TKM の デジカメと山歩き | 2017/4/4(火) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
藤原岳 | |||||
スタート:新町(墓地前) ⇔ | |||||
ルート :↑↓孫太尾根 | |||||
日本300名山、関・近100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】三重県・滋賀県 | |||||
【山地系】鈴鹿山地 | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
220m | 08:29 | ① 孫太尾根登山口 北勢町新町 | 0:54 | - | 0:54 | 出発時間 | 05:45 | 15:10 | ||
09:56 | ② 丸山 | 到着時間 | 08:15 | 08:15 | ||||||
1:03 | - | 1:57 | ||||||||
965m | 10:26 | ③ 多志田山 P965 | 片道距離 | 109 ㎞ | 111 ㎞ | |||||
0:43 | - | 2:40 | ||||||||
1140m | 11:09~11:24 | 0:15 | ④ 藤原岳 C1140 | 往復距離 | 219 ㎞(AVG= - ) | |||||
0:12 | 0:15 | 2:52 | ||||||||
11:36 | ⑤ 藤原山荘 | |||||||||
0:09 | - | 3:01 | ||||||||
1128m | 11:45~12:32 | 0:47 | ⑥ P1128(藤原山荘の頭) | |||||||
0:22 | - | 3:23 | ||||||||
00:00 12:54 | ⑦ 藤原岳 | |||||||||
0:28 | - | 3:51 | 0:28 | |||||||
13:22 | ⑧ 多志田山 | ASC(総上昇)プロトレック | 1105 m | |||||||
0:50 | - | 4:41 | 1:18 | |||||||
14:12~14:18 | 0:16 | ⑨ 丸山 | DSC(総下降) 〃 | 1100 m | ||||||
0:39 | - | 5:20 | 1:57 | |||||||
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14:57 | ⑩ 孫太尾根登山口 北勢町新町 | 総上昇量(GPS)eTrex | 1246 m | |||||||
6:28 | 1:08 | 5:20 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 12.3 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R163》 ⇔ 中瀬IC《西名阪》 ⇔ 《R1》 ⇔ 《R306》 ⇔ 北勢町新町
※ 帰路は西名阪を伊賀一之宮インターで降りて県道25からR163を経由した
北勢町新町の集落を抜け、林道を登っていった、墓地の前
P ⇔ P387 ⇔ 丸山 ⇔ 草木(P834) ⇔ 多志田山(P965) ⇔ 藤原岳 ⇔ 藤原山荘 ⇔ P1128
昨日(3日)、ようやく奈良地方気象台は桜の開花を宣言した。これは、平年より 5日 昨年より 11日遅いとの事。
ちなみに同日、東京では全国で一番早く、満開を迎えたとの報道も。
当方が小さい時には、入学式の頃が桜の開花の時期であったが、地球の温暖化の影響によるのか年々に開花時期が早まり、近年は 4月に入るともう散ってしまっている事が多くなっていた。
昨年・一昨年と、暖冬のため山には雪が多く積もらず、余りスノーシュー遊びが出来なかったが、この冬は年が明けても暫くは昨年同様に暖冬の模様だったが、2月に入ると何度か寒気団が日本列島に入り込み、山にはタップリと雪が積もり、大いにスノーシュー遊びを楽しませてくれた。
お彼岸も過ぎて、まだまだ寒い日が続いていたが、昨日・今日と高気圧に覆われ一段と温かくなるとの事。
