鞭を打つ。

東雨乞岳までの途中で、青年 2人さんとすれ違う。今日初めての出会いだ。東雨乞岳に着くと壮年の単独さんが居られた。山頂で一息ついてから引返す。

雨乞岳に戻って昼食にする。
疲れすぎたのか、食欲はそれほどないが無理やりに腹に押し込む。
食事中に、杉峠方面から御在所を経由して来たという年配の単独さんが来られた。御在所を回って来たというのに当方と違って元気そうだ。
先週まで元気に歩けたのに、今日は一転してヘロヘロ。暑さのせいかな。

「大峠へはここから」の案内に従いササ地帯に突入。両サイドからササが絡んで来ているが、踏み跡があるのでササをかき分けながら下って行き、下りきると踏み跡が無くなった。
ウロウロと探したが踏み跡は見当たらなかった。見回すと往路で歩いてきたルートが見えたので、そこまでササヤブを無理やり移動する。

南雨乞岳に寄って、往路の道を離れ清水頭へ向かう。濃い踏み跡がありササの背丈も次第に低くなり、快調に歩けるようになったが、疲れが足に来ており普段ならテクテクと歩ける下りが、ノロノロだ。
南雨乞岳から 100mほど下ると、展望稜線が続く。疲れ取りも兼ねて景色を見ながらユックリと歩く。

清水頭から南尾根に向かうと、薄い踏み跡があった。所々に往路の尾根にもあったピンクのリボンもある。
傾斜もそれほどでなく、歩きやすい尾根で、疲れた足には優しく有難い。

P835を少し下った所の広い場所で、左側が植林地、右側が自然林の所で、正面方向に向かう方にテープがあったので、植林地のほうに進みかけたが、念の為GPSで方位を確認すると、進みかけた方は支尾根から白倉谷林道へ下るルートのようだ。
改めて右の自然林方面を見るとそちらにもリボンが見えた。そちらが本尾根方面なので移動する。

少し下り傾斜がキツクなり始めたが、滑るほどでもない。
所々にあるリボンを確認しながら、次の分岐地点の 高度 800m付近で、そのまま本尾根を先まで進むか、支尾根から林道に下るかで迷ったが。例のピンクのリボンは支尾根側にあったので、その指示に従う。
本尾根を別れると、急斜面の下りになった、滑っても危険な所ではないので、適当に右に左に振りながら下って行く。

林道の真上まで来ると崖になっていたので、林道の上の方まで回り込んで林道に着地した。
下山できたので一安心したのと、疲れが大きかったので、そのまま進まず小休止だ。
ここでも大量に水分補給をして息を整えてから、林道をブラブラと帰路に向かう。

4.5㎞の林道を 1時間以上かけて歩き、無事に駐車地に帰還。疲れたいたせいもあるが本当に長い林道歩きだった。今回は下りで利用したが、往復でこのルートを使うと 9㎞の林道歩きになる。


今日は暑かったことにもよるが、登りの途中で、シンドクなり山頂に到着したころにはヘロヘロになっていた。
総上昇量は 1000mもなく、歩行距離も 14㎞なので いつもの山歩きに比べ寧ろ楽々な筈なのに、意に反してシンドイ山歩きだった。
汗かきの体質なので、暑さに弱いのかな。

 
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R477(鈴鹿スカイライン)の深山橋の北詰、白倉谷林道入口の路肩に駐車
早朝で道路が空いていたので、思いのほか早く到着した
「POST 登山カード」の標識があったが、肝心のBOXがなかった

ガードレールの切れ目から入山
擁壁の上へ回り込み、目的の尾根を目指し適当に登る

障害物はないが、目的の尾根に乗るまで急登が続く
汗が噴き出て、すぐにシャツがビッショリになる

主尾根に乗ると、少し傾斜が緩み、歩きやすくなった

自然林に変わり、この辺りは歩きやすい
最近付けられたと思われるピンクのリボンが、各所にあった

この岩場は右から回って通過

馬酔木が密集しており、避けながら通過するが、腰をかがめる事が多く、足に負担がかかる

樹間から綿向山が見えていた

綿向山のズーム
山頂の祠が写っている

倒壊しているネットフェンスが出てきた

高度820mのピークを越え、少し下ると展望が開けた場所があった
前方にこれから向かう南雨乞岳
遠方右ピークは御在所山

鎌ヶ岳

右端に仙ヶ岳の双耳山、左のピークは宮越山

細尾根に入ると尾根上には馬酔木が密集しており、障害になる

枯れ木 目立っていた

先ほど通過した高度820mのピーク。遠方双耳形の山が仙ヶ岳

尾根上は馬酔木が密集しており通過困難なので尾根下をトラバースして行く

P966

ブナの木に 九六六 と彫られていたが、いつ頃彫ったのかな

P966を過ぎると馬酔木が無くなり進みやすくなった

下草にササが出てきた

樹林帯を抜けた所
日が照って暑い

前方に雨乞から東雨乞への稜線が見えてきた

ササが深くなってきた

南雨乞岳に到着
長い尾根・馬酔木のヤブ・暑さ でヘロヘロだ
パンでエネルギー補給、水分も大量補給した

南雨乞岳より
綿向山方面、左手前は清水頭

雨乞岳への登りの途中
この辺りのササは胸あたりまでだったが、進むにつれ背丈が増しヤブも密になって、ルートがなくなり無理やり進んだ

雨乞岳 山頂に到着
酷いササヤブのブッシュだった

体はヨレヨレだったが、時間に余裕があるので、東雨乞岳まで往復することに

東雨乞岳

11:03 東雨乞岳からのパノラマ

一息ついでから雨乞岳へ

雨乞岳に戻り昼食
今日は入山後に雨乞岳と東雨乞岳で 3組と出会ったのみ

雨乞池
昼食中に蛙の鳴き声が聞こえたので見に行くと、そこが雨乞い池だった。雨乞岳は何度か来ているが、この池を見るのは初めて

「大峠へはここから」の表示に従い、ササヤブに突入
下りきった所で、ルートロス。往路のルートに無理やり合流した

背丈以上あるササヤブ
踏み跡を探しながら進む

南雨乞岳に

南雨乞岳より

清水頭への稜線

奥ノ畑方面



綿向山・イハイガ岳、奥は竜王山



清水頭のプレートがかかっていたが、P1095の尾根曲り地点のピークが清水頭と思われるのだが


12:26 

P1095 ココが清水頭では
左の尾根に下る

清水頭より南尾根に進む
薄い踏み跡アリ

分岐してすぐの所の崩落地

こちらの尾根は障害物はなく、激下りもなかった

迷い地点
植林地の方にもテープがあり、進みかけたが、支尾根への下りなので、方位を修正。
分岐場所は明確な尾根別れではないので迷いやすい

尾根芯は倒木だらけ

ココで主尾根を別れ、赤リボンのある支尾根に下る。
急坂であるが、広いので危険はない

林道へ下りてきた所は崖だったので左側に回り込んで林道に着地。
山頂からココまで楽々の下りだったが、登りでヘロヘロになったのが尾を引き、そんな下りもシンドかった。長い水分休憩を取る

長い林道歩きの途中
エメラルドグリーンの野洲川ダム湖


林道入口の奥にあるゲート
無事駐車地に帰還
 
 
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