TKM の デジカメと山歩き | 2022/6/8(水) | ||||
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晴 | |||||
木梶山・国見山・赤ゾレ山・伊勢辻山 | |||||
木梶林道ゲート前(キワラ滝) → | |||||
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【所在地】奈良県・三重県 | |||||
【山地系】台高山地 | |||||
(木梶山のみ三重県側) | |||||
木梶山 | |||||
Ⅲ△1230.38m(木梶) | 歩いた足跡 | 歩行断面図 | |||
国見山 | 足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は こちらを参照 |
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Ⅱ△1418.94m(青俣山) | ☆別ウインドウで拡大表示☆ | ||||
標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
YAMAP コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
710m | 07:56 | ① 木梶林道ゲート前(キワラ滝) | 1:41 | - | 1:41 | 出発時間 | 06:00 | 15:15 | ||
1230m | 09:37 | ② 木梶山 △1230.4 | 到着時間 | 07:45 | 17:05 | |||||
1:27 | 1:30 | 3:08 | ||||||||
1418m | 11:04~11:11 | 0:07 | ③ 国見山 △1418.9 | 片道距離 | 64 ㎞ | 64 ㎞ | ||||
0:15 | - | 3:23 | ||||||||
11:26 | ④ 御神木 | 往復距離 | 128 ㎞(AVG=17.2) | |||||||
0:20 | - | 3:43 | ||||||||
11:46 | ⑤ 国見山 | |||||||||
0:34 | 0:40 | 4:17 | 0:34 | |||||||
1300m | 12:20~12:53 | 0:33 | ⑥ 赤ゾレ山 C1300 | |||||||
0:17 | 0:25 | 4:34 | 0:51 | |||||||
1290m | 13:10 | ⑦ 伊勢辻山 P1290 | ||||||||
0:58 | 1:20 | 5:32 | 1:49 | |||||||
14:08 | ⑧ ハッピノタワ | ASC(総上昇)プロトレック | 995 m | |||||||
0:14 | 0:15 | 5:46 | 2:03 | |||||||
14:22 | ⑨ 林道登山口(ハッピノタワ) | DSC(総下降) 〃 | 980 m | |||||||
0:49 | 0:45 | 6:35 | 2:52 | |||||||
15:11 | ⑩ 木梶林道ゲート前(キワラ滝) | 総上昇量(GPS)map60 | 1131 m | |||||||
7:15 | 0:40 | 6:35 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 17.7 ㎞ |
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アクセス |
奈良 ⇔ 《R24・県14・R166・県219・R166・旧R166・木梶林道》 ⇔ 木梶林道ゲート前 |
駐車場 |
木梶林道ゲート前の「木原滝展望休憩所」に駐車 |
ルート |
P → 《木梶林道・分岐林道》 → 《木梶山北尾根》 → 木梶山 → 木梶の辻 → 馬駆ヶ辻 → 国見山 → 御神木 → 国見山 → 赤ゾレ山 → 伊勢辻山 → ハッピノタワ → 木梶林道 → P |
記録 |
体調不完全のため回復を待っていると、前回の山歩きから10日過ぎてしまった。 しかし、状態はほとんど変化せず、中々通常の状態に戻らない。 体調不完全とは左足のこと。現在の症状は、「尻えくぼ」と「膝」の傷みとツッパリ。 もともとの原因は今年 3/16に信貴山の朝護孫子寺に行ったとき、山頂から舗装された参道を下っているときにコケて左ひざを強打して傷めたのが発端と思われる。 傷めてから 半月ほど謹慎して、少しマシになってから山歩きを再開して、その後に気にすることもなくなるほど回復したが 5/25 山上ヶ岳からの下山時に何もしないのに突然に膝に違和感が出た。 その状態確認のため 4日後に、半日程度の軽登山で様子見したが、なんとなく違和感が残っているもののほぼ普通に歩けた。 