TKMデジカメ山歩き 2017/1/17(火)
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金剛山
スタート:水越TN西口 →
ルート :↑モミジ谷、↓↑ツツジオ谷、↓石ブテ尾根
日本200名山、関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】金剛山地
 
 
 
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※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
390m  07:16   ① 水越TN西口(石筆橋) 0:22 - 0:22   出発時間 06:00 14:50
   07:38   ② 水越峠 到着時間 07:05 17:00
1:24 - 1:46  
   09:02~09:08 0:06 ③ 第六堰堤 氷瀑 (モミジ谷) 片道距離 42 ㎞ 41 ㎞
0:38 - 2:24  
   09:46~09:57 0:11 ④ 国見城跡 往復距離 84 ㎞(AVG= - )
0:43 - 3:07  
790m  10:40~10:45 0:05 ⑤ 二ノ滝 氷瀑 (ツツジオ谷)  
0:45 - 3:52  
   11:30~12:10 0:40 ⑥ 国見城跡  
0:12 - 4:04 0:12
1125m  12:22   金剛山 P1125(葛木神社)  
0:19 - 4:23 0:31
   12:41   ⑧ ちはや園地 ASC(総上昇)プロトレック - m
0:35 - 4:58 1:06
   13:16   ⑨ 国見所跡 DSC(総下降) 〃 - m
1:24 2:00 6:22 2:30
   14:40   ⑩ 水越TN西口(石筆橋) 総上昇量(GPS)eTrex 1183 m
  7:24 1:02   6:22 -     移動距離(GPS) 〃 16.0 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》御所南IC ⇔ R309 ⇔ 水越トンネル西口(さわんど茶屋前)


駐車場

旧R309「さわんど茶屋」前


ルート

P → 水越峠 → 《モミジ谷》 → 第六堰堤 氷瀑 → 国見城跡 → 《ツツジオ谷》 → 二ノ滝 氷瀑 → 国見城跡 → 葛木神社 → ちはや園地 → 《金剛山遊歩道》 → 国見城跡 → 大日岳 → 六道ノ辻 → 《イシブテ尾根》 → P


記録

今日は 1月17日、22年前に阪神大震災が起きた日だ。
地震当日当方は奈良ではなく広島にいた、と言うのは地震の前日に山ノ神の父親が亡くなったっためだ。
揺れた時はまだ寝ていたが、枕が違ったせいか、眠りが浅かったようで、大した揺れではなかったが地震に気が付き目が覚めた。広島は震度3であった。

朝食の時間になりテレビを見ると、神戸が大変な事になっており驚愕した。
地震当日は連休明けの為、忌引きするとの連絡を、当方の会社と息子が通っている学校に連絡しようと電話をかけるも繋がらない。
同僚が仕事上で持っていた携帯にかけると通じたので、忌引きする旨を伝えてもらうように連絡する。
息子の学校には連絡手段がなくそのまま。葬儀を終え帰奈後に学校に行くと連絡がなかったという事で、叱られたらしい。

地震当日は通夜で、昼間は特にすることもないので地震関連のニュースをズーッと見ていた。
すると死亡者のテロップに当方の友人の名があるではないか。珍しい名前であり住んでいる所も一致している、間違いない。当方の結婚披露宴の司会をしてくれた仲の良い友人だった、44歳。

翌日に葬儀を終え、奈良に変えるべく中国縦貫道を東に走っていると、自衛隊の車列が救援に向かっているのに遭遇した、大変に頼もしく思った。
一般車は、津山からは通行止めになっていたので、高速を降りる。山陽方面から奈良に行く事は無理と思い、山陰から京都に入り奈良に戻る予定にして、津山から北の鳥取に向かう。
中国山脈越えで、除雪はされているが沿道には雪が積もっていた。
鳥取に入ると真夜中になり、積もるほどでもないが雪が降って来た。道路は山陽方面から迂回して来る車も多いようで、深夜にも関わらす渋滞している。
そんなんで奈良の自宅には翌日の昼頃に到着した。広島から約 20時間の旅だった。
奈良は震度4の揺れだったらしいが、自宅の被害は箪笥の上に立てかけてあった時計が落下して破損していたのみだった。

