TKMデジカメ山歩き 2017/3/29(水)
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鈴ヶ岳・御池岳
スタート:大君ヶ畑 →
ルート :茶屋から鞍掛橋へ周回
御池岳=関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】滋賀県
【山地系】鈴鹿山地
 
 
 
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標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
310m  08:08   ① 大君ヶ畑 茶野登山口 1:40 - 1:40   出発時間 05:35 15:10
   09:48   ② 茶野 到着時間 08:00 18:00
0:13 - 1:53  
   10:01   ③ ミノガ峠分岐 片道距離 107 ㎞ 106 ㎞
0:37 - 2:30  
1130m  10:38~10:46 0:08 鈴ヶ岳 P1130 往復距離 131 ㎞(AVG= - )
0:09 - 2:39  
   10:55   ⑤ ヒルコバ  
0:29 0:30 3:08  
1182m  11:24   鈴北岳 P1182  
0:33 - 3:41  
1247m  11:57~12:42 0:45 御池岳 P1247  
0:28 - 4:09 0:28
   13:10   ⑧ 鈴北岳 ASC(総上昇)プロトレック 1180 m
1:10 - 5:19 1:38
   14:20   ⑨ 御池橋 DSC(総下降) 〃 1160 m
0:35 - 5:54 2:13
   14:55   ⑩ 大君ヶ畑 茶野登山口 総上昇量(GPS)eTrex 1155 m
  6:47 0:53   5:54 -     移動距離(GPS) 〃 13.7 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ R24 ⇔ R307 ⇔ R306


駐車場

大君ヶ畑の集落の外れ、R306の広がった路肩(茶野登山口の正面横)


ルート

P → P729 → 茶野 → P938 → 一本木(桜峠) → ミノガ峠分岐 → 鈴ヶ岳 → ヒルコバ → 北鈴岳 → 御池岳 → 北鈴岳 → 鞍掛橋 → P


記録

一昨日、栃木の茶臼岳の山麓にある那須温泉ファミリースキー場のゲレンデ上部でラッセル訓練をしていた高校生らが雪崩に巻きもまれ 8名が亡くなるという痛ましい惨事があった。亡くなったのは 16才・17才という前途ある青年達と引率の先生 1人。ご両親・ご家族の気持ちを察すると言葉が出ない。  ご冥福をお祈りします。


今日の目的地は鈴ヶ岳・御池岳。家から遠いので、いつもより頑張って少し早く起床。
平日であるが早朝の為、順調に走行。信楽を通過すると、道路脇にある温度表示は -2°を表示していた。
あと 3日もすれば 4月に入るのにこの気温。しかし天気予報では日中は暖かくなるとの事。

R307からR306に折れると、「大君ヶ畑の先で崩土により通行止め」との表示。
目的地の御池岳・鈴ヶ岳への茶野登山口は大君ヶ畑の外れにあるので、そこまで行けるのか心配になる。下山予定地は通行止め地点のさらに先の鞍掛橋を予定していたので、歩いてでも通行不可であれば、登山口まで行ければ往復に変更しても良い と考えながら取り合えず走る。

大君ヶ畑の集落の外れまで来ると、ネットで確認していた登山口が右側にあった。そのすぐ先の道路が広がった路肩に駐車。通行止め地点はまだ先のようだ。(帰路で鞍掛橋からR306を歩いて来たら、駐車地点の 200m先が通行止地点だった)


登山口付近には、案内標識等は何もなく、ピンクのリボンが登山口から少し入った所にあったのみだ。
入口から 1段上に上がると、広い畑地に出て道がなくなった。畑地の先、山の斜面から植林地になっているので、右手の方から畑地を突き抜けそこに行ってみると、植林地の中を左上方に向かう U字に削られた山道があった。

荒れ気味の山道であるが、ジグザグ道になっているので、歩きやすい。
30分ほどそんな山道を登ると道はフラットになった、高度 550m付近だ。その先で道をロストする。
P729を目指せば良いので、広い山腹の急斜面を適当に右に左に振りながら頑張って登って行く。
上方に鉄塔が見えてくると、腐った残雪が多く出てきて、踏み抜きの連続だ。残雪のない地肌が露出した部分もあるので、そんな部分を拾いながら登る。残雪の上には古いトレースが残っている所もあった

鉄塔尾根に上がると、苔むした石灰岩の台地になっており、黄色い蕾の花が点々とある、フクジュソウだ。
少ないが花開いたフクジュソウもあった。
鉄塔を少し横に移動したピークが P729。これから向かう鈴ヶ岳の尾根先が正面に見えた。

その尾根を登って行く、尾根がハッキリしており所々で雪上に古いトレースが残っているので、ルートに気を使う事はなく黙々と頑張る。
高度を上げてくると次第に残雪量は多くなるが、雪は案外に締まっているので、時々踏み抜く程度だ。

