TKMデジカメ山歩き 2021/10/29(金)
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快晴
果無峠(果無山)
スタート:昴の郷 → (熊野本宮からバス移動)
ルート :小辺路 7/7 《昴の郷~熊野本宮》
 
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】
熊野本宮は和歌山県
 
 
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標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
140m  09:53   ① 昴の郷 0:40 0:50 0:40   出発時間 05:45 16:10
   10:33   ② 果無(世界遺産石碑) 到着時間 08:25 19:35
1:06 1:20 1:46  
   11:39   ③ 観音堂 片道距離 136 ㎞ 135 ㎞
0:29 0:30 2:15  
   12:08   ④ 果無峠 往復距離 271 ㎞(AVG=17.2)
0:05 - 2:20  
1114m  12:13~12:43 0:30 果無山 P1114  
0:04 - 2:24 0:04
   12:47   ⑥ 果無峠  
1:41 2:05 4:05 1:45
   14:28   ⑦ 八木尾バス停  
0:41 0:55 4:46 2:26
   15:09   ⑧ 三軒茶屋跡 ASC(総上昇)プロトレック 1145 m
0:46 0:50 5:32 3:12
   15:55   ⑨ 熊野本宮 DSC(総下降) 〃 1210 m
0:08 0:05 5:40 3:20
   16:03   ⑩ 熊野本宮館 P 総上昇量(GPS)map60 1083 m
  6:10 0:30   5:40 6:35     移動距離(GPS) 〃 17.0 ㎞
 
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アクセス

奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》五條IC ⇔ 《R168》 ⇔ 熊野本宮

駐車場
熊野本宮館 駐車場
ルート
※ バス移動 《本宮大社前→ホテル昴》 ¥810(奈良交通)
昴の郷 → 果無越え蕨尾口 → 果無集落 → 天水田 → 山口茶屋跡 → 観音堂 → 果無峠(⇔果無山) → 三十丁石 → 七色分岐 → 八木尾バス停 → 三軒茶屋跡 → 熊野本宮 → 熊野本宮館 P
記録
小辺路の最終回

今回の予定は、昴の郷をスタートしてから最終目的地の熊野本宮まで。
スタート地点からエンド地点まで一般交通の便があるので、今回は片道のみで小辺路を繋ぐ事が出来る。
熊野本宮に駐車して、そこからバスに乗りスタート地点の昴の郷に移動する。

熊野本宮(本宮大社前)発 9:07のバス時刻に合わせ、自宅をスタート。
早ければ 2:30’で走れるかと思うが、9時を 10分くらい前までに到着するように余裕をもって自宅を 5:45にスタートした。外は夜明け前で、まだ薄暗かった。

朝早いにもかかわらず、平日のためか車が増え始めていたが流れは良かったので、五條までは順調に走る。
R168に入ると、車が増え始め各所で引っ掛かり始める。トラックも多く中々抜かしてくれない。登り坂ではノロノロ、そんな状態が数回はあっただろうか。
余裕をもって来たが、ナビの到着時間を見ると、バスの時間をオーバーしている。後半道路状況が良いのでナビの時間はあてにならないが、それでも焦る。
少し無理をして追い越したり、走れるところはスピードを上げて走った。

そんなんで、駐車予定地の熊野本宮館の駐車場にはほぼ予定通りに到着。
便利の良い駐車場なので、混んでいるかと思ったが、ほぼガラガラだった。

9:07発のバスは 3分遅れでやってきた、乗客は 1人のみ。新宮駅始発の大和八木駅行きのバスで一般道を走るバスとしては日本一長い有名な路線バスだ。
バスはバイパスを走らず、集落のある旧国道を走り、目的地の昴の郷(ホテル昴)には定刻の 9:40に到着。料金は ¥810、距離の割には高いと思うが乗客の少ないローカルバスとしては致し方ないか。

GPS等をセットして、5日前はココから三浦峠に向かったが、今日は反対方向の果無集落方面に向かう。
駐車場奥からトンネルを抜けるとT字路にぶつかった。案内はないがGPSで確認して右に折れると、直ぐの所に案内があった。吊り橋の柳本橋だ。

この吊り橋は、すぐ先で本流の熊野川(十津川)に灌ぐ支流の西川に架かる橋であるが、支流に架かる橋とはいえ 全長 90mと長い吊り橋だ。
一度に 5人以上は禁止の橋で、一人でも揺れる。強い風が吹き抜けているので揺れと合わせビビる。橋を支えてるワイヤをつまみながら進む。おまけに床板が薄いので朽ちていたり、割れ目が入っていたりしたら と想像すると怖い事。スリルのある吊り橋だ。

