TKMデジカメ山歩き 2021/3/10(水)
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晴れ
御池岳・茶野・鈴ヶ岳
スタート:大君ヶ畑 →
ルート :
御池岳=関・近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】滋賀県
【山地系】鈴鹿山地
 
 
 
  足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
310m  09:03   ① 大君ヶ畑 登山口前 P 1:11 - 1:11   出発時間 05:55 15:55
   10:14   ② P729 到着時間 08:50 18:45
0:35 - 1:46  
   10:49   ③ 茶野 片道距離 107 ㎞ 104 ㎞
0:54 - 2:40  
1130m  11:43   鈴ヶ岳 P1130 往復距離 211 ㎞(AVG=17.6)
0:36 0:40 3:16  
1182m  12:19   北鈴岳 P1182  
0:34 0:50 3:50  
1247m  12:53~13:26 0:33 御池岳 P1247  
0:25 0:50 4:15 0:25
   13:51   ⑦ 北鈴岳  
0:23 - 4:38 0:48
   14:14   ⑧ 分岐(鞍掛尾根) ASC(総上昇)プロトレック 1180 m
0:5. - 5:31 1:41
   15:07   ⑨ 鞍掛橋 DSC(総下降) 〃 1185 m
0:34 - 6:05 2:15
   15:41   ⑩ 大君ヶ畑 登山口前 P 総上昇量(GPS)map60 1307 m
  6:38 0:33   6:05 -     移動距離(GPS) 〃 14.0 ㎞
 
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アプローチ
  奈良 ⇔ 《R24・R307・R306》 ⇔ 大君ヶ畑
※ 帰路は多賀の交差点を通過せずナビの指示に従いショートカット道へ。このほうが 3㎞程短いか
駐車場
  大君ヶ畑の集落の外れ、R306の広がった路肩に路駐(登山口の正面横)
ルート
  P → P729 → 茶野 → 一本木(桜峠) → 鈴ヶ岳 → ヒルコバ → 北鈴岳 → 御池岳 → 北鈴岳 → 鞍掛橋 → 《R306》 → P
記録
  明日は 3月11日。あの「3.11 東日本大震災」から丸 10年になる。10年ひと昔と云うが、ついこの前のようだ。
昨年からのコロナ禍といい、命・生活・経済に深刻な問題を与える大災厄だ。
何とか早く克服して、日常に戻るのを希うばかりだ。


今回は、4年前(2017-3-29)に歩いたルートから御池岳に
鞍掛橋からは、このところ 3回続けて登っているので、今回は目先を変えて、大君ヶ畑から登ることにした。
4年前は、「茶野」の場所を知らず素通りしてしまったのと、P729へは直登したため、今回は地形図に載っているルートから登ってみたく、それらの確認を兼ねて行くことにした。
また、4年前はP729の鉄塔台地に上がると、フクジュソウが咲いていたので、今回も見られたら・・。

現地の登山口まで、自宅から遠いので少し頑張って早起き。
自宅から外に出ると、薄明るくなっていた。徐々に日が長くなってきている。
早朝のため、日野までは順調だったが、R477の分岐を過ぎるとノロノロ。少し先の工業団地への右折車が原因だった。工場の始業は早いみたいだ。
その先は、渋滞からは解放されたものの、多賀の分岐までトラックが多くやや時間がかかった。
そんなんで、現地まで 3時間近くもかかった。ちなみに 4年前は 20分ほど早く自宅をスタートしていたためか現地まで 2:25で到着していた。

大君ヶ畑の集落を過ぎた先にある登山口前の、道路が広がった路肩に路駐。冬季通行止めゲートの手前 200m付近だ。先着車だろうか軽が停まっていた。


外気温は 9℃。少し風があり意外に寒く感じるが、今日の天気予報は暖かくなるとのこと。少し迷ったが、防寒着はやめてウインドブレーカーを着てスタート。
交通標識の所から入山。案内標識はないがピンクリボンが派手にあった。この先もピンクリボンが多くあったので、グループでの登山者達か、誰か下山時の目標のために最近付けたのだろう。

作業道のような明確な道を一登りすると、フラットで開けたところに出た。そこで道は途切れたが、先に見える植林地の右のほうに例のピンクリボンが見えたので、畑のような所の畦道を適当に進む。
植林地に入ると、そこからは迷いようのないような道。ただ道幅はあるがU字状にえぐれているため、倒木があると通過できない。
そこは、ピンクリボンがバイパス道に案内してくれるが、本ルートを見失わないように登っていけばよい。

傾斜が緩んで来たところで前方からヘルメットをした作業服姿の単独さんがこられた。でかい望遠レンズをつけた大型カメラを持っていた。先着車の人だろうか。
そのすぐ先で、傾斜のある斜面のトラバース道に導かれた。そこは 4年前には歩いた記憶がない。
GPSで位置確認すると、4年前はその付近からP729に直登したところだ。