広い丘のような所に出ると、横の西方面にもトレースがあった。この辺りが「茶野」だろうか??
丘の東南の端がP938、そこから一旦下った所が「一本木・桜峠」? 国土地理院の地図にはここからミノガ峠方面に点線がある。標識等は見当たらなかった。

「一本木」と思われる地点から 1コブ越えた鉄塔のある鞍部が現在のミノガ峠分岐。北方向に展望があり、正面には三国岳、下方にはR306が山裾を縫うように走っていた。

その、ミノガ峠分岐から鈴ヶ岳への最後の登りに掛かる、歩きやすい締まった雪に時々蹴り込みを入れながら、黙々と登る、35分ほどで鈴ヶ岳に到着。

鈴ヶ岳山頂は昨年 5月に伊勢尾から登っているが、その時の印象と全く異なっていた。今の山頂は全面雪に覆われて、山頂標識の上部がかろうじて出ている程度の積雪量があるので山頂は広々と見えた。
ココまで無休憩で来たので小休止。

オニギリを小腹に入れエネルギー補給して、鈴ヶ岳からヒルコバまで 90mの高度差を一気に下る。しかしこちらの東斜面は雪深く、しかも緩んでいるのでズボズボと足が潜る。2度ほど片足が股まで落ち込み脱出に一苦労する場面も。

案内表示の見つからなかったヒルコバから鈴北岳に登り返す。こちらの斜面はそれほど苦労することもなく順調に登る。

鈴北岳のすぐ手前で、P306の法面崩壊場所が真下に見えた。コンデジの最大ズームで見てみると、歩いて通過するには問題なさそうな感じだったので、予定通り下山は鞍掛橋にすることに決定した。

鈴北岳の到着は 11:24、ここまでそれなりに頑張って歩いてきたるもりであるが、案外時間がかかってしまった。御池岳まで行きたいが、時間的に厳しいかも と思い、お昼になっても御池岳がまだ遠そうであれば引返すことにして、御池岳に向かう。

ココで初めて、今日のトレースに出合う。御池岳から鞍掛峠に向かっている 2名の足跡だ。
その足跡を参考にダダッ広い雪原を御池岳に向かう。時々そのトレースを外し最短距離でノートレースの雪面をズボズボと壺足で歩く。

気持ち良い歩きで、30分強で御池岳の山頂に到着できた。
山頂は風が少しあり寒いので、東の斜面に下りて昼食にする。鈴北岳より思ったより早く着いたので、いつもはズルして山専ボトルのお湯でカップ麺を食べていたが、今日は生卵を初めて持参してこともありコンロで再沸騰してからカップ麺に生卵を入れて食べる。定番の食後のコーヒーとコンビニドーナッツも食す。

少しゆっくりした昼食を終え、御池岳の山頂をあとに、下山に向かう。山頂からの緩い下りは、ノートレースの方向から下り、鈴北岳への緩い登りは、往路で通ったトレースの上を歩いて戻った。

鈴北岳はそのまま通過し、鞍掛峠・鞍掛橋への尾根の下りに入る。数名分のトレースがあるような感じだ、午前中に通過した時は、2名分のトレースしかなかったが、その後通過していった人がいたのかな、御池岳で昼食中に人が通過していった気配は感じなかったが・・

鞍掛橋への尾根分岐を見落とさないように、歩きやすい尾根えをドンドン下って行く。
途中のコブで振り返って、歩いてきた鈴ヶ岳への尾根や先ほど通過した鈴北岳を見納め、葉を落とした灌木地帯まで下ると、位置的にそこが鞍掛橋への分岐点だ。テープや目印等は特に見当たらなかった。
トレースは真っ直ぐ行っているが、左に進路を変える。少し進むと尾根が細り雪上に古いトレースがあった。

尾根に乗っかると、その後は明確な尾根で、方位を変えることもないので、それほど気を使う事はなかった。
分岐から少し下ると、残雪は急になくなってしまった。こちらの尾根は雪解けが早かったようだ。
途中の鉄塔台地から先に下る所で、道をロストしたが、尾根をそのまま下ると、直ぐ先で再び山道の合流する。
その後は、シッカリした踏み跡が続き、尾根先で林道に下る手前の急下りをジグザグに下り、最後のロープ場を下ると荒れ果てた林道に着地。
P471地点で林道の橋を渡り、少し先でその林道は大崩壊して、積みあがった土嚢の横をまわり、アルミ梯子を下ると、鞍掛橋に無事下山。

R306は通行止めの為、道の中央をブラブラと 35分かけて歩き、駐車地に戻り今日の行程を終えた。
なお、駐車地の手前 200mの所で(崩土により これより 全面通行止 自転車・歩行者も通行禁止)の看板があったが、歩いてきた道には何ら問題もなかった。
崩土地点は鞍掛橋の先なのに、何でこの地点で通行止めにしているのかな

