TKMデジカメ山歩き 2020/4/15(水)
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快晴
頭陀ヶ平三国岳
スタート:鞍掛TN西口 →
ルート :
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】滋賀県・三重県
【山地系】鈴鹿山地
 
頭陀ヶ平
 Ⅱ△1143.00m (坂本村)
  足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
620m  08:19   ① 鞍掛TN西口 P 0:24 0:35 0:24   出発時間 05:30 10:50
   08:43   ② 鞍掛峠 到着時間 08:10 19:40
0:49 1:20 1:13  
1182m  09:32   鈴北岳 P1182 片道距離 112 ㎞ 110 ㎞
1:36 1:45 2:49  
1143m  11:08~11:29 0:21 頭陀ヶ平 △1143.0 往復距離 222 ㎞(AVG=18.6)
1:38 1:30 4:27 1:38
   13:07   ⑤ 真ノ池  
0:11 0:30 4:38 1:49
   13:18   ⑥ 鈴北岳  
0:41 1:00 5:19 2:30
   13:59~14:14 0:15 ⑦ 鞍掛峠  
1:02 1:10 6:21 3:32
894m  15:16~15:21 0:05 三国岳 P894 ASC(総上昇)プロトレック 1495 m
0:59 1:00 7:20 4:31
   16:20   ⑨ 鞍掛峠 DSC(総下降) 〃 1455 m
0:17 0:25 7:37 4:48
   16:37   ⑩ 鞍掛TN西口 P 総上昇量(GPS)map60 1697 m
  8:18 0:41   7:37 9:15     移動距離(GPS) 〃 19.1 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R21・R307・R306》 ⇔ 鞍掛トンネル西口
※ 帰路はナビに従い多賀の交差点を経由せず県道227へショートカット。2㎞近く短かったかな


駐車場

鞍掛トンネル西口駐車場


ルート

P → 鞍掛峠 → 鈴北岳 → 《県境尾根》 → カタクリ峠 → 白瀬峠 → 頭陀ヶ平 → 白瀬峠 → カタクリ峠 → 真ノ池 → 鈴北岳 → 鞍掛峠 → 三国岳 → 鞍掛峠 → P


記録

鈴鹿山地北側の県境尾根(滋賀・三重)を繋ぎに行く。今回は、三国岳から頭陀ヶ平まで。

その間の未踏区間は、「三国岳⇔鞍掛峠」・「鈴北岳⇔カタクリ峠」・「白瀬峠⇔頭陀ヶ平」。
このところ低山ばかり歩いていたので、今回はアップダウンが多く長距離になるので体力的に心配な面があるが、最悪三国岳を諦める事も視野に入れ、とにかく頑張にむかう。

2ヶ月前に御池岳に行った時、自宅から今回の目的地の手前にあるの御池橋まで 2:50 かかっていたので、いつもより 1時間早く起きて自宅をスタート。
その 2ヶ月前と同じような時間帯に走ったが、前回渋滞があった所で今回はすんなりと走る事が出来た。
コロナの影響により、テレワークで車通勤者が減っているのと、濃密接触を避けるため自宅待機(Stay Home)を推奨されているためだろうか。

途中、コンビニに寄ると、レジ・カウンターにビニールシートが吊下げられていたので少しビックリ、客との飛沫接触を避けるためだ。感染者数の少ない滋賀県でもそんな対策をとっていた。
当方は、山の神の指示によりマスクをして店に入り、車に戻ったら携帯用のアルコール噴霧器で手を消毒して、対応は万全。
今日の接触者は、コンビニの店員のみ。

現地の、鞍掛トンネル西口の駐車場には 2:40 で到着。
駐車場には多くの車が停まっていたが、ほとんどは国道修復工事の関係者の車と思われ、奥の 1台が登山者の車の感じだった。

