TKMデジカメ山歩き 2021/4/25(日)
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伯母子岳
スタート:五百瀬小学校・三田谷橋 ⇔
ルート :小辺路 4/7 《伯母子峠~五百瀬》
日本200名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良
【山地系】
 
 
 
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標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
340m  07:59   ① 五百瀬小学校 P 0:09 - 0:09   出発時間 05:40 15:00
   08:08   ② 登山口(三田谷橋) 到着時間 07:45 17:45
1:32 1:25 1:41  
   09:40   ③ 水ヶ元茶屋跡 片道距離 104 ㎞ 104 ㎞
0:42 0:50 2:23  
   10:22   ④ 上西旅籠跡 往復距離 208 ㎞(AVG=17.1)
0:49 0:55 3:12  
   11:11   ⑤ 伯母子峠  
0:17 0:20 3:29  
1344m  11:28~12:05 0:37 伯母子岳 P1344  
0:42 - 4:11 0:42
   12:47   ⑦ 上西旅館後  
0:38 0:40 4:49 1:20
   13:25   ⑧ 水ヶ元茶屋跡 ASC(総上昇)プロトレック 1185 m
1:14 1:05 6:03 2:34
   14:39   ⑨ 登山口(三田谷橋) DSC(総下降) 〃 1155 m
0:09 - 6:12 2:43
   14:48   ⑩ 五百瀬小学校 P 総上昇量(GPS) 1193 m
  6:49 0:37   6:12 -     移動距離(GPS) 〃 17.0 ㎞
 
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アプローチ
 

奈良 ⇔ 《R24・京奈和道》五條IC ⇔ 《R168・県733》 ⇔ 五百瀬

駐車場
  五百瀬小学校(廃校) 「熊野古道小辺路駐車場」として開放されている
ルート
  P ⇔ 登山口(三田谷橋) ⇔ 待平屋敷跡 ⇔ 水ヶ元茶屋跡 ⇔ 上西旅籠跡 ⇔ 伯母子峠 ⇔ 伯母子岳
※ 帰路は伯母子峠に下らず迂回路(近道)となっている尾根から下る
記録
  今日から、緊急事態宣言の期間に入る。
3回目の緊急事態宣言で、関西の3府県(大阪・京都・神戸)と東京都の 計 4都府県に発出された。期間は 4/25から 5/11まで。
奈良県は、知事の意向か、前段階の「まんぼう(まん延防止等重点措置)」すら要請するに至っていないが、人口当たりの感染者数でみると、発出地域に近づいている。奈良北部に限って言えば肩を並べているかも。

緊急事態宣言の発出早々でもあるので、今回は県外移動ではなく奈良県内の山を歩くことにした。
その目的地の伯母子岳へは過去に、大股からと・龍神方面から登った事がある。今回は熊野古道の小辺路ルートの南側の三浦口(五百瀬)からだ。

ネットを覗いていたら、五百瀬小学校が「熊野古道小辺路駐車場」として、開放されており、そこから北の伯母子岳、南の三浦峠へのレポが目に入った。
不案内な土地に行くときには、駐車場所があるかで心配になるため、ためらうケースが多いが、確実な駐車場があるので、そこを起点に、伯母子岳に往復することにした。

いつもより早く起きて、自宅をスタート。
早朝のためスイスイ走れ、高速並の京奈和道を五條ICで下り、R168を南下。前半は曲がりくねった道だが、途中でこれまた高速並のバイパス道を走り、トンネルを抜け風屋ダム湖(貯水池)の横に入ったところで県道733号に折れる。
するとナビが土砂崩れのため通行止めの案内をして、ルート変更を繰り返す。心配になったが最近災害があったような報道はなく、現地は集落もあるので迂回路か仮設かで通行は出来ると思いそのまま進む。

県道なので舗装はされていたが、道は細く曲がりくねっていた。対向車が来たら面倒だなと心配して走っていたが、幸い対向車とは出合わず。
途中で、仮設の河川敷への迂回路に案内され。仮設の橋を渡ると、砂利道になった。河川敷なので道は広いが、砂埃が舞い上がる。
再び仮設橋を渡り、熊野古道小辺路を三浦峠に向かう吊り橋の船渡橋の下を抜けて県道に戻り、トンネルの手前で左下に廃校になった五百瀬小学校に入る。校舎の前には和歌山ナンバーの先着車が 1台駐車していた。その横に駐車する。


小学校から県道に戻り、トンネルを抜けると、右手にトイレと公衆電話があった。今時公衆電話は珍しいが、キャリアによっては携帯の圏外なので何かの時にはありがたい。なお、当方の携帯は圏外だ。
スタートして 10分弱ほどで、赤い三田谷橋を渡った所が伯母子岳登山口。案内がイッパイあった。さすが、世界遺産の熊野古道だ。