テレビで5時46分の黙祷の中継を見てて、そんなことを、思い出した。


それはさておき、今日の山歩き。
一昨日の日曜日に日本列島はこの冬初めて寒波に見舞われた。奈良市内も積もるほどでもないが雪がちらついていた。
昨日あさ散歩に出ると、噴水の池には氷が張っていた。

この冷え具合だと、金剛山も凍り付いていると思い、氷瀑を見に急遽出かけることにした。今日から寒さは緩み始めるとの予報なので、今日しかない。

阪神大震災の黙祷のシーンを見て、自宅を出発。
昨日の朝、噴水の池に張っていた氷は、今日は張っていない。地面が濡れているが昨晩雨でも降ったのかな。
R309を水越トンネルに向かって登って行き、トンネルが近付くと道路は凍結はしていない模様だが薄らと雪が冠っている。トンネルから下ってきている対向車の列は、超ノロノロ運転だ。

トンネル西口で、旧R309に折り返すと、轍があるものの道路は白い。ノーマルタイヤでは水越峠までは無理と思い、さわんど茶屋の手前に路駐する。

旧R309を水越峠目指して歩いて行く。
水越川公共駐車場あたりまでは、全く雪の冠っていないところもあったので、無理すれば来れたかも。その先も凍結はないので冬用タイヤであれば楽々なんだが。途中で1台だけ車が追い抜いて行った。

水越峠には車が 2台路駐していたのみ、そのうち 1台は早くも下山して来た人の物だ。
ガンドガコバ林道に入ると、新雪が 2~3㎝ほど積もっていた。新雪で凍結はないのでアイゼンは不要。
林道を暫く歩いていると、後ろからエンジン音がした。軽トラとパジェロミニが、新雪の上に轍を残して軽々と登って行った、四駆で冬用タイヤの威力はすごい。林業作業者のようだ。

金剛の水の先で、先ほどの軽 2台が停まっており作業の打ち合わせをしていた。
ダイトレ分岐のあるカヤンボに着くと、数名分ある足跡は 1名のみがダイトレ方面の橋に折れていたが、残りはそのまま林道を進んでいる。当方と同じモミジ谷に向かったのだろうと思い、すぐ先のモミジ谷分岐に着くと、足跡は全てそのまま林道を進んでいた。

モミジ谷へのルートは新雪が積もっておりノートレース。これは面白いかも。
新雪なので滑ることはないが念の為、アイゼンを履く。この冬初めてのアイゼンだ。今日は 6本爪。

林道からモミジ谷に入ると、ルートは雪が冠っており踏み跡は見えないが、何となくルートは分かる。
第1堰堤を左から越えると、右に渡渉し、すぐ先で左に渡渉しなおす。
第2・第3堰堤を続けて左から越えると、その先何度も渡渉を繰り返しながら遡って行く。所々で渡渉ヶ所が分かりにくい所がある。
新雪にトレースを着けているので、後続者のために間違えると迷惑をかけるので、立ち止まりながら確認して先に進む。そんなんでペースが遅い。

第5堰堤の下の一部は凍っていたので、目的の第6堰堤の氷瀑に期待が高まる。
その第5堰堤は右から越える事を知っているので、堰堤近くまで行き右に折り返すようにに戻りながら越えて行く。踏み跡・トレースがないので、そのことを知っていないと、ここは分かりにくい所だ。後続者は当方のトレースがあるから迷う事はないだろう。

第5堰堤の少し先の谷分岐で右のモミジ谷本流に入った少し先が目的の第6堰堤。
期待通り氷瀑を形成していた。100%のバリバリではないがマアマアの凍り具合だ。
暫く氷瀑見学と撮影会。

その第6堰堤は左から高巻いて越えて行く。ここが今日の一番危険地帯。気を付けて進めばドウと云う事はないが、気を抜いて足を滑らすと一大事だ。
そんな、高巻き場所から氷瀑の横姿を見て堰堤を超えると、フラットな河原にでる。踏み跡がないので歩きやすい所を慎重に選びながら河原の中を進む。

