TKM の デジカメと山歩き | 2020/11/4(水) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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晴 | |||||
薊岳・国見山 | |||||
スタート:大又 → | |||||
ルート :↑石ヶ平谷東尾根・↓明神滝 | |||||
薊岳=近畿100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】奈良県・三重県 | |||||
薊岳は奈良県 | |||||
【山地系】台高山地 | |||||
国見山 | 足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
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Ⅱ△1418.94m(青俣山) | |||||
標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
670m | 08:14 | ① 大又 P | 0:10 | 0:10 | 出発時間 | 06:10 | 15:30 | |||
08:24 | ② 石ヶ平谷東尾根 登山口 | 到着時間 | 08:00 | 17:35 | ||||||
1:49 | 1:59 | |||||||||
1406m | 10:13~10:25 | 0:12 | ③ 薊岳 P1406 | 片道距離 | 66 ㎞ | 66 ㎞ | ||||
1:07 | 1:10 | 3:06 | ||||||||
11:32 | ④ 明神平 | 往復距離 | 132 ㎞(AVG=15.8) | |||||||
0:32 | 3:38 | |||||||||
12:04~12:10 | 0:06 | ⑤ 御神木 | ||||||||
0:12 | 3:50 | |||||||||
12:22~12:55 | 0:33 | ⑥ ボンサイ平 | ||||||||
0:31 | 4:21 | |||||||||
1418m | 13:26 | ⑦ 国見山 △1418.9 | ||||||||
0:35 | 0:35 | 4:56 | 0:35 | |||||||
14:01~14:06 | 0:05 | ⑧ 明神平 | ASC(総上昇)プロトレック | - m | ||||||
0:49 | 0:45 | 5:45 | 1:24 | |||||||
14:55 | ⑨ 林道終点 | DSC(総下降) 〃 | - m | |||||||
0:20 | 6:05 | 1:44 | ||||||||
15:15 | ⑩ 大又 P | 総上昇量(GPS) | 1477 m | |||||||
7:01 | 6:05 | 移動距離(GPS) 〃 | 14.1 ㎞ |
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アプローチ | |
奈良 ⇔ 《R24・県14・R166・県219・R166・県16・県220》 ⇔ 大又 | |
駐車場 | |
大又林道(県220)終点 P | |
ルート | |
P → 《石ヶ平谷東尾根》 → 薊岳 → 前山 → 明神平 → 水無山 → 御神木 → 国見若水 → ボンサイ平 → 国見山 → 水無山 → 明神平 → P | |
記録 | |
先月の 10月14・15日の白山・大日ヶ岳への山行き後に、今年最後の遠征に行こうと天気の良い24日の土曜日に出かけるべく準備していたが、その前日の朝に突然の腹痛。 朝食を食べ、トイレを済ますまでは、いつもと変わりなかったが、朝食後暫くしてお腹に異変が。腸閉塞をした過去 3回と全く同じパターン。 で、今回は 6泊7日の入院。3年間で 4回目だ。 今回は一番症状が軽く、イレウス管を入れずに済んだが、主治医の判断によるのか、症状が酷かった前回、胃カメラからイレウス管を入れた時と入院日数は同じだった。 入院して 3日間、飲まず食わずの絶飲食、4日目に 24時間点滴の外れたあと階段の昇り降りをしたら足がふらつくほど体力が落ちていた。そんな経験は今回が初めて。年齢が行くほど、寝たきりになると体力の衰えるのが早くなる模様だが、それを実感した。 退院してから 1週間近くたち、食事も普通食になり普段通りの生活に戻ったので山歩き再開だ。 とは言っても、残念ながら遠征にはもう寒くなってしまったので、日帰りの山歩きで。 行先は、今年の一時期 大又の駐車場が崩壊したため通行禁止になっていた とのレポを見て気になっていた事もあるので、その状況の確認を兼ね、台高の薊岳をチョイスした。何度か歩いた山なのでリハビリ登山にチョウド良い。 いつもより、少しだけ早目に起きて自宅をスタート。このところ車の運転に気を付けているので、いつもより少し時間がかかって現地到着。 先着車は 3台しかなかったが、当方のすぐ後から 1台到着した。この時点で当方含めて 5台。