今回は、そのトラバース道を進む。距離的には 2~300m位だが、道幅が狭く、傾斜のある斜面なので、踏み外すと超危険なので、慎重に進む。積雪期は通過は不可と思われる。
渡り終えたところが、P631とP729の鞍部付近。
ピンクリボンが、上のほうに続いていたので、それに従う。少し登ったところで、周りを見ると右手に旧道のようなU字側溝が見えた。そこに移動。

旧道に見えたのは、浅い谷だった。そこからは適当に上を目指す。少し登ったところで横切っていく踏み跡にぶつかった。その踏み跡からP729の尾根方向に回り込み、急な尾根を高度差 50m程頑張ると鉄塔台地にあがった。
4年前にここに上がってきたときには、フクジュソウが咲いていたが、今回はどこにも見当たらなかった。この辺りのフクジュソウはまだ早いみたいだ。

その先は、尾根ルートなので、尾根を外さなければ問題ない。
P729の先、しばらく登ると、「茶野」の台地。台地の左側を進むと、西側にある「茶野」を通り過ぎてしまう。
4年前は、ルートを外れた所に「茶野」があるのを知らずに通り過ぎてしまったので、今回は通り過ぎないように気を付けた。
その「茶野」からは大展望が広がっていた。その景色をカメラに収めて元のルートに戻る。

「茶野」の台地から少し下り、こぶを超えた鞍部に鉄塔があり標識があった、歩いてきて方向に「一本木(桜峠)」、西に下っていく方向に「ミノガ峠・御池林道」の案内。
その少し先にも鉄塔があったが、そこにはなにも標識はなかった。

2つ目の鉄塔から、しばらく登っていくと、鈴ヶ岳の山頂だ。
鈴ヶ岳は今回で 3回目となる。展望はあまりないのでそのまま通過。ヒルコバの鞍部まで急坂を下っていく。湿った粘土質の急坂部分では、ズルズルに滑るので、そこは慎重に下る。

鞍部のヒルコバから登り返し、山頂表示以外何もない鈴北岳を正面に見ながら、その鈴北岳に到着。ヒルコバから 24分もかかった。
鈴北岳からはテーブル台地方面も広く見渡せるが、どこにも人影は見当たらない。今日の入山者はひょっとしてセロか。

ここまで、思った以上に時間がかかり、体力もシンドクなっていたが、ここから下山する選択肢はないので、そのまま御池岳に向かう。
北斜面や窪んだ所には残雪があるのでできるだけ避けて進んだため、少し遠回りになって目的地の御池岳に到着。

御池岳の山頂にも誰もいなかった。少し風があったが、この付近では風を避けられそうな所はないので、風の影響の少ない山頂の東斜面で昼食。
昼食後にいつも通り、コーヒーとデザートを味わっていると、山口から来たという単独さんが上がってきた。山口から旧道(?)を通り白瀬峠経由で来たとの事。これから鞍掛峠に出て、後は国道を歩いて帰るとの事で、そのまま先に向かっていった。
今日は、登り初めにすれ違った人を除き、山中で出会ったのはその人のみだった。平日とはいえ天気も悪くはなかったのに、この山域でこんなに人に出会わなかったのは初めて。

コーヒータイムを終わって、先ほどの単独さんを追っていく。
その単独さんはこの山をよく知っているのか、残雪上に最短距離で鈴北岳に向かっている足跡が残っていた。その足跡を追っていく。

鈴北岳の山頂に立っている単独さんを遠くに見ながら、その鈴北岳に登り返す。
鞍掛尾根のかなり先を下って行く単独さんを、再び追いかけて下っていくが、足早の人で直に見えなくなってしまった。当方と同年配だろうか。

鞍掛橋に下る尾根分岐で少し思案。この枝尾根から下るか、一つ下の枝尾根から下るか・・・。
だいぶ悩んだが、メンドクサなって、そのままその枝尾根から下ることにした。
主尾根の鞍掛尾根を別れて、鞍掛橋に向かう枝尾根に折れるといきなりの急下り、細尾根ではないので危険はないが、かなりの急こう配。頑張って下っていく。

上の鉄塔台地まで、急こう配は続いた。その先からは鉄塔巡視路になるので急こう配のところはプラ階段となっていたので、劇的に下りやすくなった。
下の鉄塔の少し手前からは傾斜もゆるくなり、林道に着地する所のロープ場は慎重に下りて下山完了。

林道を 10分弱歩いてR306の鞍掛橋に出て。その先アスファルトの国道 2.5㎞ほどをダラダラと下って 鞍掛橋から 34分で大君ヶ畑の駐車地に戻り今日の山行き行程を終える。