暫くそんな状態で進むと再び谷分岐に出る。どちらからでも山頂に行けるが、冬場はより安全な右の谷に入り、すぐ先で谷分岐の間の尾根に横から取り付く。ここは谷をそのまま進まないようにロープが張ってあった。
少し引き戻って尾根先から登りに掛かると、いきなりの急登りだ、ロープもあるが、アイゼンが良く効き余り滑らないので、時々お助けロープを使う程度。途中で傾斜は一服するが、ほんの少しで再びロープ場の急傾斜。とはいっても高度差 100m程度なので、15分くらいの辛抱だ。

急登が終わり平行道に変わると葛木神社の裏側の巻道に合流。転法輪寺から正面の階段を降りると正面に「かまくら」が出来始めていた。まだ未完成でドーム状まで成長はしていなかった。
横の温度計は「-3℃」を表示していた。

国見城跡に出ると、ガスっていて何も見えず少し風もあったので、一段下の広場に下りて、ベンチに座り小休止とオニギリで小腹ごしらえする。

モミジ谷はノートレースだった為、間違った方向にトレースを着けないように慎重に歩いてきたため、到着が少し遅くなったが、二ノ滝へ往復してもお昼までには国見城跡に戻れるので、予定通り二ノ滝に向かう。

六地蔵から少し下った所で、年末(2016/12/29)に松ノ木道・かま道を周回した時に気になっていた、小さなお地蔵さんのあるツツジオ谷分岐で、1人分のトレースがあったので、その分岐を折れる。

分岐地点は明白であったが、少し下ると背丈ほどのササがルートを覆っているので、トレースがなかったらまず進めないようなルートだ。
前半はそのような複雑なルートで、後半は滑り落ちるような激坂、足がかりもなくお助けロープもない。そんなんでズリ落ちるようにツツジオ谷に着地。トレースがなかったら、とても歩けないルートだった。

歩きづらい岩ゴロの沢の中を下って行き、途中から右岸の高巻道に入り、何個所か手を使いながら下ったりすると左手に二ノ滝が見え、下から回り込んで氷瀑の二ノ滝に到着。
滝付近には数組おり、ツツジオ谷のルートに入ってからも数組に出会っている。今日は平日なのに氷瀑見学に訪れている人は多い。

氷瀑見学の後、このまま下ってタカハタ道から山頂に登り返すか、来た道を引き返すかで少し迷う。
モミジ谷で手間取ったこともあり、時間的なことを考え、来た道を引き返すことにする。
ただし、ツツジオ谷から尾根に上がるルートは、往路で下ってきた所ではなく、その手前の分岐から上がる。

再び国見城跡に戻ると、頑張って登り返してきたこともあり、大分早く着いてた。
時計台横のベンチが空いていたので、晴れて遠方まで広がった景色を見ながら昼食。
食後にコーヒーとスイーツを食べユックリ。すると隣で 12時のライブ映像に並びだした。当方も始めて参加する。

今度は逆に時間に余裕が出来たので、いつも通りちはや園地へ向かい遊歩道経由で戻る予定で、葛木神社に向かう。
神社に参拝し、いつも寄る湧出岳は時間の都合でカットし、ちはや園地から遊歩道経由で、みたび国見城跡に戻る。

大日岳から六道ノ辻に下ると、石ブテ方面に多くのトレースがあったので、左に折れる。
すぐ下の分岐で、中尾の背・石ブテ尾根方面ともトレースがあったが、ここは安全な石ブテ尾根に折れる。
快適な尾根道を、少し足早に進み、「四七石柱」分岐からの急下りをアイゼンを効かせながら下る。
軽快に下っていたら、一度アイゼンを引っ掻け前のめりになってこけそうになった。急下りの途中なのでそのままこけたら、大変なことになっていたところだ。危なかった。その後は少し慎重に下り、無事に林道に着地。