橋を渡り終えると、薄暗い山道につながり半島の先を回り込むように進むと、舗装道路に繋がった。
その舗装道路の先で右に小辺路の道標があった。その道標に従い石段を上がる道に折れる。
一段上がった所で、果無集落への車道を横切り、石畳道の坂を登って行く。
すると前方から身軽な夫婦さんが下ってきた。昴の郷から果無集落への往復の模様。

集落に入る前にマスク着用の案内があったのでマスクをして集落に上がる。昴の郷をスタートして 37分で果無の集落に到着。
開放された縁側のある民家には、「コロナのため休憩はご遠慮ください」との案内。広い縁側の奥にはズラリと並んだ障子の引き戸、縁側の軒先には干柿が吊るしてあり絵になる光景だ。その縁側の正面には大きな丸太を半割にして水槽にした水場。絶好の休憩処であるが、都会からコロナを持ち込みは厳禁だ。

その少し先の、有名な世界遺産の石碑を見て、
尾根上の集落内の石畳道を、ジグザグになっている車道と何度も交差しながら上がり集落を抜けていく。
集落を抜けると植林内に入り、所々のある観音を見ながら進む。
急に前方が開けると天水田。ベンチもあり休憩処になっているが、そのまま通過。その少し先が山口茶屋跡。案内表示があるのみで何もない場所だ。

黙々と歩いていると尾根の踊り場のようなところに建物が 2棟建っていた。1棟が観音堂、もう 1棟は避難小屋かと思ったが鍵がかかっていたので管理棟かな?
観音堂内の石仏を拝んで先に進むと、その先から少し傾斜が出てきたが、キツイと云うほどでもない。
すると突然植林の一角に空いたところがあり展望が出た。遠方に奥駆けの稜線が見え、釈迦ヶ岳・八経ヶ岳が目立っていた。

スタートして 2:15’で果無峠に到着。
道標が賑やかにあり、ど真ん中に宝篋印塔らしきものがあるのみで、ベンチなどの休憩施設はなく展望もない。ココで昼食を予定していたが、日も当たらなく陰気な場所に感じたので、そこでの昼食はあきらめ、そのまま横のピークの果無山に向かう。

5分ほどで果無山に到着。
山頂は緩いピークになっていた。展望はなく風が吹いていたが、先ほどの峠より開放感があったので、風下の斜面で昼食にする。
疲れが大きいと食欲が薄くなるが、今日は運動量が少ないためか珍しく食欲があった。定番の食後にデザートのフレンチクルーラーを食べても満腹感はなかった。

果無峠に戻りそのまま反対方向に下る。
なだらかな下りが続き、所々で階段状の石畳がある程度。観音さま以外は区切りとなるポイントはなく、ヒタスラに下るのみ。

果無峠から 45分程下った尾根を回り込む所で、突然前方が開け「和歌山県本宮町を望む」の案内。前方に蛇行している熊野川と各所に集落が見下ろせたが、本宮は小山の陰で見えてはいなかった。
その展望地の下側が三十丁石。古い石に三十丁の彫り込みがあった。

七色分岐を左に見て、ヒタスラに下る。果無峠を下り始めてから 1:41’で旧国道の八木尾に着地。今朝がたバス移動でそこを通過している。
その旧国道を延々と歩き、道の駅「奥熊野古道本宮」を左に見て、登りにかかり、国道に着地した八木尾からジャスト 30分の所で分岐案内があり、そこで旧国道から側道に別れる。

10分ほどダラダラと舗装道を登って行くと、左手の植林の中に折れる案内があった。そこで車道を別れ植林の中に入り 100mほど進むと、見覚えのある三軒茶屋跡に出た。
2年前(2019-11-10)に中辺路を繋いだ時に小広峠から大斎原まで歩きココを通過した。そこからは中辺路と合流して本宮に向かう。

途中の「ちょっと寄り道展望台」分岐は、前回寄り道したのでパスし、そのまま小辺路(中辺路)を進む。
三軒茶屋跡から 30分強で熊野本宮の裏側の鳥居に到着。マスクをして鳥居を潜り本宮の境内に入る。
平日の夕方近かったにもかかわらず境内にはそれなりに人がいた。
奥の檜皮吹きの御社殿を拝見して、参道の階段を下り、車を停めた国道向かいの熊野本宮館の駐車場に戻り今日の行程を終えた。

