TKMデジカメ山歩き 2022/8/15(月)
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コブシ嶺日出ヶ岳
スタート:大台ケ原 P ⇔
ルート :↑↓尾鷲道
日出ヶ岳=日本100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県・三重県
【山地系】台高山地
 
日出ヶ岳
 Ⅰ△1695.12m(大台ヶ原山)
コブシ嶺(マブシ嶺) 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は こちらを参照
 Ⅲ△1411.02m(雷峠1)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ヤマプラ
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
1570m  08:13   ① 大台ケ原 P 0:30 0:35 0:30   出発時間 05:40 15:40
   08:43~08:48 0:05 ② 尾鷲辻 到着時間 08:00 18:25
0:40 - 1:10  
   09:28 0:00 ③ 白サコ 片道距離 104 ㎞ 95 ㎞
1:21 - 2:31 -
1411m  10:49~11:27 0:38 コブシ嶺 △1411.0 往復距離 198 ㎞(AVG=16.9)
1:16 - 3:47 1:16
   12:43 0:00 ⑤ 白サコ  
0:14 - 4:01 1:30
   12:57~13:09 0:12 堂倉山  
0:39 - 4:40 2:09
   13:48~14:00 0:12 ⑦ 尾鷲辻 ASC(総上昇)プロトレック 655 m
0:43 0:55 5:23 2:52
1695m  14:43~14:51 0:08 日出ヶ岳 △1695.1 DSC(総下降) 〃 650 m
0:33 0:30 5:56 3:25
   15:24   ⑨ 大台ケ原 P 総上昇量(GPS) 727 m
  7:11 1:15   5:56 -     移動距離(GPS) 〃 17.8 ㎞
 
アクセス
奈良 ← 《R24・県14・県37・県28・R169・県40(大台ケ原ドライブウェー)》 ← 大台ケ原
※ 往路でナビをセットしなかったため、気が付くと京奈和道を走っていた。で、そのまま下市まで走り吉野に出た。9㎞余分に走るも時間的には変わらなかったか。
駐車場
大台ケ原 駐車場
ルート
P → 尾鷲辻 → 《尾鷲道》 → コブシ嶺(マブシ嶺) → 《尾鷲道》 → 堂倉山 → 尾鷲辻 → 日出ヶ岳 → P
記録
先週に続けて、リハビリ登山の続き。
場所は先週候補にあげたコブシ嶺。先週のリハビリ登山では、もともとの神経痛は何ともなかったものの、神経痛とは関係のない膝に問題があった。
リハビリ登山の翌日に整形外科に行く日だったので、膝の事を話して診てもらう。レントゲンを何枚かとっで診断してもらったが、何ら問題がなかった。関節の隙間も年相応らしいが 3.2㎜ あり 問題になるほどでもないらしい。痛い原因は不明だったが、関節は傷んでいないとの事なのでひとまずは安心。

今日はお盆の最終日。天気予報では一日中曇の模様だが、昨日は天気が悪かった事もあり、行楽の人で大台ケ原の駐車場が込みそうなので何時もより早めに起きて自宅をスタート。

通いなれた道なのでナビはセットせずにスタートした。信号に何回か引っ掛かっかかったものの走っている車は少なく順調に走っていると、気が付くと京奈和道の高架上を走っていた。
それでも冷静に考えれば、中和幹線で左折して桜井に向かえばよかったものを、頭の中は御所南ICからR309にはいり、下市から吉野に向かうルートの 1本のみしか入っていなかった。
それでも一部高速のルートだったこともあり、距離は長かったものの到着時間はあまり変わらなかった感じ。

20㎞近くある大台ケ原ドライブウェーでは、日の出見物の車だろうか数台の車とすれ違ったものの快適に走れ、現地に到着。
駐車場にはすでに多くの車が駐車していたものの、まだまだ空きがあった。混み具合は 70%位だろうか。