花粉症について
入山して、しばらくすると、目がメチャかゆくなり、鼻もむずがゆく鼻水も出始めた。杉の植林帯の中だ。
目薬と点鼻薬を持参しているが、多分効果はないのでそのままの状態で進んだ。
高度を上げて、植林地を抜けると、自然と花粉症の症状は気にならなくなった。
しかし下山時に、植林地に入ると再び花粉症の症状。

駐車地に戻ると、早速 目薬・点鼻薬で対処。
しかし、車で自宅に戻る途中、症状は止まず。鼻水はかんでもきりがないので、ハンカチタオルで垂れる鼻水を拭くのみ。
花粉症は、今シーズン最悪の状態だった
 
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登山口前の路駐地
左の交通標識の所が登山口
大君ヶ畑の集落の外れ、冬季通行止めの手前 200m位のところ

登山口から一段上がると広いところに出た。前方植林の右側に、登山道(杣道)が続いていた

こんな広い道を折り返しながら登っていく

杉の植林地の中、花粉症の症状が出てきた。鼻がズルズル・目がメチャかゆい

杣道は倒木で埋まっていたので、バイパスへのピンクリボンがあった。

斜面のトラバース道。
道幅が狭く、急な斜面を横切るので、慎重に進む。積雪期は通行不可か。
前回来たときは、このルートに気づかず、この手前からP729への急登をガムシャラ登った。

2~300mを慎重に通過

危険地帯を通過、谷の源流部に出てきた

P631とP729の鞍部付近。
ピンクリボンが上に向かっていたので、その指示に従うが・・

右にP729方面に向かう道らしきものが見えたので、移動すると道に見えたのは浅い谷だった。そこからは急斜面を適当に登ると、P729へのルートに出合った。

上方がP729の鉄塔台地
上を向いて撮っているので、傾斜がないように見えるが、かなりの急登

水準を合わせ水平に撮ると、こんな感じ

鉄塔台地に上がってきた
前回来たときは、この付近にフクジュソウが咲いていたので、期待していたが、全くその気配はなかった。
送電線の先のピークが三国岳、その右側が三国岳の最高点

P729のピークより
右の肩付近が「茶野」

残雪が出てきた

左前方に鈴ヶ岳が顔を出してきた
雪が斑に残っている

稜線ルートの、右に外れたところが「茶野」。前回はそこが「茶野」と知らず、訪れていない。

「茶野」のピーク(台地)
尖がりピークではないが展望が開けている

10:50 「茶野」よりのパノラマ

「茶野」より①
霊仙山とその右奥の伊吹山は肉眼では見えていたが

「茶野」より②
中央奥が御在所山。上のパノラマ写真ではボケている

「茶野」より③

一本木(桜峠)
稜線上の鞍部だが鉄塔がある

一本木(桜峠)
ミノガ峠・御池林道への分岐

山影になったところでは、まだまだ残雪がある

残雪上には少し古いトレースが残っている

鈴ヶ岳 山頂に到着
左に鈴北岳と右奥が御池岳

ヒルコバ
鈴ヶ岳からの急下りが、濡れていて滑りやすかった

鈴北岳の標識が見えてきた。右は御池岳

歩いてきた尾根と鈴ヶ岳を振り返る。
右下にR306が山を削っている

鈴北岳 山頂に到着
周りを見回すも誰もいない

12:19 鈴北岳 山頂よりのパノラマ

鈴北岳 山頂より
帰路に下る予定の尾根

ツリーホール

御池岳 山頂に到着
風があるので、東斜面で昼食。
昼食中単独さんが上がってきた。今日見かけた人はその人のみ

御池岳 山頂より
昼食を終え、ピストンで鈴北岳に戻る

鈴北岳に戻る

鈴北岳 山頂より
御池岳を見納め下山に向かう

鞍掛尾根の途中より
頭陀ヶ平と木和田尾かと思ったが、その手前の丸尾だった。尾根下のピークは、丸尾の寒山

C970で鞍掛尾根を別れ、鞍掛橋に向かう枝尾根に折れ、急坂を下ってきた。ここから樹林帯に入るが、急坂はまだまだ続く

上の鉄塔
鉄塔下からは、鉄塔巡視路になるので、急坂部分はプラ階段のため歩きやすくなる

下の鉄塔
頑張ってそのまま通過

昔の林道らしきところに出たが、すぐ先で、尾根上の山道を下っていく

林道登山口に着地

崩壊地は修復されていた

「くらかけばし」
この付近は作業用トラックが 2台駐車していたのみだが、下側の駐車地には、4WDのワンボックスが駐車していたが登山者のかな

冬季通行止めゲート


駐車地に戻る
鞍掛橋から国道のアスファルト道、約 2.5㎞を 34分かかって歩いてきた。
冬季通行止めゲートから 200m位の所
 
 
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