そんな陽気に誘われ、例年ならほぼ終わりを迎えてるフクジュソウは、今年は今が見頃のようなので、フクジュソウのメッカ、藤原岳に行く事にした。
フクジュソウは、先週、隣の御池岳に行った時、途中の「茶野」の手前 P729で初お目見えしてはしているが、ほとんどが蕾で満開に開いている花は少なかった。
目的地の藤原岳は、今年 2月にスノーシュー遊びでも登っている。
その時と同じ時刻に家を出たので、マタマタ菰野市役所の手前からの渋滞にはまり、15分ほどロス。
孫太尾根への登山口になる、新町の集落奥にある墓地の駐車場に着くと、平日にもかかわらず 10台近くのく先着車が停まっていた。
スタートの準備中にも 2台到着し、伊勢治田駅から歩いてきたと思われる人も通過していった。
軽に乗った地元の人が、横に停められ、いつもは 1~2台しか停まっていないのに今日は多いな と呟いていた。
天気が良く、風もなく温かく、フクジュソウの最盛期・・・ で、当方と同じく誘われて出てきた人が多かったのかな。
墓地横の給水施設を過ぎた所で、真っ直ぐ行く林道を別れ左の踏み跡に折れる。
初めてここに来た 4年前は、この分岐には案内表示もなく草が生えて分かりにくかったが、今は手作りではあるが小さな分岐表示があり、真っ直ぐ行く林道と遜色のないくらいの道になっていた。
シッカリとした踏み跡の平行道を少し進むと、登り道に変わった。途中ににある「神武者社殿跡」と彫られた石柱を左に見て、もう一登りすると P387。
ピークを左に見て、少し下り気味の道を進むと、右手に 2個所ほど薄い分岐があった。地形図にある点線のルートに繋がる道だろうか。
再び登りに変わり、直ぐ先で傾斜がキツクなる。数十メートルの高度差を登り、左の尾根頭に出ると、展望地になっており、先ほど通過した P387のピーク、四日市方面の市街、下方には青川の渓谷、正面には竜ヶ岳に向かう遠足尾根、その右奥には静ヶ岳も覗いていた。
その展望地から細尾根を左下に青川を見ながら 200mほど進むと、丸山への登りに入る。
踏み跡はハッキリしているのでルート取りに気を使う事はない。丸山の直下に来るとルートは石灰岩の岩場になり、踏み跡は分かりにくくなるが、山頂を目差せばよいので、登りやすい所から適当に登って行く。
何もない丸山はそのまま通過。その先でセツブンソウがないかと目を配り暫くユックリ歩くものの、見当たらなかった。
その先のピーク「草木」に上がると、葉を落とした木間越しにこれから向かう藤原岳が見え、そこまではまだまだ遠いなと見つつ先に進む。
「草木」から一旦下り、次のピーク多志田山への登りに入る。道は歩きやすいが傾斜がキツイ。フーフー・ハーハー言いながら頑張る。
汗が出るが、時折吹く風が丁度良く、汗ダクにはならず。急に残雪地帯に入ったと思うと多志田山のピークだった。
今日はスタートしてからココまで、一生懸命に頑張って歩いてきた。前回ココのルートを歩いた時より 15分ほど早いペースだ。そんなこともありココまで先行者の数組の人を抜いてきた。
藤原岳の山頂までこの調子で頑張る予定で、そのまま多志田山を通過。
少し先で治田峠への分岐を左に見ると、山頂への急坂が始まる。滑りやすい場所であるが、踏み跡のステップが各所に出来ており、濡れていないので状態は悪くない。が、メチャ激登りだ。
その激坂を少し登り、そろそろフクジュソウが現れてもいい筈だと前方を見ても、ナイ。もう終わったのかなと思いつつ稜線直下の岩稜地帯が近付くと、黄色い点々があちらこちらに、お目当てのフクジュソウだ。
カメラに収めていると、可憐なセツブンソウもあった。暫くは少しは登っての撮影タイムの繰り返し。
今日の主目的は果たしたので、途中で撮影は切り上げ、残りの登りを一気に上がる。
山頂の稜線に出ると、横の藤原岳の山頂にはカラフルな服装の人が多く乗っかっていた。
その山頂に移動するが、残雪が腐っていて2~3度大きく踏み抜いた。
藤原岳 山頂に上がると、スタート当初から頑張って歩き、また無休憩で来た事もあり、スタートしてから、2時間40分で到着することが出来た。
山頂からの展望は、雲一つないいい天気であるが、春霞があるのか、残念ながらアルプス・白山は見えない。伊吹山も肉眼で薄らと見える程度だった。
