TKMデジカメ山歩き 2017/2/16(木)
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藤原岳頭陀ヶ平
スタート:大貝戸 →
ルート :↑大貝戸道(表道)、↓木和田尾
藤原岳=日本300名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】三重県・滋賀県
【山地系】鈴鹿山地
 
 
 
頭陀ヶ平 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅱ△1143.00m (坂本村)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
160m  08:31   ① 大貝戸 登山口 P 1:18 2:30 1:18   出発時間 05:40 15:45
   09:49~10:01 0:12 ② 八合目 到着時間 08:20 18:30
0:36 1:54  
   10:37~10:43 0:06 ③ 藤原山荘 片道距離 113 ㎞ 116 ㎞
0:20 0:20 2:14  
1140m  11:03~11:10 0:07 藤原岳 C1140 往復距離 229 ㎞(AVG= - )
0:13 0:15 2:27  
   11:23   ⑤ 藤原山荘  
0:28 - 2:55  
1171m  11:51~12:28 0:37 天狗岩 P1171  
0:30 - 3:25 0:30
1143m  12:58   頭陀ヶ平 △1143.0  
0:30 - 3:55 3:55
   13:28   ⑧ 白瀬峠・頭陀ヶ平 分岐 ASC(総上昇)プロトレック 1185 m
1:20 - 5:15 2:20
   14:48   ⑨ 山口巡視路登山口 DSC(総下降) 〃 1185 m
0:46 - 6:01 3:06
   15:34   ⑩ 大貝戸 登山口 P 総上昇量(GPS)eTrex 1238 m
  7:03 1:02   6:01 -     移動距離(GPS) 〃 14.2 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R163》 ⇔ 中瀬IC《西名阪》 ⇔ 亀山 ⇔ 《R1》 ⇔ 《R306》 ⇔ 大貝戸 登山口 駐車場


駐車場

大貝戸 登山口 駐車場


ルート

大貝戸 登山口 駐車場 → 《表道・大貝戸道》 → 藤原山荘 → 藤原岳 → 藤原山荘 → 天狗岩 → 頭陀ヶ平 → 《木和田尾》 → 山口(鉄塔巡視路 登山口) → 大貝戸 登山口 駐車場


記録

今日は高気圧が張り出し、日本全国が晴天に恵まれるとの予報。
このところ天候が優れなかったが、久しぶりの好天だ。しかしその天気も長続きしないとの事。
で、その好機を見逃さずに、山歩きに出かける。

何処に行くかで迷ったが、比良・台高は登山口まで雪が残っている模様なので、行きつけない可能性があるため、確実な鈴鹿の藤原岳に行く事にした。藤原岳は3月中旬以降のフクジュソウの季節には毎年のように行っているが、積雪の時期には初めてだ。

藤原岳は自宅から遠いので、いつもより 1時間ほど早く寝て翌日に備える。
当日は予定通りに目が覚め、自宅を出発。
今日は相当気温が上がるとの予報であったが、自宅マンションにある噴水の池には氷が薄く張っていた。天気かよくなる前兆の放射冷却かな

早朝の出発の為、順調に走っていたが、菰野市役所の手前から渋滞にはまり、15分程ロス、まだ 7時半なのに、もう通勤渋滞か

そんなんで、大貝戸の登山口にある「藤原岳 登山口休憩所」の駐車場には、予定より 20程遅く到着。
下の段の駐車場に入ると、運よく1台分の空きがあったのみ。すぐ後に駐車場に入って来た車が、当方が停めるべく切り替えしをしていた所に、危うく駐車されそうになった。
上の段は未確認だが、若干空きがあったような感じ。


無風でそれほど寒くはないので今日は防寒服ではなく雨具兼用のウィンドブレーカーにしたが、それも着ることはなく、ザックに放り込んだ。また手袋もせずにスタート。
鳥居をくぐって入山。スノーシューを背負っているので荷物が重く、歩き初めはシンドイ。

2合目まで雪は全くなし。この辺りまで来ると、少し頑張って登って来たこともあり、筋肉が温まって来たのか、荷物の重みもそれほど感じなくなり、ペース良く歩けるようになった。