これで、高野山からの熊野古道の小辺路が約70㎞が全線繋がった。全て日帰りなので 7回かかった。
 
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熊野本宮館 駐車場

自宅から五條までは順調に走っていたが、R168に入って何度もトラックに阻まれたためバスに間に合うか怪しくなってきた。 少し無理して追い越したり、スピードアップして走ったら、なんとか予定タイムで到着できた。


新宮駅始発 大和八木駅 行きのバスが 3分遅れでやってきた。
一般道を走る路線バスで日本一長いので有名。
1人の乗客が乗っていたのみ。


本宮大社前バス停
9:07発の八木行きのバスが遅れてやってきた
ホテル昴には定刻の9:46に着いた

昴の郷をスタート
5日前はココから三浦峠に向かったが、今日は反対方向の果無集落方面に向かう。

柳本橋
長さ 90m、高さ 10m
「一度に 5人以上渡橋しないでください。」との注意書きもあった

風が吹いていたので余計に揺れるので、ワイヤを掴みながら渡る。
床板が薄いので割れはしないかとコワゴワ

果無越え蕨尾口の登山口

登山口から一段上がり。果無集落への車道を横断する所に、マスクの着用・食事はダメ・個人宅は訪ねない等の注意書きがあった。
コロナの持ち込みは厳禁だ

石畳のルートを歩く

植林地の中、集落まで石畳道が続いていたが、石の上は歩きにくい

振り返ると、ヘアピン状に蛇行している熊野川(十津川)が眼下にあった。
左の橋の向こう側が昴の郷へのR425分岐

害獣除けの柵であるが、左側が空いている。扉を開けずにその空間から通過した

集落の手前に、西国三十三観音(31,32,33番観音)への分岐案内があった。30番から1番まではこれから歩くルート上にある。

民家の軒先を小辺路が通っている

普段なら休憩用として開放してくれているようだが、「コロナのため休憩はご遠慮ください」との案内があった。
障子・縁側・干柿・・、絵になっている

民家の前の水場
小辺路を歩く人に優しい気配りだ

世界遺産石碑

第30番観音

集落の最上部を横断している車道
道路上には道しるべがある

バス停もあったが、運行は月曜日のみで 1日 2往復

26番観音
この辺りはなだらかな道

25番観音

天水田
こんな場所にも水田があったんだ

山口茶屋跡
案内板以外は何もない所

観音堂
奥は避難小屋かと思ったら、鍵がかかっていたので、管理小屋の模様

観音堂の内部に安置されている石仏

20番観音
なだらかな道が続く

展望のないルートに突然展望が
奥の稜線は大峯方面

眼下には十津川温泉

釈迦ヶ岳・八経ヶ岳をズーム

再び植林地の中のルートへ

果無峠に到着
賑やかな道標表示と宝篋印塔があったが、ベンチもなく展望・日当たりもない陰気な場所だった。
ココでの昼食をヤメ、果無山に向かう

果無山
果無峠から「ブナの平」方面に一登りした所

果無山の風下の斜面で昼食をして、果無峠に引返す

果無峠に戻ってきた

15番観音
下りでは、多くの観音様はお尻を向けていた

突然前方が開け、「和歌山県本宮町を望む」の案内

本宮は中央右奥で見えていない
中央の小山に「ちょっと寄り道展望台」があり右斜面を通過していく

30丁石
どこから 30丁?

10番観音

七色分岐

舗装道に下りてきたが、すぐ先で地道の斜面を下り

旧国道の八木尾に着地

左から下ってきた。右に八木尾バス停がある。
あさ、本宮からここをバスで通過した

道の駅「奥熊野古道本宮」
大きなザックを背負った単独さんが、シンドそうに歩いていた

ココで旧国道を別れ、右の側道に折れる

三軒茶屋跡にココから上がる

三軒茶屋跡に到着
ここからは小辺路と合流した道を歩く。2年前(2019-11-10)に小辺路を歩いた時に通過した。

「左 本宮」「右 かうや 右 みい寺」 と読めた

三軒茶屋跡の休憩小屋
この裏にバイオ・トイレがある

「九鬼ヶ口関所」の門を抜けて

「ちょっと寄り道展望台」分岐
前回寄っているのでパスし、そのまま小辺路(中辺路)を歩く

住宅街の道に下ってきた

道路に「紀伊山地の霊場と参詣道 ↑」の表示のある、給水栓蓋?があった

中辺路の祓殿王子跡

熊野本宮の裏側に到着
マスクをして境内に入る

黒い「八咫ポスト」

八咫カラスのクチバシにもマスクがしてあった

拝殿
狛犬にもマスク

御社殿

境内入口の鳥居

車を停めた熊野本宮館の駐車場に戻ってきた
 
 
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