天気予報では、今日は穏やかな天気になり日中は暖かくなるが、朝は放射冷却で気温は低いとの事だった。
その予報通り、現地に向かっている途中の信楽では気温は 0℃ まで下がり、現地に着くとそれでも気温は 5℃ だった。


肌寒く感じたが、温かくなるとの予報なので、ウインドブレーカーを着ずにスタート。
駐車場の奥から入山。
植林地の中をジグザグに登って行く。傾斜は緩やかだ。
スタートして 17分ほどで御池橋からの道と合流。その先からは 2ヶ月前に御池橋から登った時に歩いている。

合流した先にある、鉄塔台地から鞍掛峠までは平行道になるが、山の急斜面をトラバースして行くので、安易に歩いて滑り落ちないように注意して進む。
鞍掛峠には思ったよりも早く、スタートしてから 24分で到着した。

その鞍掛峠で、先に三国岳に往復することも考えたが、今日の行程は長いので若干体力的に心配があるため、先に頭陀ヶ平に行ってから、体力的に厳しくなれば三国岳をパスする事にして、先ずは頭陀ヶ平に向かう。

鞍掛峠から、登りかけると、左方向に目的地の頭陀ヶ平の鉄塔が見えた。見た目ではかなり遠くに見える。
鈴北岳までの登りは、2ヶ月前の残雪混じりの時に歩いた時と違い、快適に歩ける。
途中でユックリと歩いていた単独さん 2名をかわして、鈴北岳には峠から 50分弱で到着。2ヶ月前は 1時間強かかっていた。

疲れはなかったので、鈴北岳からそのまま先に進む。
初めて歩く県境尾根のルートだが、はっきりとした踏み跡がある。
P1148までは小さなアップダウンを繰り返しながらのルートで、真ノ谷を挟んだ右側に御池岳を見ながら、尾根上にいくつかあったドリーネの横を通過して行く。ほとんどアップダウンを感じないくらいの快適な道だ。
途中で地下足袋を履いた 2人さんとすれ違った。山のベテランさんの模様。

P1148からの尾根下りで、尾根から分かれる県境を下ろうと思っていたが、勢いそのまま尾根を下ってしまい、その尾根先を回り込んでいるルートに出てしまった。
そこで尾根を別れ、そのルートに乗りカタクリ峠経由で白瀬峠に到着。尾根先で合流したルートから白瀬峠までは、過去に何度か歩いた事がある。

白瀬峠から頭陀ヶ平までは今回初めて歩く道で、今日の目的の県境歩きになる。
140m程の高度差があるが、傾斜はそれほどでもなくルートもシッカリしていたので歩き安く、20分弱で頭陀ヶ平に到着。

少し早いが昼食にしようと、大展望の北斜面に行くと風があり寒い。天気予報では昼間は穏やかな天気になり気温も上がるとの事だったが、山の天気はそうはいかず。
南側の風が少ない所で昼食にしたが、寒くなって来たのでコーヒーとデザートはお預けして早々に引返す。

カタクリ峠から少し上がった 七合目の表示の所で、県境は直接尾根に向かっているが、ルートはない。無理に行けないこともないが登るにはかなり急。そこまで無理をする事もないし、以前積雪期に直登した事もあるので、おとなしく尾根先を回り込んで行く登山道を進む。

尾根先を回り込み真ノ谷の上部から、徐々に真ノ谷の谷中に下る。
真ノ谷は荒れており、歩けるところを適当に進むと御池岳への分岐表示があった。

そこはそのまま、まだ歩いた事のない真ノ谷ルートを進む。
そのまま谷中を進むと擂鉢上の中に入り、少し先で行き止まり。そこからは擂鉢を上がれないので、少し戻り倒木の助けを借り擂鉢から這い上がる。

真ノ谷ルートは所々に踏み跡らしき所があるものの連続してなく、案内表示もマークもない。
谷筋を歩いて行けば良いので方位は問題ないが所々に障害物もある。避けながら適当に進路を取る。