現地の外気温は 20℃。下界ではクーラーをかけて走っていたが、かなり涼しい。駐車場は既に標高 1570mあるので下界との気温差は 9℃ほどある。

長袖のシャツを着て駐車場をスタート。
ビジターセンターの横から入山し、すぐの所で大蛇嵓方面に向かう右に折れる。コンクリートで固められた石畳道はほとんど傾斜がなく歩き易い。黙々と一生懸命に歩き 30分で尾鷲辻に到着。
尾鷲道方面を見ると背の低い笹原が登山道まで覆いかぶさってきている。朝露に濡れているので、東小屋の中でスパッツを付けた。

幅は狭いが濃い踏み跡の尾鷲道に入る。緩んだ地面に新しい靴跡があるので先行者はいる模様。
ダラダラと下っていくと。踏み跡の分かれ道があり、真っすぐ正面に向かう薄い踏み跡と、右に折り返すように下っていく濃い踏み跡の分岐。
右下に折り返す方が尾鷲道であるが、以前の尾鷲道は踏み跡が薄く、ここに来た始めての 3回(2012/11/18、2014/7/6、2016/7/30)はその分岐に気づかず真っすぐに行ってしまい途中で踏み跡が消滅しマークを探しながらウロウロ歩き、何とか尾鷲道に合流する事が出来た。
最初の 2回は帰路で尾鷲辻まで尾鷲道を利用せず、3度目の時に初めて帰路で尾鷲道から尾鷲辻に戻った時に折り返している事に気が付いた。
そんなんでヤヤコシイと思っていたが、今は分岐が広くなり迷うようなことはなくなっていた。

帰りの登り返しが鬱陶しいと思いながらダラダラと下っていくと、少し雰囲気の良い森の中に入っていた。
尾鷲辻から 28分で堂倉山への分岐付近。堂倉山は帰路に寄る事にして、そのまま尾鷲道を進むと、そこから 12分で白サコに到着。堂倉山へは帰路にその白サコから登る予定だ。

そのまま尾鷲道をドンドン進む。踏み跡は濃く所々に案内もある。
白サコから先、尾鷲道は尾根横をトラバースしながら傾斜を緩めて進むルートになると、途中で山抜けした場所が 2か所あり、道が落ちてしまっていた。最初の山抜け場面は尾根近くなので、少し迂回しただけ。2か所目は大きな山抜けで尾根から少し下側をトラバースしている場面だったので、尾根側に大きく迂回した。迂回路はハッキリしていたが、傾斜のある所を登るのでキツかった。
P1362の東側だったので、そのままP1362を超えていった方が楽であるが尾鷲道は正直に元のトラバース方面に下っていた。踏み跡もそちら方面にしかないので当方もそれに従う。

そのままドンドンと明確な尾鷲道を進んでいると、地倉山を西から巻いて、地倉山の西尾根に出た。尾鷲道は西尾根にそのまま上がっていくが、尾根の直ぐ下側に標識が見えたのでそこに行ってみる。標識には雷峠とあった。雷峠の場所には色々な説がありココもそのうちの 1つの模様。

その手前で、背の高い壮年の単独さんに高速で追い抜かれ、地倉山への傾斜のある登りを足取り軽く登って行った。当方は足取り重く、後から付いて一生懸命に息を切らしながら登って行く。
地倉山 山頂は何もなく目的地のコブシ嶺が近いのでそのまま通過。

少し下るとザレた場所に出て前方に展望は広がり、そのまま下ると「山と高原地図」にある雷峠の場所。何もない小さな鞍部だ。
そのまま小さなピークに登り返すと、ヤブだらけの中に突入。ルートがある様なない様な所を強行突破すると、いきなり前方が開け、コブシ嶺に到着。

コブシ嶺はピークではなく尾根肩のようなところ。しかし展望が良く、正面には竜口尾根、その奥には大峯の尾根が見える。天気がイマイチなので大峯の稜線は霞んで一部しか見えなかったが。
反対側には尾鷲湾も何とか見えていた。

竜口尾根を正面に見て昼食タイムに入る。
ココまでかなり体力を消耗し汗も多くかいたが、展望場所はチョウド良い気温で、時折吹く風が気持ちよく落ち着けた。食後のコーヒー・デザートで疲れをいやし、引返しに入る。あとは来た道を戻るだけ。