アイゼンを外し、林道を少し早目に歩き、無事駐車地には予定時刻に到着。

 
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水越峠まで上がりたかったが、路面がこんな状態なので、ここに停め、峠まで歩く

AUTOで撮ると、雪景色の所はホワイトバランスが合わないようで、青白く映ってしまう。

色彩を暖色に変えて撮るも、Offにすると、ディホルトのAUTOに戻ってしまい、面倒くさかった。

カメラの特性か、イマイチだ
オリンパス OM-D E-M5

水越川公共駐車場
ココまで路面に積雪のない所も多かったので、無理すればここまで上がれたかも

水越峠

水越峠からガンドガコバ林道に入った所

林道途中より
PL塔まで見えた

金剛の水

歩いている途中で通過していった軽。木の伐採かな

ダイトレ分岐
1名分の足跡のみダイトレへ、残りは全てモミジ谷へ

と、思った足跡はモミジ谷に向かわず、このまま林道を進んでいる。

モミジ谷入口
トレースがない。昨夜降ったと思われる新雪が数センチ積もっている

アイゼンを履いた
今日は6本爪、この冬初めてのアイゼン

第1堰堤

なかなかいい雰囲気だ

第2堰堤、すぐ先に第3堰堤も見えている

トレースがないので、ルートを慎重に見極めて進む

第4堰堤
足跡は鹿かナ、金剛に鹿はいたかな?

第5堰堤
一部が凍っている

ツララ状に凍っている部分のアップ

谷分岐
ココは右の谷に進む
 

ここから
モミジ谷 第6堰堤の氷瀑 

第6堰堤に到着

氷瀑①
氷瀑の全体

氷瀑②
下部のアップ

氷瀑③
上部を見上げた所

氷瀑④
高巻道の途中より、氷瀑の横姿

ルート取りに気を使って進む

ココで左の尾根に取り付く
谷を直進しないようにロープが張ってあった

谷から尾根頭まで急登を喘ぎ、一服ついた所
この先にまた急登がある

文化財保護・・の石標
大日岳方面への分岐かな

葛木神社裏の巻道に合流

カマクラはまだ未完成
気温はマイナス3℃

国見城跡に到着
山頂はガスっていて、下界は何も見えない

風のない下の広場で、オニギリで小腹を満たす

霧氷はほんの少し

小さなお地蔵さんのある分岐から1人のトレースがあったのでツツジオ谷に向かう

この辺りが一番霧氷が厚かったかな

ツツジオ谷に着地
前半はトレースがなかったらまずわからなく、後半は滑り落ちるような激坂、二度と歩きたくないルートだった

ツツジオ谷
歩きにくい

左側に二ノ滝が見えてきた


ツツジオ谷 二ノ滝の氷瀑

二ノ滝の全体

氷瀑①
上部

氷瀑②
下部

氷瀑③
斜め横から

氷瀑④
下部の左の氷瀑

氷瀑④
下部の右の氷瀑

尾根に登り返したところ

北の斜面は薄くではあるが、全体に霧氷が着いていた

六地蔵

青空が覗いてきたので

再び国見城跡
二ノ滝への往復は、1時間33分

空気が澄んでいて、遠方までの景色がクッキリと

大阪湾方面

12時のライブ映像に参加
中段の一番右

梅田の高層ビル街方面
コンデジの 16倍ズームで

南港方面

針の様な霧氷

葛木神社
初詣

ちはや園地
いつも寄る湧出岳は時間の都合でカットした

大峯方面
南方面は雲がかかっていて、雪を冠った大峯は見えなかった

かまくら

三度の国見城跡

関空方面
国見城跡の一段上から

堺方面
ピントが手前の枝に合ってしまった

杉かな 桧かな

大日岳より 大峯方面

六道ノ辻
トレースがあるので、左の石ブテ・中尾ノ背方面に向かう

ここは、安全な左の石ブテ尾根に向かう

軽快な尾根歩き

終盤の激坂を下り、林道に無事着地



路面の雪は完全になくなっていた
 
 
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