4合目まで上がると、登山道にも積雪がシッカリ残ってくるようになってきたが、日が当たる斜面では雪の融けている場面も所々にあった。
それも六合目手前からは、残雪が多くなり、土の地肌が出ている所はなくなった。しかし凍結はしていないので、まだアイゼン無しでも問題ない。


8合目で一服。オニギリを小腹に入れる。
アイゼンを装着して冬道の急登に取掛る。雪の量が可成り多く、傾斜がキツイ。トレースの足跡を利用しながら一歩一歩体を持ち上げながら進む。10本爪のアイゼンが少し硬めの雪をシッカリ掴み意外なほど登りやすい。
エネルギーを補給した事もあり、元気よく黙々と登っていたら間もなく 9合目に到着。
北・東方向に展望が開けていた。真っ青な空で天候は抜群に良いが、遠方は少し靄がかかっていて残念ながらアルプスまでは望めなかった。

その 9合目から藤原山荘までが長かった。急坂の途中で一息ついている人を 2~3人抜き、無休憩で藤原山荘まで一気に登った。

スノーシューを装着する。
藤原山荘から藤原岳までは、積雪がタップリとあるので、だだっ広い所をどこを歩いても良い。
トレースのない所を、スノーシュー遊びで満喫だ。少し重めの雪であるが、それでも 2~30㎝沈む。
傾斜のある登りも、当方のスノーシューでも全く滑らない。一気に山頂まで登った。

藤原岳の山頂にもタップリと雪があり、岩場は雪で全て覆われていた。
雲の全くない良い天気であるが、遠方の雨乞岳・綿向山は霞んでいた。
時間はまだ早いので、昼は、天狗岩ですることにして、藤原岳を後にする。

藤原山荘まで、トレースのない所を適当に歩いたりして戻り、そのまま先に進む。
山荘の反対側に出ると、スノーシューのトレースがあるものの、こちら側はトレースは薄い。数名くらいが先行しているくらいか。

天狗岩に着くと無人で誰もいなかった。ここまでの途中で、アイゼンの単独女性を抜いたのみだった。
最高点にある標識は半分ほど雪で埋まっており、ココも岩場は全て雪で覆われていた。先の見晴らしの良い所は危険なので、北側の広い所で昼食にする。
今日は天気が良く、温かいので、防寒着・手袋をしなくても問題ないが、時折吹く風が寒いので、見晴らしの良い所は避け、風を避けて昼食。
手前で抜いた単独の女性も、同様にすぐ近くで昼食されていた。
昼食中に 3組ほど到着されたのみだ。

昼食を終え、下山に向かう。当初はピストンの予定であったが、白瀬峠分岐まで来ると、スノーシューのトレースがあったので、木和田尾経由で下山するか暫く迷う。
木和田尾から下山すると、車を停めた大貝戸の登山口まで戻るのに距離があり、大分迷ったが時間に余裕があるのでピストンはやめ、白瀬峠に向かう。

鉄塔のある頭陀ヶ平まで、少しアップダウンがあるが、スノーシューで快適に歩く。途中で先行しているアイゼンの男性二人に追い付く。
年配の人であったが、雪深い所で靴が深く沈みながらも、力強い足取りでグングンと歩いていた。

頭陀ヶ平は鉄塔台地になっているので 360度の大パノラマ。スマホでそのパノラマを撮る。
その先の下の鉄塔が木和田尾への分岐だ。
雪深いので急下りをスノーシューのまま下る。スノーシューは雪に沈み、思ったより滑ることはない。無事に稜線からの急下りを超えた。

トレースがあり、尾根先も見通すことが出来るので、ルートに気を使う事はなく、ドンドンと下って行く。
しかし途中で 3度ほどスノーシューが上滑りし転倒した。雪の上で起き上がるのに一苦労する。

