TKMデジカメ山歩き 2020/2/19(水)
別ウインドウで拡大表示
栃尾山天女の舞
スタート:天川村役場 →
ルート :
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】大峯山地
 
栃尾山
 Ⅲ△1257.12m (杤尾)
  足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
600m  08:31   ① 天川村役場 1:38 2:45 1:38   出発時間 06:30 17:00
   10:09   ② 坪内林道出合 到着時間 08:10 19:15
1:10 2:48  
   11:19   ③ 栃尾辻 片道距離 68 ㎞ 68 ㎞
0:30 - 3:18  
1518m  11:49   天女の頂 P1518 往復距離 136 ㎞(AVG=16.5)
0:09 - 3:27  
   11:58~12:47 0:49 天女の舞  
0:14 - 3:41 0:14
   13:01   ⑥ 栃尾辻  
0:45 0:40 4:26 0:59
1257m  13:46   栃尾山 △1257.7  
0:47 0:55 5:13 1:46
   14:33   ⑧ 栃尾辻 ASC(総上昇)プロトレック 1155 m
0:51 1:50 6:04 2:37
   15:24   ⑨ 坪内林道出合 DSC(総下降) 〃 1155 m
1:15 7:19 3:52
   16:39   ⑩ 天川村役場 総上昇量(GPS)map60 1242 m
  8:08 0:49   7:19 -     移動距離(GPS) 〃 15.6 ㎞
 
⇒写真リストへ
 
アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《京奈和道》 御所南IC ⇔ 《R309》 ⇔ 天川村役場


駐車場

天川村役場の駐車場を利用させてもらった


ルート

P ⇔ 栃尾辻 ⇔ 天女の舞 ⇔ P1518 【往復】
※ 復路で栃尾山に往復の寄り道をした


記録

一昨日、この冬最高で最後(たぶん)の寒波が近畿地方に入って来るとの事。
雨雲(雪ぐも)の予報では、近畿北部・紀伊半島の中央部は真っ白状態。
しかしその寒波は長続きせず、今日から暖かくなるとの事。但し朝方は放射冷却で冷え込むとの予報。

今日を見逃せば、せっかく降った雪もすぐ融けてしまうと思い、今年最後と思われる雪遊びに出かける事にした。

先週は、北の武奈ヶ岳に出かけたので、今回は南の大峯山地の「天女の舞」に行く事にした。
積雪後の早朝の冷え込み、と言う事なので少しユックリと自宅をスタート。
しかし、自宅を出ると、メチャ寒いという程でもない。奈良市内の外気温は 3℃だった。

天川村に入る最期のトンネルを抜けても、凍結どころか道は完全ドライの状態。天気予報は丸外れだ。
村役場の駐車場に入ると、駐車している車が多い。出発準備中にほぼ満車状態になっていた。
今日は平日で、役所の就業時間が近かった事によるのだろうか。

駐車場で少し思案
雪の量が少なさそうなので、観音峯山への転戦も考える。しかし観音峯山もそれほど高い山ではないので雪の量はむしろ少ないかも。
どちらにしても雪の量は予想(天気予報)に比べて少ないので出番はないと思うが、歩荷訓練のつもりでスノーシューを担いで、予定通り天女の舞を目指すことにした。


天女の舞に到着した時間にもよるが、帰路にまだ行った事のない栃尾山への往復も考慮に入れてスタート。

役所横のグランドを抜けて、直ぐそばの登山口から入山。
山の中は、昨日に降ったと思われる雪で雪化粧をしていた。積もっているという程でもない。
歩きにくい蛇篭の階段を登った先で尾根に上がり、その先からその尾根を登って行く。
スノーシューを担いでいるので背中の荷物が重く、1歩1歩体を持ち上げるのがシンドイ。

一頑張り登った最初の鉄塔の所で、防寒着の下に来ていたフリースを脱ぎ、ついでにパンを小腹に入れる。(結局下山するまでフリースは脱いだままだった)
鉄塔台地なので展望があり、稲村ヶ岳は山頂のみガスで見えていなかったがその山塊は白く、隣のバリゴヤノ頭は全貌が真っ白くクッキリと見えていた。

下の鉄塔から 1時間で上の鉄塔に到着。下の鉄塔と同じ方面の景色であるが、下の鉄塔より高度を 300mほど上げているので向かいの観音峯山から三ツ塚方面までの稜線が見えるようになっていた。
その稜線は全体に白かった。(帰路で同じ景色を見ると、白くはなくなっていた)

