TKM の デジカメと山歩き | 2018/11/16(金) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
伯母子岳・夏虫山 | |||||
スタート:口千丈岳登山口(龍神) → | |||||
ルート : | |||||
伯母子岳=日本200名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】 | |||||
夏虫山 | 足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
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Ⅲ△1348.76m (檜峠) | |||||
標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
1240m | 09:06 | ① 登山口(口千丈岳) | 0:35 | 1:40 | 0:35 | 出発時間 | 06:10 | 15:55 | ||
1331m | 09:41 | ② 口千丈岳 △1331.3 | 到着時間 | 08:55 | 19:55 | |||||
0:47 | 1:22 | |||||||||
1341m | 10:28 | ③ 牛首の峰 P1341 | 片道距離 | 121 ㎞ | 125 ㎞ | |||||
0:40 | 2:02 | |||||||||
1344m | 11:08~12:05 | 0:57 | ④ 伯母子岳 P1344 | 往復距離 | 246 ㎞(AVG=15.7) | |||||
0:22 | 0:20 | 2:24 | 0:22 | |||||||
12:27 | ⑤ 伯母子峠 | |||||||||
0:54 | - | 3:18 | 1:16 | |||||||
1348m | 13:21 | ⑥ 夏虫山 △1348.8 | ||||||||
0:40 | - | 3:58 | 1:56 | |||||||
14:01 | ⑦ 大股分岐 | ASC(総上昇)プロトレック | 775 m | |||||||
1:15 | 1:35 | 5:13 | 3:11 | |||||||
15:16 | ⑧ 口千丈岳 | DSC(総下降) 〃 | 765 m | |||||||
0:31 | 5:44 | 3:42 | ||||||||
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15:47 | ⑨ 登山口(口千丈岳) | 総上昇量(GPS) | 1046 m | |||||||
6:41 | 0:57 | 5:44 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 16.8 ㎞ |
奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 橋本IC ⇔ 《R371》 ⇔ 《R370》 ⇔ 《R371 高野龍神スカイライン》 ⇔ 《奥千丈林道》
※ 帰路は道の細いR370を避けR480で下り、高野口ICから京奈和道に入り帰宅
(「紀州かつらぎIC」で入るべきところを、下手くそなナビが「高野口IC」を案内したため)
口千丈岳登山口の少し先、奥千丈林道の路肩に路駐
P → 口千丈岳 → 牛首の峰 → 伯母子岳 → 伯母子峠 → 夏虫山 → 口千丈岳 → P
10年ぶりの伯母子岳に
前回(2008-10-4)は、野迫川の大股から小辺路経由で伯母子岳に行き、その伯母子岳への展望の良い赤谷峰まで足を延ばした。
あれから 10年経っているが、山歩きを始めた頃の山行だったので、案外に記憶が残っている。
今回は護摩壇山の北側から伸びている奥千丈林道を 7㎞ほど入った 口千丈岳登山口から伯母子岳に往復することにした。
しかし、単に往復だけでは少し物足りないので、ついでに夏虫山を加える事にした。
近くの護摩壇山へ今年 1月の積雪シーズンに訪れており。途中にある高野山へも 2週間前に行ったばかりだ。
R480から高野山に上がるつもりであったが、ナビが九度山を通るR370を案内したので、道は細いが距離の近いナビに従う。
この冬、護摩壇山に行った時にはR370は道路崩壊で通行禁止だったが、修復がなったようだ。
護摩壇山手前で、奥千丈林道に入る。
林道の状態が心配だったが、全線舗装で舗装状態も良く基本尾根上を走る林道なので、道路上に落石等の障害物はほとんどなく、落ち葉も清掃されたように道路上には殆どなかった。
展望稜線を走るので、先月石鎚山に行くときに通った UFOラインを思い出した。
高野龍神スカイラインから 7㎞で、登山口に到着。廻りに先着車はいない。