時間に余裕はあるが、ココまで頑張って歩いてきたせいか疲れがあり、天狗岩まで行く気力がない。
とは言っても、ここで引返すのも物足りないので、行った事のない藤原山荘の横の P1128まで行ってみる事にする。
藤原岳 山頂からの下りは、シャーベット状の雪になっているが、踵でエッジをかけながら下る。一部で雪が融けてなくなり、ドロドロになっている所も露出していたが、なるべく避けながら藤原山荘に到着。
小屋の裏手から、P1128に向かうと、幾つもの古いトレースがピークに向かってる。このピークにもそれなりに人が訪れる人がいるようだ。
その P1128で昼食。
日差しが温かくポカポカ陽気、というか座ったズボンの腿の所に直射日光が照り返して、腿が暑い位だった。
少しゆっくりした昼食をすませ、藤原岳への戻りにかかる。
帰路は藤原山荘は経由せずショートカット気味に藤原岳に向かう。ピークから少し下った所で、雪を大きく踏み抜き、足が圧縮された雪にはまり抜けなくなってしまう。力いっぱいに抜こうとしてもびくともしない。
ストックで周りの雪を掻いて何とか脱出。せんだて、高校生が雪崩に巻き込まれ 8人が亡くなるという痛ましい事故があったが、雪の怖さの一反を垣間見た感じだ。
藤原岳に登り返し、そのまま通過。すぐ先の降下点より、これから歩く孫太尾根を下方に見て、岩場の激下りを慎重に下る。
岩場地帯を過ぎても激坂は変わらず、滑りやすくなるが、踏み跡のステップを拾いながら、ジグザグに下り、なんとか無事に下り終える。その先の平行道を暫く進むと、残雪のある多志田山に到着。
下る方位を間違えないように、と気を付けるが、残雪上にトレースがあるので、問題なし。
その先の急下りも、ドンドン下り、前方に「草木」のピークが見え、鞍部から草木に登り返す途中で、巻道の分岐があった。往路はピーク経由で来たので帰路は巻道を選択。
この巻道は前回に通った時よりも踏み跡が薄くなったような印象を受けた。テープがあるので問題はないが、岩場部分で踏み跡の不明な所が何個所かあった。「草木」のピークの直ぐ先で、ピーク経由の道と合流。巻道といっても、それほど得をするような道ではない。
合流してから再び下りに変わり、ドンドンと下って行くと、前方に小さなコブが見え、そこに少し登り返すと、「丸山」だ。ここで下りで初めて水分休憩。
一服してから、最後の下りにかかる。丸山で入れ替わりに先行して行ったお二人さんを追い抜き、展望尾根から植林地帯にに突入すると、目にかゆみが出て、鼻もむずがゆく鼻水が垂れ始めた。
そんな状態で一応無事に駐車地に帰還。駐車場には、当方の後から来た人も多くいたようで、墓地の横にある駐車地にも多くの車が停まっていた。
その前の下山途中では、これから登る単独さんに 3人とすれ違った。最後にすれ違った人は、だいぶ下った所ですれ違ったので、藤原岳まで行くと下山時には日没近くなってしまうかも
車に戻って、早速に花粉症用の目薬と点鼻薬を差す。
しかし、帰りの車の中では鼻水の垂れ流し状態。ティシュでは追い付かず、ハンカチで垂れてくる鼻水を何度も拭うと、家に着いた頃にはそのハンカチはグッショリとなっていた。
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たちつぼすみれ(立壺菫) スミレ科 |
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やまねこのめそう(山猫の眼草) ユキノシタ科 |
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みすみそう(三角草) キンポウゲ科 別名:ユキワリソウ(雪割草) |
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![]() ふくじゅそう(福寿草) キンポウゲ科 |
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![]() せつぶんそう(節分草) キンポウゲ科 |
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帰路で撮ったフクジュソウ | ![]() |