今日は平日ではあるが、天気は良いのに意外と少ない。 駐車場の崩壊は、手前側の半分ほどが見事に消滅していた。駐車場から四郷川(大又川)を挟んだ反対側の斜面が大崩して川を塞いだため、行き場を失った川の水が駐車場側を削り取ってしまった模様だ。 薊岳へのルートは石ヶ平谷東尾根から登る予定なので、直ぐ後から到着した 3人さんが明神平方面に向かうのを見送って、反対方向に車で来た道を戻って行く。 駐車地から 5~600m戻った橋の手前で、尾根に取り付く。踏み跡とテープがある。 取付き口から少し上がると、植林地の中の急傾斜をジグザグに登って行くシッカリとしたルートが続く。 時々に傾斜が緩む場面もあるので、一息つぎながら兎に角頑張って登って行く。入院後の体力の衰えは特に感じない。一安心だ。 登りなので尾根上を、上を目指して登って行くのみなので、ルート取りに気を使う事はない。4年前にこのルートから登った時は間伐材の障害物があったりしたが今回は見当たらず、危険もない。 県道登山口から 1時間 C1060m付近で岩稜が出てきた。前方の左の先にテープが見えたが岩稜の右横が登れそうなのでそこに進むと難なく超える事が出来た。 岩稜を越えると、その岩稜の上部が”とうふ岩”。展望もあり金剛山・葛城山と竜門岳が見えていた。 見通しがいい分、風が吹き抜けて寒い。ウインドブレーカーを着ようとも思ったが、まだキツイ登りが続くので、体が温まると思いそのまま先に登って行く。 C1200m辺りまで高度を上げると、何と 樹々には霧氷が着いているではないか。予想だにしていなかった、全くの想定外だ。 縦走稜線まで上がり、薊岳に向かう稜線に乗ると風が一層強くなり、メチャ寒くなってきた。 駐車場をスタートしてジャスト 2時間で薊岳に到着。 薊岳の山頂は無人。展望はあるものの、大峯方面の高い山には雲がかかっていた。 ユックリしたい所だが、寒いのでウインドブレーカを着て、先に進む。 山頂から少し戻った所で、手が冷たく痺れ始めた。着けていたニットの手袋では間に合わない。冬用の手袋を出して着け替える。 登ってきた所の稜線まで戻ると、まだ 1時間も経っていないのに樹々についていた霧氷は無くなっていた。強風が吹き飛ばしたのだろうか。 その先、明神平までの穏やかな稜線を、一部に残っている紅葉を眺めながら進むと 3名さんとすれ違う。駐車場で見送った人たちだ。 一登り頑張って前山に上がり、さてこれからどうするかで思案。桧塚に行く事を考えたが時間的に厳しい。 このまま、下山するには時間的に早すぎる。 で、国見山の御神木を拝みに行き、時間があればボンサイ平まで下りて昼食する事にした。 明神平に下り、”あしび山荘”の横にいた単独さんを横目に、そのまま水無山に登って行く。 結局、今日 1日 山中で見かけたのは、その単独さんと先ほどの 3人さんだけだった。 水無山と国見山手前のウシログラのピークとの鞍部で、そのピークを右(東)側から巻いて行く。以前の記憶では、すんなりと御神木に行けた記憶が残っていたが、巻き始めた位置が少し早かったのか、斜面上に障害物があったりしてすんなりとは進めない。 斜面上の上か下かを通過すると見逃してしまうので、注意して進んだが見当たらない。見落としたかと思い 諦めかけたら、下側に御神木を発見。巻き始めてウロウロして進んできたので時間がかかっていた。 御神木にぶら下げてあったビンの蓋を開くと、中にノートが 3冊入っていた。新しいノートを開けてみると、先月の記帳があった。 ノートを元に戻し、そのまま斜面を平行に先に進むと、倒木の隙間に置かれたステンレスカップに目がいった。 よく見ればその横が国見若水が流れ始める岩の隙間。水量が少なく水路に枯れ葉が埋まっていたので、カップに気が付かなかったら分からなかったところだ。 そこから、下に 7~80mほど下って行くとボンサイ平。そこの倒木に座り昼食にする。 風が少しあり寒かったので、コンロは出さずポットのお湯で定番のカップラーメンとオニギリの昼食。食後のコーヒーのお供は、賞味期限を 2ヶ月過ぎたカロリーメイトを消費する。 腹を膨らまし、下山に向かうが、そこからピークに登り返さず、国見山の東斜面を巻いて、国見山の北側の鞍部に向かう。そこで縦走路に復帰して、そこから引返す。 100m程の登りを頑張ると国見山の山頂三角点だ。展望は余り良くないのでそのまま通過。 少し下った先で右方向が開けていた。その右に少し入ると展望地の”ウシログラ”。昔あった標識は今はない。下草が枯れていて見通しがあったので今回は気が付いたが、最近はズ~っと見落としていた。 その”ウシログラ”から、薊岳では雲に隠れていた大峯の雄峰も、ハッキリと見えていた。 明神平まで戻り、ウインドブレーカーを脱いで、一息ついてから下りに向かう。 水場から下った先で、山腹を巻きながらジグザグに下るルートに入ると、足元には落ち葉の絨毯。周りもまだまだ紅葉が残っていた。 そんな紅葉の雰囲気を眺めながら下り、紅葉の中の明神滝を見て、ドンドン下り水量の多かった渡渉地点を 4ヶ所をクリアして、林道をブラブラ下りスタートした駐車場に無事帰還。 駐車地に残っていた車は当方ともう 1台のみだった。 |