そこから入山。急登をジグザグに上がり、尾根先に回り込んで行く所で、切れ落ちた急斜面を横切るので注意して通過。
歴史ある道なので、ヤヤコシイ所や手を使うような斜面はなく、分岐には必ず案内があるので、ひたすら頑張って歩くのみ。

何もない「待平屋敷跡」で薄い上着を脱ぐ。その辺りから石畳の道になりしばらく続く。熊野古道の歴史を感じる道だが、石畳の道は歩きにくい。
いつの間にか尾根上の道に変わった所を進んでいると、右下に尾根を別れる案内表示があった。
そのまま尾根を進まず右下に 30mほど下ってから尾根横を延々とトラバースしていく。

山の斜面のトラバース道なので山抜けした所もあったが、その山抜けした斜面にはシッカリとした道が造作されて安全に通行できるようになっていた。手入れが行き届いている。
支尾根を回り込む少し広がったところに水ヶ元茶屋跡の案内、隣の祠に弘法大師座像が納められていた。
その、少し先で「伯母子峠 4.5㎞、三田谷橋 4.0㎞」の案内。ようやく半分近くを歩いて来た事になる。

長い長い尾根横のトラバース道から尾根に戻り、すぐ先でC1070の広いピークを越える。そこから 3~40mほど下った先が上西旅籠跡。ダダ広いところで建物跡の石垣も残っていた。説明板には昭和 9年まで人が住んでいたとの事。説明板横の行先表示には「伯母子峠 50分」とあった。

まだ先が長いので、説明板を読んでそのまま通過。
上西旅籠跡からP1091を巻いていくルートに入る。すると「本道が通れない場合は迂回路をご利用ください」との案内表示。崩れやすそうな斜面の前後にその案内があった。何度も崩れその度に修復してきた感じだが、大きく崩れると修復不可能な地形に感じられた。

P1091をトラバースして、再び尾根に戻りその尾根を少し進むと、左の尾根方向に「迂回路 DETOUR」の案内があり、本道は右側にトラバースしている。
3年前に、龍神から伯母子岳に登った時に、伯母子峠から三田谷橋方面は通行止めになっており、迂回路が伯母子岳の山頂から南の尾根に案内されていたが、そのルートのようだ。

今は通行止めの案内はないので、迂回路は下山で歩く予定にして本道のトラバース道に入る。
しばらく進んだ深い谷を回り込む手前の所が、崩れて修復した跡があった。またいつ崩れてもおかしくない感じだった。
伯母子峠への最後の谷を巻く所で、工事用の仮設材で架橋してあった橋を渡り、伯母子峠に到着。避難小屋の中を覗いてから山頂に向かう。

頑張って登っていると、前方から話し声が聞こえた。山頂横の尾根に上がった樹林帯の中で、その声の主の夫婦さんが昼食休憩をしていた。展望の良い山頂は風があるのだろうか。

伯母子岳の山頂にはスタートして 3:29で到着、誰もいなかった。
天気は悪くないが雲が多く、遠方までの展望はなかった。大峯方面の主峰は南の釈迦ヶ岳が確認できた程度。近くの護摩壇山とスカイタワーはよく見えていた。

山頂は微風が吹いていたが、それほど寒さは感じなかったので山頂の絶好地で昼食に入る。
昼食中に大股方面から夫婦さんが登ってこられ、山頂表示の横で昼食休憩に入られた。

昼食後、コーヒーとデザートで仕上げ下山に向かう。
山頂横から、登ってきた伯母子峠に下らず、迂回路になっている尾根をそのまま進む。少し下って登り返した所が伯母子岳の南峰。そのピークから樹間越しに先ほどまでいた伯母子岳を見て先に進む。
尾根上の下りで、踏み跡は薄めだがピンクリボンが導いてくれるので迷いようがない。時々倒木があるが苦にもならず・激下りもない歩きやすい尾根下りだ。
30分もかからずに小辺路の本道に合流。その先は登ってきた道を下るだけ。

上西旅籠跡で、往路は説明板を読んだだけだったので一服がてらに周りを見てみようかと思ったが、同年輩の男女 4名さんが休憩していたのでパスしそのまま通過。
その先で 3~40mほど登り返してC1070の広いピーク越えをして、尾根横のトラバース道に入り、しばらく進むと、行程の約半分になる「三田谷橋 4㎞ 伯母子峠 4.5㎞」の表示があり、そのすぐ先、「水ヶ元茶屋跡」で水分休憩。山頂で再び着た上着を脱ぐ。

「待平屋敷跡」手前から歩きにくい石畳の道を下り、何もない「待平屋敷跡」もそのまま通過して、三田谷橋の登山口に無事下山。

県道を 10分弱歩き、駐車した五百瀬小学校に戻ると、当方を含めて 5台の車とバイク 1台が駐車していた。
山中で出会った該当者は上西旅籠跡で休憩していた 4人さんくらいなので、他の人たちは反対側の三浦峠方面に行かれたのだろうか。車で戻りかけたら三浦口方面から夫婦さんが戻ってきた。