上の鉄塔から少し上がると、坪内林道との合流点。
林道の展望場所へ行くと、先ほどまで稲村ヶ岳にかかっていたガスはなくなり全貌が見えていた。右奥には大峯の稜線にある行者還り岳の特異な姿もクッキリと見えていた。

雪が少ないので、林道を歩かず左の山道に入る。
トレースは山道側に数名分、林道側に 1~2名分のトレースがあった。

山道を少し上がった所で、前方から人の話し声が聞こえてきた。そこに行くと周りは霧氷の中。先行者 3人グループは皆さんそれぞれ写真を撮っていた所だった。

その少し先で、トラバース気味のルートになっていたので、安全のためアイゼンを装着した。
しかし、そのトラバース道には入らず尾根越えで、林道との接近部分まで下る。

その先も霧氷の森の中を進む。
緩いピークを 2つほど通過して行くが、その登りが地味にシンドイ。今まで何度か歩いているがこの場面でシンドイと感じたのは初めて。

栃尾辻はそのまま通過していよいよ天女の舞への最後の登りに入る。
先ほどの緩い登りより、一段とキツイ登りだ。あと少しなので頑張って登って行く。
天女の舞の直前の登りも今まで以上にキビシク感じた。体力の衰えかな。

天女の舞には夫婦さんと単独女性がいた。
大展望が広がっていたが、P1518のピークへ往復して戻ってからユックリとする事にして、そのまま先に進む。

P1518に上がると、2ヶ月前にはなかった「天女の頂」と書かれた手製の案内が木にぶら下げてあった。誰かが勝手に命名してぶら下げたと思うが、その名称が一般化するのだろうか。
命名するのであれば「天女の頭」の方が良いと思うのだが。
「天女の舞」も誰かが勝手に命名したのが一般化したのかな・・

いつもなら、この先の金引橋分岐まで下ってから引返していたが、今日はまだ行った事のない栃尾山に帰路に寄る予定なので、P1518のピークで引返す。

天女の舞の展望場所に戻って昼食。
風がなく日差しもあり寒さは感じないので、今日はコンロを出してお湯を再沸騰させた。
熱々のカップ麺と、食後にはコーヒーとデザートで前方の景色を見ながらのんびりとする。

腹を膨らまし元気を回復したので、もう一仕事 栃尾山が残っているので頑張りに向かう。
栃尾辻まで下り、そのまま正面のピークに登る。
一段上がったピークからGPSで方位を確認しこれから向かう尾根に折れる。表示も踏み跡も何もないが、明白な尾根筋なのでルート取りはそれほどややこしくはない。

少し下った所で、細尾根岩稜部分が出てきた。距離はほんの僅かだが踏み外さないように屁っ放り腰で通過。
倒木などの障害物を避けながら尾根上をダラダラと鞍部まで下ると、雪でハッキリわからなかったが右方面にトラバースして行くルートのようなものがあった。先にテープも見えたので坪内の集落に向かうルートのようだ。

しかし、そこはそのまま正面に登り返していく。少し登りを頑張ると傾斜のない尾根上歩きになった。障害物が多いので避けながら進むと、やがて栃尾山に到着。

栃尾山の三角点のある山頂は展望がないので、少し先まで出てみると一部に展望が開けていた。今日はココまでの予定で、時間も押してきているのでそのまま引返す。

往路で付けてきたトレースを目印に引返して行く。往路で危険を感じた細尾根岩稜部分も難なく通過。帰路は登り基調なのでシンドイ所だが、先が見えているのでそれほどにも感じない。

往路はピーク経由で来たが、栃尾辻へは本来のトラバース道に入る。先が見える位に距離は短いが、斜面が一部崩壊しているので危険部分があった。
アイゼンを履いていて地面は安定していたので、アイゼンが噛んでで横滑りすることはなかったので安全に通過できたが、往路と同じピーク越えが正解だったか。

栃尾辻で水分休憩をして下山に向かう。小屋に張ってあった案内では川合まで 2時間。
下り一辺倒のつもりだったが、ちょっとしたピーク越えが 2個所ほどあったが、勢いで頑張って歩く。

林道との接近点でアイゼンを外し、帰路は林道に下りて、その林道経由でラクラク進む。
往路では真っ白に見えていた林道もほとんどが雪融けで砂利土の路面が露出していた。

林道を別れ山道に入っても、雪融けは早く山道上には白いものはほとんどなくなっていた。
とは言っても、トラバースのルートで日陰になている所では一部残雪があるので、細心の注意で通過して行った。

登山口まで下りて、グランドを抜けて駐車場に向かおうとしたら「グランド保全のため 登山靴でグランド内を歩かないでください」との表示に気付く。
大回りして役場の駐車場に戻り今日の行程を終える。