高度を下げるに従い、尾根上には雪が飛ばされて積雪のない所が所々に出てくるが、尾根を外れると雪タップリなので、スノーシューを脱ぐタイミングが難しい。

高度 480mの鉄塔台地で尾根を離れるので、スノーシューを外しザックに結わっていると、頭陀ヶ平で抜いた男性 2人さんが追いつき慣れた足取りでそのまま尾根方向に下って行った。
当方は尾根方向ではなく尾根を別れる巡視路のルートに入る。そのルート入口は雪がなかったので、アイゼンを手に持って下りかけたが、すぐ先で雪は少ないものの、斜面を横切って行くので危険を感じ早々にアイゼンを装着した。

トレースがあるので迷わないが、道は細くその道が雪に埋もれているとルートが分かりずらい、トレースがなかったら、迷う所が何個所かあった。
高度を下げるにつれ、ルート上には雪が少なくなってきたが、滑りやすい所もあったのでアイゼンを外せない。

谷を下りきり、傾斜が緩くなった所でアイゼンを外した、その少し先で林道に着地。
国道に出ずに、獣除けのゲートを開けて農道に入り、途中の側溝でアイゼン・靴の泥を落とす。
国道にある観光駐車場をグルーと回って、山口の交差点から大貝戸に向かう県道に入る。
林道に下山してから、約 3㎞を 46分かかって歩き、大貝戸の登山口休憩所の駐車場に戻る。

帰り支度を終えて車を出そうとしたら、鉄塔台地で尾根方向に行かれた 2人さんがちょうど戻ってきた所だった。当方が下った巡視路ルートの方が早かったようだ。

 
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R306の車中より
藤原岳

大貝戸 登山口
下の段の駐車場は、当方で満車になった。上の段は若干の空きがあったかな

鳥居が登山口

神武神社の鳥居の右側にある登山道に入る

二合目
ようやく残雪が現れた、ここまで雪は全くなし

三合目
登山道の雪は解けているが、まだ泥濘にはなっていない

四合目
この辺りまで登ってくると、登山道の雪も融けずに残っている

五合目

ここまで、朝日の当たる東側の斜面では、登山道に雪のない所もあったが、それもココが最後。

六合目

八合目
一服しオニギリを小腹に入れる
ココでアイゼンを装着

八合目から冬道の急登にかかる。
ここまでと打って変わって雪深くなった

九合目の手前の雪深い急登
一歩一歩、10本爪のアイゼンを効かせながら登って行く

藤原山荘に到着
九合目から長かった

スノーシューに履き替え、藤原岳を目指して Go

ノートレースの所を歩いた当方の足跡

藤原岳への登り
どこを登っても良い

藤原岳 山頂に到着
岩場は完全に雪に埋もれていた

11:05 藤原岳 山頂からのパノラマ

藤原岳 山頂からの①

藤原岳 山頂からの②

藤原岳より下山に向かう
ワカン・スノーシューでないと登るのはシンドイ

当方が登って来た足跡は右側の方

天狗岩に向かう途中より
霊仙山と伊吹山が見える

案内標識は可成り埋まっている
積雪は 1m位はあるのかな

天狗岩に到着

地形図では 1174mだけど

天狗岩の北側で風を避けて昼食

天狗岩を後に、下山に向かう
この時点では、ピストンのつもりだったが

藤原岳の見納め

白瀬峠分岐
スノーシューのトレースがあったので、木和田経由で下山することに変更

伊吹山を正面に、スノーシューのトレースを追って

頭陀ヶ平
アイゼンの 2人さんが先行していた
 

12:59 頭陀ヶ平からのパノラマ

頭陀ヶ平より①
御池岳と天狗堂

頭陀ヶ平より②
霊仙山と伊吹山

山口(木和田尾)分岐の鉄塔より
御池岳の全景

木和田尾への下り
雪深い

下界が見え始めた
左奥に伊吹山

白瀬峠への分岐

白瀬峠への分岐
木の根元を見ると積雪は 2~30㎝位か

子向山 P647
以前は標識がぶら下がっていたが、見当たらなかった

この手前でスノーシューを外す。
雪が少なかったので、アイゼンを付けずに下りかけたが、危険を感じたのですぐアイゼンを装着

アイゼンを外すタイミングが難しい

林道に着地

木和田尾を下山してから 46分の舗装道路歩き、
途中でアイゼンと靴の泥を落としたりしたが、長かった
 
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