山中で出会った人は、入山して早々に、大きな荷物にマットを括りつけた単独さん(多分小辺路の縦走者)・半分くらい登ったところですれ違った青年 2人さん(この 2人さんは帰路でも出会ったが、大股から三田谷橋までの往復との事、若いとはいえすごい体力)・山頂で見かけた大股からと思われる夫婦さん 2組・それに帰路の上西旅籠跡で休憩されていた同年輩の男女 4人さん、だけだった。


今日歩いたコースは、熊野古道のため整備されたルートで、高低差の少ない並行道が多かったので、一生懸命に歩いたが、コース標準タイムにほとんど同じだった。
 
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五百瀬小学校(廃校)
「熊野古道小辺路駐車場」として、開放されている。和歌山ナンバーの先着車が停まっていた。

駐車場への案内
登山口へはトンネルを抜けて行く

途中には、トイレと公衆電話もあり

三田谷橋を渡った所が伯母子岳への登山口。案内表示がイッパイあった

登山口から少し上がり、尾根先へ回り込む急斜面を横切る。足を踏み外すとタダではすまない。

こんな立派な案内が何ヵ所かにあった。

待平屋敷跡
この付近から石畳の道になった

熊野古道の雰囲気が残っている

尾根上には大木も

ここで尾根を別れ、右下へ 30m程下り、トラバース道を進む

山抜け地点
明るいのは立木が全部滑り落ちているため。通路は造作されている。

水ヶ元茶屋跡・弘法大師座像

伯母子峠 4.5㎞、三田谷橋 4.0㎞
ようやく半分まで来た

植林地の中のトラバース道を延々と進む

C1070のピーク
この前後 3~40mほどのアップダウン

上西旅籠跡
広く開けていた。案内には昭和 9年まで人が住んでいたとの事

この手前のP1091のトラバース部分が、よく崩れるのか迂回路の案内があった。

伯母子岳かと思ったが、西側のP1341牛首の峰。 3年前に龍神方面からその尾根を歩いた

左に迂回路とあるが、伯母子岳の山頂に通ずる尾根。帰路に通る予定。

修復されて通れるようになっているが、また何時崩れてもおかしくない。
3年前に龍神方面から伯母子岳に訪れた時にはこの個所は通行止めになっていた

危なっかしい

ここは工事用足場で作られていた

伯母子峠に到着
トイレ(右)、避難小屋(左)

避難小屋内部
横文字で落書きが

伯母子峠より①
各方面への案内

伯母子峠より②
三田谷橋の登山口まで 8.5㎞。3:07かかった

伯母子岳 山頂に到着
少し風があるので、この手前で風を避けて昼食休憩していた夫婦さんがいた

11:29 伯母子岳 山頂よりのパノラマ①

伯母子岳 山頂より①
護摩壇山と右にスカイタワー

伯母子岳 山頂より②
玉置山、電波塔の右側が山頂

伯母子岳 山頂より③
山並みの奥に大塔山

11:32 伯母子岳 山頂よりのパノラマ②

伯母子岳 山頂より④
釈迦ヶ岳。大峯の山で見えたのはこの山だけだった

伯母子岳 山頂より⑤
左が荒神岳、奥に金剛山があるのだが・・

伯母子岳 山頂より⑥
右に覗いているのが乗鞍岳

伯母子岳 山頂より⑦
昼食を終え下山に向かう

登ってきた左の伯母子峠には向かわず、迂回路となっている正面の尾根経由で下山に向かう

伯母子岳の南峰より
中央右に伯母子岳の山頂表示が見えている

左からの小辺路の本道に合流

P1091の巻道付近
通過できないこともあるのか、この前後に迂回路の案内があった

上西旅籠跡
4人さんが休憩していたが、これから山頂往復すると、下山はかなり遅くなるが

上西旅籠跡

C1070への登り返し
厳しい登りでもないが、疲れた体には

小辺路なので、通りやすいように道を作っている

約半分の所まで戻ってきた

水ヶ元茶屋跡
水分補給し、上着を脱いだ

携帯が使えます とあるが、当方の携帯は圏外であった。

石畳の道が始まった
下りでは石畳は歩きにくい

待平屋敷跡

最後の注意箇所

三田谷橋の登山口に到着

三田谷橋

公衆電話
携帯によっては電波が通じないので、用事があるときには便利

「熊野古道小辺路 駐車場」の案内

駐車場として提供されている、廃校になった五百瀬小学校

後ろに 1台、この手前に 1台、全部で車 5台とバイク 1台が駐車していた

往路で、大きなザックを背負った縦走の単独さん、大股から三田谷まで往復(驚異的)の青年 2人さん、山頂で大股からと思われる夫婦さん 2組、 帰路では上西旅籠跡で休憩されていた 4人さんとしか出会わなかったが、駐車している車の人たちは、反対側の三浦峠方面に行かれたのだろうか
 
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