先ほどの御池岳分岐の所から、そのまま真ノ谷を進んで、初めて標識が出てきた。左方向に「←鈴北岳」、いま歩いてきた方が「コグルミ谷・真の谷→」となっていた。
表示のない正面に明確な谷が続いていたのでそのまま直進してしまう。
途中で気が付いたが、真の谷ルートは先ほどの「←鈴北岳」方面だった。

戻るのもめんどいので、まだ行った事のない「北池」に寄ってから、真ノ谷ルートに復帰して鈴北岳に戻った。
鈴北岳で、昼食時にパスしたコーヒータイムにしようとしたが、風が吹き抜けていてジッとしていると寒いので、諦めてそのまま鞍掛峠に下って行く。

鈴北岳から 40分強で鞍掛峠まで下る。
峠は狭かったが丸太ベンチがあったので、そこに座り、取り損ねていた コーヒーとデザートタイム。
時間が押してきているので、そこで三国岳を諦める事も頭を過ったが、この機会を逃すとわざわざ三国岳までの県境繋ぎに来る機会はなくなると思い、予定通り決行することにする。

デザートでカロリーを補給して、三国岳への頑張りに向かう。ピーク越えがあるので往復で 累積標高 400mほどある。
頭陀ヶ平まで往復してきて シンドイ所だが、何故か今日は足は働いてくれる。
焼尾山(P922)分岐のあるピークへの急登を頑張り、尾根上の細尾根を移動して、一旦大きく下る。下りきった鞍部は鞍掛峠より 50mほど標高が低い。

その鞍部から 150m程の急登を頑張ると三国岳の最高点だ。
その最高点までは 1年前に烏帽子岳に行った時に来た事があるので県境は繋がったが、三国(岐阜・三重・滋賀)の県境のある三国岳はそこから 7~8分弱のところなのでついでにそこまで足を延ばす。

三国岳には、鞍掛峠から 1時間強で到着。そのままもと来た道を引返す。
帰路もほぼ同タイムの 1時間弱で鞍掛峠に戻る事が出来た。

鞍掛峠からそのままスタートしたトンネル西口の駐車場に向かう。
今日の行程でかなり足ににヘタリが来ている筈なので、鉄塔までのトラバース道で粗相のないように注意して進む。

下る途中にある鞍掛橋への分岐で間違えないようにと思い注意して下ったつもりだったが、その分岐に気付かないままトンネル西口の駐車場に無事下山。

これで、県境尾根は北側の三国岳から臼杵ヶ岳まで繋がり、残すは「臼杵ヶ岳⇔鈴鹿峠」・「那須ヶ原山⇔三国山」の 2区間のみとなった。

 
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鞍掛トンネル西口駐車場
駐車しているのは国道修復工事関係者の車。奥の 1台が登山者用か?

植林地をジグザグに登って行く
ルートは明確で傾斜も緩い

鞍掛橋からの道と合流
ここからは、今年 2月に鞍掛橋から歩いている。
分岐表示がなく、帰路は分岐に気付かず道なりに歩いていたら無事トンネル方向に下っていた

鉄塔下を通過
この先、鞍掛峠まで急斜面のトラバース道になるので、注意して進む

鞍掛峠

鞍掛峠のすぐ上より
中央の県境尾根を歩いて、遠くに見える鉄塔のある頭陀ヶ平に向かう。

風が冷たいが、鈴北岳に向かって一生懸命に登って行くと、それほど寒さは感じない

鈴北岳に到着
途中でユックリ歩いていた単独さん 2名を抜いてきた。

鈴北岳より①
中央手前に、帰路による予定の三国岳。右に烏帽子岳と左奥に霊仙山。伊吹山は霞んで見えない

鈴北岳より②
これから向かう頭陀ヶ平の鉄塔が見えているが、遠くに見える

鈴北岳より③
ズーム。鉄塔のある所が頭陀ヶ平。中央に天狗岩、その右に覗いているのが藤原岳

県境尾根を頭陀ヶ平に向かう
尾根上にはドリーネが多くみられた

バイケイソウが一斉に芽吹き始めた
春だな

P1148
真ノ谷の向こうに御池岳

かなり大きなドリーネ

尾根を回り込んでいるルートにぶつかる。ここで尾根を別れカタクリ峠に向かう

カタクリ峠(天ヶ平)