コブシ嶺の横の小ピークのブッシュ地帯を、ウロウロしながら抜けて、雷峠から登り返すと地倉山。
往路では尾鷲道から地倉山に登ってい来たが、ショートカットして北の尾根方向から下って行く。そのまま尾根芯を北方向に下って行こうとしたら、木々が邪魔をしてしたので、歩き易いほうに避けて下って行くと、いつの間にか方位がずれて、西に下って尾鷲道に合流してしまった。

コブシ嶺へは過去 3回来ているが、何れも往路か復路かのどちらかで尾根ルートを歩いているが、樹々が茂ってきているのか・季節によるのか・歩きにくいルートになった感じだ。
その先は来た道を戻っていく。

コブシ嶺へは過去 3回来ているが、いずれも往復のどちらかは、地倉山から白サコまで尾根ルートを利用していたので今回もそのつもりでいたが、尾鷲道が整備されて多くの人が歩くようになってからは、ルートのハッキリした尾鷲道に導かれてしまった。シンドクなってきて歩き易い道に導かれたのが本音だけど。

白サコまで戻り、シンドイかったけど予定通りに、堂倉山を頑張る事にした。
堂倉山への登りの傾斜はそれほどでもないが、足元は低いツツジの木(たぶん)だらけでルートがない。右に左に歩けそうな所を求めてウロウロしながら登って行く。時々ツツジの木の中を強行突破。

白サコから 14分 ヘロヘロになり堂倉山の山頂に到着。たまらず中継所施設の横にあった倒木に座り休憩に入る。息を整え心拍を通常に戻し体を落ち着かすまで大休憩。

堂倉山からの西尾根の下りは、緩やかで短いのでアッという間。尾鷲道に戻り、尾鷲辻を目指してダラダラと登って行く。
ダラダラとした登りだが シンドクてヨタヨタしながらチンタラ・チンタラと登って行き、堂倉山から 39分もかかって尾鷲辻まで戻った。

尾鷲辻でも引き続いて大休憩。
体調に異常はなく、神経痛の足も問題なく、心配だった膝も大丈夫だが、とにかくシンドイ。
そんなんで戻ってきた時はそのまま駐車場に直行するつもりであったが、大休憩していると欲が出てきて日出ヶ岳を頑張りたくなった。

で 大休憩の後、日出ヶ岳を目指してスタート。歩き易いルートなので、正木ヶ原への 50mほどの登りも難なくこなし、その先始まる正木嶺までの木製階段ルートの登りもイッキに登れた。
正木嶺から 40mほど一旦下り、日出ヶ岳への最後の登りは 50mほど。しかし日出ヶ岳への登りは傾斜がキツク、ステップの高さも高いので足に厳しい。

最後の登りなので、気が楽になっているのかそんな登りも一気に頑張れ、山頂に到着。
日出ヶ岳 山頂三角点にタッチして、展望台に上がる。ドンヨリとした天気で遠方の展望はなくコブシ嶺から薄っすらと見えていた大峯の稜線は何もない。反対側の伊勢湾方面も何も見えず。

残念な景色だったが、日出ヶ岳まで頑張れたことで満足して、駐車場に向かう。
遅い時間だったが多くの家族連れとすれ違い、途中の水場で靴の泥を落として、山頂からは黙々と歩いたが標準タイムで戻れず。

お盆の最終日と云う事もあり尾鷲辻の内側では家族連れの人を含め多くの人がいたが、尾鷲辻から先では往路で 3組、復路で 2組と出会ったのみ、往路の崩壊地付近ですれ違った夫婦さん以外は全て単独の男性だった。
尾鷲道のルートで、5組も見かけたのは初めて、過去 3回コブシ嶺に来ているが、人と出会ったのは 2回目に 3人グループと出会ったのみ。それが 1日に 5組。
尾鷲道も整備するグループがいてくれるため、歩く人が多くなったようだ。
 
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お盆の最終日のためか、多くの車が駐車していた。到着時点で 70%位だろうか。


