TKM の デジカメと山歩き | 2021/4/10(土) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ |
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快晴 | |||||
雨乞岳・イブネ | |||||
スタート:武平峠 → | |||||
ルート :↑群界尾根、↓イブネ東尾根・コクイ谷 | |||||
雨乞岳=近畿100名山 |
![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
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【所在地】滋賀県 | |||||
【山地系】鈴鹿山地 | |||||
雨乞岳 | |||||
Ⅲ△1237.71m(雨乞嶽山) | |||||
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標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ヤマプラ コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
770m | 07:80 | ① 登山口前 路駐地 | 1:17 | - | 1:17 | 出発時間 | 05:35 | 15:15 | ||
09:07 | ② 三人山 P1014 | 到着時間 | 07:40 | 17:40 | ||||||
0:34 | - | 1:51 | ||||||||
09:41~09:50 | 0:09 | ③ 東雨乞岳 | 片道距離 | 97 ㎞ | 98 ㎞ | |||||
0:11 | - | 2:02 | ||||||||
1237m | 10:01 | ④ 雨乞岳 △1237.7 | 往復距離 | 195 ㎞(AVG=17.4) | ||||||
0:28 | 0:25 | 2:30 | ||||||||
10:29 | ⑤ 杉峠 | |||||||||
0:37 | - | 3:07 | ||||||||
1160m | 11:06~11:39 | 0:33 | ⑥ イブネ P1160 | |||||||
1:22 | - | 4:29 | 1:22 | |||||||
13:01 | ⑦ コクイ谷出合 | |||||||||
1:06 | 1:00 | 5:35 | 2:28 | |||||||
14:07 | ⑧ クラ谷分岐 | ASC(総上昇)プロトレック | 980 m | |||||||
0:52 | 1:00 | 6:27 | 3:20 | |||||||
14:59 | ⑨ 登山口(雨乞岳) | DSC(総下降) 〃 | 975 m | |||||||
0:07 | - | 6:34 | 3:27 | |||||||
15:06 | ⑩ 登山口前 路駐地 | 総上昇量(GPS) | 944 m | |||||||
7:16 | 0:42 | 6:34 | - | 移動距離(GPS) | 12.6 ㎞ |
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アプローチ | |
奈良 ⇔ 《R24・R307・R477》 ⇔ 武平トンネル西口 600m手前 ※ 帰路はR477の途中より県道9・507に折れ、R1を経由してR307に入った |
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駐車場 | |
武平トンネル西口 600m付近にある「群界尾根・いっぷく峠」への登山口前の路肩空き地 ※ 駐車場は満車で溢れかえっていた。下山してきたら路肩の停められるところは、どこも駐車していた |
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ルート | |
P → いっぷく峠 → 《群界尾根》 → 三人山 → 東雨乞岳 → 雨乞岳 → 杉峠 → 杉峠ノ頭 → 佐目峠 → イブネ → イブネ北端 → 《イブネ東尾根・コクイ谷》 → クラ谷分岐 → 沢谷峠 → 武平トンネル西口 → P | |
記録 | |