積雪量はテーブル台地を中心にかなりの残雪があったが、アイゼンの必要は感じなかった。鈴北岳からの下りも、それほどの急坂でなく、また凍結もなかったので、靴のかかとをエッジにして高速で下る事が出来た。

 
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茶野登山口
登山口には案内などは、一切ないので要注意
※この先で崩土により通行止めとなっていた。下山は鞍掛橋の予定だが、どうする?往復に変更

登山口から、1段上がると広い畑地に出て、道がなくなった。
正面の植林地の右手に進むと、左斜め上に登って行く U字に削られた道があった

植林地の中の U字に削られた道をジグザグに登る。
荒れ気味の道だが、傾斜は緩やか

高度 550m付近で道は一旦フラットになるが、少し先で道がなくなった。
P729を目指し、傾斜角のキツイ山腹を適当に右に左にと、振りながら頑張る。

P729の尾根肩にある鉄塔
腐った雪で踏み抜くので、雪のない所を拾いながら登る

鉄塔台地に上がると、足元に黄色いものが

フクジュソウ
目立つ黄色が点々とあったが、殆どが蕾で、花びらを広げたのは少なかった

一番開花して、目立ったフクジュソウ

P729
鈴ヶ岳は正面尾根のまだまだ先だ

P729
先ほど通過した鉄塔を振り返る

融けて地面が露出している所もあるが、まだまだ残雪が多い。
この辺りの雪は締まっているので、たまに踏み抜く程度

「茶野」付近?
鈴ヶ岳が正面に出てきた、左は鈴北岳。御池岳は鈴ヶ岳の奥で見えない

ミノガ峠分岐①

ミノガ峠分岐②
歩いてきた方角を振り返って

ミノガ峠分岐②
コブの左が三国岳
国道の法面崩落カ所が見える。
下山後に通過できるかな 心配だ

歩いてきた足跡
鈴ヶ岳山頂まであと少し。
西斜面の雪は締まっていたので歩きやすかったが、東斜面は雪深くズボズボにはまりながら下る

鈴ヶ岳 山頂
今日初めての小休止。オニギリでエネルギー補給をする

ヒルコバ
表示を探したが、見当たらなかった

鈴北岳の直ぐ手前より①
R306の法面崩落地点。
(コンデジの最大ズームで撮る)
この状態だと歩いて通過は可能なので、予定通り鞍掛橋に下山することに決定(※鞍掛橋はもっと下だったので、崩落地は通らなかった)

鈴北岳の直ぐ手前より②
御池岳までまだあるあな。
12時を超えても、まだ遠かったら引返そ

鈴北岳の直ぐ手前より③
霊仙山と右奥に肉眼では伊吹山が見えたけど
下山予定地の鞍掛橋は左の下方で見えないが、この時点では崩落地を通過するものと勘違いしていた。

鈴北岳の直ぐ手前より④
先ほど通過した鈴ヶ岳

鈴北岳に到着
そのまま、御池岳に一目散

御池岳から鞍掛峠に向かったと思われる、2名さんの足跡があった。
まだまだ残雪タップリ

御池岳 山頂に到着
鈴北岳から案外早く来れた。
風があるので、東の斜面に下りて昼食。

御池岳で昼食を終え下山に向かう。 今日は生卵を持ってきたので、お湯を再沸騰しカップ麺に入れて食べた。

広い場所なので、ノートレースの所を歩いたりした。

鈴北岳に戻る

鈴北岳より
これから下って行く尾根
鞍掛峠と鞍掛橋の尾根分岐を間違えないように注意しながら下る

鈴北岳を振り返って

鈴ヶ岳と歩いてきた稜線

トレースは真っ直ぐに行っていたが、この辺りで左に別れ、目的の尾根を目指す。
少し進むと雪面に古いトレースが残っていた

少し下ると、こちらの尾根筋には殆ど残雪は消えていた

植林地の突入
花粉症が心配だ → 予見どおり帰路の車中で鼻水がズルズル

鉄塔の先で明確な踏み跡をロストしたが、尾根を下ると少し先で踏み跡に合流

碍子が落ちていた。上を見てもどの部分か分からなかったが、送電には異常はないようだ

鉄塔巡視路の半分崩れたプラ階段を下って行く

鈴北岳と鈴ヶ岳
中央鞍部がヒルコバ

R306の法面崩壊地点
ココで初めて、崩壊地点を通らないことが分かった

右側から下って来た

今日初めてのロープ場
濡れていないので滑ることはなかった

右から下って来たが、登りではココは見落とすかも

「鈴北岳・御池岳」への標識があった

歩いてきた林道は鞍掛橋の手前で完全に崩壊していた
土嚢の左からアルミ梯子を下って来た

鞍掛橋

通行止めの案内
歩行者も通行禁止だった
前方から歩いてきた所を振替って

今年 6月まで復旧しないみたい

駐車地点に帰還
通行止めの道路の真ん中を 35分ブラブラと歩いてきた。
左の標識の所が登山口
 
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