ビジターセンターの横から入山


尾鷲辻
スタートから少しキバって歩いたものの、30分かかった

尾鷲辻の東小屋の裏側から尾鷲道に入る
朝露に濡れた笹が茂っていたので小屋でスパッツを付けた

表示も各所にあり、踏み跡も濃い。歩く人が多くなった模様だ。

正規ルートは右に折り返すように下っていく。以前は踏み跡が薄かったので正面にそのまま進んでしまい、マークを探し求めながら進んだ。

本ルートは踏み跡が濃い。
この辺り雰囲気の良い森

左側に登って行くと堂倉山。往路はパス、帰路に山頂を踏むつもり

前方は白サコ
左側が堂倉山。帰路にココから堂倉山に登るつもり

白サコ

大岩の横を抜けて

崩壊地
ココはすぐ上から迂回が出来ている

矢印は左側で、正面のルートは、木の枝で通行止めを案内していたので、素直に左側に行く

先ほどの案内から大きく上部に迂回して下ってきた。通行止の正面の道がここに続いている模様だが、山抜けで完全に崩壊している

道を塞いでいる大きな倒木には、くり抜いて跨ぎやすいように加工

地倉山を右(西)側から、巻いて行き、西尾根にでると、以前はなかった雷峠に表示が。この手前で単独さんに軽く抜かれた

急傾斜の西尾根を、地倉山目指して登り始めると、右側にコブシ嶺手前のピークが見えて来た

地倉山
短い登りだったがシンドかった

地倉山から下り始めるとザレ場に出て展望がでた。
ココから下った、先の森林ピークとの鞍部が、「山と高原地図」による雷峠

コブシ嶺と雷峠の間の森林ピーク。
この辺り低木の密集地帯で、ルートがハッキリせず、時々ウロウロする。

10:52 コブシ嶺よりのパノラマ 単独さんは地倉山の手前で追い抜いて行ったひと

コブシ嶺より①
尾鷲湾方面
※ 拡大図に山名表示

コブシ嶺より②
この景色を見ながら定番の昼食。
対岸の竜口尾根のピークは又剣山

コブシ嶺より③
大蛇嵓
※ 拡大図に山名表示

コブシ嶺より④
昼食休憩をして、来た道を戻る

雷峠(山と高原地図)
ブッシュの小ピークを抜けた所

地倉山
往路で登ってきた左の尾鷲道に行かず、北尾根をくだる

尾根芯上には樹木が多くヤブ化しているので避けて進んでいると、いつの間にか西にズレてしまった

白サコまで戻ってきた。
ココまでいつになくシンドかったけど、堂倉山の山頂で休憩することにして、頑張る事にした

堂倉山への登り
シッカリした踏み跡がなく、ツツジの低木(たぶん)がヤブ化していて、右に左にウロウロしながら登って行く

堂倉山 山頂に到着
ヘロヘロになって登着。奥に見える施設の横に倒木が見えたので、そこで休憩にする

中継局の横にあった倒木に座って、息と心拍を普通に戻しタップリ休憩した

堂倉山山頂で大休憩の後、緩やかな尾根先に向かって下っていく

尾鷲辻まで戻ってきた
堂倉山での大休憩の後、ここでも大休憩。ココまでシンドかったのでこのまま戻るつもりだったが、休憩していると欲が出たので日出ヶ岳に行くことにした

尾鷲辻でもタップリ休憩して、日出ヶ岳に頑張りに向かう

正木ヶ原

正木ヶ原より
正面が日出ヶ岳

正木嶺への長い木製階段が始まった

正木嶺に到着
反対側に木製階段の下りが始まる。
前方に見えるのは日出ヶ岳。ココと高さは変わらないように見えるが、一旦下って、また登る。

日出ヶ岳 三角点に到着
尾鷲辻から歩きやすいルートだったので、すんなり到着。こちらに寄る事にして正解だった

日出ヶ岳 山頂より①
大峯方面への展望はなかった

日出ヶ岳 山頂より②
大杉谷方面

日出ヶ岳 山頂より③
大台ケ原 駐車場の建物の屋根がいくつか見えている

日出ヶ岳 山頂より④
展望台と三角点

日出ヶ岳 山頂より⑤
山頂を後にスタート地点を目指す
正面は正木嶺



無事駐車場に帰還
途中の水場で、靴の泥を落としたものの、山頂から黙々と歩いたのに標準タイムに届かなかった
 
 
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