ところが翌日になると、今度はお尻の「尻えくぼ」付近に違和感や痛みが出て、ジッとしていてもジーンとする痛みが走るという症状が出て来た。リキむと痛くてリキめないほど、くしゃみをしても痛身が走る。こんな経験は初めて。何となく今患っている四十肩(七十肩)に症状が似ている かな。 そんな状態なので、おとなしくしていたら 10日も経ってしまった。 状態は相変わらずであるが普通に歩くには全く支障がなく、膝は登りで力が入ると、いつもではないが時々ピリッと針を刺したような痛みが走るだけであり、お尻の方は歩くには支障はない。 ズーっと謹慎していると老化が進むだけなので、無理をしない程度で山歩きに行くことにした。 行先は、木梶山。 バリルートの北尾根から登り、台高縦走路を歩きハッピノタワから戻る予定とした。 そのルートを選んだ訳は、いつも拝見させてもらっている「登山日和」さんのホームページで、木梶山の北尾根から下山した記録を見て、ネットを探ると同ルートの記録が他にもあり、バリルートとはいえそれなりに歩かれている様で、危険な部分はない模様だったから。 そのルートを参考に、久しぶりに(4年ぶり)に木梶山から台高縦走を周回することにした。 通勤渋滞が始まる前に奈良を抜けたので、ほとんど渋滞に合わず高見トンネルを抜けて高見峠に向かう旧道を折り返し 2㎞ほどクネクネと登って行ったヘアピンカーブの所で木梶林道折れる。林道に入った途端にガタガタ道で道路上には水たまりがイッパイ。 ユックリ進んでいると、現地手前で前方を走っていた大阪ナンバーの軽に追いついた。旧道から 500mほどの距離であるがかなり荒れている林道で、当方よりも慎重に走っていた。ここへは過去 2回来たことがあるが以前よりもかなり荒れた感じがした。 その大阪ナンバーの車に続いて木梶林道ゲート前にある「木原滝展望休憩所」の広場に駐車。広場の前には「木梶不動明王・キハラ滝(木原滝)」がある。 先行していった大阪ナンバーの夫婦さんの、ご主人の方はスリッパを履いていたので聞くと、登山用のスリッパとの事。地下足袋を履いた登山者は見たことがあるがスリッパでの登山者を見るのは始めて。 少し遅れて当方もスタート。 今週初めは暑い日が続いていたが、今日はそれほど暑くはならないとの事。天気も大きくは崩れない模様だが午後からは下り坂になるとの予報。スタート時の外気温は 13℃。 広場の奥にある登山ポストの横にあるゲートの脇を抜けて、木梶林道を 17分ほど進んだ所で、左下に折り返して木梶川に下っていく分岐林道に折れる。 少し下った所に「これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します。」との注意看板があった。歩行者も禁止になっているが、「無断で通行して事故等が発生しても一切の責任は負いません」ともあるので、自己責任で林道を先に進む。 一部壊れかけた木梶川に架かる橋を渡り、荒れた林道をダラダラと登り返していくと、上から崩れた土砂が林道上を覆っていた崩壊地の遭遇。歩いて乗り越えていくには支障はないが土砂上に倒木があって通過するのにうるさかった。 そこからすぐの右手の上部が木梶山への北尾根。そこから登れなくもないが見上げるような急斜面。下調べしたルートではもう少し林道を先に回り込んだ所で、横側から取付いたほうが登りやすそうに見えたのでそのまま林道を進むと、右手にオレンジの「登山道」のテープを発見。 そこで林道を別れ入山。尾根先を斜めに横切っていくシッカリとした踏み跡に続いていた。 しかし、尾根の向こう側まで行くと、ルートは消滅。上を見上げると、オレンジの「登山道」のテープが見えている。そこを目指し急斜面を適当に登って行く。所々でルートらしき道を横切るので、そのルートに乗るもすぐに消滅。傾斜はキツイが危険はないので適当に力任せで登って行くのみ。 そんなんで 高度差 7~80mほどの急斜面を 10分ほど頑張ると明確な尾根に上がり、傾斜は緩んだ。 そこまで登りでは問題ないが、下りで使用する場合は広い斜面なので方向を確認して下る必要がある。 その先は、自然林の尾根を登って行く。所々で尾根が広がると自然林の美しい森の出現だ。 暫くそんな尾根を歩き、梅尾からの尾根と合流すると 10分ほどで木梶山へ裏側からの到着だ。スタートして 1:41’で到着した。 木梶山の山頂からの景色はないが、山頂表示・道標が賑やかしかった。 スタートした「木原滝展望休憩所」には登山ポストが設置されており、そのポストには「木梶山 キワラ滝登山口」・「まつさか香肌イレブン」と表記されていたこともあり、木梶山はメジャーな山になった模様。 そんな木梶山だったが他に見るべきものはないので一息ついて先に進む。 すぐ先の木梶山の南峰を過ぎたあたりから右(西)に展望が開け、谷向こうにこれから向かう予定の赤ゾレ山。伊勢辻山が見え、その右奥の遠方には金剛山・葛城山も見えていた。 