帰り支度を終えた後、役場内に三角点がある筈と、ふと気にかかり探してみる事に。
しかし、駐車場の周りをウロウロしたが見つけることは出来なかった

 
⇒ページ・トップへ
 


天川村役場 駐車場
平日の就業開始時間が間近のためか、駐車している車が多く、準備中にほぼ満車状態になっていた

登山口

蛇篭の階段を登り詰めると尾根に上がるので、その先から尾根上を登って行く

下の鉄塔より①
バリゴヤノ頭の全体が見えていたが、稲村ヶ岳の山頂方面は雲の中だった

下の鉄塔より②
左に観音峯山、右は観音峯展望台

昨日積もった雪
2~3センチ位かな

アセビの葉っぱの上にも雪が

上の鉄塔より
観音峯山と三ツ塚が見え始めた。三ツ塚の手前側に観音峯展望台がある。

坪内林道に合流

坪内林道より
大日山・稲村ヶ岳・バリゴヤノ頭・行者還り岳。 朝方、稲村ヶ岳にかかっていた雲は無くなっていた

雪が薄いので、左側の山道経由で向かう

雪景色が濃くなってきた

霧氷のトンネルを抜けていく
先行者の 3人が写真を撮っていた

木の幹にも霧氷が

アイゼンを装着
新雪でそれほど滑らないが、この先トラバースがあるので念の為
スノーシューの出番はナシ

アイゼンを履いたが、右のトラバース道には行かず、左のピーク経由で進んだ

林道に合流

栃尾辻

右は P1518の巻道、ノートレース。
ロープの張ってある尾根方面に進む

小さな木にも霧氷が

トゲトゲ棒

天女の舞の手前
栃尾辻からココまでの登りがシンドかった。以前にスノーシューで登った時よりもシンドかった。体力の衰えかな

稲村ヶ岳方面に大展望が広がっていた

天女の舞方面

天女の舞に到着
先着者は夫婦さんと単独女性の 2組

天女の舞の案内
先にP1518のピークまで往復し、戻ってから昼食にする事に

天女の頂 P1518

P1518 天女の頂
誰かが勝手に命名した。これから一般化するのかな。個人的には天女の頭の方がいいと思うけど

P1518より
霧氷と青空
霧氷がドンドンと落ちてきていて、荒くなってきた

天女の舞に戻る途中
遠方には葛木・金剛山が見えている

12:42 天女の舞よりのパノラマ

天女の舞より①
この景色を見ながら昼食
風がなく寒さを感じなかったので、コンロを出してお湯を再沸騰させて熱々のカップ麺と食後にコーヒーとデザートでマッタリトした

天女の舞より②
シンボルツリー

天女の舞より③
下山に向かう

霧氷はほとんどが落ちてしまっていた

栃尾辻
まだ行った事のない栃尾山に向かう

坪内分岐
雪で踏み跡は分からないが、それらしきルートの所にテープが見えた。
ココは正面の栃尾山に向かう

栃尾山 山頂三角点

栃尾山より
三角点の所は展望はないが、少し先に行くと一部展望があった

細尾根岩稜部
往路では通過するのに必死で写真を撮る余裕がなかった。

栃尾辻まで戻ってきた
ここから栃尾山までの往復 1:32だった。
往路は小屋の先のピークを経由したが帰路はトラバース道を使った。一部で斜面が崩れていたので危険、アイゼンのおかげで通過できた。

水分休憩をとって、下山に向かう

林道合流点
林道上の雪はほとんど解けていたので、アイゼンを外して、帰路はその林道経由で

右の林道から戻ってきた
往路は真っ白だったのに・・

林道を別れ山道の下りに入る

上の鉄塔より
観音峯山と稲村ヶ岳。白いのは高い山の山頂方面だけになっていた

下の鉄塔より①
観音峯山

下の鉄塔より②
観音峯山・稲村ヶ岳・バリゴヤノ頭

登山口に到着

グランドを抜けて近道をしようとしたら、「・・登山靴でグランド内を歩かないでください」との表示に気付く。
大回りして天川村役場の駐車場に向かう

無事下山完了


帰り支度を終わって、ふと気にかかったので、役場前にあると思われる三角点△607.5を探してウロウロしたが見つからなかった
 
⇒ページ・トップへ
 ⇒ 「 山歩き 」 編トップページ ⇒ 「 ウォーキング・名所見学 」 編トップページ ⇒ TKMのホーム・ページ
 
 ご意見・ご感想は こちら へ 【メール宛先の (アットマーク) は、半角 (@) に変更してください】