荷ヶ岳(冷川岳) P1054
正面に見えるのが今日の目的地の頭陀ヶ平

白瀬峠

真ノ谷方面にも案内がある。歩いてみたいが、ルートはハッキリしているかな

奥の鉄塔のある所が三角点のある頭陀ヶ平

頭陀ヶ平 三角点に到着
見晴らしがよい所は風があるので、南側で風を除けて昼食

頭陀ヶ平より①
これから向かう三国岳と奥に霊仙山、肉眼では伊吹山が微かに見えていたが

頭陀ヶ平より②
養老山地。先月、養老山地最高峰の笙ヶ岳と養老山に登って来た

11;27 頭陀ヶ平よりのパノラマ

頭陀ヶ平より③
遠くに、御在所山・雨乞岳・綿向山

頭陀ヶ平の西側の鉄塔より
今回は御池岳には寄らず

白瀬峠まではそれほど急ではなく、森の中を下って行く感じ

白瀬峠

荷ヶ岳(冷川岳) P1054
2年前(2018-3-13)に 右の丸尾から、ここに上がって来た

カタクリ峠(天ヶ平)

七合目
県境はココから尾根に直接向かっているが、ルートは尾根先を回り込んでいるので、それに従う

尾根先から真ノ谷に回り込んできた。
少し先で、谷を歩くが荒れていて、道なき道になる。

御池岳分岐
今日は御池岳に行かず、真ノ谷を歩いた事がないので、そのまま真ノ谷を進む

テープが谷中にあるので、そのまま進むと

行き止まり
登ろうにも上れないので、少し戻り倒木の助けを借り這い上がる

谷中から這い上がり、行きどまった先に回り込む。

谷には障害物が多く、踏み跡が所々しかなく、歩ける所を探しながら進む

谷の中心部は歩けない所が多いので、その横を適当に歩く

真ノ谷は左方向で、標識もその方向を示していたが、明確な谷は真っ直ぐ続いていたので、そのまま進んでしまった。

北池
途中軌道修正して、北池に向かった

真ノ池
北池から、真ノ谷ルートに復帰すると、すぐ先の真ノ池に出た

元池分岐

鈴北岳に戻ってきた

先ほど登って来た頭陀ヶ平が、既に遠くになっていた

これから向かう三国岳(中央左)、その右は烏帽子岳

鞍掛峠の手前より
トンネル東側のR306。右上に頭陀ヶ平が見えていた

鞍掛峠
昼食時に食べなかった、食後のデザートとコーヒーでエネルギーを補給して、三国岳に備える

ココから往復 2時間・累積標高 400mある三国岳に向かう

鞍掛峠から 100m登ったピークを過ぎると三国岳の最高点が見えてきた。
三国岳はその奥で見えない、右は烏帽子岳

カタクリが 1輪だけ咲いていた

三国岳最高点
そのまま、三国岳に向かう

三国岳
滋賀・三重・岐阜の県境。
正確には、ピークから向こう側に少し下った所であるが、ここで引返す。

三国岳より
中央の尾根を突き上げたピークが鈴北岳、左のピークが池の平・御池岳

三国岳最高点に戻ってきた

これから戻って行く尾根
中央部から向こう側に下る。その左が焼尾山(P922)

尾根の左側が切れ落ちている
こんな場面が 3ヶ所ほど続く

焼尾山分岐
5分ほどなので寄り道したかったが、下山してから奈良まで 3時間ほどもかかるのでパス

鞍掛峠

無事駐車地に下山


手前に 2台駐車しているが、登山者の車かな
 
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