そんな景色を見ながら歩いていると、前方からの単独女性とすれ違った。このまだ早い時間どこから来たのだろうか。今日入山してから見かけたのはスタート時の夫婦さんとその単独女性のみで、台高縦走路では誰とも出会わなかった。 「木梶の辻」に上がって、そのまま馬駆ヶ辻に向かわず、道標にあった千秋林道の方まで様子見に行く。 2~3分で千秋林道の終点に到着。林道終点を確認してそのまま引返し、台高縦走路に向かう。 馬駆ヶ辻まで雰囲気の良い稜線上を歩き、まだ時間に余裕があるので途中で見えた国見山方面まで往復する事にした。 馬駆ヶ辻から何度も歩いた台高縦走路に入り 24分で国見山に到着。デジカメとスマホを「Wi-Fi」で接続して自撮りしようとしたが接続がうまく行かず。 心配していた左足は時々膝に電気が走るもののそれ以上の事はないので、明神平まで行けなくもないが時間的に帰りが遅くなりそうなので、少し先にある御神木に寄ってから戻る事にした。 ウシロ嵓のある国見山の東峰と水無山の鞍部から、国見山の東峰の斜面を並行して巻いて行く。以前は何となく踏み跡らしきモノがあったが、そんなものはなく、滑りやすい斜面を御神木を見落とさないように下方を注意して見ながら進む。上部を巻きすぎたかなと思っていたら、すぐ下に御神木が出て来た。今回で 3回目の訪問になるが何れも一発で発見できた。 御神木に吊り下げてあるノートの入った缶には落ち葉が積もっていたので、上部を掃除して中のノートを見ると最新の日付は昨年のもの。過去 2回は記帳していないので今回初めてノートに記帳した。 そのまま斜面を並行していけば国見若水に行けるが、その途中でお尻から少し滑ってしまう。大事には至る場所ではないが、滑りやすい斜面なので、国見若水はあえて探さずそのまま斜面を国見山の向こうまで行こうとしたが、滑りやすい斜面で徐々に危険を感じ始めた。以前に同じルートで横切って行った頃があるが、年齢からだろうかビビりが出て来た。 で、無理をせず国見山の東峰を巻いた所で尾根に上がり込んだ。と言うわけで、巻いて行く予定だった国見山に舞い戻る。 そのまま山頂を通過して、先ほど分岐した馬駆ヶ辻まで戻る。そこから国見山・御神木方面への往復に向かい、戻るまで 1:27’の寄り道だった。 そのまま台高縦走路を進み、赤ゾレ池から赤ゾレ山に上がり、そこで遅くなった昼食。 雲の多い天候だが、気候はちょうどよく空気が澄んでいるようで遠方までの展望が広がっており、そんな景色を見ながらノンビリと昼食。 赤ゾレ山から木梶林道に下ることもできるが、まだ時間に余裕があるので予定通りハッピノタワまで縦走路を歩く事にして、赤ゾレ山をあとにする。 赤ゾレ山より 17分で伊勢辻山に到着。以前より山頂表示が少なく目立たなくなっており注意していないとそのまま通過してしまいそうになっていた。ピークらしくもなく展墓の少ない山なので単なる通過点になってしまった感じ。 伊勢辻山からは、その先ほぼ下り。 ドンドンと下っていく。以前に縦走路を外したことがあるので注意しながら進む。それらしき所を間違えずに無事通り過ぎたと思い、ハンシ山の手前で、登り基調の尾根をそのまま進み尾根先の肩に出た所でGPSを確認すると方向違いに進んでいた。自宅に帰って確認すると以前と全く同じ場所でのルートミスだった。 引返し見落とした分岐を見るとテープがイッパイあったものの縦走路は明確な尾根から別れていくので、よそ見をしていたりうつむいて歩いていてテープを見落とすとそのまま尾根を直進してしまう。2度も同じ間違いをしたからではないが、標識を立てるかロープで注意喚起してもらいたい場所である。 その先のハンシ山のピークは、踏み跡は巻いて行くので、踏み跡を外してハンシ山のピークを経由する。 ハンシ山からの下りは所々で展望が開け、前方の雲ヶ瀬山・高見山・三峰山を見ながら下る。右横には通過してきた木梶山も見えていた。 ハッピノタワの鞍部まで下り、そこで縦走路を別れ木梶林道への谷を下る。そこも案内標識が増えており林道まで 15分の表記もあった。 放置されたままの間伐材のイッパイある深い谷であるが、ガレ・水はなく歩く部分は間伐材もないので下りやすい谷だ。少し下ると谷を横切っている杣道にぶつかり、谷下りはそこまで。その杣道を左に進むと、少し先でそのまま木梶林道に下っていくルートに導かれる。 しかしその下りがエゲツナイ。下り始めは新しいロープが設置してあったが、その先崖横を下っていく場面からは緊張の連続。普通に歩いて行けば問題ないが、よろけたり滑ったりすると崖に真っ逆さま。そんな事を考えるとビビってしまい、ユックリ慎重に下る。短い距離だったが、恐々だった。 1度下ったことがあるルートだが、特に危険を感じたという意識は残っていない。年齢とともに受ける感覚が変わってきたのだろうか。 無事林道に着地して、ブラブラと林道を 50分弱歩き、スタートした駐車地に戻る。大阪ナンバーの車は既になく当方の車のみになっていた。 |