コロナの増殖が止まらない。 大阪市・京都市・神戸市ほか では「まんぼう(まんえん防止等重点措置)」の期間中(4/5~5/5)であるため、府・県外への移動は出来る限り避けるようにとのアナウンスが出ている。 県外移動になってしまうが滋賀・奈良は「まんぼう」の対象地域ではなく、屋外活動の山歩きは、人との接触はほとんどないので問題ない。と云う事で唯一の運動機会である山歩きに精を出す。 2年前(2018-12-1)に武平峠から群界尾根経由で雨乞岳に登った時、その群界尾根に国道から直接上るルートがある事を知った。今回はそのルートから雨乞岳に登る予定とした。 下山は、時間と相談になるが余裕があれば、イブネ北端から伸びる東尾根から下山してコクイ谷経由で戻る計画とした。 自宅から現地まで 100㎞近くもある、高速は使用しないので頑張っていつもより朝早く起き、自宅をスタート。 このところ好天が続き、今日も天気が良い。しかし大陸の高気圧の張り出しのためか気温が低く、寒さは逆戻りの状態だ。 自宅を出たときは 2℃、信楽の峠を超える辺りでは、マイナス 2℃の表示が出ていた。 休日の土曜日のため、車は少なく順調に走れ 2時間強で現地に到着。 天気の良い休日のため、駐車場は混んでいるとは思っていたが、まだ 8時前なので大丈夫と高を括っていた。しかし、予定していた駐車場は満車で無理やり駐車している車もあり溢れかえっていた。 致し方ないので、予定していた登山口付近まで戻ると路肩に適当なスペースがあったのでそこに駐車、目の前にその登山口がある。 R477のヘアピンカーブにある武平峠雨量・中継所の横から入山。そこが登山口になるが表示は何もない。 入口から入った直ぐの沢に降りると、目印はないが対岸に山道が続いているのが見えた。その山道に乗ると、後は一本道。傾斜のきつい場面もあるがシッカリとした踏み跡が続いているので、頑張って登るだけ。 20分弱で尾根に上がった。そこが群界尾根の「いっぷく峠」。反対側のすぐ下がメインルートにある沢谷峠だ。2年前は、その沢谷峠からこの「いっぷく峠」に上がってきた。 「いっぷく峠」からの群界尾根は 2年前に歩いた道。なのに、すぐ先の尾根曲がりで前回と同じミスをし、真っすぐ行ってしまった。前回の記憶が少し残っていたので直ぐにルートミスに気づきリターン。 ミス地点まで戻ると、後続者の単独さんがルートを確認していた。ベテランさんのようで、少し先で追い抜かれ見えなくなってしまった。 C960の尾根肩に上がる手前で、知らぬ間にトラバースルートに導かれ、ドンドン進んでいったら道が消滅。 危険な急斜面とヤブでそのままトラバースして行くのは不可。その急斜面を尾根目指して四つ足で登る。10分程度の時間のロスと体力消耗だった。 尾根に上がり少し進むと、広い斜面の登りに変わった。高度差 50m程そんな斜面をどこでも歩けるので横に振り振り登る。 登り切ったピークが P1014の「三人山」。案内表示を探したが見当たらなかった。 すぐ横の小ピークから少し下った鞍部から東雨乞岳への登りに入る。高度差 250mほどの登りだ。 ルートはしっかりしているので頑張って登っていくのみ。 夫婦さん 2組ほどを追い越したが、早くも下山者がおり、3組ほどとすれ違った。 東雨乞岳の山頂に上がると、雲一つない青空の大展望。多くの人が休憩していた。 360°の大展望があるが、空気が澄んでいないようで遠方の景色は白山がやっと見える程度。残念ながらアルプスまでの展望はなかった。 東雨乞岳から 10分強で雨乞岳に到着。その間多くの人とすれ違う。 雨乞岳の山頂は狭く、展望はあまりないので、そのまま杉峠に向かう。 山頂横の表面が凍っていた雨乞池を見て、背丈ほどある笹ヤブの中をしばらく進むと、展望岩に出た。ここにも多くの人が一服していた。東雨乞岳から目立って見えた場所だ。 杉峠が近づくと、滑りやすい急下りが続く。軽く滑って尻もちを着いたが、先行者は派手に滑っていた。 時間に余裕が出来たので、当初予定通りにイブネに向かうことにして杉峠はそのまま通過。 穏やかな道をダラダラと登り、杉峠ノ頭から少し進みタイジョウ分岐を左に見て、佐目峠まで下る。 峠のシンボルの見事に真っ二つに割れた岩を見て、イブネへの登り返しに入る。 高度差 100m程を 13~4分位でイブネの台地に上がる。少し風があるので、低木の横で風を避け多くの人たちが寛いでいた。 当方も、正面に御在所山が見える展望地で昼食に入る。 いつも通り食後にコーヒーとデザートで仕上げて、下山に向かう。当初予定通りイブネ北端から東に向かう尾根からの下山だ。 北端からその尾根に入るとシッカリとした踏み跡があり、はじめは傾斜もほとんど感じないほどだ。 