登山口の少し先の路肩に駐車しようとしたが、転回できないので少し先のカーブの所でUターンしてその路肩に駐車。
口千丈岳登山口から入山。軽トラ位なら通れそうな広い遊歩道が続いている。
今日はフルスペックの荷物を背負ってきたので、余り傾斜のない遊歩道の登りがキツク感じる。
今年の9月4日に、近畿地方を通過した台風 21号の爆風の影響で稜線上にある遊歩道には倒木が多く出た模様だが、通過に支障がないように全て処理されていた。
右に護摩壇山や和歌山県最高峰の龍神岳を見ながら、35分ほどで、口千丈岳に到着。
三角点のある山で、表示は口千丈山となっていた。しかし山というよりは遊歩道の通過点に過ぎない。
稜線上のルートなので見晴らしがよく南紀州の山並が一望で、正面には南奥駈の山々も見えるが、特徴のある山がないので山の同定は出来ない。
そんな景色を見ながら、ルート脇にあるP1322の「焼山の太尾ノ頭」 を踏んで、その先で遊歩道から「牛首の峰」への尾根に別れる、赤テープがあった。
ルートから外れているので踏み跡はないが、明確な尾根がそこそこ広いので歩きにくくはない。
ピークに上がったかと思うと、手前の偽ピーク。先に少し移動するとP1341の「牛首の峰」。
ピークからは樹木があるので展望はない、葉を落とした樹間から何となく見える程度。
そんなんで、山頂を後に先に下り始めると展望が開け、正面に今日の目的地の伯母子岳が、ドカーンと見えてきた。その両脇の奥にはお馴染みの奥駈の稜線も見えていた。
雲はあるものの、空気が透き通っているようで、かなり遠くまでの展望があった。
尾根をそのまま下り遊歩道に合流。
10分ほどで山頂分岐の「深タワ」。伯母子岳への登りに入る。
大した登りではないが、大汗をかいて山頂に到着、誰もいない。
時間が少し早いが、この先適当な昼食場所はないのでココで昼食にする。少し風があるが寒い程でもない。
昼食の準備をしていると、突然後ろから声をかけられビックリ。単独の女性が登ってこられた。
今日初めて人と出会った。静岡から来られた方で今日で近畿遠征 3日目との事。伯母子岳は 200名山なのでチョイスしたとの事だった。
今日の昼食は、前回に引き続き日持ちのするアルミ鍋うどん。安売りのスーパーで見つけたもので税込 91円、味はウゥーンという感じだが超格安だ。今回は玉子も持参してきたので残りつゆで雑炊にしてその卵を入れると、抜群にうまくなった。
食後にコーヒーでマフィン 2個を食べ、お腹を満腹にして、予定通り夏虫山に向かう。
静岡の単独女性も夏虫山に行くとの事なので同行する。
伯母子岳をあとに小屋のある伯母子峠に向かい明確な踏み跡とハデにあるピンクリボンに従い下って行き、ふとGPSを見ると、方向が違う。
迂回路として作られたルートのようだ。
山頂近くまでフーフー言いながら登り返し、伯母子峠へのルートに折れる。
その分岐には気が付いていたが、迂回路ルートがある事を知らず、余りにもルートがハッキリしていたので、分岐で確認することを怠っていた。
その分岐から少し下ると、避難小屋とトイレのある伯母子峠。
熊野古道の小辺路は高野山から、この峠を越えて熊野本宮に至るが、熊野本宮側が通行禁止となっており、迂回路ルートとして、いま下って来たルートを矢印していた。
伯母子岳の山裾を巻いて行き、大股分岐から大股方面へ少し進むと、夏虫山への尾根先に出る。テープがあるが、尾根先がハッキリしているのですぐ分かる。
そこで小辺路を別れ、夏虫山に向かう。
登って行く尾根上に倒木が多く、避けたり・乗り越えたり・潜ったり で鬱陶しい。
歩くルートが限られ急登を強いられる場面も多いので、汗ダクで頑張る。高々百数十メートルの登りだがキツイ。
頑張ってピークに上がると、夏虫山はもう一つ横の山。少し下ってから登り返す。
夏虫山の山頂は展望はない。三角点があり伯母子岳より 4mほど高い。今日の最高点だ。
見るべきものはないので三角点にタッチして下山に向かう。
山頂手前のピークまで戻り、登って来た反対方向に下る。静岡の単独女性は健脚な人で時々おいて行かれるほどだ。
小辺路から夏虫山へのメインルートなので、急坂ではあるが歩きやすく、直に小辺路の分岐に到着。夏虫山への標識があった。
そこで静岡の単独女性と別れ、帰路に向かう。
夏虫山への上り下りを頑張ったので、ダラダラと歩いて行く。
大股分岐まで戻り、伯母子岳を巻いている遊歩道を通り「深タワ」からは、来た道をひたすら戻って行くのみ。
往路でピーク越えをしてきた「牛首の峰」は、遊歩道で巻いて行く。
小さなアップダウンが多く、復路なのに登りがあるので気分的にシンドイが、今日の総上昇量はそれほどでもないので、まだ足に余裕がある。
で、頑張ってそのアップダウンをこなして無事下山。
平日ではあるが天気が良いので、そこそこ人は居ると思ったが、入山してから見かけた人は静岡の単独女性のみ。静かな山歩きであった。