少し下った先で、ルートから外れるがP1125のピークに寄り道をする。何もないところなのですぐ元のルートに引き返す。 元に戻ったルートの先から本格的な下りが始まる。しかも次第に尾根が細り、その尾根上にはシャクナゲが密集している。 所々で通過できないようなシャクナゲブッシュがあるので尾根横に逃げるが、獣道のような道しかない。 尾根から出来るだけ外れないようにルーファイしながら進む。 傾斜がキツクなると、激下りになる尾根芯上しか下れないが、シャクナゲブッシュの中にルートはあった。 とにかく足を滑らさないようにだけ気を配り下った。 小峠分岐の鞍部の手前まで、そんな激下りが続いた。 その鞍部に下ると、小峠に下る左側の広い谷にはテープが見えていた。右方向に下る谷は鞍部の少し先で谷の入口は狭かった。 先に見えるテープを目印に下る。谷をそのまま下るのかと思ったが、少し下ったところで左側の谷の土手に上がり、隣の小さな谷を越した横から下っていく。薄い踏み跡とテープを拾って進む。ルートを外すと下るのは至難の業に近いので、ルートミスしないように目印を確認しながら下る。 やがて下方に、杉峠の下側から始まる「愛知川の源流」が見えてくると、ザレた斜面を横切るように下る。 対岸の少し上を、人が歩いているのが見えたので、適当なところで渡渉して杉峠からの千種街道に合流。 愛知川源流の右岸側をしばらく下り、コクイ谷との合流点の「コクイ谷出合」で、コクイ谷側に出た。 さてそこで、コクイ谷を遡るのは左岸側か右岸側かと見回すと、丁度左岸側を先に進む単独さんが見えた。 その単独さんを追っていく。しかし、足早の人で直ぐに見えなくなってしまった。 左岸側にルートが続いているので、見失わないように注意しながら進む。所々で道が流されているので、その先を見極めながら進む。 川に下りる地点・対岸に渡る地点は、シッカリ確認してルートミスしないように進む。川に沿って進む場面は方向ミスはないが、歩けるところは限られているのでルートを確実に確認しながら進む。 先に進むと川中を進むことが多なる。そんな進み方をしているので、時間がかかる。 最後の方でコクイ谷から支谷に入って、雨乞岳からのルートに合流するので、その分岐を見落とさないように、左からの谷があると、再々確認する。 その分岐谷には、テープと目立たないところに「武平峠→」の案内があった。 二股分岐の所で、左の谷に入らず、テープに従い谷と谷の間を登っていくと、その先に目的の谷が出てきた。地形的にヤヤコシイ。 その先もテープを確実に確認をしながら進む。間違いそうな場面がいくつかあったが、テープを確実に拾って進む。 前方に先行している夫婦さんが見えると、そのすぐ上方を横切っていく団体さんが見えた。 分岐案内標識も見え、そこに上がる。「クラ谷分岐」に到着だ。そこからはメインルート。 水分補給して、団体さんの後を追っていく。 メインルートとはいえ小さな渡渉地点もあるので、少しヤヤコシイ。 「クラ谷分岐」地点から 10分強で沢谷峠に到着。そこから群界尾根に上がると、往路で反対側から上がった「いっぷく峠」。スタート地点にはそちらから下山したほうがうんと近いが、メインルートから武平峠に向かう。 山の横腹を並行に進むルートが続くが、並行とはいえ小さなアップダウンがあり地味にシンドイ。初めて雨乞岳を訪れた時(2009-9-26)に、そのルートを往復したことがあるが、その時も復路でその小さなアップダウンがシンドイかった事を思い出す。 山腹を巻き終わったところから植林地の下りに入り、最後は左から大回りをして、武平トンネル西口の登山口に着地。 そこから国道をブラブラと 7分ほど下り、駐車地に戻る。その間、車の停められそうな路肩には、どこにも車が停められていた。 今日のハイライトは、「イブネ北端から続く東尾根の下り」と「コクイ谷」。 イブネからの下りは、ルート的にはそれほどややこしくはなく、取り立てて危険と云うほどでもないが、細尾根上のシャクナゲブッシュは歩けないところがあるので、その迂回と尾根下方の激下りが難点だった。 コクイ谷は 10年前に下りで歩いた事があるが、その時の「ルート迷い」・「何度もドボン」の苦い思い出が残っているので歩きたくないルートだったが、イブネ北端から東尾根を下ると、御在所山まで登り返して戻るには体力的に厳しいので、コクイ谷は外せなかった。 10年経った今、山歩きする人が増えているので、ましになったかと思ったが相変わらず面倒なルートだった。 |